(2010年10月12日 共同通信社)
医療サービスと観光を組み合わせた「医療観光」の振興を目指す
「国際観光医療学会」が発足、全国の医療機関や旅行業界の
関係者らによる初めての学術集会が、日光市の日光東照宮で開かれた。
医療観光は、政府の新成長戦略に盛り込まれ、
中国人富裕層をはじめとした外国人観光客の誘致に期待。
学会は、全国初の観光医療科を持つ
独協医大日光医療センター(日光市)が中心となり設立。
まだ個別の取り組みが先行している医療観光について、
事例発表による問題の洗い出しや、全国的なガイドラインの策定など、
情報交換を進める方針。
集会には、福岡県の柳川病院や近畿日本ツーリストなどから
約260人が出席。
観光庁の柏木隆久・国際観光政策課長は、
「学会への期待は大きい。
来年度は(医療観光専門の)予算要求。
連携をしながら、広い視野で進めたい」
日光医療センターと提携する中国・上海の上海同済大学付属同済医院の
王楽民院長も来賓として招かれ、中国にある先端医療への
潜在的ニーズを指摘、誘致は「現地に連絡事務所をつくり、
旅行会社と連携して行うべきだ」
観光庁などによると、医療観光をめぐっては、
和歌山県立医科大が研究部門を設けているほか、
福島県は4月にモニターツアーを実施。
徳島県や岡山県も独自の取り組みを始めており、関心が広がりつつある。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/10/12/126751/
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