(朝日 2008年05月27日)
オランダのライデン大医学センターの研究チームが
ヒトの女性の全遺伝情報(ゲノム)を初めて解読。
ヒトゲノムは、03年に解読が完了し公開されているが、
匿名を条件に提供された複数の人のゲノムをつなぎ合わせている。
個人のゲノムが解読されたのは、DNAの二重らせん構造を発見した
ジェームズ・ワトソン博士ら男性4人。
オランダ科学研究機構(NWO)によると、
同大学の女性遺伝学者マロリン・クリークさんのゲノムを解読。
今後プライバシーにかかわる部分を除いて公開を予定。
女性のゲノム解読によって、ヒトの遺伝子の多様性がわかり、
女性には通常は二つあり、男性には一つしかない
X染色体の研究にも役立つ。
研究チームのリーダーは、「男性が4人続いたのだから、
性差のバランスをとるにはいい時期だ」。
http://www.asahi.com/science/update/0527/TKY200805270329.html
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