2010年7月29日木曜日

「五輪でゴルフは変わる」 中国にも着目 ニクラス氏

(CNN 7月16日)

PGAメジャー・トーナメントの最多勝記録を持ち、
ゴルフ界の「帝王」とも称されたジャック・ニクラス氏(米)は、
トッププレーヤーたちが多額の賞金を手にする現在の状況を、
極めて肯定的にみている。

「われわれ(の時代)は、ゴルフでは生計を立てられなかった。
今は、数百人のプレーヤーがゴルフだけで生計を立てている。
これは素晴らしいことだ。
彼らは、ゴルフ以外の仕事をしなくても家族を養えるのだから」

40年以上に及ぶ現役生活を退いたニクラス氏は、
今も月に1、2度ほどゴルフを楽しんでいる。

同氏の今の本業は、ゴルフコースの設計。
同氏の経営する会社ニクラスデザインが手掛けるコースの大半は
中国のコースだ。

ニクラス氏は、将来中国から複数のチャンピオンが誕生し、
同国の数百万人の人々が、余暇にゴルフを
楽しむようになるだろう。

「以前、旅行で中国を訪れた際、ある質問をされた。
彼らは、『ジャック、世界の上位10人に中国人プレーヤーが
入る日が来るかね』と尋ねてきた。
私は、『10年か15年先に、世界のプレーヤーの半数が
中国人になっても驚かない』と答えた。
実際、私はそう信じている。
ここ中国から大勢のプレーヤーが誕生するだろう」(ニクラス氏)

ニクラス氏は、2016年ブラジルのリオデジャネイロで開催される
夏季五輪で、ゴルフが正式種目になったことで、
中国やブラジルなど、まだゴルフがあまり浸透していない国で、
ゴルフ熱が高まると考えている。

「五輪がゴルフを上流階級のスポーツから、誰もが気楽に楽しめる
スポーツに変えるだろう」と同氏は述べる。

http://www.cnn.co.jp/sports/AIC201007160019.html

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