(CNN 5月31日)
栄養ドリンクは、10代までの子どもにふさわしい飲料ではなく、
スポーツ飲料も、ほとんどの子どもにとっては必要ない、
とする研究報告を米国の専門家が米小児科学会誌に発表。
報告は、同学会に所属する栄養学やスポーツ医学の研究者がまとめた。
栄養ドリンクは、集中力や精神力を高めるなどの効果をうたい、
大量のカフェインやガラナ、朝鮮人参、タウリンなどの
滋養強壮成分が配合。
こうした飲料を子どもが飲むことには危険が伴う、と研究チームは解説。
栄養ドリンクと心拍数や血圧の上昇、睡眠障害、
不安神経症との関係を指摘。
栄養学専門家のマーシー・シュナイダー氏は、
「多くの場合、ラベルを見ただけではどのくらいのカフェインが
入っているのか分からない」、
「エネルギードリンクの中には、ソーダ14缶分に匹敵する500mg以上の
カフェインが含まれているものも」と警告。
運動で失われる水分や電解質の補給をうたって、
炭水化物やビタミンなどを配合したスポーツ飲料については、
激しい運動や長期に及ぶ練習をする若者の場合は効果的な場合も。
そうでなければ、ビタミンやミネラルはバランスの取れた食生活を通じて
摂取すべきだと指摘、「定期的に運動しているほとんどの子どもにとって、
普通の水が一番よい」(スポーツ医学専門家のホリー・ベンジャミン氏)。
スポーツ飲料には、子どもには不要な余分なカロリーが含まれ、
肥満や虫歯の原因になりかねない。
「運動後には水を飲み、食事の時には推奨摂取量のジュースや
低脂肪牛乳を飲んだ方がいい」
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002918.html
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