2010年3月20日土曜日

加齢に伴い進行する歯周炎は、過剰な免疫反応が原因?

(日経ヘルス 3月11日)

加齢に伴って、歯周病の一つである歯周炎が増加する原因に、
過剰な免疫反応が関係している可能性がある。

花王は、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の
原宜興教授との共同研究の結果を発表。

21~64歳の健康な女性115人を対象、
歯周ポケットの深さや出血の有無、プラーク量といった口腔診査、
唾液中の歯周病関連細菌の量、血液中の歯周病関連細菌の
毒素に対する抗体の量を調べた。

結果、加齢とともに歯周炎が進行している人の割合が増える
傾向が認められ、歯周病関連細菌の量よりも、
歯周病関連細菌に対する抗体の量のほうが
歯周炎の進行の程度と関連が強く認められた。
加齢による歯周炎の進行には、免疫反応の影響があることが示唆。

長崎大学の原教授は、「歯周病を予防するには、
歯周炎が進行する歯周ポケットの深い部分にある
抗原の原因となる細菌を除去することに加え、
免疫反応をコントロールすることが重要」と考察。

http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100311/106196/

0 件のコメント:

コメントを投稿