(東海新報 4月4日)
総合型地域スポーツクラブ未設置の気仙地区。
国と県が22年度までに、各市町村に最低一つは設立を目指す中、
住田町では創設に向けた具体的な動きが進んでいる。
総合型地域スポーツクラブは、種目や年齢、技術レベルに多様性を持ち、
誰もがさまざまな競技へ自由に取り組める場を提供、地域が運営主体。
生涯スポーツの普及を目指す国が設立を推進。
住田町での創設目的は、「地域による自主的な運営のもと、
子どもからお年寄りまで誰もがいつでも参加でき、
クラブを中心に人と人とが豊かにつながり合う新しいコミュニティづくり」。
昨年3月と10月の2回、クラブ創設を後押しする
県広域スポーツセンターの事業により、
岩手大学の浅沼道成准教授、葛尾ふみ同センター専任指導員を招き、
町内の体育指導員、体協関係者とともに研修を実施、
クラブのあり方や運営形態について学んだ。
今年3月、日本体育協会が文部科学省の委託を受け、
クラブ設立を支援する「総合型地域スポーツクラブ育成推進事業」の
補助を受けるべく申請。
同事業は、年間100万円を限度に、設立に向けた準備委員会の
立ち上げやスポーツ教室開催、広報活動などを支援。
町では採択された場合、21年度か22年度の創設を目指して
準備委員会設置などを進めたい考え。
町教委生涯学習係の村上初男社会教育主事は、
「総合型クラブの考え方は、町内に浸透していないのが現状。
より一層PRを強めるとともに、地域型のクラブにするか町全体型にするか、
どのような形が好ましいかを検討していきたい」。
内では19年度末現在、13の市町村に34クラブが創設。
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