2008年10月18日土曜日

子どもの運動能力下げ止まり 中学男子に向上の兆しも

(朝日 2008年10月12日)

低下傾向にあった子どもの運動能力が、この10年で下げ止まって、
中学生男子は向上の兆しが見える――。
文部科学省が発表した体力・運動能力調査。
今年の調査は、07年5~10月に全国で実施。
6~79歳の約7万人の結果を集計。

6~19歳については、ピークだった85年ごろと比較して、
「走る(50メートル走)」、「跳ぶ(立ち幅とび)」、「投げる(ソフトボール投げ)」
などの基礎的な運動能力が低下。
11歳の50メートル走は、男子が85年の8.75秒から8.91秒に、
女子が9.00秒から9.19秒に。

種目を増やして「新体力テスト」を導入した10年前と比べると、
「50メートル走」、「ハンドボール投げ」などは横ばいで、
「上体起こし」などは向上し、低下傾向に歯止めがかかっている。

中学生の13歳でみると、男子は50メートル走が8.00秒から7.94秒、
女子が8.82秒から8.79秒に短縮。
ハンドボール投げでも、男子は21.89メートルから22.03メートル、
女子は13.91メートルから14.10メートルに向上。

順天堂大の青木純一郎名誉教授は、「85年前後から低下し続けていた
子どもの体力が下げ止まり、中学生男子では向上の傾向。
指導者が効率良く指導している成果などが背景にあるのでは」

http://www.asahi.com/health/news/TKY200810120187.html

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