(WebMD 11月13日)
喜びに満ちた音楽は、心臓に良いことが研究で明らかに。
メリーランド大学の予防心臓病学の部長であるMichael Miller博士は、
米国心臓協会の年次総会で知見を報告。
10名の被験者が、自分が喜びに満ちた気分になれる音楽をそれぞれ特定。
博士らは、被験者が音楽を聴いている時に、
各人の血管が突然の血流増加(血圧計の腕帯を外すことによる)に
どのくらい反応したかを超音波検査装置で測定。
喜びに満ちた気分になれる音楽を聴いた時、被験者の血管は26%拡張し、
これは非常に健康に良い反応。
有酸素運動後にみられる反応と同様の大きさ。
笑うことでも、血流が改善した。
喜劇のテープを聴いた後、被験者の血管は19%拡張。
以前の研究で、被験者がKingpinというコメディ映画の抜粋を鑑賞した時に
認められた笑いの効果と同様。
しかし、音楽の作用は良いことばかりではない。
被験者が不安な気持ちになるような音楽を聴くと、血管が6%収縮。
「これらの結果は、我々の心臓の健康を増進するために
日常生活に取り入れることのできるもうひとつの予防法を示唆しており、
私の耳に心地良かった」
カントリー・ミュージックを聴くと、大部分の被験者は喜びに満ちた気分に。
ヘヴィメタル・ミュージックを聴くと、大部分の被験者は不安に。
Miller博士は、重要なのは音楽の種類ではなく、
音楽に対する各人の感情的反応である。
どのような種類の音楽に喜びを感じ、心臓の健康に良いかは、
十人十色だろう。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=83112
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