2008年6月18日水曜日

バーチャルエクササイズで子供が熱くなる kids-feel-the-burn-with-virtual-exercise

(WebMD 5月30日)

アウトドアスポーツの代わりとなるものではないが、
ニンテンドーWiiのような身体を動かすタイプのテレビゲームが
子供に汗をかかせ、カロリーを消費させるのに役立つかもしれない。

米国スポーツ医学会(American College of Sports Medicine)で
発表された2つの新しい試験の結論。

ネブラスカ大学の運動科学准教授Gregory Brownは、
「お子さんがテレビゲームで遊び、あなたがそのことを知っているなら、
体を動かすタイプのゲームは、親指だけを動かす
従来のジョイスティックを用いるゲームよりも健康に良い」。

バーチャルエクササイズプラットフォームは、
自宅にいながらにしてゲーム相手と対戦でき、
内気な子供に運動を促進するのに実際に役立つ。

学齢期および十代の子供のほぼ5人に1人が肥満。
「肥満の蔓延と戦うため、われわれができることは何でも役に立つ」。
小児期および思春期の肥満は、成人期の肥満および
心血管系疾患のリスク上昇に関連。

Brown博士らは、子供25名(平均年齢11歳)を対象。
子供のカロリー消費は、WiiボクシングおよびWiiテニスをした場合、
従来の手持ち型テレビゲームをした場合よりも2~3倍多い。
平均心拍数は、80拍/分から120拍/分に急激に増加、
「これは、ウォーキングやスローダンス時の心拍数とほぼ同じ」。

子供がダンス・ダンス・レボリューション
(テレビの前で、画面の指示と映像に従ってダンスするゲーム)
をした場合、さらにカロリー消費が大きくなると予測したが、
3種類のゲームの効果は同じだった。

グラスゴー大学(スコットランド)の博士課程学生兼講師(PhD candidate)
Viki Penprazeも、同様の試験をし、
2種類の身体を動かすゲームと、手持ち型のゲームおよび
シンプトンズのDVD鑑賞とを比較。

被験者は子供13名、10歳前後。
DVDを鑑賞した場合、従来のハンドコントロール型のテレビゲーム
をした場合、読書によるカロリー消費を上回ることはない。
しかし、Dance Mat ManiaおよびEye Toy Boxing
(プレイヤーがボクサーの真似をする)をした場合、
子供の心拍数は80拍/分から最高で160拍/分まで急激に増加。


この心拍数は、早足でのウォーキング、ジョギングと同等。
子供は座って行う活動に比べて、2~3倍カロリーを消費。

オランダで実施された第3の試験では、
すべてのゲームの結果が同じではないことが指摘。
研究チームは、6種類のゲームシステム(ダンス・ダンス・レボリューション、
Wiiテニス、Eye Toy Beach Volleyball、Xerbike、Lasersquash、
Apartgame)を比較。

その結果、WiiテニスおよびEye Toy Beach Volleyballでは、
他のゲームほど子供の消費カロリーが大きくない。
TNO Prevention and Health(ライデン)のSanne de Vriesは、
「身体を動かすタイプのゲームは、手持ち型ゲームよりも子供によい」

セントビンセント病院(ニューヨーク)の指導リハビリテーション医
Edward J. Mendelsohnは、「新しい身体を動かすタイプのゲームは、
カロリー消費に役立つということに疑問の余地はない」。

Mendelsohn博士は、7歳の息子と数ラウンドのWiiボクシング後、
よく汗をかく。
屋外に出て、スポーツを行うことに取って代わるものはない。
しかし、雨降りなら、このようなゲームは子供の生活に
フィットネスを取り入れるため、楽しくて簡単な方法

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=75042

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