(毎日 1月5日)
09年は、MOTTAINAI精神が暮らしを変える年。
ツバルへの中古バス寄贈やブラジル、ラオスでの植林活動など、
世界各地で事業を実施した08年に続いて、具体的な資源循環の仕組みを
どう取り込んでいくかが、今年のMOTTAINAIキャンペーンの課題。
◇食べ残しを持ち帰ろう--レアック・ジャパン社長、宮澤勲さん
レストランや飲食店で食べきれなかった料理を、持ち帰るための
折りたたみ式容器「ドギーバッグ」を発売した雑貨の企画・輸入・販売
「レアック・ジャパン」(東京都港区)。
宮澤勲社長は、「消費者の半数が、食べ残しをドギーバッグで
持ち帰るようになれば大成功」
「ドギーバッグ」は、プラスチックまな板にも使われるポリプロピレン製。
容器の底に書かれた手順に従ってくっつけると、
おしゃれな手提げ箱に早変わり。大小1組で819円(税込み)。
売り上げの一部は、世界食糧計画(WFP)やワンガリ・マータイさんの
グリーンベルト運動に寄付。
犬の愛称(doggy)に由来し、「犬のための持ち帰り用容器」が意味。
欧米では、食べきれなかった料理を「愛犬のために」という口実で利用。
日本に古くからあった「折り詰め」文化を、おしゃれに楽しく復活させる試み。
「消費者の側が、一定の自己責任をもってロスを減らす取り組みも必要」
同社は06年から、大手アパレル「ベネトン」社のライセンスを受けた
エコバッグを年間200万個以上も販売。
デザインには定評があり、企画力と社会への発信力を併せ持った商品の開発を。
「持っていることがすてきと思えるような商品で、消費者の価値観を変えていきたい」
◇祖母に学んだ、大切にする心-日系3世ジャーナリスト・ターニャ野村さん
野村さんは、TVキャスターやフリージャーナリストとして活躍、
ブラジル社会における日系人女性をテーマにした著作を持つ。
92年にブラジルで開かれた「環境と開発に関する国連会議」の
交流事業を担当、その一環で来日。
岡田伸浩・日本青年会議所副会頭(当時)との会話で、
「もったいない」が話題となり、世界的なもったいない運動に結びついた。
野村さんは、祖母にものを大事にするように教えられた。
「祖母が、『この世のものは、命の鎖でつながれていることを忘れちゃならないし、
感謝してなるべく大切に使わなきゃいけないよ』と。
祖母はとてもよく働き、いつも身だしなみに気を使っていました」
92年の日本は、バブル景気がはじけたとはいえ浪費を楽しむ文化。
「祖母に重ねて思い描いていた日本人の姿とはかけ離れ、『これでいいのか』と。
その思いを出会った方々にお話ししました。
その一人が、日本青年会議所の岡田伸浩さん」
もったいない運動は、岡田さんの提唱により、国際青年会議所のキャンペーンに。
野村さんは、「日本の心が世界に認知されたすばらしい運動。
『MOTTAINAI』は、地球環境問題を解決するキーワードでは」
◇地域内で100%循環、目標に-古着リサイクルNPO代表・吉田恵美子さん
福島県いわき市で古着の地域内循環を試みるNPO「ザ・ピープル」が、
90年代から取り組んできたリサイクルの輪が静かに広がりつつある。
代表の吉田恵美子さんは、「自分から行動する社会になれば」
きっかけは、いわき市主催の市民参加による海外視察団。
欧米で、女性が市民起業やボランティア団体の運営を通じて
社会変革を起こす様子を肌で感じ、「自分でも何かできないか」と、
NPOの前身となるボランティア団体を設立。
目をつけたのが、古着のリサイクル。
古着を捨ててしまうことに抵抗感のある人が多いことに気づき、
市内の銀行の店頭に古着回収用のドラム缶を置いたところ、
あっという間にいっぱいに。
公民館やスーパーマーケットなど30カ所以上で、年間200トンを集める。
ザ・ピープルの活動の特徴は、地域内循環100%を目標。
現在、回収した古着のうち、地域内で循環している割合は約5割。
古着の販売は市内で行い、リサイクルしたぞうきんは自動車整備工場などに納入。
ウール50%以上の古着は、裁断して自動車用の吸音材や防音材として
愛知県や海外に輸出しているが、なるべく地域内で販売。
私立いわき秀英高校(甲斐孝明校長)とタイアップして、
卒業式などで使用済みの制服を回収する取り組みを始める。
構内のボックスに使用済みの制服を投入すれば、
ザ・ピープルが回収して分別してリサイクルする一方、
状態のよい制服は再利用品として販売する。
売り上げの一部は、「グリーンベルト運動」に寄付。
◆おしゃれにエコ、新商品も続々
MOTTAINAIキャンペーンから新商品が続々登場。
人気急上昇の湯たんぽ、Q・B・Bチーズのほか、
絶滅の危機にある動物をプリントしたごみ袋など。
同キャンペーンは、資源循環型商品の開発を通じて
MOTTAINAI精神を生活に役立てる試み。
毎日新聞社と伊藤忠商事が提携、ワンガリ・マータイさんとともに推進。
商品化を行うライセンシー企業と、イベントなどでの協賛企業を合わせた
キャンペーン参加企業は、07年までの36社に新たに31社が加わり、
67社へほぼ倍増する勢い。
◇乾燥せずにぽかぽか、湯たんぽ人気が復活
独「ファシー」社の樹脂製湯たんぽを輸入・販売する三信商会(横浜市)は、
タグにMOTTAINAIロゴを使用した湯たんぽを発売。
お湯を入れると、プルプルになる素材で、外部をぬいぐるみやフリース、
毛糸の素材でくるんで、ふかふかの暖かさを楽しめる。
空気が乾燥せず、のどや肌にやさしい上、省エネにもなるため、
昨年以降の原油高に合わせて売り上げを伸ばした。
湯たんぽは最大2リットルまでの5サイズで、
ハローキティのようなキャラクター商品から懐かしい雪の結晶を模した柄や
アーガイル柄のニット素材のものまで多くの種類がある。
(http://www.sanshin-shokai.com/products/fashy/)
◇六甲バターマークを集めて応募、マータイさんの植樹活動に寄付
創業60周年を迎えた「六甲バター」(神戸市)は、「THANKS DAYSキャンペーン」
をMOTTAINAIキャンペーンと連携して実施。
「Q・B・Bチーズ」など対象商品14種についたマークを3枚集めて応募。
同社が応募者に代わって、ワンガリ・マータイさんの植樹活動
「グリーンベルト運動」に苗木1本分の寄付。
◇アートなごみ袋で、環境問題に関心を
広告デザイン会社「MAQ」は、ごみの出し手にアートのつくり手として
参加してもらう取り組みの一環として、地球温暖化で大きな影響を受けている
ホッキョクグマやペンギンなどをプリントしたごみ袋を、
MOTTAINAIキャンペーンと連携して製作、販売。
ごみ袋(45リットル)は10枚525円。
ごみ拾いのボランティア(http://www.maq.co.jp/gba/)
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2009/01/05/20090105ddm010040013000c.html
2009年1月8日木曜日
チタン人工骨で腰痛除去 京大、臨床試験に成功
(共同通信社 2009年1月6日)
京都大の藤林俊介助教らの研究チームは、
慢性的な腰痛を取り除くため、丈夫で加工しやすいチタン製の人工骨を
腰椎の間に埋め込む臨床試験で、1例目の手術に成功したと発表。
チームによると、京大病院で手術を受けた女性患者(54)は、
腰痛を全く感じなくなり、手術から2週間で退院した。
今後、さらに5例の手術を実施し、早期の臨床応用を目指す。
人工骨は、内部に直径0・1~0・5ミリの穴が互いにつながった状態で
開いている。
椎間板が衰えるなどして骨がずれ、神経を圧迫している部分に埋め込むと、
人工骨の内部のすき間に骨細胞や血管が入り込んで骨を再生。
周囲の骨とも結合して、腰椎が安定する。
腰痛を引き起こす腰椎変性疾患の治療には、
骨盤の一部を採取して腰椎に移植する手法が主流だが、
患者への負担が大きい。
藤林助教は、「人工骨を使えば、手術時間が短縮でき、安全性も高められる」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85838
京都大の藤林俊介助教らの研究チームは、
慢性的な腰痛を取り除くため、丈夫で加工しやすいチタン製の人工骨を
腰椎の間に埋め込む臨床試験で、1例目の手術に成功したと発表。
チームによると、京大病院で手術を受けた女性患者(54)は、
腰痛を全く感じなくなり、手術から2週間で退院した。
今後、さらに5例の手術を実施し、早期の臨床応用を目指す。
人工骨は、内部に直径0・1~0・5ミリの穴が互いにつながった状態で
開いている。
椎間板が衰えるなどして骨がずれ、神経を圧迫している部分に埋め込むと、
人工骨の内部のすき間に骨細胞や血管が入り込んで骨を再生。
周囲の骨とも結合して、腰椎が安定する。
腰痛を引き起こす腰椎変性疾患の治療には、
骨盤の一部を採取して腰椎に移植する手法が主流だが、
患者への負担が大きい。
藤林助教は、「人工骨を使えば、手術時間が短縮でき、安全性も高められる」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85838
2009年1月7日水曜日
播磨発宇宙へ:すごいぞ最先端の力(その2止)
(毎日 1月1日)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、国際宇宙ステーションへの
物資輸送手段として開発中の補給機(HTV)の燃料タンク。
素材は、神戸製鋼所の技術力が結集したチタン合金。
軽い、さびない、強い、と良いこと尽くめのチタン製品が
今夏、新たな宇宙開発に貢献。
HTVは、無人の軌道間輸送機(全長10メートル、最大径4・4メートルの円筒形)
で、最大6トンの物資輸送が可能。
年間1~2機の打ち上げが計画。
神鋼が開発したアルミニウム6%、バナジウム4%添加のチタン合金は、
4基の球形推進剤タンク(口径1メートル)の半球素材(8個)を造る。
神鋼は、金属チタンを高砂製作所で溶解してインゴットを生産、鍛造。
これを加古川製鉄所で圧延後、さらに高砂でプレス加工する。
溶解から最終製品まで手掛ける一貫メーカーは、国内でここだけ。
チタン合金の生産量もトップ。
神鋼は49年、日本で初めてチタンの研究開発に着手。
今では「神戸チタン」として知られる。
チタン技術部の藤田陽一・生産技術室長(49)は、
「宇宙開発に採用されたことは技術力が認められたもので、誇りだ。
さらに社会貢献したい」と胸を張る。
◇魚養殖の可能性を探る メダカの宇宙食おりひめ-カミハタ養魚グループ
94年7月に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア」には、
実験用にメダカ4匹が積み込まれた。
メダカに与える宇宙用のえさを開発したのが、観賞魚の飼料の製造・販売
などを手がける「カミハタ養魚グループ」(姫路市南町、神畑重三CEO)。
メダカ実験は、人類が宇宙で生活する際の食料を確保するため、
宇宙空間で魚養殖が可能かどうかを探る大切な目的。
船内では、日本人女性宇宙飛行士の向井千秋さんらが
メダカの生態や産卵、ふ化を調査。
メダカの宇宙食の名称は「おりひめ」。
東京大の井尻憲一助教授(当時)の依頼を受けてカミハタが開発したもので、
一般の粉末状のえさと異なり、特殊な給餌シリンダーに入るため、
直径約15ミリの丸粒状になっているのが特徴。
水槽がビデオカセット程度と小さいため、水を汚さないことが絶対条件。
水に溶け出したり、メダカがついばんでも飛び散らないよう、
粒自体をスポンジ状とした。
このときの技術は現在、市販のエサに応用。
開発にあたった山本直之さん(46)は、
「物を作る大切さ、面白さ、達成感があった。
井尻先生から、実験が『大成功です』と聞いたときは、『やった』と思った」
と当時を振り返った。
◇次世代旅客機の主翼構造 CFRPで低コスト製法確立-カド・コーポレーション
ヨット製造からスタートした複合材開発メーカー「カド・コーポレーション」
(たつの市龍野町大道)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で
次世代旅客機構造の研究開発支援のため、
6メートルにおよぶ主翼構造を試作。
アルミ合金などより軽量で高強度の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の
低コスト製法を確立。
社員10人のベンチャー企業の夢は海から空へ、さらに宇宙に広がる。
真空パックした炭素繊維に樹脂を注入し加熱して固める
「VaRTM(バータマム)成形」と呼ばれる製法で、
数億円もの加圧窯が不要なため低コストを実現できた。
主翼構造は、既に強度試験をクリア、09年に疲労強度試験を終える予定で、
いずれは国の安全基準モデルになる見込み。
JAXAが構想する超音速旅客機主翼の試作品も製造。
開発中の300度の耐熱CFRPが実用化できれば、
日本版シャトルや人工衛星などへの応用も可能。
倉谷泰成社長(35)は、「独自の技術でさまざまな分野に挑戦したい」と意欲。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040052000c.html
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、国際宇宙ステーションへの
物資輸送手段として開発中の補給機(HTV)の燃料タンク。
素材は、神戸製鋼所の技術力が結集したチタン合金。
軽い、さびない、強い、と良いこと尽くめのチタン製品が
今夏、新たな宇宙開発に貢献。
HTVは、無人の軌道間輸送機(全長10メートル、最大径4・4メートルの円筒形)
で、最大6トンの物資輸送が可能。
年間1~2機の打ち上げが計画。
神鋼が開発したアルミニウム6%、バナジウム4%添加のチタン合金は、
4基の球形推進剤タンク(口径1メートル)の半球素材(8個)を造る。
神鋼は、金属チタンを高砂製作所で溶解してインゴットを生産、鍛造。
これを加古川製鉄所で圧延後、さらに高砂でプレス加工する。
溶解から最終製品まで手掛ける一貫メーカーは、国内でここだけ。
チタン合金の生産量もトップ。
神鋼は49年、日本で初めてチタンの研究開発に着手。
今では「神戸チタン」として知られる。
チタン技術部の藤田陽一・生産技術室長(49)は、
「宇宙開発に採用されたことは技術力が認められたもので、誇りだ。
さらに社会貢献したい」と胸を張る。
◇魚養殖の可能性を探る メダカの宇宙食おりひめ-カミハタ養魚グループ
94年7月に打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア」には、
実験用にメダカ4匹が積み込まれた。
メダカに与える宇宙用のえさを開発したのが、観賞魚の飼料の製造・販売
などを手がける「カミハタ養魚グループ」(姫路市南町、神畑重三CEO)。
メダカ実験は、人類が宇宙で生活する際の食料を確保するため、
宇宙空間で魚養殖が可能かどうかを探る大切な目的。
船内では、日本人女性宇宙飛行士の向井千秋さんらが
メダカの生態や産卵、ふ化を調査。
メダカの宇宙食の名称は「おりひめ」。
東京大の井尻憲一助教授(当時)の依頼を受けてカミハタが開発したもので、
一般の粉末状のえさと異なり、特殊な給餌シリンダーに入るため、
直径約15ミリの丸粒状になっているのが特徴。
水槽がビデオカセット程度と小さいため、水を汚さないことが絶対条件。
水に溶け出したり、メダカがついばんでも飛び散らないよう、
粒自体をスポンジ状とした。
このときの技術は現在、市販のエサに応用。
開発にあたった山本直之さん(46)は、
「物を作る大切さ、面白さ、達成感があった。
井尻先生から、実験が『大成功です』と聞いたときは、『やった』と思った」
と当時を振り返った。
◇次世代旅客機の主翼構造 CFRPで低コスト製法確立-カド・コーポレーション
ヨット製造からスタートした複合材開発メーカー「カド・コーポレーション」
(たつの市龍野町大道)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で
次世代旅客機構造の研究開発支援のため、
6メートルにおよぶ主翼構造を試作。
アルミ合金などより軽量で高強度の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の
低コスト製法を確立。
社員10人のベンチャー企業の夢は海から空へ、さらに宇宙に広がる。
真空パックした炭素繊維に樹脂を注入し加熱して固める
「VaRTM(バータマム)成形」と呼ばれる製法で、
数億円もの加圧窯が不要なため低コストを実現できた。
主翼構造は、既に強度試験をクリア、09年に疲労強度試験を終える予定で、
いずれは国の安全基準モデルになる見込み。
JAXAが構想する超音速旅客機主翼の試作品も製造。
開発中の300度の耐熱CFRPが実用化できれば、
日本版シャトルや人工衛星などへの応用も可能。
倉谷泰成社長(35)は、「独自の技術でさまざまな分野に挑戦したい」と意欲。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040052000c.html
久慈地方がトップ 県試算、自殺率の低さ
(岩手日報 1月5日)
常に県内1、2位だった久慈地方4市町村の自殺率(人口10万人対比)が
2007年、率の低さで一躍トップに立つことが、県の試算で確定的。
10年の目標だった全国平均以下を、早くも達成する大幅改善。
行政、医療、ボランティアが連携した地域ぐるみの取り組みが実を結び、
自殺者が多いことで知られた地域は、予防対策の先進地へ変化。
県障がい保健福祉課の試算によると、
久慈地方の07年の自殺率は21・6(14人)。
41・0(27人)でワースト2位だった06年から一転、
保健所単位の県内10地区で最も低くなった。
久慈地方振興局は、10年までに全国平均24・2以下を目標にしていたが、
大幅改善を受け、目標値を17・3と上方修正。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090105_2
常に県内1、2位だった久慈地方4市町村の自殺率(人口10万人対比)が
2007年、率の低さで一躍トップに立つことが、県の試算で確定的。
10年の目標だった全国平均以下を、早くも達成する大幅改善。
行政、医療、ボランティアが連携した地域ぐるみの取り組みが実を結び、
自殺者が多いことで知られた地域は、予防対策の先進地へ変化。
県障がい保健福祉課の試算によると、
久慈地方の07年の自殺率は21・6(14人)。
41・0(27人)でワースト2位だった06年から一転、
保健所単位の県内10地区で最も低くなった。
久慈地方振興局は、10年までに全国平均24・2以下を目標にしていたが、
大幅改善を受け、目標値を17・3と上方修正。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090105_2
五輪メダル獲得へ6億円の予算案、「お家芸」重点強化
(読売 1月5日)
五輪のメダル獲得増を目指して、文部科学省は来年度から、
指導者の給料を国費で丸抱えする新事業をスタート。
日本の「お家芸」を重点強化して、東京都が招致を目指す
2016年夏季五輪でのメダル量産を狙う。
「競技力向上ナショナルプロジェクト」として、
来年度予算案に約6億円を盛り込んだ。
プロジェクトの柱となる「ナショナルコーチ」制度は、
競技団体の要望を受けて新設。
柔道やレスリング、水泳など、日本が得意な17競技に対し、
中長期的な強化責任者として配置。
従来も、文科省が補助事業として給料の3分の2を負担する
専任コーチ制度はあったが、新制度では経費全額を国費で負担して、
国が主体的に強化に乗り出す。
契約期間を、五輪ごとに4年間の長期とするのも特徴。
日本オリンピック委員会(JOC)は、
「五輪のメダルが、スポーツ振興に与える影響は大きい。
フルタイムで安定した地位の指導者は、メダル獲得の追い風になる」
現場のコーチとは違い、ルール改正を巡る情報収集やライバルの視察など、
諸外国の動向を踏まえた強化を専門に行う。
北京五輪で、柔道がポイント重視の潮流を読み切れず、
競泳は英国スピード社製の水着への対応が遅れた反省から、
日本が苦手な分野に力を入れる。
もう一つの柱は、選手を支える「特別支援チーム」の結成。
お手本は、水泳で2大会連続2冠の北島康介が率いた「チーム北島」。
メダルが有望な若手に対し、栄養学や心理学、情報収集・分析など
専門家を集めたチームを組んで、総合的に支援。
今年度中に、対象を8種目に絞り込む方針。
豪州や英国などの強豪国では、国際競技力向上は国家戦略で、
後れをとった日本は五輪で苦戦が続く。
国のスポーツ振興基本計画では、五輪のメダル獲得率
(メダル総数に占める獲得数の割合)の目標は3・5%。
過去最多タイの金16個を獲得した04年アテネ五輪では3・98%を記録したが、
06年トリノ冬季五輪は0・40%、08年北京五輪は2・71%と下落傾向に。
一方、北京五輪の入賞者は計77人と、アテネ五輪と同数に上る。
文科省は「メダルに近い競技を重点的に強化すれば、量産は可能」と期待。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090105-OYT1T00409.htm?from=nwla
五輪のメダル獲得増を目指して、文部科学省は来年度から、
指導者の給料を国費で丸抱えする新事業をスタート。
日本の「お家芸」を重点強化して、東京都が招致を目指す
2016年夏季五輪でのメダル量産を狙う。
「競技力向上ナショナルプロジェクト」として、
来年度予算案に約6億円を盛り込んだ。
プロジェクトの柱となる「ナショナルコーチ」制度は、
競技団体の要望を受けて新設。
柔道やレスリング、水泳など、日本が得意な17競技に対し、
中長期的な強化責任者として配置。
従来も、文科省が補助事業として給料の3分の2を負担する
専任コーチ制度はあったが、新制度では経費全額を国費で負担して、
国が主体的に強化に乗り出す。
契約期間を、五輪ごとに4年間の長期とするのも特徴。
日本オリンピック委員会(JOC)は、
「五輪のメダルが、スポーツ振興に与える影響は大きい。
フルタイムで安定した地位の指導者は、メダル獲得の追い風になる」
現場のコーチとは違い、ルール改正を巡る情報収集やライバルの視察など、
諸外国の動向を踏まえた強化を専門に行う。
北京五輪で、柔道がポイント重視の潮流を読み切れず、
競泳は英国スピード社製の水着への対応が遅れた反省から、
日本が苦手な分野に力を入れる。
もう一つの柱は、選手を支える「特別支援チーム」の結成。
お手本は、水泳で2大会連続2冠の北島康介が率いた「チーム北島」。
メダルが有望な若手に対し、栄養学や心理学、情報収集・分析など
専門家を集めたチームを組んで、総合的に支援。
今年度中に、対象を8種目に絞り込む方針。
豪州や英国などの強豪国では、国際競技力向上は国家戦略で、
後れをとった日本は五輪で苦戦が続く。
国のスポーツ振興基本計画では、五輪のメダル獲得率
(メダル総数に占める獲得数の割合)の目標は3・5%。
過去最多タイの金16個を獲得した04年アテネ五輪では3・98%を記録したが、
06年トリノ冬季五輪は0・40%、08年北京五輪は2・71%と下落傾向に。
一方、北京五輪の入賞者は計77人と、アテネ五輪と同数に上る。
文科省は「メダルに近い競技を重点的に強化すれば、量産は可能」と期待。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090105-OYT1T00409.htm?from=nwla
グリーン・ニューディール:環境と景気両立の日本版策定へ
(毎日 1月6日)
斉藤鉄夫環境相は、環境と景気対策の両立を目指す基本方針を
今年度内に策定する方針を明らかに。
オバマ次期米大統領は、地球温暖化対策を活用した景気浮揚策
「グリーン・ニューディール」を掲げているが、その日本版と位置づけ。
基本方針は、「緑の経済と社会の変革」と命名。
今後、公共施設の温暖化対策などの「エコ改造」、
省エネ家電や次世代自動車などの普及を目指す「エコグッズ」、
環境ビジネスに取り組む企業への投資促進などの「エコ金融」、
を軸に政策の具体化を図る。
環境省は当初、所管事業を中心に、5年間で環境ビジネスの市場規模を
約70兆円(06年)から約100兆円、雇用数約140万人から約220万人への
拡大を目指す計画を練った。
麻生太郎首相は、「さらに大きな視点でインパクトのある内容にしてほしい」と指示。
関係省庁と協力し、対象施策を水資源や浄水技術の活用、森林分野にも広げ、
市場規模、雇用とも効果の拡大を目指す。
斉藤環境相は、「経済危機の克服と低炭素社会作りを実現するチャンスだ」
http://mainichi.jp/select/science/news/20090107k0000m010100000c.html
斉藤鉄夫環境相は、環境と景気対策の両立を目指す基本方針を
今年度内に策定する方針を明らかに。
オバマ次期米大統領は、地球温暖化対策を活用した景気浮揚策
「グリーン・ニューディール」を掲げているが、その日本版と位置づけ。
基本方針は、「緑の経済と社会の変革」と命名。
今後、公共施設の温暖化対策などの「エコ改造」、
省エネ家電や次世代自動車などの普及を目指す「エコグッズ」、
環境ビジネスに取り組む企業への投資促進などの「エコ金融」、
を軸に政策の具体化を図る。
環境省は当初、所管事業を中心に、5年間で環境ビジネスの市場規模を
約70兆円(06年)から約100兆円、雇用数約140万人から約220万人への
拡大を目指す計画を練った。
麻生太郎首相は、「さらに大きな視点でインパクトのある内容にしてほしい」と指示。
関係省庁と協力し、対象施策を水資源や浄水技術の活用、森林分野にも広げ、
市場規模、雇用とも効果の拡大を目指す。
斉藤環境相は、「経済危機の克服と低炭素社会作りを実現するチャンスだ」
http://mainichi.jp/select/science/news/20090107k0000m010100000c.html
報酬上げを介護職場再生に
(日経 12月27日)
社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)は、
2009年度の介護報酬改定で、介護保険から事業者に支払われる
報酬を、来春から3%引き上げることを了承。
介護従事者の待遇改善につなげることで人材の確保と定着を図り、
介護職場の再生を進めてほしい。
政府・与党は審議会の結論を待たず、10月に早々と3%アップを打ち出した。
背景には、介護職場に人材が集まらないことへの危機感。
今回の改定では、夜勤や重度の認知症など負担の大きい介護に対する
報酬を引き上げ、介護福祉士などの有資格者や勤続年数の
長いベテラン職員が多い事業所へ加算。
人件費の地域差にも配慮。
骨の折れる仕事に手厚く報い、質の高いサービスを提供する事業所を
評価することは当然だ。
問題は、これが働く人たちの処遇改善に結びつくかどうかだ。
高齢化の進展で、介護職場で働く人は2014年に140万―160万人必要。
介護の専門職としてキャリアを積める職場が実現すれば、
不況で職を失った人の魅力的な受け皿にも。
介護報酬は、サービス提供の対価として介護従事者個人ではなく、
事業者に払われる。
どう使うかは事業者に任されており、事業所規模や経営状況などで変わる。
厚労省は、介護従事者1人あたり平均月2万円の賃上げを前提に、
介護報酬3%アップを計算、現実には恩恵に浴さない従事者が出る可能性も。
審議会は、事業所が自主的に処遇改善の取り組みの情報を公開することや、
国による事後の検証を求めている。
2000年度、介護保険制度がスタートしてから介護報酬の引き上げは初めて。
介護報酬が上がれば、1割を負担する利用者の出費も増える可能性。
働く人がスキルを磨き、質の高いサービスを提供しなければ納得は得られない。
改定では、医療との連携や認知症ケアの充実、効率的なサービスの提供も
目指しているが、忘れてほしくないのは
介護保険の厳正な運用と事業者の経営努力。
住宅改修などで不当に高い料金を請求される例や、
経営努力を怠り人材が集まらない事業所もある。
介護報酬引き上げで、改革がおろそかになってはならない。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081226AS1K2600526122008.html
社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)は、
2009年度の介護報酬改定で、介護保険から事業者に支払われる
報酬を、来春から3%引き上げることを了承。
介護従事者の待遇改善につなげることで人材の確保と定着を図り、
介護職場の再生を進めてほしい。
政府・与党は審議会の結論を待たず、10月に早々と3%アップを打ち出した。
背景には、介護職場に人材が集まらないことへの危機感。
今回の改定では、夜勤や重度の認知症など負担の大きい介護に対する
報酬を引き上げ、介護福祉士などの有資格者や勤続年数の
長いベテラン職員が多い事業所へ加算。
人件費の地域差にも配慮。
骨の折れる仕事に手厚く報い、質の高いサービスを提供する事業所を
評価することは当然だ。
問題は、これが働く人たちの処遇改善に結びつくかどうかだ。
高齢化の進展で、介護職場で働く人は2014年に140万―160万人必要。
介護の専門職としてキャリアを積める職場が実現すれば、
不況で職を失った人の魅力的な受け皿にも。
介護報酬は、サービス提供の対価として介護従事者個人ではなく、
事業者に払われる。
どう使うかは事業者に任されており、事業所規模や経営状況などで変わる。
厚労省は、介護従事者1人あたり平均月2万円の賃上げを前提に、
介護報酬3%アップを計算、現実には恩恵に浴さない従事者が出る可能性も。
審議会は、事業所が自主的に処遇改善の取り組みの情報を公開することや、
国による事後の検証を求めている。
2000年度、介護保険制度がスタートしてから介護報酬の引き上げは初めて。
介護報酬が上がれば、1割を負担する利用者の出費も増える可能性。
働く人がスキルを磨き、質の高いサービスを提供しなければ納得は得られない。
改定では、医療との連携や認知症ケアの充実、効率的なサービスの提供も
目指しているが、忘れてほしくないのは
介護保険の厳正な運用と事業者の経営努力。
住宅改修などで不当に高い料金を請求される例や、
経営努力を怠り人材が集まらない事業所もある。
介護報酬引き上げで、改革がおろそかになってはならない。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081226AS1K2600526122008.html
2009年1月6日火曜日
播磨発宇宙へ:すごいぞ最先端の力(その1)
(毎日 1月1日)
見てくれ、これが播磨の底力だ--。
最先端の播磨パワーが、続々と宇宙に進出。
21日に打ち上げが予定されている東大阪産の人工衛星
「SOHLA-1」(まいど1号)の弟分、「SOHLA-2」(打ち上げ未定)の
アンテナには、西脇市の大手釣り具メーカー「がまかつ」が開発した
カーボン釣りざおが採用。
魚のえさ、金属部品など、宇宙研究や宇宙開発に多大な貢献をもたらした
播磨産まれの製品・技術は数多い。
播磨の技術レベルとチャレンジ精神を思う存分発揮するには、
もはや地球規模では狭すぎる時代。
人工衛星計画を進めている東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)が
開発したのは、雷観測衛星の「SOHLA-1」と「SOHLA-2」の2機。
21日に「SOHLA-1」が打ち上げられ、
無事に衛星軌道に乗れば「まいど1号」と名付けられる。
がまかつの釣りざおが搭載されたのは、「SOHLA-2」。
先行開発された「SOHLA-1」の経験を生かし、組合が基本設計から手がけ、
国内企業の技術を随所に取り入れた発展型衛星。
アンテナは、雷観測用2本。
打ち上げ時は長さ約30センチだが、宇宙でロケットから切り離されて
軌道に乗ると、ガス圧で一気に2・65メートルまで伸び、
先端に付いたアンテナが開く。
衛星の部品は、軽量なほど打ち上げ時の震動によるダメージが少ないうえ、
他の機能を衛星に加えられるなどメリットが大きい。
カーボンざおの設計者、藤村光男・製造部技術開発課顧問(63)が
使ったのが、「長くて軽くて丈夫」なアユ釣り用ざおの製法。
素材は、カーボンの繊維量を増やして厚さ0・3~0・5ミリ、重さ約190グラム
まで軽量化する一方、560キロの力で引っ張っても壊れない強度を持たせた。
通常、さおは伸ばした後に手で継ぎ目をひねって固定するが、
宇宙ではできないため、カーボンの繊維量を調整して継ぎ目の膨らみを
他の部分より抑え、一度伸びると緩まない仕組みを開発。
現在、この仕組みは特許出願中。
近年、コストや利便性の面で衛星の小型化が注目されており、
軽量でコンパクトなカーボンざおについて、
今村理事長は「先端にカメラを付けるなど、将来はさまざまな利用が期待できる」
藤村さんは、「がまかつで培った技術が宇宙で活躍する日を楽しみに待っている」
==============
◇SOHLA-2
「苦しい時こそ夢を」と、東大阪市の中小企業が集まって
02年12月に設立された東大阪宇宙開発協同組合
(Astro Technology SOHLA)が開発した2機目の人工衛星。
姿勢制御や通信などの機能を持つパネル(縦横約35センチ、厚さ約5センチ)を
複数枚組み合わせて構成され、研究目的や打ち上げ用ロケットの
収納スペースに応じて組み合わせを変えることが可能。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040044000c.html
見てくれ、これが播磨の底力だ--。
最先端の播磨パワーが、続々と宇宙に進出。
21日に打ち上げが予定されている東大阪産の人工衛星
「SOHLA-1」(まいど1号)の弟分、「SOHLA-2」(打ち上げ未定)の
アンテナには、西脇市の大手釣り具メーカー「がまかつ」が開発した
カーボン釣りざおが採用。
魚のえさ、金属部品など、宇宙研究や宇宙開発に多大な貢献をもたらした
播磨産まれの製品・技術は数多い。
播磨の技術レベルとチャレンジ精神を思う存分発揮するには、
もはや地球規模では狭すぎる時代。
人工衛星計画を進めている東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)が
開発したのは、雷観測衛星の「SOHLA-1」と「SOHLA-2」の2機。
21日に「SOHLA-1」が打ち上げられ、
無事に衛星軌道に乗れば「まいど1号」と名付けられる。
がまかつの釣りざおが搭載されたのは、「SOHLA-2」。
先行開発された「SOHLA-1」の経験を生かし、組合が基本設計から手がけ、
国内企業の技術を随所に取り入れた発展型衛星。
アンテナは、雷観測用2本。
打ち上げ時は長さ約30センチだが、宇宙でロケットから切り離されて
軌道に乗ると、ガス圧で一気に2・65メートルまで伸び、
先端に付いたアンテナが開く。
衛星の部品は、軽量なほど打ち上げ時の震動によるダメージが少ないうえ、
他の機能を衛星に加えられるなどメリットが大きい。
カーボンざおの設計者、藤村光男・製造部技術開発課顧問(63)が
使ったのが、「長くて軽くて丈夫」なアユ釣り用ざおの製法。
素材は、カーボンの繊維量を増やして厚さ0・3~0・5ミリ、重さ約190グラム
まで軽量化する一方、560キロの力で引っ張っても壊れない強度を持たせた。
通常、さおは伸ばした後に手で継ぎ目をひねって固定するが、
宇宙ではできないため、カーボンの繊維量を調整して継ぎ目の膨らみを
他の部分より抑え、一度伸びると緩まない仕組みを開発。
現在、この仕組みは特許出願中。
近年、コストや利便性の面で衛星の小型化が注目されており、
軽量でコンパクトなカーボンざおについて、
今村理事長は「先端にカメラを付けるなど、将来はさまざまな利用が期待できる」
藤村さんは、「がまかつで培った技術が宇宙で活躍する日を楽しみに待っている」
==============
◇SOHLA-2
「苦しい時こそ夢を」と、東大阪市の中小企業が集まって
02年12月に設立された東大阪宇宙開発協同組合
(Astro Technology SOHLA)が開発した2機目の人工衛星。
姿勢制御や通信などの機能を持つパネル(縦横約35センチ、厚さ約5センチ)を
複数枚組み合わせて構成され、研究目的や打ち上げ用ロケットの
収納スペースに応じて組み合わせを変えることが可能。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28040044000c.html
「東京五輪」招致盛り上げ狙い、JOCに推進部門
(読売 1月5日)
日本オリンピック委員会(JOC)は、2016年夏季五輪に立候補している
東京都の招致活動を支援するため、JOC内に招致推進部門を
設置することなどを含む支援策の検討に入った。
開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)の総会を、
今年10月に控える招致レースは、
東京が、候補都市絞り込みで最高の評価を得たが、
国内世論の盛り上がりが今ひとつと伝えられている。
2月、IOCへの立候補ファイル提出が行われた後、
IOC委員による各候補都市への独自の世論調査が始まるが、
これを控えて競技団体として世論の盛り上げを図るのが狙い。
JOCではこれまでも、各競技団体に招致担当を置き、
招致委員会と直接連絡を取り合いながら連携を図ってきたが、
これが十分に機能せず、新たな仕組み作りを模索。
新たな招致部門では、各競技団体傘下の競技者に推進活動への
協力を働きかけるなど、JOCと各競技団体、選手が
一体となった活動を進める方針。
選手サイドでは、北京五輪競泳金メダリストの北島康介(日本コカ・コーラ)
が昨年12月に、選手らが競技の垣根を超えて東京招致を支援する
「応援党」の結成を宣言しており、
新部門は、この活動を全面支援するもの。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090104-OYT1T00594.htm
日本オリンピック委員会(JOC)は、2016年夏季五輪に立候補している
東京都の招致活動を支援するため、JOC内に招致推進部門を
設置することなどを含む支援策の検討に入った。
開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)の総会を、
今年10月に控える招致レースは、
東京が、候補都市絞り込みで最高の評価を得たが、
国内世論の盛り上がりが今ひとつと伝えられている。
2月、IOCへの立候補ファイル提出が行われた後、
IOC委員による各候補都市への独自の世論調査が始まるが、
これを控えて競技団体として世論の盛り上げを図るのが狙い。
JOCではこれまでも、各競技団体に招致担当を置き、
招致委員会と直接連絡を取り合いながら連携を図ってきたが、
これが十分に機能せず、新たな仕組み作りを模索。
新たな招致部門では、各競技団体傘下の競技者に推進活動への
協力を働きかけるなど、JOCと各競技団体、選手が
一体となった活動を進める方針。
選手サイドでは、北京五輪競泳金メダリストの北島康介(日本コカ・コーラ)
が昨年12月に、選手らが競技の垣根を超えて東京招致を支援する
「応援党」の結成を宣言しており、
新部門は、この活動を全面支援するもの。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20090104-OYT1T00594.htm
リニア新幹線への期待と課題
(日経 12月29日)
東海旅客鉄道(JR東海)のリニア新幹線計画が動き出した。
2025年の開業をめざして、東京―名古屋間を超電導リニアモーターカーで
結び、所要時間を40分程度に短縮する。
将来は大阪まで延伸し、東京―大阪を約1時間で結ぶ。
リニアは沈滞気味の日本にとって、久々に夢のある話題。
東名阪の移動時間を大幅に短縮できれば、波及効果は大きく、
新たな経済圏が生まれる可能性も。
大地震などで東海道新幹線が止まっても、リニアがあればバイパスが確保。
地球環境問題を受けて、世界各国で鉄道見直しの機運が高まっている。
日本がいち早く長距離リニアを実用化すれば、海外への展開も期待できる。
だが、実現には課題もある。
まず直面するのは、ルート選定だ。
JR東海は、東・名をほぼ直線で結ぶ南アルプス貫通ルートを希望、
沿線の長野県では、北寄りにう回するルートを求める声も強い。
旧国鉄が行き詰まった一因は、政治圧力で採算性の悪い路線が
たくさん生まれたこと。
この失敗を繰り返してはならない。
地元との協議は大切だが、最後は事業主体のJR東海の判断を尊重すべき。
一方で、JR東海にはまず技術面で万全の体制を求めたい。
運行の安全性を念入りにチェックするのは当然だ。
建設面でも、大深度地下に長大なトンネルを掘るなど難工事が予想。
コストが大きく膨れあがれば、事業の採算性に疑問が生じる。
需要見通しも、精査が必要だ。
リニア新幹線は東海道新幹線と並行営業する。
少子化の進む日本で、2つの路線を満たすだけの人の移動が生まれるか。
関西国際空港のように当初の需要見通しが甘く、後々苦しむプロジェクトは多い。
この二の舞いは避けなければならない。
5兆円を超えるリニアの建設費は、JR東海が自己負担し、政府には頼らない。
これほど巨大なインフラ投資に、民間企業が独力で取り組んだ例は少なく、
JR東海の意気込みの強さを示している。
だが、企業の投資であれば、いくらビジョンが立派でも、
事業として成功しなければ意味がない。
そのことを、JR東海の経営陣はいま一度銘記してほしい。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081228AS1K2800328122008.html
東海旅客鉄道(JR東海)のリニア新幹線計画が動き出した。
2025年の開業をめざして、東京―名古屋間を超電導リニアモーターカーで
結び、所要時間を40分程度に短縮する。
将来は大阪まで延伸し、東京―大阪を約1時間で結ぶ。
リニアは沈滞気味の日本にとって、久々に夢のある話題。
東名阪の移動時間を大幅に短縮できれば、波及効果は大きく、
新たな経済圏が生まれる可能性も。
大地震などで東海道新幹線が止まっても、リニアがあればバイパスが確保。
地球環境問題を受けて、世界各国で鉄道見直しの機運が高まっている。
日本がいち早く長距離リニアを実用化すれば、海外への展開も期待できる。
だが、実現には課題もある。
まず直面するのは、ルート選定だ。
JR東海は、東・名をほぼ直線で結ぶ南アルプス貫通ルートを希望、
沿線の長野県では、北寄りにう回するルートを求める声も強い。
旧国鉄が行き詰まった一因は、政治圧力で採算性の悪い路線が
たくさん生まれたこと。
この失敗を繰り返してはならない。
地元との協議は大切だが、最後は事業主体のJR東海の判断を尊重すべき。
一方で、JR東海にはまず技術面で万全の体制を求めたい。
運行の安全性を念入りにチェックするのは当然だ。
建設面でも、大深度地下に長大なトンネルを掘るなど難工事が予想。
コストが大きく膨れあがれば、事業の採算性に疑問が生じる。
需要見通しも、精査が必要だ。
リニア新幹線は東海道新幹線と並行営業する。
少子化の進む日本で、2つの路線を満たすだけの人の移動が生まれるか。
関西国際空港のように当初の需要見通しが甘く、後々苦しむプロジェクトは多い。
この二の舞いは避けなければならない。
5兆円を超えるリニアの建設費は、JR東海が自己負担し、政府には頼らない。
これほど巨大なインフラ投資に、民間企業が独力で取り組んだ例は少なく、
JR東海の意気込みの強さを示している。
だが、企業の投資であれば、いくらビジョンが立派でも、
事業として成功しなければ意味がない。
そのことを、JR東海の経営陣はいま一度銘記してほしい。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081228AS1K2800328122008.html
まず高校から教育の分権を
(日経 12月28日)
高等学校の教育は、小中学校に比べればじつに多彩。
義務教育でもないから様々な学び方があるし、
地域や学校の事情に応じた独自のカリキュラムがあってもいい。
地方からは、必修科目を減らすなど国の基準の緩和を求める声も。
ところが、文部科学省が公表した高校の新学習指導要領案は、
そんな要請に応えているとは言い難く、地方分権には遠い内容。
小中学校の画一的な指導要領も問題だが、
まず高校から、地域や現場に教育の中身を委ねる改革を進めるべき。
新しい指導要領は、一般からの意見を聞いて来年3月までに告示し、
2013年度から本格導入。
卒業に必要な単位数は現行通りだが、内容の上積みが目立ち、
小中学校と同じく「脱ゆとり」色が鮮明。
文科省は、「多様性にも配慮した」と説明。
たしかに理科では科目選択の幅を広げたし、週あたりの授業時間数も
標準の30時間を超えて設定できるよう明文化した。
一方で拘束性も強い。
国語、数学、外国語では選択必修制を転換し、特定の科目を必修とした。
各教科とも、学習内容や範囲を事細かに規定しているのは相変わらずで、
より記述が細かくなった部分も。
「履修漏れ」騒動で注目された世界史必修も、現行通り。
世界史の重要性は論をまたないが、
一連の不祥事は大学受験の実態ともずれがあるから起きた。
これを機に、柔軟な対応をしてもよかったのではないか。
文科省が、全国一律の教育課程を定めて地方や学校に徹底させる。
こういうやり方が学力水準維持に貢献してきた面はあろう。
高校でも、進学率がほぼ100%となれば
一定の基準性が重みを持つのも理解できる。
しかし、それは大枠を示すだけで十分ではないのか。
とりわけ高校は、学校の姿も千差万別で、様々な試みに現場で取り組んでいる。
必修科目の設定をはじめ、文科省の手取り足取りの規定は現場を萎縮させ、
創意工夫の余地を奪うことになる。
政府の地方分権改革推進委員会も、国が自治体を縛る過剰規制の1つに
高校の指導要領を挙げて見直しを求めている。
道州制が議論される時代なのに、
文科省は教育だけは聖域と決め込んでいるのだろうか。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081227AS1K2600126122008.html
高等学校の教育は、小中学校に比べればじつに多彩。
義務教育でもないから様々な学び方があるし、
地域や学校の事情に応じた独自のカリキュラムがあってもいい。
地方からは、必修科目を減らすなど国の基準の緩和を求める声も。
ところが、文部科学省が公表した高校の新学習指導要領案は、
そんな要請に応えているとは言い難く、地方分権には遠い内容。
小中学校の画一的な指導要領も問題だが、
まず高校から、地域や現場に教育の中身を委ねる改革を進めるべき。
新しい指導要領は、一般からの意見を聞いて来年3月までに告示し、
2013年度から本格導入。
卒業に必要な単位数は現行通りだが、内容の上積みが目立ち、
小中学校と同じく「脱ゆとり」色が鮮明。
文科省は、「多様性にも配慮した」と説明。
たしかに理科では科目選択の幅を広げたし、週あたりの授業時間数も
標準の30時間を超えて設定できるよう明文化した。
一方で拘束性も強い。
国語、数学、外国語では選択必修制を転換し、特定の科目を必修とした。
各教科とも、学習内容や範囲を事細かに規定しているのは相変わらずで、
より記述が細かくなった部分も。
「履修漏れ」騒動で注目された世界史必修も、現行通り。
世界史の重要性は論をまたないが、
一連の不祥事は大学受験の実態ともずれがあるから起きた。
これを機に、柔軟な対応をしてもよかったのではないか。
文科省が、全国一律の教育課程を定めて地方や学校に徹底させる。
こういうやり方が学力水準維持に貢献してきた面はあろう。
高校でも、進学率がほぼ100%となれば
一定の基準性が重みを持つのも理解できる。
しかし、それは大枠を示すだけで十分ではないのか。
とりわけ高校は、学校の姿も千差万別で、様々な試みに現場で取り組んでいる。
必修科目の設定をはじめ、文科省の手取り足取りの規定は現場を萎縮させ、
創意工夫の余地を奪うことになる。
政府の地方分権改革推進委員会も、国が自治体を縛る過剰規制の1つに
高校の指導要領を挙げて見直しを求めている。
道州制が議論される時代なのに、
文科省は教育だけは聖域と決め込んでいるのだろうか。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081227AS1K2600126122008.html
2009年1月5日月曜日
野球:関西独立リーグ 夢の世界を切り開いてゆく挑戦者たち(その2止)
(毎日 1月1日)
◆神戸9クルーズ
所属選手18人のうち他の独立リーグ、社会人からそれぞれ6人、
大学・高校などからも6人が入団。
県立東灘高出身の小園投手は、BCリーグ・富山サンダーバーズ、
西宮市出身の濱岡外野手は米大リーグのルーキーリーグで活躍。
球団は、市民と交流する機会も積極的に増やし、
選手が「子どもたちの模範に」と期待。
親子野球教室や地元商店街でのボランティアも計画。
球界初の女性球団代表の広田和代・球団代表(47)は、
「野球は幅広い世代に愛され、応援する人にも健康と元気を届ける。
市民との交流で生まれるコミュニティーをきっかけに、
神戸の元気を取り戻したい」
◇応援企画考える-松井信也さん(44)=子ども服店経営
球団に協力している「神戸新鮮市場」で店を営みながら、
商店街の仲間と一緒に応援企画を考えている。
オフには、選手の働き先も商店街で確保して、選手と触れ合う機会を多くしたい。
商店街に来ていた選手が、セ・パ両リーグで活躍したら、
地元の子どもたちの夢も広がる。
◇球場で応援を-網本雅生さん(52)=広告会社経営
代表の広田和代さんとは昔からの知り合いで、
チームの公式ホームページ作成にも携わった。
神戸市民の手による球団として、できる限り球場に足を運んで応援していきたい。
チームを支えて育てようという市民の皆さんが、
どんどんファンクラブに入ってほしい。
◇練習を手伝う-細谷真治さん(44)=電車運転士
球団職員をしている高校の同級生からの依頼で、
仕事が休みの日に練習に加わって、打撃投手などをして手伝っている。
一緒に練習をしていると、ひたむきに野球に取り組む気持ちが伝わる。
初代リーグ王者になれるよう、私も選手を支え、喜びを分かち合いたい。
ミナト神戸のイメージから、船舶の巡航という英語「cruise(クルーズ)」に由来。
乗組員の「crew(クルー)」とかけて、選手が前途洋々たる海原を進んでほしい、
という願いも込めた。
「9」は、選手9人が9回まで戦い抜くという意味。
チームカラーも海の青で、ロゴもカモメと波をモチーフ。
運営球団=株式会社神戸ベースボール倶楽部(08年6月設立)
http://www.kobe9.jp/
予定球場=神戸総合運動公園サブ球場、尼崎記念公園野球場
◆明石レッドソルジャーズ
所属選手22人のうち、国内の他の独立リーグからは7人、
大学、専門学校などからは15人が入団。
県出身11人中3人は、神港学園(神戸市)出身。
前田勝宏投手は元西武ライオンズ投手で、
08年は四国・九州アイランドリーグの長崎セインツの投手として9勝。
「野球によるまちおこし」を掲げる明石市は、後援会などを整え、球団も球場での
特産品販売や「魚の棚商店街」への観客の立ち寄りなど連携を進める。
社会人野球・全播磨硬式野球団(播磨町)代表も務める
大村節二・球団代表(72)は、「企業の社会人チームが少なくなった。
夢を抱いた若者の活躍の場にして、明石を元気にしたい」
◇応援団会長に-古川一幸さん(37)=応援団会長
明石市役所にある障害者が運営するコンビニエンスストアで働いて、
生まれ育った明石のためにチームを支えようと応援団会長を引き受けた。
スタンドからみんなで赤いタオルを力いっぱい振って、得点を呼び込みたい。
チームは、ぜひリーグの初代王者になってほしい。
◇営業をサポート-木南政人さん(34)=広告会社代表
チームの運営を支える営業活動をサポート。
チームの知名度はまだ高くないので、PRして1人でも多くファンを獲得したい。
選手は試合で勝つことに限らず、社会貢献活動にも積極的に参加して、
人間的にも魅力のある姿を市民に見せてほしい。
◇球場を活用して-原口和夫さん(60)=県園芸・公園協会理事長
管理、運営している明石球場を大いに活用してくれることを願う。
試合と連携したイベントが、球場や公園を使ってできるように協力したい。
野球教室も開いて、子どもたちの夢を育ててほしい。
セ・パ両リーグなどで活躍する選手が現れることも期待。
野球に対する情熱の炎と、地元の特産品タコやタイの色を表した
赤の英語「red(レッド)」に、闘う姿勢みなぎらせた戦士「soldier(ソルジャー)」
を組み合わせた。チームカラーも赤。
米大リーグの強豪「ボストン・レッドソックス」のようになって、
球場が地元ファンらで満員になるよう願いを込めた。
運営球団=株式会社明石市民球団(08年9月設立)
http://www.akashi-red-soldiers.jp/
予定球場=明石球場、姫路球場、高砂球場
==============
◇関西独立リーグ
関西独立リーグは、「四国・九州アイランドリーグ」、北信越を中心とした
「BCリーグ」に続く国内3番目の独立リーグ。都市部では初めて。
独立リーグは、セ・パ12球団が加盟する日本プロ野球組織(NPB)とは
別の組織が運営するプロ野球リーグで、
関西独立リーグはインターネット関連会社「ステラ」(本社・大阪市淀川区)が
運営事務局となる。
初年度は、神戸9クルーズ、明石レッドソルジャーズをはじめ、
大阪ゴールドビリケーンズ、紀州レンジャーズの4チームでスタート。
2年目以降は京都、滋賀、三重、愛知のチームも加わる予定。
1チームの選手は25人。
年俸は2~10月の月額20万円と出来高報酬。
球団の興行成績によってはボーナス支給も。
開幕予定は4月4日。前期(4~7月上旬)、後期(7月下旬~9月下旬)の
優勝チームによる「関西独立リーグチャンピオンシップ」で
初代リーグ王者が決まる。1チーム年間72試合を計画。
観客数の初年度目標は1試合平均2000人、年間28万8000人。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28050020000c.html
◆神戸9クルーズ
所属選手18人のうち他の独立リーグ、社会人からそれぞれ6人、
大学・高校などからも6人が入団。
県立東灘高出身の小園投手は、BCリーグ・富山サンダーバーズ、
西宮市出身の濱岡外野手は米大リーグのルーキーリーグで活躍。
球団は、市民と交流する機会も積極的に増やし、
選手が「子どもたちの模範に」と期待。
親子野球教室や地元商店街でのボランティアも計画。
球界初の女性球団代表の広田和代・球団代表(47)は、
「野球は幅広い世代に愛され、応援する人にも健康と元気を届ける。
市民との交流で生まれるコミュニティーをきっかけに、
神戸の元気を取り戻したい」
◇応援企画考える-松井信也さん(44)=子ども服店経営
球団に協力している「神戸新鮮市場」で店を営みながら、
商店街の仲間と一緒に応援企画を考えている。
オフには、選手の働き先も商店街で確保して、選手と触れ合う機会を多くしたい。
商店街に来ていた選手が、セ・パ両リーグで活躍したら、
地元の子どもたちの夢も広がる。
◇球場で応援を-網本雅生さん(52)=広告会社経営
代表の広田和代さんとは昔からの知り合いで、
チームの公式ホームページ作成にも携わった。
神戸市民の手による球団として、できる限り球場に足を運んで応援していきたい。
チームを支えて育てようという市民の皆さんが、
どんどんファンクラブに入ってほしい。
◇練習を手伝う-細谷真治さん(44)=電車運転士
球団職員をしている高校の同級生からの依頼で、
仕事が休みの日に練習に加わって、打撃投手などをして手伝っている。
一緒に練習をしていると、ひたむきに野球に取り組む気持ちが伝わる。
初代リーグ王者になれるよう、私も選手を支え、喜びを分かち合いたい。
ミナト神戸のイメージから、船舶の巡航という英語「cruise(クルーズ)」に由来。
乗組員の「crew(クルー)」とかけて、選手が前途洋々たる海原を進んでほしい、
という願いも込めた。
「9」は、選手9人が9回まで戦い抜くという意味。
チームカラーも海の青で、ロゴもカモメと波をモチーフ。
運営球団=株式会社神戸ベースボール倶楽部(08年6月設立)
http://www.kobe9.jp/
予定球場=神戸総合運動公園サブ球場、尼崎記念公園野球場
◆明石レッドソルジャーズ
所属選手22人のうち、国内の他の独立リーグからは7人、
大学、専門学校などからは15人が入団。
県出身11人中3人は、神港学園(神戸市)出身。
前田勝宏投手は元西武ライオンズ投手で、
08年は四国・九州アイランドリーグの長崎セインツの投手として9勝。
「野球によるまちおこし」を掲げる明石市は、後援会などを整え、球団も球場での
特産品販売や「魚の棚商店街」への観客の立ち寄りなど連携を進める。
社会人野球・全播磨硬式野球団(播磨町)代表も務める
大村節二・球団代表(72)は、「企業の社会人チームが少なくなった。
夢を抱いた若者の活躍の場にして、明石を元気にしたい」
◇応援団会長に-古川一幸さん(37)=応援団会長
明石市役所にある障害者が運営するコンビニエンスストアで働いて、
生まれ育った明石のためにチームを支えようと応援団会長を引き受けた。
スタンドからみんなで赤いタオルを力いっぱい振って、得点を呼び込みたい。
チームは、ぜひリーグの初代王者になってほしい。
◇営業をサポート-木南政人さん(34)=広告会社代表
チームの運営を支える営業活動をサポート。
チームの知名度はまだ高くないので、PRして1人でも多くファンを獲得したい。
選手は試合で勝つことに限らず、社会貢献活動にも積極的に参加して、
人間的にも魅力のある姿を市民に見せてほしい。
◇球場を活用して-原口和夫さん(60)=県園芸・公園協会理事長
管理、運営している明石球場を大いに活用してくれることを願う。
試合と連携したイベントが、球場や公園を使ってできるように協力したい。
野球教室も開いて、子どもたちの夢を育ててほしい。
セ・パ両リーグなどで活躍する選手が現れることも期待。
野球に対する情熱の炎と、地元の特産品タコやタイの色を表した
赤の英語「red(レッド)」に、闘う姿勢みなぎらせた戦士「soldier(ソルジャー)」
を組み合わせた。チームカラーも赤。
米大リーグの強豪「ボストン・レッドソックス」のようになって、
球場が地元ファンらで満員になるよう願いを込めた。
運営球団=株式会社明石市民球団(08年9月設立)
http://www.akashi-red-soldiers.jp/
予定球場=明石球場、姫路球場、高砂球場
==============
◇関西独立リーグ
関西独立リーグは、「四国・九州アイランドリーグ」、北信越を中心とした
「BCリーグ」に続く国内3番目の独立リーグ。都市部では初めて。
独立リーグは、セ・パ12球団が加盟する日本プロ野球組織(NPB)とは
別の組織が運営するプロ野球リーグで、
関西独立リーグはインターネット関連会社「ステラ」(本社・大阪市淀川区)が
運営事務局となる。
初年度は、神戸9クルーズ、明石レッドソルジャーズをはじめ、
大阪ゴールドビリケーンズ、紀州レンジャーズの4チームでスタート。
2年目以降は京都、滋賀、三重、愛知のチームも加わる予定。
1チームの選手は25人。
年俸は2~10月の月額20万円と出来高報酬。
球団の興行成績によってはボーナス支給も。
開幕予定は4月4日。前期(4~7月上旬)、後期(7月下旬~9月下旬)の
優勝チームによる「関西独立リーグチャンピオンシップ」で
初代リーグ王者が決まる。1チーム年間72試合を計画。
観客数の初年度目標は1試合平均2000人、年間28万8000人。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28050020000c.html
ヘルシーリポート:キノコキトサン メタボの敵、内臓脂肪を燃焼
(毎日 12月27日)
高脂血や高血糖、高血圧などを特徴とするメタボリックシンドロームに
ならないために、最も重要なことは肥満防止。
メタボリックシンドロームが内臓脂肪症候群と呼ばれるように、
特におなかの内臓脂肪が増えると要注意。
肥満防止の基本は、バランスのとれた食事と運動だが、
キノコに含まれる繊維の一種のキノコキトサンが
内臓脂肪の代謝に関係することが分かってきた。
◆細胞膜の構成成分
キトサンといえば、エビやカニの殻から抽出されるキトサンが知られる。
実は、エノキタケなどキノコにも植物性繊維のキトサンが含まれる。
これがキノコキトサンで、キノコの細胞膜などの構成成分。
キトサンを摂取すると、食事に含まれる脂肪を吸着して、
便と一緒に排出されるため、脂肪の吸収を抑える。
甲殻類キトサンとキノコキトサンのどちらも脂肪吸着の働きをもっているが、
最近、キノコキトサンの方には脂肪を燃焼させる働きがある。
キノコキトサンと脂肪燃焼の関係などを研究する
渡邉泰雄・日本薬科大学薬学部教授(薬理学)は、
「キノコキトサンが肥満や生活習慣病の予防になるのではないか」と
さまざまな試験研究を続けている。
◆摂取量の差を解析
キノコキトサンの摂取で、体脂肪率や内臓脂肪が低下するかの試験。
男女46人(30~59歳)を大きく2群に分け、
一方にはキノコキトサンのサプリメント、もう一方には本物そっくりの
偽のサプリメント(プラセボ群)をそれぞれ12週間摂取し、
体重や内臓脂肪の面積、体脂肪率などを比較。
46人は、体格指数(BMI)が25以上の肥満タイプの成人。
キノコキトサンの摂取量は、1日あたり200ミリグラム、400ミリグラム、
800ミリグラムの3群に分けた。
どの摂取群の人も、食習慣や運動などは普段と変わらないように指導し、
キノコキトサンの摂取量の差を客観的に解析(二重盲検法)。
体重の比較では、プラセボ群に変化がなかったのに対し、
キノコキトサンの摂取群は試験前に比べ、平均して0・9~1・8%減少。
体脂肪率でも、キノコキトサンの摂取群は減少し、
キノコキトサンの摂取量が多いほど減少する傾向。
内臓脂肪の面積でも、キノコキトサンの摂取群は平均して減少。
ただ400ミリグラムと800ミリグラムでは大差はなく、
1日あたり400ミリグラムの摂取で十分。
◆皮下脂肪は変化なく
コンピューター断層撮影(CT)を使った画像解析では、
皮下脂肪はほとんど変化しないのに、内臓脂肪の面積は
153平方センチメートルから約半分の74平方センチメートルになるなど、
内臓脂肪の顕著な減少が数多く見られた。
同じ脂肪でも、メタボリックシンドロームに関係するのは
皮下脂肪よりも内臓脂肪だ。
渡邉さんは、「一般に内臓脂肪は落ちにくい。サプリメントを摂取して、
健康な状態のままで3カ月程度で内蔵脂肪が減る結果に驚いた」
◆血糖値下げる作用も
キノコキトサンには、中性脂肪や血糖値を低下させる作用も。
キノコキトサンのどの成分が、脂肪燃焼にかかわっているかの
解明は今後の課題。
脂肪細胞にあるアドレナリン受容体が、脂肪燃焼に関係していることが分かり、
「キノコキトサンがアドレナリン受容体の働きを高め、
レプチンやアディポネクチンの働きの低下を抑えることで、
脂肪燃焼を促しているのではないか」と作用メカニズムを推定。
植物性のキノコキトサンは、エビやカニにアレルギーのある人でも摂取できる。
「体脂肪を下げる基本は適正な食事と運動だが、
効果の出にくい40歳以上の中高年では、キノコキトサンのような機能性食品の
摂取も選択肢のひとつになるのでは」
==============
◇アドレナリン
副腎髄質ホルモン。交感神経を刺激し、心臓機能の高進、
血管を収縮させることで血圧を上昇させるなどの作用。
アドレナリンが作用するには、アドレナリンを受け取る細胞の側に
スイッチの役目を果たす受容体が必要。
いくつかある受容体のひとつに、β3受容体がある。
脂肪細胞にはアドレナリンβ3受容体があり、脂肪の分解と燃焼にかかわる。
β3受容体の働きが悪いと、脂肪の燃焼が悪くなり、
肥満や糖尿病になりやすくなる。
◇レプチン
脂肪細胞が分泌するホルモンの一種。
血液中のレプチン濃度が高くなると、「たくさん食べた」というシグナルが
脳に送られ、食欲中枢は抑制され、食欲は落ちる。
レプチンは、エネルギーの消費を促す働きをもつ。
◇アディポネクチン
脂肪細胞が分泌するホルモンのひとつ。
肝臓や筋肉で脂肪を燃焼させ、血糖値を下げる働き。
肥満になると、アディポネクチンの分泌量が低下。
http://mainichi.jp/life/health/news/20081227ddm010100139000c.html
高脂血や高血糖、高血圧などを特徴とするメタボリックシンドロームに
ならないために、最も重要なことは肥満防止。
メタボリックシンドロームが内臓脂肪症候群と呼ばれるように、
特におなかの内臓脂肪が増えると要注意。
肥満防止の基本は、バランスのとれた食事と運動だが、
キノコに含まれる繊維の一種のキノコキトサンが
内臓脂肪の代謝に関係することが分かってきた。
◆細胞膜の構成成分
キトサンといえば、エビやカニの殻から抽出されるキトサンが知られる。
実は、エノキタケなどキノコにも植物性繊維のキトサンが含まれる。
これがキノコキトサンで、キノコの細胞膜などの構成成分。
キトサンを摂取すると、食事に含まれる脂肪を吸着して、
便と一緒に排出されるため、脂肪の吸収を抑える。
甲殻類キトサンとキノコキトサンのどちらも脂肪吸着の働きをもっているが、
最近、キノコキトサンの方には脂肪を燃焼させる働きがある。
キノコキトサンと脂肪燃焼の関係などを研究する
渡邉泰雄・日本薬科大学薬学部教授(薬理学)は、
「キノコキトサンが肥満や生活習慣病の予防になるのではないか」と
さまざまな試験研究を続けている。
◆摂取量の差を解析
キノコキトサンの摂取で、体脂肪率や内臓脂肪が低下するかの試験。
男女46人(30~59歳)を大きく2群に分け、
一方にはキノコキトサンのサプリメント、もう一方には本物そっくりの
偽のサプリメント(プラセボ群)をそれぞれ12週間摂取し、
体重や内臓脂肪の面積、体脂肪率などを比較。
46人は、体格指数(BMI)が25以上の肥満タイプの成人。
キノコキトサンの摂取量は、1日あたり200ミリグラム、400ミリグラム、
800ミリグラムの3群に分けた。
どの摂取群の人も、食習慣や運動などは普段と変わらないように指導し、
キノコキトサンの摂取量の差を客観的に解析(二重盲検法)。
体重の比較では、プラセボ群に変化がなかったのに対し、
キノコキトサンの摂取群は試験前に比べ、平均して0・9~1・8%減少。
体脂肪率でも、キノコキトサンの摂取群は減少し、
キノコキトサンの摂取量が多いほど減少する傾向。
内臓脂肪の面積でも、キノコキトサンの摂取群は平均して減少。
ただ400ミリグラムと800ミリグラムでは大差はなく、
1日あたり400ミリグラムの摂取で十分。
◆皮下脂肪は変化なく
コンピューター断層撮影(CT)を使った画像解析では、
皮下脂肪はほとんど変化しないのに、内臓脂肪の面積は
153平方センチメートルから約半分の74平方センチメートルになるなど、
内臓脂肪の顕著な減少が数多く見られた。
同じ脂肪でも、メタボリックシンドロームに関係するのは
皮下脂肪よりも内臓脂肪だ。
渡邉さんは、「一般に内臓脂肪は落ちにくい。サプリメントを摂取して、
健康な状態のままで3カ月程度で内蔵脂肪が減る結果に驚いた」
◆血糖値下げる作用も
キノコキトサンには、中性脂肪や血糖値を低下させる作用も。
キノコキトサンのどの成分が、脂肪燃焼にかかわっているかの
解明は今後の課題。
脂肪細胞にあるアドレナリン受容体が、脂肪燃焼に関係していることが分かり、
「キノコキトサンがアドレナリン受容体の働きを高め、
レプチンやアディポネクチンの働きの低下を抑えることで、
脂肪燃焼を促しているのではないか」と作用メカニズムを推定。
植物性のキノコキトサンは、エビやカニにアレルギーのある人でも摂取できる。
「体脂肪を下げる基本は適正な食事と運動だが、
効果の出にくい40歳以上の中高年では、キノコキトサンのような機能性食品の
摂取も選択肢のひとつになるのでは」
==============
◇アドレナリン
副腎髄質ホルモン。交感神経を刺激し、心臓機能の高進、
血管を収縮させることで血圧を上昇させるなどの作用。
アドレナリンが作用するには、アドレナリンを受け取る細胞の側に
スイッチの役目を果たす受容体が必要。
いくつかある受容体のひとつに、β3受容体がある。
脂肪細胞にはアドレナリンβ3受容体があり、脂肪の分解と燃焼にかかわる。
β3受容体の働きが悪いと、脂肪の燃焼が悪くなり、
肥満や糖尿病になりやすくなる。
◇レプチン
脂肪細胞が分泌するホルモンの一種。
血液中のレプチン濃度が高くなると、「たくさん食べた」というシグナルが
脳に送られ、食欲中枢は抑制され、食欲は落ちる。
レプチンは、エネルギーの消費を促す働きをもつ。
◇アディポネクチン
脂肪細胞が分泌するホルモンのひとつ。
肝臓や筋肉で脂肪を燃焼させ、血糖値を下げる働き。
肥満になると、アディポネクチンの分泌量が低下。
http://mainichi.jp/life/health/news/20081227ddm010100139000c.html
あまりにも激しい経済環境変化の1年
(日経 12月31日)
主要国首脳が洞爺湖畔に集まってから、まだ半年もたっていない。
チベット問題が影を落とした北京オリンピックの閉幕から4カ月あまり。
麻生太郎首相の就任から3カ月強。
オバマ候補が黒人として初めて米大統領選に勝利してから2カ月足らず。
これらの出来事がずいぶん前に思えるほど、
あまりにも急激な経済環境の変化に世界が揺れ、日本も揺れ続けた1年。
米国を震源とする金融危機は、世界のすべての市場に甚大な影響を及ぼし、
急速な景気冷え込みは、雇用問題の深刻化を伴いながら年を越す。
空前の幅で相場が変動 年初に1バレル100ドルを突破した原油価格は
7月に150ドル近い最高値を付け、今は40ドル前後。
空前の幅で高騰し急落した原油相場は、経済激変の年の象徴。
昨年夏に米国のサブプライムローン問題が噴き出すまで、
世界の経済情勢は「資源高騰下の同時好況」。
その後、今年夏までは「景気減速とインフレの同時進行」が焦点。
秋以降は、日ごとに世界不況の様相が深まり、デフレ色も強まっている。
短期間に経済環境がこれほど大きく変わり続けたことが、かつてあっただろうか。
9月に米投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した衝撃は、とりわけ大きかった。
実体経済に比べ、膨張しすぎていたマネーの経済が猛烈な勢いでしぼみ始め、
株式からも商品相場からも新興市場国からも、投資資金が一気に引き揚げて、
主要国の国債やキャッシュに逃避した。
米欧などで短期資金市場や社債の発行市場が一時、機能マヒ状態に陥った。
各国政府、中央銀行は国内金融機関への公的資金の注入を急ぎ、
利下げや市場への緊急の資金供給など、対応に追われた。
米連邦準備理事会(FRB)が、12月に政策金利の誘導目標を
実質ゼロまで引き下げ、量的緩和政策に踏み込んだことは、
信用収縮の深刻さを端的に示す。
ローンやクレジットカード利用など、家計が負債に大きく依存する米国では、
住宅価格や株価の下落の影響に加えて、
信用収縮の広がりが消費を一気に冷え込ませた。
世界最大の市場である米国の需要減退は、
世界中の企業に直接、間接の影響を及ぼす。
対米輸出依存度の高い国々の景気も減速し、米景気が後退しても
新興国の成長が世界景気を支えるという「デカップリング論」は色あせた。
需要の劇的な落ち込みが特に目立つのは、自動車だ。
11月の新車販売台数は、前年同月と比べて米国が37%、欧州が26%、
日本が27%も減り、中国、ロシア、ブラジル、インドなどでも軒並み減少。
米国では、資金繰りに苦しむゼネラル・モーターズ(GM)など
ビッグ3救済が政治の焦点に。
日本でも、前年度に2兆円を超える連結営業利益を計上したばかりの
トヨタ自動車が、今年度は赤字に転落する見通しに、衝撃が走った。
関連産業のすそ野が広い自動車メーカーの苦境は、
来年にかけて景気と雇用により大きな影響を広げていく。
日本では、年の瀬になって自動車メーカーなどを中心に
非正規労働者の雇用を減らす動きが相次いだ。
景気と雇用情勢の悪化が急速に進んでいるのに、
政治の対応は後手に回った。
福田康夫前首相の突然の退陣の後を継いだ麻生首相の支持率が
短期間で急速に低下した最大の理由も、「政局より政策」と言いながら、
今年度第2次補正予算の提出を来年に先送りしたこと。
枠組み見直しの契機に 麻生首相は年明け後の通常国会に提出する
2次補正予算案と来年度予算案を、
「生活防衛のための大胆な実行予算」と呼び、
世界で最初に不況から脱出することを目指す。
主要国が相次いで財政出動を拡大する中で、
日本の財政措置の規模も大きい。
だが、定額給付金など効果が疑問視される政策もあるし、
衆参ねじれ国会で審議が長引けば、政策対応はさらに遅れる。
衆院選挙がいつごろになるかも含め、
政治の展望は不透明なまま新年を迎える。
米国では、オバマ次期大統領が経済政策担当者をいち早く任命、
1月の就任後2年間に300万人の雇用を創出する目標を掲げた。
世論調査で、オバマ氏への支持率は8割を超える。
期待値の高さは、最大の課題である経済政策の難しさの裏返し。
金融危機に対応するため、11月にワシントンで開かれた金融サミットは
主要7カ国(G7)ではなく、中国、インド、ブラジル、サウジアラビアなども
含む20カ国(G20)の枠組み。
潤沢な資金を抱え、経済成長率も高い新興国抜きでは
世界的な危機への対応が難しくなった国際経済力学の変化を示す。
今回の金融危機が、第二次大戦後に続いてきたドルを基軸通貨とし、
米国のパワーに依存した世界経済の枠組みを、
見直す契機になりつつあることも、認識すべき。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081229AS1K2600B29122008.html
主要国首脳が洞爺湖畔に集まってから、まだ半年もたっていない。
チベット問題が影を落とした北京オリンピックの閉幕から4カ月あまり。
麻生太郎首相の就任から3カ月強。
オバマ候補が黒人として初めて米大統領選に勝利してから2カ月足らず。
これらの出来事がずいぶん前に思えるほど、
あまりにも急激な経済環境の変化に世界が揺れ、日本も揺れ続けた1年。
米国を震源とする金融危機は、世界のすべての市場に甚大な影響を及ぼし、
急速な景気冷え込みは、雇用問題の深刻化を伴いながら年を越す。
空前の幅で相場が変動 年初に1バレル100ドルを突破した原油価格は
7月に150ドル近い最高値を付け、今は40ドル前後。
空前の幅で高騰し急落した原油相場は、経済激変の年の象徴。
昨年夏に米国のサブプライムローン問題が噴き出すまで、
世界の経済情勢は「資源高騰下の同時好況」。
その後、今年夏までは「景気減速とインフレの同時進行」が焦点。
秋以降は、日ごとに世界不況の様相が深まり、デフレ色も強まっている。
短期間に経済環境がこれほど大きく変わり続けたことが、かつてあっただろうか。
9月に米投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した衝撃は、とりわけ大きかった。
実体経済に比べ、膨張しすぎていたマネーの経済が猛烈な勢いでしぼみ始め、
株式からも商品相場からも新興市場国からも、投資資金が一気に引き揚げて、
主要国の国債やキャッシュに逃避した。
米欧などで短期資金市場や社債の発行市場が一時、機能マヒ状態に陥った。
各国政府、中央銀行は国内金融機関への公的資金の注入を急ぎ、
利下げや市場への緊急の資金供給など、対応に追われた。
米連邦準備理事会(FRB)が、12月に政策金利の誘導目標を
実質ゼロまで引き下げ、量的緩和政策に踏み込んだことは、
信用収縮の深刻さを端的に示す。
ローンやクレジットカード利用など、家計が負債に大きく依存する米国では、
住宅価格や株価の下落の影響に加えて、
信用収縮の広がりが消費を一気に冷え込ませた。
世界最大の市場である米国の需要減退は、
世界中の企業に直接、間接の影響を及ぼす。
対米輸出依存度の高い国々の景気も減速し、米景気が後退しても
新興国の成長が世界景気を支えるという「デカップリング論」は色あせた。
需要の劇的な落ち込みが特に目立つのは、自動車だ。
11月の新車販売台数は、前年同月と比べて米国が37%、欧州が26%、
日本が27%も減り、中国、ロシア、ブラジル、インドなどでも軒並み減少。
米国では、資金繰りに苦しむゼネラル・モーターズ(GM)など
ビッグ3救済が政治の焦点に。
日本でも、前年度に2兆円を超える連結営業利益を計上したばかりの
トヨタ自動車が、今年度は赤字に転落する見通しに、衝撃が走った。
関連産業のすそ野が広い自動車メーカーの苦境は、
来年にかけて景気と雇用により大きな影響を広げていく。
日本では、年の瀬になって自動車メーカーなどを中心に
非正規労働者の雇用を減らす動きが相次いだ。
景気と雇用情勢の悪化が急速に進んでいるのに、
政治の対応は後手に回った。
福田康夫前首相の突然の退陣の後を継いだ麻生首相の支持率が
短期間で急速に低下した最大の理由も、「政局より政策」と言いながら、
今年度第2次補正予算の提出を来年に先送りしたこと。
枠組み見直しの契機に 麻生首相は年明け後の通常国会に提出する
2次補正予算案と来年度予算案を、
「生活防衛のための大胆な実行予算」と呼び、
世界で最初に不況から脱出することを目指す。
主要国が相次いで財政出動を拡大する中で、
日本の財政措置の規模も大きい。
だが、定額給付金など効果が疑問視される政策もあるし、
衆参ねじれ国会で審議が長引けば、政策対応はさらに遅れる。
衆院選挙がいつごろになるかも含め、
政治の展望は不透明なまま新年を迎える。
米国では、オバマ次期大統領が経済政策担当者をいち早く任命、
1月の就任後2年間に300万人の雇用を創出する目標を掲げた。
世論調査で、オバマ氏への支持率は8割を超える。
期待値の高さは、最大の課題である経済政策の難しさの裏返し。
金融危機に対応するため、11月にワシントンで開かれた金融サミットは
主要7カ国(G7)ではなく、中国、インド、ブラジル、サウジアラビアなども
含む20カ国(G20)の枠組み。
潤沢な資金を抱え、経済成長率も高い新興国抜きでは
世界的な危機への対応が難しくなった国際経済力学の変化を示す。
今回の金融危機が、第二次大戦後に続いてきたドルを基軸通貨とし、
米国のパワーに依存した世界経済の枠組みを、
見直す契機になりつつあることも、認識すべき。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081229AS1K2600B29122008.html
2009年1月4日日曜日
野球:関西独立リーグ 夢の世界を切り開いてゆく挑戦者たち(その1)
(毎日 1月1日)
今春開幕のプロ野球「関西独立リーグ」に、
神戸市からは神戸9(ナイン)クルーズ、
明石市からは明石レッドソルジャーズが登場する。
地域密着、地域貢献を掲げ、スポーツを通じて市民が結び付く
「地域力」を呼び覚まし、日本プロ野球史上初のヒロインとして
「ナックルボール」をひっさげた吉田えり投手(16)=神戸9クルーズ=
がマウンドに立つ。
新たな夢の世界を切り開いてゆく挑戦者たちを紹介する。
「初めて家族と離れるので、不安や寂しさはあります。
でも、プロになれたのは家族の支えがあったからです」
父、母、兄と一緒に暮らす実家で夢を育ててきた。
横浜市内の住宅街にある自宅地下には、12畳ほどの“トレーニングルーム”。
右下手投げからのナックルボールは中学3年の夏、
父勇さん(45)を相手にここで投げ始めた。
部活動引退後、男子の中でさらに野球を続ける未来を描いた。
勇さんが趣味にしていた楽器に替わって、投球の足場用の畳3枚と
ボールを受ける緑色のネットが置かれ、ダンベルやバーベルが並んだ。
川崎市内の高校(神奈川県立川崎北高)から帰ると、投球フォームを確かめ、
手首を柔らかくするうちわを使った独自トレーニングに励んだ。
野球を始めたのは、少年野球をしていた兄の影響。
兄を応援するうちに、「野球がしたくなった」。
小学2年から兄と同じチームに入り、小学3年で投手、捕手、二塁手をこなした。
中学では、ただ一人の女子部員として一塁手のレギュラーに。
胸の内に秘め続けたのは、野球への姿勢。
「グラウンドの整備や荷物整理もすすんでした。
そういうところでも、チームから信頼されたかった」
高校入学直後、野球への情熱を確信する。
打撃練習中、大切な右手首を傷めたことがきっかけ。
数カ月間、10カ所以上の病院を回った。
「野球ができないことにイライラして、親に『もう、野球なんかやらない』って、
当たったことも」。思い詰めていた。
「この病院で最後。だめなら野球をあきらめよう」。
注射を受けると、ようやく痛みが引いていった。
「野球ができないあの苦しみがあったから、
どんなつらい練習も乗り越えられます」
プロのマウンドが刻々と近づく。
「注目されているとしても、実力とは思わない。
ナックルもまだまだプロのレベルじゃない」。
今春からは県内の通信制高校で学びながら、球団職員宅から練習に通って
「一日中、野球に集中する」
誕生日は1月17日。阪神大震災があった日と同じだ。
「神戸のチームに入団できたのも、何か運命的なものを感じます。
私のピッチングで、チームを応援してくれる皆さんの期待に応えたい」
父勇さんは、「研究熱心でまじめ。自分でナックルボールの映像を見て
考えたり、練習メニューも組み立てたりしていた。
協力はしたけど、『練習しろ』と強制したことはなかった」と振り返る。
元阪神投手の中田良弘・神戸9クルーズ監督は、
「入団の意志を尋ねると、『転校してでもやりたい』と、
本気でプロに挑戦する気持ちを感じた。
体力と精神を鍛え、長いイニングを投げられる投手に育てたい。
女子選手の可能性を切り開いてほしい」と期待。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28050009000c.html
今春開幕のプロ野球「関西独立リーグ」に、
神戸市からは神戸9(ナイン)クルーズ、
明石市からは明石レッドソルジャーズが登場する。
地域密着、地域貢献を掲げ、スポーツを通じて市民が結び付く
「地域力」を呼び覚まし、日本プロ野球史上初のヒロインとして
「ナックルボール」をひっさげた吉田えり投手(16)=神戸9クルーズ=
がマウンドに立つ。
新たな夢の世界を切り開いてゆく挑戦者たちを紹介する。
「初めて家族と離れるので、不安や寂しさはあります。
でも、プロになれたのは家族の支えがあったからです」
父、母、兄と一緒に暮らす実家で夢を育ててきた。
横浜市内の住宅街にある自宅地下には、12畳ほどの“トレーニングルーム”。
右下手投げからのナックルボールは中学3年の夏、
父勇さん(45)を相手にここで投げ始めた。
部活動引退後、男子の中でさらに野球を続ける未来を描いた。
勇さんが趣味にしていた楽器に替わって、投球の足場用の畳3枚と
ボールを受ける緑色のネットが置かれ、ダンベルやバーベルが並んだ。
川崎市内の高校(神奈川県立川崎北高)から帰ると、投球フォームを確かめ、
手首を柔らかくするうちわを使った独自トレーニングに励んだ。
野球を始めたのは、少年野球をしていた兄の影響。
兄を応援するうちに、「野球がしたくなった」。
小学2年から兄と同じチームに入り、小学3年で投手、捕手、二塁手をこなした。
中学では、ただ一人の女子部員として一塁手のレギュラーに。
胸の内に秘め続けたのは、野球への姿勢。
「グラウンドの整備や荷物整理もすすんでした。
そういうところでも、チームから信頼されたかった」
高校入学直後、野球への情熱を確信する。
打撃練習中、大切な右手首を傷めたことがきっかけ。
数カ月間、10カ所以上の病院を回った。
「野球ができないことにイライラして、親に『もう、野球なんかやらない』って、
当たったことも」。思い詰めていた。
「この病院で最後。だめなら野球をあきらめよう」。
注射を受けると、ようやく痛みが引いていった。
「野球ができないあの苦しみがあったから、
どんなつらい練習も乗り越えられます」
プロのマウンドが刻々と近づく。
「注目されているとしても、実力とは思わない。
ナックルもまだまだプロのレベルじゃない」。
今春からは県内の通信制高校で学びながら、球団職員宅から練習に通って
「一日中、野球に集中する」
誕生日は1月17日。阪神大震災があった日と同じだ。
「神戸のチームに入団できたのも、何か運命的なものを感じます。
私のピッチングで、チームを応援してくれる皆さんの期待に応えたい」
父勇さんは、「研究熱心でまじめ。自分でナックルボールの映像を見て
考えたり、練習メニューも組み立てたりしていた。
協力はしたけど、『練習しろ』と強制したことはなかった」と振り返る。
元阪神投手の中田良弘・神戸9クルーズ監督は、
「入団の意志を尋ねると、『転校してでもやりたい』と、
本気でプロに挑戦する気持ちを感じた。
体力と精神を鍛え、長いイニングを投げられる投手に育てたい。
女子選手の可能性を切り開いてほしい」と期待。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090101ddlk28050009000c.html
うまみ成分:だしの「相乗効果」を解明 昆布+かつお=うまい--米の研究グループ
(毎日 12月26日)
昆布だしに含まれるうまみ成分のグルタミン酸と、
かつおだしに含まれるイノシン酸を合わせると、
うまみが増す「相乗効果」が起きる仕組みを、
米国の研究グループが分子レベルで解明。
「米科学アカデミー紀要」に掲載。
人の舌の細胞表面には、味を感じる「味覚受容体」と呼ばれるたんぱく質があり、
これまで、うまみ、苦み、甘みを感じる受容体が見つかっている。
研究グループは、グルタミン酸とイノシン酸が「T1R1」という
受容体に作用すると推測。
この受容体は、二枚貝のような葉を閉じて虫を捕らえる食虫植物の
「ハエトリグサ」に形が似ており、受容体のどの部分に結合するかを、
人やラットで調べた。
グルタミン酸は、「ハエトリグサ」が開く際のちょうつがいの部分に、
イノシン酸は、先端の開閉部にそれぞれ結合することを突き止めた。
イノシン酸が結合すると、閉じた構造になり、グルタミン酸が安定して
中にとどまるため、うまみを増強させると結論。
味覚を研究している三浦裕仁・鹿児島大准教授は、
「受容体に働くうまみ増強物質を探せば、おいしさを増す調味料が
開発できるだろう。
甘みや塩味を、より強く感じさせる物質を見つければ、
食事の塩分や糖分を減らすことも可能」
味覚には、「甘み」、「苦み」、「酸味」、「塩味」、「うまみ」の五つの基本味がある。
うまみ成分のグルタミン酸、イノシン酸、しいたけのグアニル酸は、
いずれも日本人が発見、うまみという言葉は
「umami」として国際的に使われている。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/26/20081226dde041040005000c.html
昆布だしに含まれるうまみ成分のグルタミン酸と、
かつおだしに含まれるイノシン酸を合わせると、
うまみが増す「相乗効果」が起きる仕組みを、
米国の研究グループが分子レベルで解明。
「米科学アカデミー紀要」に掲載。
人の舌の細胞表面には、味を感じる「味覚受容体」と呼ばれるたんぱく質があり、
これまで、うまみ、苦み、甘みを感じる受容体が見つかっている。
研究グループは、グルタミン酸とイノシン酸が「T1R1」という
受容体に作用すると推測。
この受容体は、二枚貝のような葉を閉じて虫を捕らえる食虫植物の
「ハエトリグサ」に形が似ており、受容体のどの部分に結合するかを、
人やラットで調べた。
グルタミン酸は、「ハエトリグサ」が開く際のちょうつがいの部分に、
イノシン酸は、先端の開閉部にそれぞれ結合することを突き止めた。
イノシン酸が結合すると、閉じた構造になり、グルタミン酸が安定して
中にとどまるため、うまみを増強させると結論。
味覚を研究している三浦裕仁・鹿児島大准教授は、
「受容体に働くうまみ増強物質を探せば、おいしさを増す調味料が
開発できるだろう。
甘みや塩味を、より強く感じさせる物質を見つければ、
食事の塩分や糖分を減らすことも可能」
味覚には、「甘み」、「苦み」、「酸味」、「塩味」、「うまみ」の五つの基本味がある。
うまみ成分のグルタミン酸、イノシン酸、しいたけのグアニル酸は、
いずれも日本人が発見、うまみという言葉は
「umami」として国際的に使われている。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/26/20081226dde041040005000c.html
ひざ半月板:再生に道…関節の幹細胞を移植、ラットで成功
(毎日 12月28日)
ひざの半月板損傷を、関節部分から採取した間葉系幹細胞を移植して
治すことに、東京医科歯科大などの研究チームがラットで成功。
米科学誌「ステムセルズ」に発表。
半月板は、ひざの内部にあり、大腿骨とすねの骨の間で
クッションの役割を担う軟骨組織。
けがや加齢で半月板を損傷した場合、半月板を切除する治療が一般的だが、
関節症などを起こしやすい。
チームは半月板を再生させるため、骨や軟骨になる性質がある
間葉系幹細胞を使った。
同細胞は骨髄から取るのが一般的だが、関節の滑膜という組織から採取。
半月板を損傷させた14匹のラットの患部に幹細胞を移植すると、
約12週間で半月板と同じ性質の軟骨に。
小林英司・自治医科大教授(移植・再生医学)らが開発した、
細胞を遺伝子改変によって光らせる技術で調べたところ、
半月板が再生し関節を保護する様子が確認。
半月板が再生した後の間葉系幹細胞は、過剰に増殖する心配がない。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使う再生医療では、
目的の組織ができた後も増殖が止まらず、
腫瘍になったり他の臓器に移動して奇形を生む恐れがあり、課題に。
関矢一郎・東京医科歯科大准教授(軟骨再生学)は、
「滑膜からの幹細胞は採取しやすく取り扱いも簡単。
数年以内に、ヒトでの臨床応用を始めたい」
http://mainichi.jp/select/science/news/20081228k0000m040096000c.html
ひざの半月板損傷を、関節部分から採取した間葉系幹細胞を移植して
治すことに、東京医科歯科大などの研究チームがラットで成功。
米科学誌「ステムセルズ」に発表。
半月板は、ひざの内部にあり、大腿骨とすねの骨の間で
クッションの役割を担う軟骨組織。
けがや加齢で半月板を損傷した場合、半月板を切除する治療が一般的だが、
関節症などを起こしやすい。
チームは半月板を再生させるため、骨や軟骨になる性質がある
間葉系幹細胞を使った。
同細胞は骨髄から取るのが一般的だが、関節の滑膜という組織から採取。
半月板を損傷させた14匹のラットの患部に幹細胞を移植すると、
約12週間で半月板と同じ性質の軟骨に。
小林英司・自治医科大教授(移植・再生医学)らが開発した、
細胞を遺伝子改変によって光らせる技術で調べたところ、
半月板が再生し関節を保護する様子が確認。
半月板が再生した後の間葉系幹細胞は、過剰に増殖する心配がない。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)や胚性幹細胞(ES細胞)を使う再生医療では、
目的の組織ができた後も増殖が止まらず、
腫瘍になったり他の臓器に移動して奇形を生む恐れがあり、課題に。
関矢一郎・東京医科歯科大准教授(軟骨再生学)は、
「滑膜からの幹細胞は採取しやすく取り扱いも簡単。
数年以内に、ヒトでの臨床応用を始めたい」
http://mainichi.jp/select/science/news/20081228k0000m040096000c.html
2009年1月3日土曜日
糖尿病2000万人突破 予備軍含め、成人の推計 10年で1・6倍 07年、厚労省調査 「医療ニッポン」
(共同通信社 2008年12月26日)
糖尿病の疑いがある成人が、推計で2210万人に上ることが、
厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」で分かった。
患者だけでなく、予備軍も含まれる。
1997年から10年間で1.6倍となり、4.7人に1人となる計算。
06年調査と比べ、340万人の大幅増。
国民の間で、生活習慣病の危険が急速に広がっている実態が浮き彫りに。
厚労省は、「食生活の乱れや、運動不足がなかなか改善されていないのが
大きな要因」(生活習慣病対策室)。
調査は、07年11月、無作為に抽出した約6000世帯を対象に実施。
回答者のうち、成人男女計約4000人の血液検査結果などを基に推計。
糖尿病の診断指標のひとつ、血糖の状態を示すヘモグロビンA1cの濃度
(正常値は5・6%未満)が6・1%以上の「糖尿病が強く疑われる人」が
約890万人(前年約820万人)、5・6%以上6・1%未満の
「糖尿病の可能性を否定できない人」は約1320万人(同1050万人)で、
合わせて約2210万人に上った。
年代別の人口に占める割合は、70歳以上が37・6%で最も多く、
60代35・5%、50代27・3%、40代15・3%、30代6%と続いた。
厚労省は、強く疑われる人を「患者」とみなしている。
調査対象者で、「強く疑われる」との結果が出た人のうち、
39・2%が「ほとんど治療を受けたことがない」と回答。
「糖尿病の初期は、自覚症状が出にくく、治療が遅れるケースが多い」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85692
糖尿病の疑いがある成人が、推計で2210万人に上ることが、
厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」で分かった。
患者だけでなく、予備軍も含まれる。
1997年から10年間で1.6倍となり、4.7人に1人となる計算。
06年調査と比べ、340万人の大幅増。
国民の間で、生活習慣病の危険が急速に広がっている実態が浮き彫りに。
厚労省は、「食生活の乱れや、運動不足がなかなか改善されていないのが
大きな要因」(生活習慣病対策室)。
調査は、07年11月、無作為に抽出した約6000世帯を対象に実施。
回答者のうち、成人男女計約4000人の血液検査結果などを基に推計。
糖尿病の診断指標のひとつ、血糖の状態を示すヘモグロビンA1cの濃度
(正常値は5・6%未満)が6・1%以上の「糖尿病が強く疑われる人」が
約890万人(前年約820万人)、5・6%以上6・1%未満の
「糖尿病の可能性を否定できない人」は約1320万人(同1050万人)で、
合わせて約2210万人に上った。
年代別の人口に占める割合は、70歳以上が37・6%で最も多く、
60代35・5%、50代27・3%、40代15・3%、30代6%と続いた。
厚労省は、強く疑われる人を「患者」とみなしている。
調査対象者で、「強く疑われる」との結果が出た人のうち、
39・2%が「ほとんど治療を受けたことがない」と回答。
「糖尿病の初期は、自覚症状が出にくく、治療が遅れるケースが多い」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85692
日本サッカー協会、JADA加盟へ 東京五輪招致に弾みも
(日経 12月31日)
日本サッカー協会が今春にも、国内の反ドーピング活動を統括する
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に加盟する方針。
1月の日本協会の理事会に諮られる見込み。
サッカーが加盟すれば、日本オリンピック委員会(JOC)加盟の
五輪の主要競技団体が出そろうことになり、
2016年東京五輪招致にも弾みがつくとの見方も。
日本協会は、JADAと加盟時期を4月1日で交渉中だが、
3月に開幕するJリーグの日程を踏まえ、今後細部を詰める予定。
日本協会は、国際サッカー連盟(FIFA)と世界反ドーピング機関(WADA)が、
選手の資格停止期間などで完全合意していないとして、
JADAに加盟せず、独自規定を採用。
しかし、体調不良で点滴治療を受けたJリーグ1部(J1)川崎の
我那覇和樹に対するJリーグの処分が、2008年5月に
スポーツ仲裁裁判所(CAS)によって無効と判断された問題を契機に
組織や規定を改正。JADA加盟を検討していた。
http://sports.nikkei.co.jp/index.aspx?n=NN000Y656%2031122008
日本サッカー協会が今春にも、国内の反ドーピング活動を統括する
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に加盟する方針。
1月の日本協会の理事会に諮られる見込み。
サッカーが加盟すれば、日本オリンピック委員会(JOC)加盟の
五輪の主要競技団体が出そろうことになり、
2016年東京五輪招致にも弾みがつくとの見方も。
日本協会は、JADAと加盟時期を4月1日で交渉中だが、
3月に開幕するJリーグの日程を踏まえ、今後細部を詰める予定。
日本協会は、国際サッカー連盟(FIFA)と世界反ドーピング機関(WADA)が、
選手の資格停止期間などで完全合意していないとして、
JADAに加盟せず、独自規定を採用。
しかし、体調不良で点滴治療を受けたJリーグ1部(J1)川崎の
我那覇和樹に対するJリーグの処分が、2008年5月に
スポーツ仲裁裁判所(CAS)によって無効と判断された問題を契機に
組織や規定を改正。JADA加盟を検討していた。
http://sports.nikkei.co.jp/index.aspx?n=NN000Y656%2031122008
三陸浜料理を携帯で紹介 県がサイト開設
(岩手日報 1月1日)
県水産振興課は、三陸の海の幸を使った浜料理を紹介する携帯サイト
「三陸いわて浜料理レシピ」(通称・魚メシ)を開設。
三陸で取れるサケやサンマ、イカなどの魚種別に、
239種類のレシピを紹介。
「ドンコなます」といった郷土色あふれる伝統料理から、
「洋風ミルク入り鮭(さけ)汁」などの創作料理まで、
バラエティーに富んだメニューが並ぶ。
県が漁協女性部の協力を得て、1997年にまとめた冊子を基に作った。
スーパーで買い物をする際など、その場で材料を調べられるよう、
パソコンサイトではなく携帯サイトでの開設。
魚の旬や特徴を紹介する携帯サイト「魚カレ」も、同時スタート。
「魚カレ」で季節の魚を調べ、「魚メシ」で調理方法を決めることができる。
サイトを企画した同課の鈴木寛人主任は、
「普通のレシピ本には載っていないメニューも多い。
ぜひ県産の材料でつくってみてほしい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090101_10
県水産振興課は、三陸の海の幸を使った浜料理を紹介する携帯サイト
「三陸いわて浜料理レシピ」(通称・魚メシ)を開設。
三陸で取れるサケやサンマ、イカなどの魚種別に、
239種類のレシピを紹介。
「ドンコなます」といった郷土色あふれる伝統料理から、
「洋風ミルク入り鮭(さけ)汁」などの創作料理まで、
バラエティーに富んだメニューが並ぶ。
県が漁協女性部の協力を得て、1997年にまとめた冊子を基に作った。
スーパーで買い物をする際など、その場で材料を調べられるよう、
パソコンサイトではなく携帯サイトでの開設。
魚の旬や特徴を紹介する携帯サイト「魚カレ」も、同時スタート。
「魚カレ」で季節の魚を調べ、「魚メシ」で調理方法を決めることができる。
サイトを企画した同課の鈴木寛人主任は、
「普通のレシピ本には載っていないメニューも多い。
ぜひ県産の材料でつくってみてほしい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090101_10
2009年1月2日金曜日
日本のネット産業は元気を取り戻すか 開拓者・革命児…経営者が語る
(日経 12月26日)
日本のインターネット業界から明るい話題が減っている。
2008年は、けん引役だったミクシィとディー・エヌ・エーの成長に陰りが見え、
ヤフーや楽天も世界的な景気悪化で経費削減に軸足を移した。
話題となったのは、iPhoneやグーグル・ストリートビューなど
米国発の製品やサービスの上陸ばかり。
2009年に、日本のインターネット企業は元気を取り戻せるのか?
◆好調企業にも減速感
2008年は、「勝ち組」とされたネット企業の成長に減速感が見られた1年。
SNS「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エーは、
10月に2009年3月期の業績見通しを下方修正。
利益率の高いアバターの販売が頭打ちとなり、
「下げ止まったとはいえない」(南波智子社長)。
本業が好調な企業にも、危機感は広がっている。
ヤフーは、広告は好調だが景気後退により求人情報などの
企業向けサービスが失速。
井上雅博社長は、「経費の削減を継続し、経営の効率化を目指す」
楽天は、11月の決算発表時に説明資料を、A3用紙の裏表に
小さめの表示でぎっちりと書き込んだ。
三木谷浩史社長が提唱する「ケチケチ作戦」の一環。
「楽天市場はまだまだ利益率を上げられる」と三木谷社長は話すが、
放っておいても、市場の伸びにあわせて収益が拡大する状況ではなくなった。
米国発の金融危機は世界同時不況へと波及し、市場は混乱が続く。
インターネット企業は、これまで市場規模が拡大基調にあり、
景気との連動性が低いとされたが、株価はさえない。
ディー・エヌ・エーやミクシィの株価は、年初来高値に対して
半分以下の水準に落ち込む。
比較的堅調なヤフーでさえも3割以上安い。
ネットベンチャーが多く上場する新興市場は、株価低迷が続き、
東証マザーズ指数、ヘラクレス指数とも算出来安値圏で推移。
東証一部なども合わせた新規上場は49社と、昨年から6割減少。
上場のハードルが低い新興市場での資金調達をテコに、
高成長を持続するモデルは機能不全に陥ったまま。
◆日本のネット産業は枯れた?
ネット企業の進化が頭打ちなのか、起業家を育てる環境に問題があるのか。
1990年代末に、ネット起業家の交流活動「ビットバレー」を西川潔氏とともに
仕掛け、創業間もないミクシィに出資した小池聡ngiグループ社長は、
「日本のネット産業は枯れてしまった」と苦笑。
「検索エンジンとブラウザーが重要なインターネットの世界では、
だいたいやりつくしてしまった感。
ベンチャー投資をしているが、『おおっ』というようなビジネスプランに
出会うことは減っている」
起業意欲を持つ人材も、ここにきて減ってきた気がする。
「以前は、大手商社で通らなかった思い入れのある企画を、
独立して始めたいという人がいたものだが、最近は見られなくなった。
金融危機で、安定志向が出ているかもしれない」
小池氏は、悲観はしていないともいう。
引き合いに出すのは、12月17日に上場したグリーだ。
市場環境が厳しいなかでの上場だったが、初値は公募価格を5割上回り、
時価総額は1000億円を超えた。
グリーの田中良和社長は、「ゲームなどは低価格のエンターテインメントで
不況に強い。SNSは、まだ伸びしろがある」と上場会見で強気の姿勢。
田中社長は、かつてngiの前身であるネットエイジでアルバイトをしていた。
そのころからの付き合いとなる小池氏は、
「ネットに限らず、起業家は試行錯誤を繰り返して経験を積む。
それで成功する可能性が高まる。
あとは、成功にたどり着くまでに時間がかかるかどうかだ。
確かに深刻な状況だが、この嵐が過ぎれば後は楽になる一方。
ベンチャーにはチャンスになる」
◆かつての「革命児」はどうみるか
ITバブル崩壊、新興市場ブームとその後の低迷、
そしてWeb2.0ブームと金融バブル崩壊。
ネット企業は、これまでも山谷をいくつも経験してきたが、
「100年に1度」といわれる今回の危機も乗り越えて、
成長と進化を続けられるのか。
新興市場低迷の始まりとなった2006年の「ライブドア事件」で、
一審に続き今年7月の二審でも懲役2年6カ月の実刑判決を受け、
上告中の堀江貴文ライブドア元社長。
ネット業界にとってはすでの過去の人となったが、上昇と転落を経験した
かつての「革命児」の目に、今の風景はどう映っているのだろう。
◆業界全体がスピードダウンした
12月初旬都内で会った堀江氏は、サブプライムローン問題に端を発した
市場の混乱については、「バブルの崩壊と生成って、何回も繰り返してきたこと。
循環でしょう。バブルって別に悪いことではないし、
『景気がいい』と『バブル』はほぼ同義語といっていいくらい」と、
以前と変わらぬ口ぶり。
ライブドアが、ニッポン放送に敵対的買収を仕掛けた当時、
資金面で力を貸したリーマン・ブラザーズをはじめ、金融バブルを演出した
多くのプレーヤーがすでに市場から姿を消した。
しかし、「資金が余れば、カネは行き先を求める。
投資銀行はいずれ復活するでしょう。
すでに割安な株を買い始めているかもしれない」
では、日本のネット業界は以前と今でどこか変わってきただろうか。
「僕がライブドア社長をやっていた頃は、業界全体がすごく焦っていた。
社内でも、『早くやれ早くやれ』って言っていたし、ものすごい先行投資をしていた。
僕が、ネット業界全体をせかしていたかもしれない。
いなくなって、みんなラクになったんじゃないかな。
ライブドアの事件で、日本のネット業界はスピードダウンしたと思う」
堀江氏は、今年8月に友人である藤田晋氏が社長のサイバーエージェントで
ブログを再開した。
社長時代にブログを書いていたライブドアのサービスも使って、気がついた。
「インターフェースが何も変わってないし、機能も追加されていない。
自分が社長だったら、『これじゃダメだ』って言った。
あれから何やってたんだろうなあ」
◆開拓の余地はまだまだある
2008年に海外では、2月にマイクロソフトが米ヤフーに買収を提案。
グーグルは、ヤフーとの提携を検討したほか、
秋にはブラウザーソフトの配布をするなど、着々と
「クラウド・コンピューティング」の世界へと布石を打った。
ブレーキを踏むことが敗北と同義のような米国に比べて、
日本のネット企業はスピードの点でますます引き離されている。
必要なのは、起業家精神とスピード感。
語りつくされた言葉だが、しばらく続いた好況と突然襲いかかった
経済危機のなかで、いま一度、胸に刻む必要がある。
ngiの小池氏は、「枯れた日本」でも開拓の余地はまだある。
「モバイルはまだ、やれることがたくさんある。
パソコンでできて携帯電話でできないことは、たくさんあるでしょう。
シニア層も、まだネットを使いこなせていない」
小池氏自身は、次のネット事業の大きな流れとして「3Dによる仮想世界」に注目、
ngiでは関連ビジネスに積極的に資金を投じている。
「インテルは、半導体をたくさん売りたい。
IBMは、たくさんのサーバーを使わせたい。追い風は来るはず」
仮想世界も、セカンドライフにより広がった米国発のサービスだが、
「図書館に行ってパラパラ本をめくったり、マンションのモデルルームに
家具や家電製品を並べて日当たりまで確認したりと、
セカンドライフよりずっと利便性を感じられるものになる」と予想。
ただ、と付け加えた。「普及には時間がかかる」
野村総合研究所が12月中旬に発表した中期予測によると、
消費者向けの電子商取引(EC)やネット広告、音楽配信などを含む
国内ネットビジネス市場は、2008年度の約9兆1000億円から、
2013年度には約16兆円へと約2倍近く拡大する。
特に伸びが大きいのが、モバイル向けのEC市場で、
ネット広告も伸び率は鈍化するが成長を続ける。
景気が後退しているとはいえ、米国発のサービスや製品が日本への上陸を
続けるのは、日本のネットユーザーが新しいサービスに対して貪欲で、
潜在的な市場が大きいと見ているため。
世界で勝負できる企業が少ないといわれ続けてきた日本のネット企業。
このまま挑戦し続ける意欲さえも失ってしまえば、世界進出はおろか
海外の企業に残された市場を奪われてしまう。
2009年は、次の成長に向けた種をどれだけまけるかが勝負に。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITzz000026122008&landing=Next
日本のインターネット業界から明るい話題が減っている。
2008年は、けん引役だったミクシィとディー・エヌ・エーの成長に陰りが見え、
ヤフーや楽天も世界的な景気悪化で経費削減に軸足を移した。
話題となったのは、iPhoneやグーグル・ストリートビューなど
米国発の製品やサービスの上陸ばかり。
2009年に、日本のインターネット企業は元気を取り戻せるのか?
◆好調企業にも減速感
2008年は、「勝ち組」とされたネット企業の成長に減速感が見られた1年。
SNS「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エーは、
10月に2009年3月期の業績見通しを下方修正。
利益率の高いアバターの販売が頭打ちとなり、
「下げ止まったとはいえない」(南波智子社長)。
本業が好調な企業にも、危機感は広がっている。
ヤフーは、広告は好調だが景気後退により求人情報などの
企業向けサービスが失速。
井上雅博社長は、「経費の削減を継続し、経営の効率化を目指す」
楽天は、11月の決算発表時に説明資料を、A3用紙の裏表に
小さめの表示でぎっちりと書き込んだ。
三木谷浩史社長が提唱する「ケチケチ作戦」の一環。
「楽天市場はまだまだ利益率を上げられる」と三木谷社長は話すが、
放っておいても、市場の伸びにあわせて収益が拡大する状況ではなくなった。
米国発の金融危機は世界同時不況へと波及し、市場は混乱が続く。
インターネット企業は、これまで市場規模が拡大基調にあり、
景気との連動性が低いとされたが、株価はさえない。
ディー・エヌ・エーやミクシィの株価は、年初来高値に対して
半分以下の水準に落ち込む。
比較的堅調なヤフーでさえも3割以上安い。
ネットベンチャーが多く上場する新興市場は、株価低迷が続き、
東証マザーズ指数、ヘラクレス指数とも算出来安値圏で推移。
東証一部なども合わせた新規上場は49社と、昨年から6割減少。
上場のハードルが低い新興市場での資金調達をテコに、
高成長を持続するモデルは機能不全に陥ったまま。
◆日本のネット産業は枯れた?
ネット企業の進化が頭打ちなのか、起業家を育てる環境に問題があるのか。
1990年代末に、ネット起業家の交流活動「ビットバレー」を西川潔氏とともに
仕掛け、創業間もないミクシィに出資した小池聡ngiグループ社長は、
「日本のネット産業は枯れてしまった」と苦笑。
「検索エンジンとブラウザーが重要なインターネットの世界では、
だいたいやりつくしてしまった感。
ベンチャー投資をしているが、『おおっ』というようなビジネスプランに
出会うことは減っている」
起業意欲を持つ人材も、ここにきて減ってきた気がする。
「以前は、大手商社で通らなかった思い入れのある企画を、
独立して始めたいという人がいたものだが、最近は見られなくなった。
金融危機で、安定志向が出ているかもしれない」
小池氏は、悲観はしていないともいう。
引き合いに出すのは、12月17日に上場したグリーだ。
市場環境が厳しいなかでの上場だったが、初値は公募価格を5割上回り、
時価総額は1000億円を超えた。
グリーの田中良和社長は、「ゲームなどは低価格のエンターテインメントで
不況に強い。SNSは、まだ伸びしろがある」と上場会見で強気の姿勢。
田中社長は、かつてngiの前身であるネットエイジでアルバイトをしていた。
そのころからの付き合いとなる小池氏は、
「ネットに限らず、起業家は試行錯誤を繰り返して経験を積む。
それで成功する可能性が高まる。
あとは、成功にたどり着くまでに時間がかかるかどうかだ。
確かに深刻な状況だが、この嵐が過ぎれば後は楽になる一方。
ベンチャーにはチャンスになる」
◆かつての「革命児」はどうみるか
ITバブル崩壊、新興市場ブームとその後の低迷、
そしてWeb2.0ブームと金融バブル崩壊。
ネット企業は、これまでも山谷をいくつも経験してきたが、
「100年に1度」といわれる今回の危機も乗り越えて、
成長と進化を続けられるのか。
新興市場低迷の始まりとなった2006年の「ライブドア事件」で、
一審に続き今年7月の二審でも懲役2年6カ月の実刑判決を受け、
上告中の堀江貴文ライブドア元社長。
ネット業界にとってはすでの過去の人となったが、上昇と転落を経験した
かつての「革命児」の目に、今の風景はどう映っているのだろう。
◆業界全体がスピードダウンした
12月初旬都内で会った堀江氏は、サブプライムローン問題に端を発した
市場の混乱については、「バブルの崩壊と生成って、何回も繰り返してきたこと。
循環でしょう。バブルって別に悪いことではないし、
『景気がいい』と『バブル』はほぼ同義語といっていいくらい」と、
以前と変わらぬ口ぶり。
ライブドアが、ニッポン放送に敵対的買収を仕掛けた当時、
資金面で力を貸したリーマン・ブラザーズをはじめ、金融バブルを演出した
多くのプレーヤーがすでに市場から姿を消した。
しかし、「資金が余れば、カネは行き先を求める。
投資銀行はいずれ復活するでしょう。
すでに割安な株を買い始めているかもしれない」
では、日本のネット業界は以前と今でどこか変わってきただろうか。
「僕がライブドア社長をやっていた頃は、業界全体がすごく焦っていた。
社内でも、『早くやれ早くやれ』って言っていたし、ものすごい先行投資をしていた。
僕が、ネット業界全体をせかしていたかもしれない。
いなくなって、みんなラクになったんじゃないかな。
ライブドアの事件で、日本のネット業界はスピードダウンしたと思う」
堀江氏は、今年8月に友人である藤田晋氏が社長のサイバーエージェントで
ブログを再開した。
社長時代にブログを書いていたライブドアのサービスも使って、気がついた。
「インターフェースが何も変わってないし、機能も追加されていない。
自分が社長だったら、『これじゃダメだ』って言った。
あれから何やってたんだろうなあ」
◆開拓の余地はまだまだある
2008年に海外では、2月にマイクロソフトが米ヤフーに買収を提案。
グーグルは、ヤフーとの提携を検討したほか、
秋にはブラウザーソフトの配布をするなど、着々と
「クラウド・コンピューティング」の世界へと布石を打った。
ブレーキを踏むことが敗北と同義のような米国に比べて、
日本のネット企業はスピードの点でますます引き離されている。
必要なのは、起業家精神とスピード感。
語りつくされた言葉だが、しばらく続いた好況と突然襲いかかった
経済危機のなかで、いま一度、胸に刻む必要がある。
ngiの小池氏は、「枯れた日本」でも開拓の余地はまだある。
「モバイルはまだ、やれることがたくさんある。
パソコンでできて携帯電話でできないことは、たくさんあるでしょう。
シニア層も、まだネットを使いこなせていない」
小池氏自身は、次のネット事業の大きな流れとして「3Dによる仮想世界」に注目、
ngiでは関連ビジネスに積極的に資金を投じている。
「インテルは、半導体をたくさん売りたい。
IBMは、たくさんのサーバーを使わせたい。追い風は来るはず」
仮想世界も、セカンドライフにより広がった米国発のサービスだが、
「図書館に行ってパラパラ本をめくったり、マンションのモデルルームに
家具や家電製品を並べて日当たりまで確認したりと、
セカンドライフよりずっと利便性を感じられるものになる」と予想。
ただ、と付け加えた。「普及には時間がかかる」
野村総合研究所が12月中旬に発表した中期予測によると、
消費者向けの電子商取引(EC)やネット広告、音楽配信などを含む
国内ネットビジネス市場は、2008年度の約9兆1000億円から、
2013年度には約16兆円へと約2倍近く拡大する。
特に伸びが大きいのが、モバイル向けのEC市場で、
ネット広告も伸び率は鈍化するが成長を続ける。
景気が後退しているとはいえ、米国発のサービスや製品が日本への上陸を
続けるのは、日本のネットユーザーが新しいサービスに対して貪欲で、
潜在的な市場が大きいと見ているため。
世界で勝負できる企業が少ないといわれ続けてきた日本のネット企業。
このまま挑戦し続ける意欲さえも失ってしまえば、世界進出はおろか
海外の企業に残された市場を奪われてしまう。
2009年は、次の成長に向けた種をどれだけまけるかが勝負に。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITzz000026122008&landing=Next
08気仙この1年総集編
(東海新報 12月31日)
米国発金融危機に端を発した世界的な経済不況、燃油の乱高下、
北京五輪、福田首相の辞任と麻生政権誕生など、
国内外とも大きく揺れた平成20年。
気仙地方も合併をめぐる活発な論議、盛況の「海フェスタ」、
大船渡市民待望の文化会館完成、高校・小学校統合、
生活・産業基盤整備の進捗、二億円宝くじ殺人事件の発覚など、
激動の一年を閉じようとしている。
12カ月の主な出来事を拾った。(文中年齢は当時)
■1月
◇陰徳の士に贈る第35回東海社会文化賞を、
大船渡市の和裁講師・佐藤佐知子さん(70)と
陸前高田市の米崎職工組合(菊池道男組合長)が受賞。
◇陸前高田市立博物館所蔵「陸前高田の漁撈用具」2045点が、
国の登録有形民俗文化財に登録決定。
◇五葉温泉の源泉を使った浴場が売り物のデイサービスセンター・
JAおおふなと指定通所介護事業所日頃市が、日頃市支所敷地内に開所。
◇大船渡市末崎町地内の難所解消のため、県が改良工事を進めていた
主要地方道・大船渡広田陸前高田線船河原工区が供用開始。
◇気仙の発展と可能性を探究するまちづくり講座「ケセンきらめき大学」が、
民間の有識者を中心に発足し、東海新報社内で入学式が行われた。
◇広田湾の磯焼け対策で、法人や企業などによる気仙産業研究機構が
人工藻礁「栄養素供給ユニット」を沈設、実用化に大きく踏み出した。
◇大船渡魚市場の年間水揚げ実績が、主力魚種のサンマ、スルメイカが
豊漁で、前年比約7億円増の59億円に。
■2月
◇気仙三市町と県大船渡地方振興局、商工団体などで、
企業立地促進法に基づく「気仙地域産業活性化協議会」が発足。
重点的に企業立地を図るべき十区域を設定。
◇大船渡港の平成19年貿易実績が、国際コンテナ航路の開設効果で
昭和42年の開港以来最高の262億円を記録。
◇太平洋戦争中、硫黄島で戦死した陸前高田市高田町出身の
及川豊治さん(当時27)の遺品が、62年ぶりに遺族へ。
◇大船渡市への定住や季節移住を希望する人の相談や支援にあたる、
ふる里回帰大船渡支援センターが設立。
◇住田町上有住の滝観洞が、全国第10位の長さの3636メートルで
あることが、東京スペレオクラブなどの調査で分かった。
■3月
◇県立高校再編による統合で、大船渡農、大船渡工、広田水産の三高で
最後の卒業式が行われた。
◇国道283号仙人峠道路・滝観洞インターチェンジ(IC)が開通し、
住田町と釜石、遠野両市間のアクセス時間が短縮。
◇東北地方整備局が、広田湾沖に津波観測も可能なGPS波浪計を設置。
◇第39回全国高校バレーボール選手権大会初出場の大船渡女子が、
3回戦に進出。沖縄代表に0―2で敗れたものの、ベスト16入りの大健闘。
◇太平洋セメント(株)は、大船渡工場の原料石灰石の確保を目的に
上有住の袰下山周辺での新規鉱山の開発計画を発表。
◇世界遺産登録を目指す平泉の黄金文化を支えた、
陸前高田市竹駒町の玉山金山の歴史的価値を再認識し、
観光開発につなげようと遺跡活用推進協議会が発足。
■4月
◇気仙中・寺本沙也加さんが、気仙で初、県内で2人目の
「野依科学奨励賞」を受賞。広田湾の貝研究が評価。
◇統合された県立大船渡東高と住田町立有住小が開校。
県立高田高も再編で新しい歴史のスタートを切った。
◇県立住田病院が診療所化され、県立大船渡病院附属地域診療センターに。
◇危険業務従事者叙勲で、元大船渡地区消防組合消防監の
大畑信吾さん(71)が消防功労、元海上保安官の平山正昭さん(67)が
海上保安功労で瑞宝双光章、元大船渡地区消防組合消防司令の佐藤立さん(68)
が消防功労で瑞宝単光章を受章。
◇住田町が、情報過疎解消を目指す地域情報通信基盤整備事業の一環として
「住田テレビ」を開局。町内全世帯には光通信網を整備。
◇任期満了に伴う大船渡市議選(定数26)。
現職19人、新人5人、元職2人が当選。
◇春の褒章で、大船渡市の土地家屋調査士・菅原公男さん(78)と
陸前高田の農業・吉田信さん(77)が藍綬褒章を受章。
◇春の叙勲で、陸前高田市竹駒町の元民生・児童委員の中里繁男さん(87)が
社会福祉功労で瑞宝単光章を受章。
■5月
◇陸前高田市農協と合併した新しい大船渡市農協が船出。
◇陸前高田市民有志が、大船渡市との合併協議会設置を直接請求するため、
市内有権者50分の1以上の署名を目指して活動スタート。
◇県警の警備船、新「さんりく」が就航。
大船渡港の茶屋前岸壁に常駐して、漁業資源や安全確保へ。
◇大船渡市の菓子製造販売業・さいとう製菓(株)が、
「R&I中堅企業格付け」で最高位の「aaa」を取得。全国でも3社のみという快挙。
◇全国新酒鑑評会で、陸前高田市の酔仙酒造(株)が出品した
純米大吟醸酒が、2年連続金賞を受賞。
◇陸前高田市で、携帯電話で市内の災害や雨量情報、防災無線の放送内容を
確認できる「土砂災害情報相互通報システム」を稼働。
■6月
◇県が「広域振興局体制整備の基本的な考え方」(素案)を公表。
22年に県北、沿岸、県央、県南の広域振興局体制に移行する方向性。
◇北里大学を運営する学校法人・北里研究所と大船渡市が、
人材育成連携や教育・文化・スポーツの振興などに関する連携協力協定書を締結。
◇大船渡市の北日本水産(株)が、ふ化養成した稚ナマコを
大船渡湾内と綾里湾内に初放流。気仙では初の試み。
◇陸前高田市内で、浜辺に打ち上げられた海藻を分解することから
“浜の掃除屋”と呼ばれる昆虫「ハマベゾウムシ」の生息が初確認。
◇千葉県犬吠埼沖で、福島県船籍の巻き網漁船が沈没し乗組員4人が死亡、
13人が行方不明。陸前高田市出身の男性乗組員2人が死亡、1人が不明。
■7月
◇陸前高田市内有志5人が、1400余人の有効署名を添え、
中里長門市長に対し、大船渡市との合併協議会設置を目指し直接請求。
◇気仙ともつながりの深い平泉の世界遺産登録が「延期」。
◇住田町世田米で野菜水耕栽培を手掛ける㈱AFGが業務を停止し、
自己破産の手続きを開始。
◇全国中学通信陸上県大会で、有住中の松田健豊選手が
男子共通800メートル、横田中の泉田比子選手が女子4種競技で優勝。
松田選手は、東北中学校陸上競技大会でも一位、全国大会に出場。
◇陸前高田市は、市内11地区で合併問題をテーマにした市政懇談会を開催。
総じて「当面単独市」を望む意見が目立った。
◇全国規模の海の祭典「海フェスタ」が、大船渡市を中心に沿岸5市町で開催。
記念式典には秋篠宮、同妃両殿下がご臨席。
9日間と協賛事業への入り込み数は約74万人。
◇県沿岸北部を震源とする地震が発生し、大船渡市で震度5強の揺れ。
建物破損や店舗内の商品が散乱するなどの被害が出た。
■8月
◇気仙川のアユ漁は、豊富な水量と天候に恵まれたこともあり、
平成12年以来の豊漁。
◇原油価格の高騰により、気仙のガソリンスタンドでは1リットルの現金売り
平均価格が190円台まで上昇。
◇任期満了に伴う岩手海区漁業調整委員会の公選委員選挙(定数9)が
行われ、気仙からは佐々木戝氏(陸前高田市)と中嶋久吉氏(大船渡市)が当選。
◇陸前高田市の高田松原は、今夏の入り込み数は7万4147人。
昭和55年以降最低で、初めて10万人を切った。
◇住田町は、合併問題に関する住民懇談会を開き、
町民からは「当面自立」を望む意見が多く出された。
■9月
◇NHK盛岡放送局と県内民放4局は、大船渡から地上デジタル放送の
試験電波送信を始めた。
◇「全国レクリエーション大会inいわて」の特別協賛事業として、
大船渡市で卓球大会、住田町でクッブ大会が開かれた。
◇県は、20年度地価調査の結果を公表。
気仙の商業地と林地は、14年連続の下落。
◇大船渡市三陸町の大森邦男さん、非常に珍しい蝶「モンキアゲハ」の
写真撮影に県内で初めて成功。
■10月
◇白木沢桂元大船渡市長が77歳で死去。
昭和62年から2期8年間にわたり市政運営を担った。
◇県立大船渡高で、校舎落成と創立60周年記念式典、
県立住田高でも創立60周年記念式典を挙行。
◇二億円宝くじに当選していた女性(一関市出身)の遺体が、
陸前高田市米崎町内で発見、東京在住の新聞配達員の男(住田町出身)が
殺人容疑で逮捕。
◇大船渡市と陸前高田市の合併協議会設置議案が両市議会で審議され、
大船渡市は可決(賛成20、反対5)、陸前高田市議会では否決(賛成9、反対10)。
◇住田町上有住の民俗資料館内に、産金コーナーがオープン。
採金に使われた搗鉱機などを展示。
■11月
◇大震災発生に備え、気仙を含む三陸沿岸で陸上自衛隊東北方面隊が、
初の大規模対処訓練を実施。
◇大船渡市外への顧客流出と市内消費需要拡大に向け、
商工会議所による地域商品券事業がスタート。
◇「玉山金山」の歴史的価値を見直そうと、陸前高田市で初の金山サミットを開催。
◇会計検査院の調査で、陸前高田市と住田町は一部不適切支出を公表。
◇大船渡市民待望の文化会館・市立図書館「リアスホール」がオープン。
◇大船渡市との合併協設置をめぐる直接請求手続きで、
陸前高田市長と有権者の住民投票申請がなく終了。
◇県は、県立病院や地域診療センターの減床と無床化を柱とする
「新経営計画案」を公表、住田などでは見直しを求める声。
◇住田町に新誘致企業。青果小売中堅の(株)九州屋と町が立地協定に調印。
■12月
◇「気仙は一つ、三首長会議」が開かれるも、合併スタンスで
“温度差”が改めて浮き彫りに。
◇大船渡市議会は、議員発あ議の気仙再生協議会設置案を賛成多数で可決。
陸前高田市議会も一票差(賛成10、反対9)で可決。
◇気仙三市町の有志議員が「気仙はひとつ議員協議会」を設立。
http://www.tohkaishimpo.com/
米国発金融危機に端を発した世界的な経済不況、燃油の乱高下、
北京五輪、福田首相の辞任と麻生政権誕生など、
国内外とも大きく揺れた平成20年。
気仙地方も合併をめぐる活発な論議、盛況の「海フェスタ」、
大船渡市民待望の文化会館完成、高校・小学校統合、
生活・産業基盤整備の進捗、二億円宝くじ殺人事件の発覚など、
激動の一年を閉じようとしている。
12カ月の主な出来事を拾った。(文中年齢は当時)
■1月
◇陰徳の士に贈る第35回東海社会文化賞を、
大船渡市の和裁講師・佐藤佐知子さん(70)と
陸前高田市の米崎職工組合(菊池道男組合長)が受賞。
◇陸前高田市立博物館所蔵「陸前高田の漁撈用具」2045点が、
国の登録有形民俗文化財に登録決定。
◇五葉温泉の源泉を使った浴場が売り物のデイサービスセンター・
JAおおふなと指定通所介護事業所日頃市が、日頃市支所敷地内に開所。
◇大船渡市末崎町地内の難所解消のため、県が改良工事を進めていた
主要地方道・大船渡広田陸前高田線船河原工区が供用開始。
◇気仙の発展と可能性を探究するまちづくり講座「ケセンきらめき大学」が、
民間の有識者を中心に発足し、東海新報社内で入学式が行われた。
◇広田湾の磯焼け対策で、法人や企業などによる気仙産業研究機構が
人工藻礁「栄養素供給ユニット」を沈設、実用化に大きく踏み出した。
◇大船渡魚市場の年間水揚げ実績が、主力魚種のサンマ、スルメイカが
豊漁で、前年比約7億円増の59億円に。
■2月
◇気仙三市町と県大船渡地方振興局、商工団体などで、
企業立地促進法に基づく「気仙地域産業活性化協議会」が発足。
重点的に企業立地を図るべき十区域を設定。
◇大船渡港の平成19年貿易実績が、国際コンテナ航路の開設効果で
昭和42年の開港以来最高の262億円を記録。
◇太平洋戦争中、硫黄島で戦死した陸前高田市高田町出身の
及川豊治さん(当時27)の遺品が、62年ぶりに遺族へ。
◇大船渡市への定住や季節移住を希望する人の相談や支援にあたる、
ふる里回帰大船渡支援センターが設立。
◇住田町上有住の滝観洞が、全国第10位の長さの3636メートルで
あることが、東京スペレオクラブなどの調査で分かった。
■3月
◇県立高校再編による統合で、大船渡農、大船渡工、広田水産の三高で
最後の卒業式が行われた。
◇国道283号仙人峠道路・滝観洞インターチェンジ(IC)が開通し、
住田町と釜石、遠野両市間のアクセス時間が短縮。
◇東北地方整備局が、広田湾沖に津波観測も可能なGPS波浪計を設置。
◇第39回全国高校バレーボール選手権大会初出場の大船渡女子が、
3回戦に進出。沖縄代表に0―2で敗れたものの、ベスト16入りの大健闘。
◇太平洋セメント(株)は、大船渡工場の原料石灰石の確保を目的に
上有住の袰下山周辺での新規鉱山の開発計画を発表。
◇世界遺産登録を目指す平泉の黄金文化を支えた、
陸前高田市竹駒町の玉山金山の歴史的価値を再認識し、
観光開発につなげようと遺跡活用推進協議会が発足。
■4月
◇気仙中・寺本沙也加さんが、気仙で初、県内で2人目の
「野依科学奨励賞」を受賞。広田湾の貝研究が評価。
◇統合された県立大船渡東高と住田町立有住小が開校。
県立高田高も再編で新しい歴史のスタートを切った。
◇県立住田病院が診療所化され、県立大船渡病院附属地域診療センターに。
◇危険業務従事者叙勲で、元大船渡地区消防組合消防監の
大畑信吾さん(71)が消防功労、元海上保安官の平山正昭さん(67)が
海上保安功労で瑞宝双光章、元大船渡地区消防組合消防司令の佐藤立さん(68)
が消防功労で瑞宝単光章を受章。
◇住田町が、情報過疎解消を目指す地域情報通信基盤整備事業の一環として
「住田テレビ」を開局。町内全世帯には光通信網を整備。
◇任期満了に伴う大船渡市議選(定数26)。
現職19人、新人5人、元職2人が当選。
◇春の褒章で、大船渡市の土地家屋調査士・菅原公男さん(78)と
陸前高田の農業・吉田信さん(77)が藍綬褒章を受章。
◇春の叙勲で、陸前高田市竹駒町の元民生・児童委員の中里繁男さん(87)が
社会福祉功労で瑞宝単光章を受章。
■5月
◇陸前高田市農協と合併した新しい大船渡市農協が船出。
◇陸前高田市民有志が、大船渡市との合併協議会設置を直接請求するため、
市内有権者50分の1以上の署名を目指して活動スタート。
◇県警の警備船、新「さんりく」が就航。
大船渡港の茶屋前岸壁に常駐して、漁業資源や安全確保へ。
◇大船渡市の菓子製造販売業・さいとう製菓(株)が、
「R&I中堅企業格付け」で最高位の「aaa」を取得。全国でも3社のみという快挙。
◇全国新酒鑑評会で、陸前高田市の酔仙酒造(株)が出品した
純米大吟醸酒が、2年連続金賞を受賞。
◇陸前高田市で、携帯電話で市内の災害や雨量情報、防災無線の放送内容を
確認できる「土砂災害情報相互通報システム」を稼働。
■6月
◇県が「広域振興局体制整備の基本的な考え方」(素案)を公表。
22年に県北、沿岸、県央、県南の広域振興局体制に移行する方向性。
◇北里大学を運営する学校法人・北里研究所と大船渡市が、
人材育成連携や教育・文化・スポーツの振興などに関する連携協力協定書を締結。
◇大船渡市の北日本水産(株)が、ふ化養成した稚ナマコを
大船渡湾内と綾里湾内に初放流。気仙では初の試み。
◇陸前高田市内で、浜辺に打ち上げられた海藻を分解することから
“浜の掃除屋”と呼ばれる昆虫「ハマベゾウムシ」の生息が初確認。
◇千葉県犬吠埼沖で、福島県船籍の巻き網漁船が沈没し乗組員4人が死亡、
13人が行方不明。陸前高田市出身の男性乗組員2人が死亡、1人が不明。
■7月
◇陸前高田市内有志5人が、1400余人の有効署名を添え、
中里長門市長に対し、大船渡市との合併協議会設置を目指し直接請求。
◇気仙ともつながりの深い平泉の世界遺産登録が「延期」。
◇住田町世田米で野菜水耕栽培を手掛ける㈱AFGが業務を停止し、
自己破産の手続きを開始。
◇全国中学通信陸上県大会で、有住中の松田健豊選手が
男子共通800メートル、横田中の泉田比子選手が女子4種競技で優勝。
松田選手は、東北中学校陸上競技大会でも一位、全国大会に出場。
◇陸前高田市は、市内11地区で合併問題をテーマにした市政懇談会を開催。
総じて「当面単独市」を望む意見が目立った。
◇全国規模の海の祭典「海フェスタ」が、大船渡市を中心に沿岸5市町で開催。
記念式典には秋篠宮、同妃両殿下がご臨席。
9日間と協賛事業への入り込み数は約74万人。
◇県沿岸北部を震源とする地震が発生し、大船渡市で震度5強の揺れ。
建物破損や店舗内の商品が散乱するなどの被害が出た。
■8月
◇気仙川のアユ漁は、豊富な水量と天候に恵まれたこともあり、
平成12年以来の豊漁。
◇原油価格の高騰により、気仙のガソリンスタンドでは1リットルの現金売り
平均価格が190円台まで上昇。
◇任期満了に伴う岩手海区漁業調整委員会の公選委員選挙(定数9)が
行われ、気仙からは佐々木戝氏(陸前高田市)と中嶋久吉氏(大船渡市)が当選。
◇陸前高田市の高田松原は、今夏の入り込み数は7万4147人。
昭和55年以降最低で、初めて10万人を切った。
◇住田町は、合併問題に関する住民懇談会を開き、
町民からは「当面自立」を望む意見が多く出された。
■9月
◇NHK盛岡放送局と県内民放4局は、大船渡から地上デジタル放送の
試験電波送信を始めた。
◇「全国レクリエーション大会inいわて」の特別協賛事業として、
大船渡市で卓球大会、住田町でクッブ大会が開かれた。
◇県は、20年度地価調査の結果を公表。
気仙の商業地と林地は、14年連続の下落。
◇大船渡市三陸町の大森邦男さん、非常に珍しい蝶「モンキアゲハ」の
写真撮影に県内で初めて成功。
■10月
◇白木沢桂元大船渡市長が77歳で死去。
昭和62年から2期8年間にわたり市政運営を担った。
◇県立大船渡高で、校舎落成と創立60周年記念式典、
県立住田高でも創立60周年記念式典を挙行。
◇二億円宝くじに当選していた女性(一関市出身)の遺体が、
陸前高田市米崎町内で発見、東京在住の新聞配達員の男(住田町出身)が
殺人容疑で逮捕。
◇大船渡市と陸前高田市の合併協議会設置議案が両市議会で審議され、
大船渡市は可決(賛成20、反対5)、陸前高田市議会では否決(賛成9、反対10)。
◇住田町上有住の民俗資料館内に、産金コーナーがオープン。
採金に使われた搗鉱機などを展示。
■11月
◇大震災発生に備え、気仙を含む三陸沿岸で陸上自衛隊東北方面隊が、
初の大規模対処訓練を実施。
◇大船渡市外への顧客流出と市内消費需要拡大に向け、
商工会議所による地域商品券事業がスタート。
◇「玉山金山」の歴史的価値を見直そうと、陸前高田市で初の金山サミットを開催。
◇会計検査院の調査で、陸前高田市と住田町は一部不適切支出を公表。
◇大船渡市民待望の文化会館・市立図書館「リアスホール」がオープン。
◇大船渡市との合併協設置をめぐる直接請求手続きで、
陸前高田市長と有権者の住民投票申請がなく終了。
◇県は、県立病院や地域診療センターの減床と無床化を柱とする
「新経営計画案」を公表、住田などでは見直しを求める声。
◇住田町に新誘致企業。青果小売中堅の(株)九州屋と町が立地協定に調印。
■12月
◇「気仙は一つ、三首長会議」が開かれるも、合併スタンスで
“温度差”が改めて浮き彫りに。
◇大船渡市議会は、議員発あ議の気仙再生協議会設置案を賛成多数で可決。
陸前高田市議会も一票差(賛成10、反対9)で可決。
◇気仙三市町の有志議員が「気仙はひとつ議員協議会」を設立。
http://www.tohkaishimpo.com/
2009年1月1日木曜日
ヘルシーリポート:健康インフォメーション カテキンでアレルギー予防
(毎日 12月27日)
緑茶の主成分のカテキンの一種が、アレルギー疾患に関係する
遺伝子の働きを抑制して、アレルギー疾患の予防につながる可能性を
示唆する研究結果が、日本薬理学会近畿支部会で発表。
福井裕行・徳島大学大学院教授と伊藤園の共同研究。
アレルギー性鼻炎や花粉症などの症状は、
花粉などの異物が体内に入って、肥満細胞から、かゆみなどを引き起こす
ヒスタミンが分泌されることで生じる。
ヒスタミンの分泌を抑える物質があれば、アレルギー疾患の防止に。
福井教授らは、緑茶に含まれるカテキンの一種
(抗酸化作用の強いエピガロカテキンガレート)が、
ヒスタミン分泌にかかわる遺伝子(ヒスタミン受容体遺伝子)や
アレルギー情報伝達物質の遺伝子の働きを抑えるかどうかを、
特殊な細胞を使って実験。
その結果、カテキンを添加した細胞は添加しない細胞に比べ、
ヒスタミン受容体遺伝子の働きが抑制されることが分かった。
http://mainichi.jp/life/health/news/20081227ddm010100165000c.html
緑茶の主成分のカテキンの一種が、アレルギー疾患に関係する
遺伝子の働きを抑制して、アレルギー疾患の予防につながる可能性を
示唆する研究結果が、日本薬理学会近畿支部会で発表。
福井裕行・徳島大学大学院教授と伊藤園の共同研究。
アレルギー性鼻炎や花粉症などの症状は、
花粉などの異物が体内に入って、肥満細胞から、かゆみなどを引き起こす
ヒスタミンが分泌されることで生じる。
ヒスタミンの分泌を抑える物質があれば、アレルギー疾患の防止に。
福井教授らは、緑茶に含まれるカテキンの一種
(抗酸化作用の強いエピガロカテキンガレート)が、
ヒスタミン分泌にかかわる遺伝子(ヒスタミン受容体遺伝子)や
アレルギー情報伝達物質の遺伝子の働きを抑えるかどうかを、
特殊な細胞を使って実験。
その結果、カテキンを添加した細胞は添加しない細胞に比べ、
ヒスタミン受容体遺伝子の働きが抑制されることが分かった。
http://mainichi.jp/life/health/news/20081227ddm010100165000c.html
新しい波/288 武道の必修化/6
(毎日 12月27日)
12年度から中学1、2年の授業で武道が必修化され、
柔道、剣道とともに相撲も学校単位で選択が可能となる。
地域によっては、幼いころから道場で相撲に親しむ子どもも多い。
その中で、全国から集まった小学生力士が、
東京・両国国技館で開かれた全日本小学生相撲優勝大会で強さを競い合った。
小学5年の部に出場した三男に付き添い、
国技館を訪れた埼玉県戸田市の主婦、稲員礼子さん(51)は、
「相撲は、何よりも礼儀と我慢強さが身につく」と話し、
「身についた力や技をコントロールする心を養ってもらいたい」と付け加えた。
激しい試合や練習では、相手にけがをさせかねない。
学んだ技や培った力を、むやみに他人に使えば凶器になる場合さえある。
それ故、相撲を学ぶ場合、力と技だけでなく「優しさ」を併せ持つことが大切。
相撲を教えて26年になる千葉県富津市立富津中の山崎美佐夫教諭(48)が、
留意するのもこの点。
日体大相撲部に所属していた山崎教諭は、
「相撲は、初心者レベルで(勝敗の)偶然性が少ない」。
特に、成長途上で体格差が大きい中学生は、
戦う前から勝敗が分かる場合もある。
強者と分かれば、「同じ全力を尽くすにも、相手にけがをさせないように勝ちなさい。
弱者への配慮を常に持ちなさい」と指導。
相撲の伝統的な所作を教えることも重要。
例えば、もみ手から腕を開いて手のひらを返す「塵手水(ちりちょうず)」。
もみ手は、屋外で相撲を取った時代に水がなかったため、
雑草をもんで手を清める仕草。
手のひらを返すのは、武器を持たずに正々堂々と素手で戦うことを誓うため。
山崎教諭は、「大相撲の中継を見て生徒が聞いてくる。
それに答えるだけでも、日本の伝統文化としての相撲を教えることができる」
「強いだけでなく、弱い子にいたわりの心を持って
力を発揮しなければならないのが相撲」
山崎教諭は、生徒が相撲を通して弱者へのいたわりを学ぶことを期待。
http://mainichi.jp/enta/sports/21century/news/20081227ddm035050040000c.html
12年度から中学1、2年の授業で武道が必修化され、
柔道、剣道とともに相撲も学校単位で選択が可能となる。
地域によっては、幼いころから道場で相撲に親しむ子どもも多い。
その中で、全国から集まった小学生力士が、
東京・両国国技館で開かれた全日本小学生相撲優勝大会で強さを競い合った。
小学5年の部に出場した三男に付き添い、
国技館を訪れた埼玉県戸田市の主婦、稲員礼子さん(51)は、
「相撲は、何よりも礼儀と我慢強さが身につく」と話し、
「身についた力や技をコントロールする心を養ってもらいたい」と付け加えた。
激しい試合や練習では、相手にけがをさせかねない。
学んだ技や培った力を、むやみに他人に使えば凶器になる場合さえある。
それ故、相撲を学ぶ場合、力と技だけでなく「優しさ」を併せ持つことが大切。
相撲を教えて26年になる千葉県富津市立富津中の山崎美佐夫教諭(48)が、
留意するのもこの点。
日体大相撲部に所属していた山崎教諭は、
「相撲は、初心者レベルで(勝敗の)偶然性が少ない」。
特に、成長途上で体格差が大きい中学生は、
戦う前から勝敗が分かる場合もある。
強者と分かれば、「同じ全力を尽くすにも、相手にけがをさせないように勝ちなさい。
弱者への配慮を常に持ちなさい」と指導。
相撲の伝統的な所作を教えることも重要。
例えば、もみ手から腕を開いて手のひらを返す「塵手水(ちりちょうず)」。
もみ手は、屋外で相撲を取った時代に水がなかったため、
雑草をもんで手を清める仕草。
手のひらを返すのは、武器を持たずに正々堂々と素手で戦うことを誓うため。
山崎教諭は、「大相撲の中継を見て生徒が聞いてくる。
それに答えるだけでも、日本の伝統文化としての相撲を教えることができる」
「強いだけでなく、弱い子にいたわりの心を持って
力を発揮しなければならないのが相撲」
山崎教諭は、生徒が相撲を通して弱者へのいたわりを学ぶことを期待。
http://mainichi.jp/enta/sports/21century/news/20081227ddm035050040000c.html
ナイスステップな研究者:10件12人の科学者が選ばれる
(毎日 12月26日)
文部科学省科学技術政策研究所は、科学技術の振興や普及に貢献した
08年の「ナイスステップな研究者」を発表。
鉄を含む新しい高温超電導物質を発見し、材料科学分野で
世界的なフィーバーを起こした細野秀雄・東京工業大教授や、
凍結マウスからクローンを作成した若山照彦・理化学研究所チームリーダーら、
10件12人が選ばれた。
研究所の調査や全国約2000人の科学者の意見を参考に選定。
このほかに選ばれた研究者は次の通り。
新津洋司郎・札幌医科大特任教授(肝硬変など難治性疾患の治療法開発)、
三浦道子・広島大教授(卓越したトランジスタモデルの開発と国際標準化)、
山口茂弘・名古屋大教授(高性能有機エレクトロニクス材料の創出)、
池田裕二郎氏、長谷川和男氏、金正倫計氏=日本原子力研究開発機構
J-PARCセンター(先端的な加速器パルス中性子源の開発)、
嶋田雅曉・長崎大教授(ケニアを拠点とした感染症対策での国際貢献)、
河野典子・日本大教授(男女共同参画、女性研究者支援)、
米田仁紀・電気通信大教授(先進的な工学系大学院教育プログラムの開発)、
新井紀子・国立情報学研究所教授(ウェブを利用した新たな学校教育手法の展開)
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/26/20081226ddm012040061000c.html
文部科学省科学技術政策研究所は、科学技術の振興や普及に貢献した
08年の「ナイスステップな研究者」を発表。
鉄を含む新しい高温超電導物質を発見し、材料科学分野で
世界的なフィーバーを起こした細野秀雄・東京工業大教授や、
凍結マウスからクローンを作成した若山照彦・理化学研究所チームリーダーら、
10件12人が選ばれた。
研究所の調査や全国約2000人の科学者の意見を参考に選定。
このほかに選ばれた研究者は次の通り。
新津洋司郎・札幌医科大特任教授(肝硬変など難治性疾患の治療法開発)、
三浦道子・広島大教授(卓越したトランジスタモデルの開発と国際標準化)、
山口茂弘・名古屋大教授(高性能有機エレクトロニクス材料の創出)、
池田裕二郎氏、長谷川和男氏、金正倫計氏=日本原子力研究開発機構
J-PARCセンター(先端的な加速器パルス中性子源の開発)、
嶋田雅曉・長崎大教授(ケニアを拠点とした感染症対策での国際貢献)、
河野典子・日本大教授(男女共同参画、女性研究者支援)、
米田仁紀・電気通信大教授(先進的な工学系大学院教育プログラムの開発)、
新井紀子・国立情報学研究所教授(ウェブを利用した新たな学校教育手法の展開)
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/26/20081226ddm012040061000c.html
国有林の原状回復を 国、八幡平観光に請求へ
(岩手日報 12月27日)
特別清算から破産への移行を決めている八幡平観光
(資本金2億9790万円、代表清算人・三船博敏岩手県北自動車社長)は、
期限となっていた八幡平スキー場の国有林使用について、
盛岡森林管理署(二村信三署長)に使用延長を申請しなかった。
同管理署は年明けにも、八幡平観光に対し、国有林の原状回復を求める方針。
八幡平スキー場は、国有林39・6ヘクタールを使用し、
リフト3基、レストハウスとパトロール隊詰め所の建物2棟を設置、
27日から国有林の無権限使用となる。
同管理署は、八幡平観光が特別清算から破産へ移行する判断が示される
来年1月9日の盛岡地裁の審尋の前に、原状回復を請求する方針。
損害賠償請求についても検討する。
二村署長は、「スキー場は無権限使用の状態となり、
管理署として原状回復を求める。
損害賠償請求についても、東北森林管理局や関係機関と協議する」
林野庁国有林野管理室業務課の山内健二課長補佐は、
「契約が切れて、すぐには損害賠償にはならない。
破産の決定、破産管財人の選任を見て対応する」
原状回復は、リフトや建物の撤去、緑化などが必要。
森林管理署との協議で、計画書を作成する。
リフト撤去に多額の経費が見込まれ、「億単位はかかるのでは」(林野庁)。
福島県を除く東北5県を管理する東北森林管理局管内では、
西武グループのプリンスホテルが経営する森吉、千畑スキー場(秋田県)が
廃業を決め、森林管理署と原状回復を協議。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081227_6
特別清算から破産への移行を決めている八幡平観光
(資本金2億9790万円、代表清算人・三船博敏岩手県北自動車社長)は、
期限となっていた八幡平スキー場の国有林使用について、
盛岡森林管理署(二村信三署長)に使用延長を申請しなかった。
同管理署は年明けにも、八幡平観光に対し、国有林の原状回復を求める方針。
八幡平スキー場は、国有林39・6ヘクタールを使用し、
リフト3基、レストハウスとパトロール隊詰め所の建物2棟を設置、
27日から国有林の無権限使用となる。
同管理署は、八幡平観光が特別清算から破産へ移行する判断が示される
来年1月9日の盛岡地裁の審尋の前に、原状回復を請求する方針。
損害賠償請求についても検討する。
二村署長は、「スキー場は無権限使用の状態となり、
管理署として原状回復を求める。
損害賠償請求についても、東北森林管理局や関係機関と協議する」
林野庁国有林野管理室業務課の山内健二課長補佐は、
「契約が切れて、すぐには損害賠償にはならない。
破産の決定、破産管財人の選任を見て対応する」
原状回復は、リフトや建物の撤去、緑化などが必要。
森林管理署との協議で、計画書を作成する。
リフト撤去に多額の経費が見込まれ、「億単位はかかるのでは」(林野庁)。
福島県を除く東北5県を管理する東北森林管理局管内では、
西武グループのプリンスホテルが経営する森吉、千畑スキー場(秋田県)が
廃業を決め、森林管理署と原状回復を協議。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081227_6
2008年12月31日水曜日
環境税:肯定派が上回る 大企業調査、91年以来初めて
(毎日 12月28日)
大企業を対象にした環境省の調査で、
企業活動などに伴う二酸化炭素(CO2)排出量に応じて課税する
「環境税」導入に肯定的な企業の割合が、否定的な企業の割合を
91年の調査開始以来初めて上回った。
09年度与党税制改正大綱では環境税導入が見送られたが、
同省は、「地球温暖化対策としての環境税への理解が企業の間に広がってきた」
調査は、上場企業と従業員500人以上の非上場企業など
計6484社を対象に実施。2819社から回答があった(回答率43.5%)。
環境税導入については「賛成」が7%、
「内容次第だがどちらかといえば賛成」が33.6%、
肯定的な回答が4割を超えた。
「反対(11.1%)」、「どちらかと言えば反対(25.8%)」の合計は36.9%、
肯定派が初めて上回った。
税収の使い道は、「温暖化防止対策」61%、
「企業の省エネルギーへの投資」17・8%などで、
環境以外の分野にも使う「一般財源」との回答は4%。
企業の環境への取り組みの意義について、
「企業の社会的責任(CSR)」が82.6%を占め、
「ビジネスチャンス」、「業績を左右する戦略」との回答は
いずれも10%に満たなかった。
http://mainichi.jp/select/science/news/20081229k0000m040058000c.html
大企業を対象にした環境省の調査で、
企業活動などに伴う二酸化炭素(CO2)排出量に応じて課税する
「環境税」導入に肯定的な企業の割合が、否定的な企業の割合を
91年の調査開始以来初めて上回った。
09年度与党税制改正大綱では環境税導入が見送られたが、
同省は、「地球温暖化対策としての環境税への理解が企業の間に広がってきた」
調査は、上場企業と従業員500人以上の非上場企業など
計6484社を対象に実施。2819社から回答があった(回答率43.5%)。
環境税導入については「賛成」が7%、
「内容次第だがどちらかといえば賛成」が33.6%、
肯定的な回答が4割を超えた。
「反対(11.1%)」、「どちらかと言えば反対(25.8%)」の合計は36.9%、
肯定派が初めて上回った。
税収の使い道は、「温暖化防止対策」61%、
「企業の省エネルギーへの投資」17・8%などで、
環境以外の分野にも使う「一般財源」との回答は4%。
企業の環境への取り組みの意義について、
「企業の社会的責任(CSR)」が82.6%を占め、
「ビジネスチャンス」、「業績を左右する戦略」との回答は
いずれも10%に満たなかった。
http://mainichi.jp/select/science/news/20081229k0000m040058000c.html
大学選び(5)選抜法で異なる指標
(読売 12月27日)
大学選びの指標をどう考えればいいのか。
大学の全入時代を迎え、選抜方法も多様化している。
偏差値による大学選びは揺らいでいないのか。
代々木ゼミナール入試情報センター本部長の坂口幸世さん(55)は、
まず「大学選びは一生の買い物。情報はきちんと取った方がいい」
代ゼミでは、過去に模試を受けた受験生約30万人を対象に、
電話や郵便で一般入試で合格した大学を尋ね、合格ラインを出している。
一般入試の枠が減り、調査書や面接、小論文で決める
AO(アドミッション・オフィス)入試や推薦入試が広がっている。
その点で、「データを示しにくくなったのは事実」とした上で、
「旧帝大や私大のトップ15校では、定員の7割前後が一般入試。確度は高い」
と、有力大学での偏差値活用に自信を見せる。
偏差値が通用しないAO・推薦で、私大に入る人が過半数に。
それだけに「大学は、きちんとAO・推薦の選考基準を示してほしい。
わからないもので落とされては、受験生は納得できない」
近年、AO・推薦とセンター試験の両方で合否を決める大学が増えたことに注目。
来春入試で取り入れる大学数は4分の1。
ペーパーテストで測れる学力以外の能力を見ようと始まった仕組みに
不都合があった、と大学が考えているのがわかる。
「偏差値はあてにならない」というのは、
全国高等学校進路指導協議会事務局長(東京都立晴海総合高校教諭)の
千葉吉裕さん(47)。
合格ラインで示される偏差値は、一般入試での数値。
その定員を減らせば、合格ラインが上がる。
進学組と就職組の双方がいる晴海総合高では、
独立行政法人「労働政策研究・研修機構」のホームページに
掲載されている適性診断を活用。
診断結果をもとに、進学か就職か、進学ならば何を学ぶかを考える。
「大学選びでは、教育力を指標にしたい。
入学させた学生を、どれだけ伸ばしているかを見たい」。
大学が行っている卒業生対象の満足度調査は、参考にしていない。
友だちがたくさんできた、程度で点数が上がってしまうからだ。
「大人数授業が多いのか、個別指導が徹底しているか、
ゼミにも入れない学生がどれだけいるのか……。
大学4年間で多額の教育費がかかるからこそ、慎重に選びたい」
いい大学に入れば将来は安泰――そんな幻想を抱いている保護者も
納得できるデータがほしいと付け加えた。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081227-OYT8T00184.htm
大学選びの指標をどう考えればいいのか。
大学の全入時代を迎え、選抜方法も多様化している。
偏差値による大学選びは揺らいでいないのか。
代々木ゼミナール入試情報センター本部長の坂口幸世さん(55)は、
まず「大学選びは一生の買い物。情報はきちんと取った方がいい」
代ゼミでは、過去に模試を受けた受験生約30万人を対象に、
電話や郵便で一般入試で合格した大学を尋ね、合格ラインを出している。
一般入試の枠が減り、調査書や面接、小論文で決める
AO(アドミッション・オフィス)入試や推薦入試が広がっている。
その点で、「データを示しにくくなったのは事実」とした上で、
「旧帝大や私大のトップ15校では、定員の7割前後が一般入試。確度は高い」
と、有力大学での偏差値活用に自信を見せる。
偏差値が通用しないAO・推薦で、私大に入る人が過半数に。
それだけに「大学は、きちんとAO・推薦の選考基準を示してほしい。
わからないもので落とされては、受験生は納得できない」
近年、AO・推薦とセンター試験の両方で合否を決める大学が増えたことに注目。
来春入試で取り入れる大学数は4分の1。
ペーパーテストで測れる学力以外の能力を見ようと始まった仕組みに
不都合があった、と大学が考えているのがわかる。
「偏差値はあてにならない」というのは、
全国高等学校進路指導協議会事務局長(東京都立晴海総合高校教諭)の
千葉吉裕さん(47)。
合格ラインで示される偏差値は、一般入試での数値。
その定員を減らせば、合格ラインが上がる。
進学組と就職組の双方がいる晴海総合高では、
独立行政法人「労働政策研究・研修機構」のホームページに
掲載されている適性診断を活用。
診断結果をもとに、進学か就職か、進学ならば何を学ぶかを考える。
「大学選びでは、教育力を指標にしたい。
入学させた学生を、どれだけ伸ばしているかを見たい」。
大学が行っている卒業生対象の満足度調査は、参考にしていない。
友だちがたくさんできた、程度で点数が上がってしまうからだ。
「大人数授業が多いのか、個別指導が徹底しているか、
ゼミにも入れない学生がどれだけいるのか……。
大学4年間で多額の教育費がかかるからこそ、慎重に選びたい」
いい大学に入れば将来は安泰――そんな幻想を抱いている保護者も
納得できるデータがほしいと付け加えた。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081227-OYT8T00184.htm
総務省が地域活性化プラン発表
(サイエンスポータル 2008年12月22日)
豊かな自然環境を守りながら、活力ある地域社会の形成を目指す
「地域力創造プラン(鳩山プラン)」を総務省が発表。
プランは、「定住自立圏構想の推進」、
「地域連携による『自然との共生』の推進」、
「条件不利地域の自立・活性化の支援」という3本の柱。
定住自立圏とは、人口5万人程度以上の市を「中心市」とし、
その都市機能と近接する「周辺市町村」の環境、歴史、文化などとが
相互に役割分担し、定住の受け皿を形成することを意味。
地域連携による「自然との共生」では、都市の意欲ある若者たちを、
農産漁村が「地域おこし協力隊員」として受け入れ、
人口減少と高齢化に悩む地方の活性化を図ることを目指す。
都市部の災害防止、水源の涵養、食糧の供給、森林によるCO2の吸収など、
過疎地域を含む農産漁村が都市部を支えている実態を重視し、
都市から地方への移住や都市・地方の交流を促進する取り組みを進める。
定住自立圏構想の実現を目指した取り組みとしては、
既に八戸市など21市19圏域が先行実施団体として選ばれている。
来年度、これら先行実施団体の中心都市と周辺市町村が連携協定を締結し、
同様の取り組みが全国に広がることを目指す。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0812/0812221.html
豊かな自然環境を守りながら、活力ある地域社会の形成を目指す
「地域力創造プラン(鳩山プラン)」を総務省が発表。
プランは、「定住自立圏構想の推進」、
「地域連携による『自然との共生』の推進」、
「条件不利地域の自立・活性化の支援」という3本の柱。
定住自立圏とは、人口5万人程度以上の市を「中心市」とし、
その都市機能と近接する「周辺市町村」の環境、歴史、文化などとが
相互に役割分担し、定住の受け皿を形成することを意味。
地域連携による「自然との共生」では、都市の意欲ある若者たちを、
農産漁村が「地域おこし協力隊員」として受け入れ、
人口減少と高齢化に悩む地方の活性化を図ることを目指す。
都市部の災害防止、水源の涵養、食糧の供給、森林によるCO2の吸収など、
過疎地域を含む農産漁村が都市部を支えている実態を重視し、
都市から地方への移住や都市・地方の交流を促進する取り組みを進める。
定住自立圏構想の実現を目指した取り組みとしては、
既に八戸市など21市19圏域が先行実施団体として選ばれている。
来年度、これら先行実施団体の中心都市と周辺市町村が連携協定を締結し、
同様の取り組みが全国に広がることを目指す。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0812/0812221.html
次代の奥州博士育成 ご当地検定実施のNPO法人
(岩手日報 12月28日)
奥州市水沢区の特定非営利活動法人(NPO法人)
奥州おもしろ学(佐藤秀昭理事長)は、胆江地区出身の人物や
名所をまとめた「奥州おもしろ学ジュニアテキスト」を作った。
同法人が、今年から始めた「ご当地検定」の好評を受け、
小中学生向けに、より易しい内容とした。
来年2月のジュニア検定に向け、出前授業も受け付ける。
関係者は、「子どもたちが地元を学ぶきっかけにしてほしい」と期待。
ジュニアテキストはA4判で、74ページ。
内容は、「一般向けの初級より易しいレベル」(佐藤理事長)で、
世界遺産登録を目指す地元の文化や人物、産業や物産などを幅広く紹介。
同法人は、地域を面白く理解してもらおうと2、10月に検定試験を実施。
市内外から初級、中級部門に延べ約100人が受験。
ジュニア検定の対象は小中学生とし、問題は、テキストを基に出題。
点数に応じて金、銀、銅賞を与え、不合格は設けない。
検定前に佐藤理事長らが、地域の学校や公民館で講義する「出前授業」を予定。
学校や子ども会単位などでの応募を見込むが、
佐藤理事長は「1人、2人でも希望があれば向かいたい」と積極的。
佐藤理事長と佐藤幸男常務理事は、奥州市江刺総合支所と
金ケ崎町役場を訪れ、地域の小中学校にテキスト計120冊を寄贈。
菅原義子市教育長は、「関心と誇りを持ち、
将来的に地元に住むきっかけとなればうれしい」
検定試験は、2月7日午後2時から奥州市水沢区横町のメイプル4階で行う。
申し込みは、1月20日-2月3日の午前10時から正午まで、
メイプル内の奥州寺子屋(0197・34・2100)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081228_9
奥州市水沢区の特定非営利活動法人(NPO法人)
奥州おもしろ学(佐藤秀昭理事長)は、胆江地区出身の人物や
名所をまとめた「奥州おもしろ学ジュニアテキスト」を作った。
同法人が、今年から始めた「ご当地検定」の好評を受け、
小中学生向けに、より易しい内容とした。
来年2月のジュニア検定に向け、出前授業も受け付ける。
関係者は、「子どもたちが地元を学ぶきっかけにしてほしい」と期待。
ジュニアテキストはA4判で、74ページ。
内容は、「一般向けの初級より易しいレベル」(佐藤理事長)で、
世界遺産登録を目指す地元の文化や人物、産業や物産などを幅広く紹介。
同法人は、地域を面白く理解してもらおうと2、10月に検定試験を実施。
市内外から初級、中級部門に延べ約100人が受験。
ジュニア検定の対象は小中学生とし、問題は、テキストを基に出題。
点数に応じて金、銀、銅賞を与え、不合格は設けない。
検定前に佐藤理事長らが、地域の学校や公民館で講義する「出前授業」を予定。
学校や子ども会単位などでの応募を見込むが、
佐藤理事長は「1人、2人でも希望があれば向かいたい」と積極的。
佐藤理事長と佐藤幸男常務理事は、奥州市江刺総合支所と
金ケ崎町役場を訪れ、地域の小中学校にテキスト計120冊を寄贈。
菅原義子市教育長は、「関心と誇りを持ち、
将来的に地元に住むきっかけとなればうれしい」
検定試験は、2月7日午後2時から奥州市水沢区横町のメイプル4階で行う。
申し込みは、1月20日-2月3日の午前10時から正午まで、
メイプル内の奥州寺子屋(0197・34・2100)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081228_9
2008年12月30日火曜日
新しい波/287 武道の必修化/5
(毎日 12月20日)
剣道は、「痛い」「臭い」などの理由で、52%の生徒が「やりたくない」と回答。
宇都宮市立雀宮中で行われた全国学校体育研究大会を前に、
研究班が実施した生徒アンケートの結果。
剣道の研究授業で教えた雀宮中の山田博子教諭は、
「負のイメージが強かった」
山田教諭の授業では、面を着ける際に布製のあごあてを使い、
小手の下には軍手をはめることを生徒に認めている。
「前に使った人の汗が気になる」という理由。
一部には、こうした防具の着用に批判の声もあるが、
山田教諭は、「生徒が抱くハードルを取り除きたかった」
剣道は、他の武道と比べても厳しい礼法を指導。
全日本剣道連盟は、試合で勝った後のガッツポーズや、
特定選手を応援する横断幕の掲示などを禁じている。
全剣連の福本修二専務理事は、
「負けた相手にガッツポーズされた時の思い、横断幕のない選手の気持ち。
その寂しさを『察しろ』ということだ」と話し、
相手に対する思いやりの心が大切であると強調する。
試合後は、両手を床について互いに礼をする。
山田教諭は、「勝者は『自分の力を引き出してくれた』、
敗者は『弱点を教えてくれた』という相手の選手に対する感謝の気持ちを表す。
相手があって分かることだ」と説く。
あごあてや軍手を認めたのも、剣道の心を感じてもらいたかったから。
素直にありがとう、と言えるようになった生徒の心の変化も肌で感じてきた。
剣道の授業に詳しい千葉県袖ケ浦市教委総合教育センターの
軽米満世・教育相談員は、「剣道を通じて問題の多かった中学が
良い方向へ向かった例もある」と指摘。
全剣連は、75年に「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」
とした「剣道の理念」をまとめた。
昨年も、「剣道指導の心構え」として礼法を重んずる指導を呼びかけた。
思いやりや感謝の気持ちを大事にする剣道。
12年度から中学1、2年の授業に武道が必修化されるのに伴い、
教育現場では剣道に期待する声もある。
http://mainichi.jp/enta/sports/21century/news/20081220ddm035050007000c.html
剣道は、「痛い」「臭い」などの理由で、52%の生徒が「やりたくない」と回答。
宇都宮市立雀宮中で行われた全国学校体育研究大会を前に、
研究班が実施した生徒アンケートの結果。
剣道の研究授業で教えた雀宮中の山田博子教諭は、
「負のイメージが強かった」
山田教諭の授業では、面を着ける際に布製のあごあてを使い、
小手の下には軍手をはめることを生徒に認めている。
「前に使った人の汗が気になる」という理由。
一部には、こうした防具の着用に批判の声もあるが、
山田教諭は、「生徒が抱くハードルを取り除きたかった」
剣道は、他の武道と比べても厳しい礼法を指導。
全日本剣道連盟は、試合で勝った後のガッツポーズや、
特定選手を応援する横断幕の掲示などを禁じている。
全剣連の福本修二専務理事は、
「負けた相手にガッツポーズされた時の思い、横断幕のない選手の気持ち。
その寂しさを『察しろ』ということだ」と話し、
相手に対する思いやりの心が大切であると強調する。
試合後は、両手を床について互いに礼をする。
山田教諭は、「勝者は『自分の力を引き出してくれた』、
敗者は『弱点を教えてくれた』という相手の選手に対する感謝の気持ちを表す。
相手があって分かることだ」と説く。
あごあてや軍手を認めたのも、剣道の心を感じてもらいたかったから。
素直にありがとう、と言えるようになった生徒の心の変化も肌で感じてきた。
剣道の授業に詳しい千葉県袖ケ浦市教委総合教育センターの
軽米満世・教育相談員は、「剣道を通じて問題の多かった中学が
良い方向へ向かった例もある」と指摘。
全剣連は、75年に「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」
とした「剣道の理念」をまとめた。
昨年も、「剣道指導の心構え」として礼法を重んずる指導を呼びかけた。
思いやりや感謝の気持ちを大事にする剣道。
12年度から中学1、2年の授業に武道が必修化されるのに伴い、
教育現場では剣道に期待する声もある。
http://mainichi.jp/enta/sports/21century/news/20081220ddm035050007000c.html
求められるノーベル賞の受賞報道とは
(サイエンスポータル 2008年12月26日)
日本人4人のノーベル賞受賞にわいた年だったが、
ノーベル化学賞受賞者の白川英樹氏が、雑誌「科学」1月号の巻頭言で、
ノーベル賞の報道について苦言を呈している。
直接批判されているのは、氏を含め3年連続でノーベル賞受章者が
出たときのメディアの取り上げ方だ。
「とてもまともな報道とは思えなかった」、「興味本位の報道」と指摘。
今年の報道について直接の批判はないが、
「どうしてノーベル賞だけが大騒ぎになるのだろうか」
という疑問を呈している。
「メディアの取材と、研究内容や受賞の本質を突いていない
報道に対する違和感」。
自身の受賞時について、このような感想を述べている。
科学(技術)部を持つ新聞・通信社側からは、
「受賞対象になった業績についても、相応の記事は出している」
という反論も聞かれそうだ。
「なぜノーベル賞だけが大騒ぎになるのか」という指摘と併せて、
アカデミズムとジャーナリズムの間で、大いに議論を交わしてみても
よいのではないだろうか。
白川氏の言うメディアを新聞、通信、放送、雑誌と考えると、
確かにこれらの媒体にとって、ノーベル賞が大きな報道対象になるのは
日本人が受賞したときにほぼ限られる。
外国人が受賞したときは、特別の場合でもなければ、
受賞理由もそれほど詳しくは報じられないだろう。
どういう研究業績に対して賞が授与されたかより、
だれに対して授与されたかが、普通の人のより大きな関心事。
氏は、次のような疑問も投げかけている。
日本学士院賞や恩賜賞の受賞者を伝える報道の扱いが、
日本人のノーベル賞受賞時に比べ、小さいのはなぜか。
これに対しても、メディア側の言い分はありそう。
毎年日本人がもらうことが分かっていて、それも人数も結構多い賞の報道と、
いつ日本人がもらうか予想が難しいノーベル賞のニュース価値が
大きく異なるのは、当然ではないか、と。
ただし、「メディアにはノーベル賞関係だけでなく、
科学・技術関係のより充実した報道をお願いしたい」という
白川氏の要請に、科学ジャーナリズムは何の異論もない。
白川氏も、メディア側にばかり注文を付けているわけではない。
科学者・技術者にも、研究成果を専門外の人たちにも分かりやすく、
研究の意義と成果を語りかける努力を求めている。
例えば、日本学士院賞がどのように決まるのか、といったことは
メディアにきちんと説明されているのだろうか。
賞を出す側も、「これは立派な賞だ」と言うだけでなく、
メディアにも一般の人々にもそう思わせる努力がもっとあってもよいと思う。
http://www.scienceportal.jp/news/review/0812/0812261.html
日本人4人のノーベル賞受賞にわいた年だったが、
ノーベル化学賞受賞者の白川英樹氏が、雑誌「科学」1月号の巻頭言で、
ノーベル賞の報道について苦言を呈している。
直接批判されているのは、氏を含め3年連続でノーベル賞受章者が
出たときのメディアの取り上げ方だ。
「とてもまともな報道とは思えなかった」、「興味本位の報道」と指摘。
今年の報道について直接の批判はないが、
「どうしてノーベル賞だけが大騒ぎになるのだろうか」
という疑問を呈している。
「メディアの取材と、研究内容や受賞の本質を突いていない
報道に対する違和感」。
自身の受賞時について、このような感想を述べている。
科学(技術)部を持つ新聞・通信社側からは、
「受賞対象になった業績についても、相応の記事は出している」
という反論も聞かれそうだ。
「なぜノーベル賞だけが大騒ぎになるのか」という指摘と併せて、
アカデミズムとジャーナリズムの間で、大いに議論を交わしてみても
よいのではないだろうか。
白川氏の言うメディアを新聞、通信、放送、雑誌と考えると、
確かにこれらの媒体にとって、ノーベル賞が大きな報道対象になるのは
日本人が受賞したときにほぼ限られる。
外国人が受賞したときは、特別の場合でもなければ、
受賞理由もそれほど詳しくは報じられないだろう。
どういう研究業績に対して賞が授与されたかより、
だれに対して授与されたかが、普通の人のより大きな関心事。
氏は、次のような疑問も投げかけている。
日本学士院賞や恩賜賞の受賞者を伝える報道の扱いが、
日本人のノーベル賞受賞時に比べ、小さいのはなぜか。
これに対しても、メディア側の言い分はありそう。
毎年日本人がもらうことが分かっていて、それも人数も結構多い賞の報道と、
いつ日本人がもらうか予想が難しいノーベル賞のニュース価値が
大きく異なるのは、当然ではないか、と。
ただし、「メディアにはノーベル賞関係だけでなく、
科学・技術関係のより充実した報道をお願いしたい」という
白川氏の要請に、科学ジャーナリズムは何の異論もない。
白川氏も、メディア側にばかり注文を付けているわけではない。
科学者・技術者にも、研究成果を専門外の人たちにも分かりやすく、
研究の意義と成果を語りかける努力を求めている。
例えば、日本学士院賞がどのように決まるのか、といったことは
メディアにきちんと説明されているのだろうか。
賞を出す側も、「これは立派な賞だ」と言うだけでなく、
メディアにも一般の人々にもそう思わせる努力がもっとあってもよいと思う。
http://www.scienceportal.jp/news/review/0812/0812261.html
大学選び(4)学生から生の体験談
(読売 12月26日)
高校生と大学生が、気軽に進路を語り合える場ができた。
近隣の高校生のたまり場になっている横浜市青少年交流センター。
その隅に、一際にぎやかな十数人の集団があった。
「大学って楽しい?」、「代返って何?替え玉ってこと?」、「彼女できましたか?」
制服姿の高校生が、スナック菓子をつまみながら矢継ぎ早に質問。
「楽しいよ」、「友だちは出来た」。
「毎週40枚、手書きのリポートを課されて徹夜ばかり。
覚悟と目的がないと、大学はきついよ」と助言する学生も。
「大学以外の進路は考えたこともないけれど、何のために行くのだろう」と
高校生たちが次第に物思いにふけり始めた。
そばでやりとりを聞いていた横浜国立大学の望月由起准教授(39)に
笑顔が浮かぶ。
この日は、望月さんが同大で担当する授業「高大連携」の一環で行う実習。
本来は、「入試直前期の過ごし方」で語り合うはずだったのだが……。
高校生が抱く将来への不安の緩和に、大学生の体験を生かせないか。
昨年始まった「高大連携」には、そんな望月さんの思いが込められている。
大学院で臨床心理や教育を学び、約10年間、大手予備校講師をした後、
4年前に同大に着任した。
入試突破に血眼の高校や予備校と、学生集めに躍起の大学を目の当たりに。
授業では、そんな現状の根底にある社会的背景や歴史を説明し、
高校と大学はどのように連携すべきかを、
高校生と向き合いながら考えさせることに重きを置く。
実習の現場として、高校生の利用率が高い交流センターに協力を要請。
教師や親の勧め、偏差値で、何となく選んだ大学になじめず、
退学した学生を数多く見てきた同センターの遠藤夢沙さん(28)も、
「学生が語る様々な大学の姿や将来像を通して、
高校生に色々な選択肢があることを知ってほしい」と期待。
実習は、大学生自身にも進学の意味や目的を振り返らせる好機となっている。
経済的事情で、進学を断念した高校生と出会った工学部3年生(21)は、
「そんな人の存在を考えたこともなかった」と打ち明ける。
対人折衝が苦手で、システムエンジニアを目指していたが、
「人と接するのは面白い」と考え直した。
ふまじめな学生の多さにうんざりしていた工学部2年生(20)は、
受験生時代を思い出し、「まず自分の夢をしっかり見つめよう」と思い直している。
進路指導には、目的地を定めてそこに向かわせる山登りタイプと、
夢を探しながら一緒に筏に乗って川を下るタイプとがある。
「価値観が多様な今の子にふさわしいのは、筏下りではないか」
様々な夢に寄り添える力量が、大学選びにかかわる大人に求められている。
◆ブランドも重視の傾向
今春入学の大学生約6万人へのベネッセコーポレーションの調査では、
進学先を決めた理由は「学びたい授業がある」(57.9%)が1位だったが、
4年前に比べ3.3ポイント減。
2位の「入学の難易度」も数字を下げた。
「知名度」が23.2%で8.5ポイント上がるなど、
ブランド重視の傾向もうかがえた。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081226-OYT8T00171.htm
高校生と大学生が、気軽に進路を語り合える場ができた。
近隣の高校生のたまり場になっている横浜市青少年交流センター。
その隅に、一際にぎやかな十数人の集団があった。
「大学って楽しい?」、「代返って何?替え玉ってこと?」、「彼女できましたか?」
制服姿の高校生が、スナック菓子をつまみながら矢継ぎ早に質問。
「楽しいよ」、「友だちは出来た」。
「毎週40枚、手書きのリポートを課されて徹夜ばかり。
覚悟と目的がないと、大学はきついよ」と助言する学生も。
「大学以外の進路は考えたこともないけれど、何のために行くのだろう」と
高校生たちが次第に物思いにふけり始めた。
そばでやりとりを聞いていた横浜国立大学の望月由起准教授(39)に
笑顔が浮かぶ。
この日は、望月さんが同大で担当する授業「高大連携」の一環で行う実習。
本来は、「入試直前期の過ごし方」で語り合うはずだったのだが……。
高校生が抱く将来への不安の緩和に、大学生の体験を生かせないか。
昨年始まった「高大連携」には、そんな望月さんの思いが込められている。
大学院で臨床心理や教育を学び、約10年間、大手予備校講師をした後、
4年前に同大に着任した。
入試突破に血眼の高校や予備校と、学生集めに躍起の大学を目の当たりに。
授業では、そんな現状の根底にある社会的背景や歴史を説明し、
高校と大学はどのように連携すべきかを、
高校生と向き合いながら考えさせることに重きを置く。
実習の現場として、高校生の利用率が高い交流センターに協力を要請。
教師や親の勧め、偏差値で、何となく選んだ大学になじめず、
退学した学生を数多く見てきた同センターの遠藤夢沙さん(28)も、
「学生が語る様々な大学の姿や将来像を通して、
高校生に色々な選択肢があることを知ってほしい」と期待。
実習は、大学生自身にも進学の意味や目的を振り返らせる好機となっている。
経済的事情で、進学を断念した高校生と出会った工学部3年生(21)は、
「そんな人の存在を考えたこともなかった」と打ち明ける。
対人折衝が苦手で、システムエンジニアを目指していたが、
「人と接するのは面白い」と考え直した。
ふまじめな学生の多さにうんざりしていた工学部2年生(20)は、
受験生時代を思い出し、「まず自分の夢をしっかり見つめよう」と思い直している。
進路指導には、目的地を定めてそこに向かわせる山登りタイプと、
夢を探しながら一緒に筏に乗って川を下るタイプとがある。
「価値観が多様な今の子にふさわしいのは、筏下りではないか」
様々な夢に寄り添える力量が、大学選びにかかわる大人に求められている。
◆ブランドも重視の傾向
今春入学の大学生約6万人へのベネッセコーポレーションの調査では、
進学先を決めた理由は「学びたい授業がある」(57.9%)が1位だったが、
4年前に比べ3.3ポイント減。
2位の「入学の難易度」も数字を下げた。
「知名度」が23.2%で8.5ポイント上がるなど、
ブランド重視の傾向もうかがえた。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081226-OYT8T00171.htm
「海山街」三位一体で 知事が沿岸広域6氏と懇談
(東海新報 12月27日)
県政懇談会「岩手フロンティア懇談会」が開かれ、
達増拓也知事と沿岸広域振興圏の6市町の各界代表が、
地域課題や振興策をめぐり活発に意見交換。
出席者は、大船渡市の民宿海楽荘代表・志田豊繁さん、
陸前高田市生出コミュニティ推進協議会事務局長の菅野征一郎さん、
釜石医師会会長の小泉嘉明さん、
釜石市の(株)福島屋代表取締役専務・遊佐俊一さん、
山田町の漁業・菊地和三さん、宮古市の齋徳林業代表・齋藤眞琴さん。
菅原一敏、小野寺有一の両県議、大船渡、釜石、宮古の各地方振興局長が同席。
志田さんは、未利用だったカジキマグロの頭を食材に活用。
「頭が捨てられるのはもったいない」と、煮込んで民宿客に出し名物料理に。
温泉も掘り当て、事業拡大中のフロンティア精神について述べた。
菅野さんは、山の荒廃の現状や「間伐材が活用されていないのが残念でならない」
と、山主の業が成り立つように活用を呼びかけた。
医師の小泉さんは、医師不足について
「悪循環の中にあり、コストが問題ならば民間なりとタイアップを考えては」と提言。
遊佐さんは、「カヌーで海から見る三陸の景観は宝。
高山植物も生える半島は豊かさを保つものであり、ヤマセも生かすべき」と宝を列挙。
菊地さんは、津波注意報時の出漁中の漁業者の避難誘導で、
県のアドバイスを求めたほか、土壌改良剤となるカキ殻の活用促進を提案。
齋藤さんは、「これからの林業は、環境を売る時代。
炭素取引を、森林にうまく取り入れるシステムを県にお願いしたい」と要望し、
未利用の間伐材を燃料とする薪ストーブの利点を強調し利用促進を提案。
達増知事は、医師不足の問題について
「医療崩壊に拍車をかけないために、県民の医療リテラシーを高め、
お医者さんへのかかり方、救急診療について日本で一番、岩手県民が
それを分かっているというようになれば良く、
県民が地域の医療を支え作るという形に持っていきたい」
知事は、「海と山と街が、三位一体で栄える三陸のいろんなイメージが
広がっていく。県としても、宝を発掘してみんなのものにしていきたい」
http://www.tohkaishimpo.com/
県政懇談会「岩手フロンティア懇談会」が開かれ、
達増拓也知事と沿岸広域振興圏の6市町の各界代表が、
地域課題や振興策をめぐり活発に意見交換。
出席者は、大船渡市の民宿海楽荘代表・志田豊繁さん、
陸前高田市生出コミュニティ推進協議会事務局長の菅野征一郎さん、
釜石医師会会長の小泉嘉明さん、
釜石市の(株)福島屋代表取締役専務・遊佐俊一さん、
山田町の漁業・菊地和三さん、宮古市の齋徳林業代表・齋藤眞琴さん。
菅原一敏、小野寺有一の両県議、大船渡、釜石、宮古の各地方振興局長が同席。
志田さんは、未利用だったカジキマグロの頭を食材に活用。
「頭が捨てられるのはもったいない」と、煮込んで民宿客に出し名物料理に。
温泉も掘り当て、事業拡大中のフロンティア精神について述べた。
菅野さんは、山の荒廃の現状や「間伐材が活用されていないのが残念でならない」
と、山主の業が成り立つように活用を呼びかけた。
医師の小泉さんは、医師不足について
「悪循環の中にあり、コストが問題ならば民間なりとタイアップを考えては」と提言。
遊佐さんは、「カヌーで海から見る三陸の景観は宝。
高山植物も生える半島は豊かさを保つものであり、ヤマセも生かすべき」と宝を列挙。
菊地さんは、津波注意報時の出漁中の漁業者の避難誘導で、
県のアドバイスを求めたほか、土壌改良剤となるカキ殻の活用促進を提案。
齋藤さんは、「これからの林業は、環境を売る時代。
炭素取引を、森林にうまく取り入れるシステムを県にお願いしたい」と要望し、
未利用の間伐材を燃料とする薪ストーブの利点を強調し利用促進を提案。
達増知事は、医師不足の問題について
「医療崩壊に拍車をかけないために、県民の医療リテラシーを高め、
お医者さんへのかかり方、救急診療について日本で一番、岩手県民が
それを分かっているというようになれば良く、
県民が地域の医療を支え作るという形に持っていきたい」
知事は、「海と山と街が、三位一体で栄える三陸のいろんなイメージが
広がっていく。県としても、宝を発掘してみんなのものにしていきたい」
http://www.tohkaishimpo.com/
2008年12月29日月曜日
5年で2兆トンの氷が融解、温暖化でペース加速 NASA
(CNN 12月17日)
地球温暖化の影響で、南極とグリーンランド、アラスカの氷が溶けるペースが
早まり、2003年以来、1兆5000億トンから2兆トンもの氷が溶けたとする
観測データを、米航空宇宙局(NASA)が発表。
NASAの科学者スコット・ラスケ氏は、衛星2基を使った新技術で、
氷河と氷床の経年変化を測定。
同僚の科学者ジェイ・ズワリー氏も、別の衛星技術を使って
グリーンランドと北極、南極の氷の量の変化を調べ、
グリーンランドでは世界で年間約0.5ミリの海面上昇を引き起こすペースで
氷が溶けていると指摘。
海面上昇のペースは、15年前に比べて約50%速まっており、
今世紀の終わりまでに、海面は約45―90センチ上昇すると予想。
ズワリー氏は、現在の変化のペースを考えると、
地球環境の変化はますます予測がつかなくなっていて、
「地球温暖化の影響は、農業などわれわれの日常生活の多くの分野に及んでいる」
と警鐘を鳴らしている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170035.html
地球温暖化の影響で、南極とグリーンランド、アラスカの氷が溶けるペースが
早まり、2003年以来、1兆5000億トンから2兆トンもの氷が溶けたとする
観測データを、米航空宇宙局(NASA)が発表。
NASAの科学者スコット・ラスケ氏は、衛星2基を使った新技術で、
氷河と氷床の経年変化を測定。
同僚の科学者ジェイ・ズワリー氏も、別の衛星技術を使って
グリーンランドと北極、南極の氷の量の変化を調べ、
グリーンランドでは世界で年間約0.5ミリの海面上昇を引き起こすペースで
氷が溶けていると指摘。
海面上昇のペースは、15年前に比べて約50%速まっており、
今世紀の終わりまでに、海面は約45―90センチ上昇すると予想。
ズワリー氏は、現在の変化のペースを考えると、
地球環境の変化はますます予測がつかなくなっていて、
「地球温暖化の影響は、農業などわれわれの日常生活の多くの分野に及んでいる」
と警鐘を鳴らしている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170035.html
大学選び(3)教育・研究内容で評価
(読売 12月25日)
出会いの場づくりで、行きたい大学をつかませる。
教室に集まった高校3年生約80人が、真剣な表情で読売新聞社が作った
「大学の実力」調査の冊子の一覧表に見入る。
予備校「早稲田塾」の出願校決定説明会。
講師が、表に記された大学別の学習支援策の見方を説明しながら、
「勉強をサポートできる大学かどうか、必ずチェックを」と呼びかけると、
高校生の目は一層、険しくなった。
早稲田塾は10年以上前から、教育・研究内容による大学選びを提唱。
一昨年から、「高校生と大学の出会いの場の提供」(相川秀希代表)を目的に、
大学と連携し、最先端の研究を体感できる授業も展開。
連携先は、立命館アジア太平洋大など9校に増えた。
「大学の実力」は、新聞を読んだ同塾総合研究所の主任研究員、
倉部史記さん(30)の発案で取り寄せ、東京、神奈川で展開する
15校全校の受講生に配布。
冊子には、倉部さんの「読み解き方」のメモを添えた。
標準修業年限卒業率7割、4年間の退学率1割強と回答した都内の私大には、
「厳しく学生を育てることで、社会から高い評価を得ている大学だということが、
数値からも読み取れる」と説明。
数字だけに頼らず、大学に直接問い合わせるなど、
自分で調べて慎重に志望校を決めるよう勧めている。
倉部さんは2年前まで、「偏差値が低い」とされた都内の私大の職員。
教職員まで劣等感を持つ姿に疑問を持ち、「大学は教育と研究で勝負」と、
自分のブログで意見を発信し続けてきた。
同塾への転職も、高校生に大学の中身を知ってもらいたいと考えた。
「大学選びは、自分の一生を決めることだとわかってほしい」
文京学院大学女子高校は、3年生約360人を対象に、
専修や大妻女子など12大学の教員14人を一堂に集めて模擬授業を行った。
最新の経済理論を解説する政治経済学部の授業や、
中国映画から日中関係の変化を考えるコミュニケーション文化学科の授業など、
大学のふだんの授業が展開、居眠りや私語はない。
「高校と違って難しい。でももっと聞きたい」と、生徒は目を輝かせていた。
これも、教育の内容を実体験してからの大学・学部選びで、
昨年から始めた試み。
講師集めには、都内の広告代理店も協力。
「名称だけでは、中身がわからない学部・学科名が増え、
指導教員が苦労している」と、棚橋信雄教頭(55)が事情を打ち明ける。
棚橋教頭は今、現役の学生の声も必要だと考えている。
オープンキャンパス(大学見学会)に出かけた生徒たちが時折拾ってくる
「うちの大学に来ることは勧めないよ」という言葉が忘れられない。
大学の本当の実力を高校生に伝えるにはどうしたらいいか。
現場の悩みは尽きない。
◆多様化に対応した学習支援策
「大学の実力」調査では、高校での学習内容の補習や到達度試験など
学習支援策9項目の実施状況を尋ねた。
最も多かったのは到達度試験で、回答した499校の8割近い378校が実施。
次いで習熟度別クラス編成が多かった。
国公私立の別なく、学生の多様化へ対応した取り組みが浮き彫りに。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081225-OYT8T00231.htm
出会いの場づくりで、行きたい大学をつかませる。
教室に集まった高校3年生約80人が、真剣な表情で読売新聞社が作った
「大学の実力」調査の冊子の一覧表に見入る。
予備校「早稲田塾」の出願校決定説明会。
講師が、表に記された大学別の学習支援策の見方を説明しながら、
「勉強をサポートできる大学かどうか、必ずチェックを」と呼びかけると、
高校生の目は一層、険しくなった。
早稲田塾は10年以上前から、教育・研究内容による大学選びを提唱。
一昨年から、「高校生と大学の出会いの場の提供」(相川秀希代表)を目的に、
大学と連携し、最先端の研究を体感できる授業も展開。
連携先は、立命館アジア太平洋大など9校に増えた。
「大学の実力」は、新聞を読んだ同塾総合研究所の主任研究員、
倉部史記さん(30)の発案で取り寄せ、東京、神奈川で展開する
15校全校の受講生に配布。
冊子には、倉部さんの「読み解き方」のメモを添えた。
標準修業年限卒業率7割、4年間の退学率1割強と回答した都内の私大には、
「厳しく学生を育てることで、社会から高い評価を得ている大学だということが、
数値からも読み取れる」と説明。
数字だけに頼らず、大学に直接問い合わせるなど、
自分で調べて慎重に志望校を決めるよう勧めている。
倉部さんは2年前まで、「偏差値が低い」とされた都内の私大の職員。
教職員まで劣等感を持つ姿に疑問を持ち、「大学は教育と研究で勝負」と、
自分のブログで意見を発信し続けてきた。
同塾への転職も、高校生に大学の中身を知ってもらいたいと考えた。
「大学選びは、自分の一生を決めることだとわかってほしい」
文京学院大学女子高校は、3年生約360人を対象に、
専修や大妻女子など12大学の教員14人を一堂に集めて模擬授業を行った。
最新の経済理論を解説する政治経済学部の授業や、
中国映画から日中関係の変化を考えるコミュニケーション文化学科の授業など、
大学のふだんの授業が展開、居眠りや私語はない。
「高校と違って難しい。でももっと聞きたい」と、生徒は目を輝かせていた。
これも、教育の内容を実体験してからの大学・学部選びで、
昨年から始めた試み。
講師集めには、都内の広告代理店も協力。
「名称だけでは、中身がわからない学部・学科名が増え、
指導教員が苦労している」と、棚橋信雄教頭(55)が事情を打ち明ける。
棚橋教頭は今、現役の学生の声も必要だと考えている。
オープンキャンパス(大学見学会)に出かけた生徒たちが時折拾ってくる
「うちの大学に来ることは勧めないよ」という言葉が忘れられない。
大学の本当の実力を高校生に伝えるにはどうしたらいいか。
現場の悩みは尽きない。
◆多様化に対応した学習支援策
「大学の実力」調査では、高校での学習内容の補習や到達度試験など
学習支援策9項目の実施状況を尋ねた。
最も多かったのは到達度試験で、回答した499校の8割近い378校が実施。
次いで習熟度別クラス編成が多かった。
国公私立の別なく、学生の多様化へ対応した取り組みが浮き彫りに。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081225-OYT8T00231.htm
余暇の運動は非アルコール性脂肪肝炎を予防する
(Medscape 12月12日)
『Hepatology』に報告された一般集団ベースの横断的研究によれば、
余暇の定期的な運動、特に無酸素運動は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)
の予防に役立つ可能性がある。
Tel Aviv Sourasky Medical Center(イスラエル)のShira Zelber-Sagiらは、
「運動は、一般にNAFLD患者に推奨されている。
NAFLDにおいて、運動が単独でどのような役割を果たすかについては
十分なエビデンスが得られていない。
目的は、運動とNAFLDの相関性を検討すること」
研究対象母集団は、Israeli National Health and Nutrition Surveyに
登録された参加者の一部(375例)。
肝疾患の原因が判明している患者は、研究対象から除外。
腹部超音波検査、レプチン、アディポネクチン、レジスチンなどの生化学的検査、
肝脂肪症のバイオマーカーの非侵襲的測定SteatoTest
(BioPredictive、パリ、フランス)、身体計測、
半定量的な食事頻度質問票および詳細な運動質問票で、測定評価。
参加者349例のうち、52.7%は男性、30.9%は原発性NAFLDに罹患。
NAFLD患者が報告した有酸素運動量、レジスタンス運動量、
その他の種類の運動量は、残りの参加者と比較して少なかった。
何らかの運動またはレジスタンス運動を週1回以上行っている参加者では、
SteatoTest値が有意に低かった。
何らかの運動を週1回以上行っている参加者では、
腹部肥満のリスクが相対的に低い。
性別を補正した条件では、何らかのスポーツおよびレジスタンス運動への参加は、
それぞれNAFLDと負の相関性を示した。
ホメオスタシスモデルに関して補正した条件では、
ほとんどの栄養因子、アディポネクチン、レジスチンは相関性を変化させない。
BMIを、さらに補正した条件でも有意性が保たれたのは、
レジスタンス運動とNAFLDの相関性のみで、
レプチンまたはウエスト周囲径をモデルに追加すると、統計的有意性が消失。
「運動習慣、特に無酸素運動は、NAFLDに予防的役割を果たしている可能性。
この相関性は、腹部肥満率の低下を介するもの」
この研究の限界は、横断的デザインを用いたため、因果関係を推定できなかったこと。
「NAFLD患者のライフスタイル改善に、運動量の全般的増加を含めるべき。
NAFLDに対し、レジスタンス運動が有酸素運動より有用であるか否かは、
さらなる研究が必要である」
Hepatology. 2008;48:1791-1798.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85617
『Hepatology』に報告された一般集団ベースの横断的研究によれば、
余暇の定期的な運動、特に無酸素運動は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)
の予防に役立つ可能性がある。
Tel Aviv Sourasky Medical Center(イスラエル)のShira Zelber-Sagiらは、
「運動は、一般にNAFLD患者に推奨されている。
NAFLDにおいて、運動が単独でどのような役割を果たすかについては
十分なエビデンスが得られていない。
目的は、運動とNAFLDの相関性を検討すること」
研究対象母集団は、Israeli National Health and Nutrition Surveyに
登録された参加者の一部(375例)。
肝疾患の原因が判明している患者は、研究対象から除外。
腹部超音波検査、レプチン、アディポネクチン、レジスチンなどの生化学的検査、
肝脂肪症のバイオマーカーの非侵襲的測定SteatoTest
(BioPredictive、パリ、フランス)、身体計測、
半定量的な食事頻度質問票および詳細な運動質問票で、測定評価。
参加者349例のうち、52.7%は男性、30.9%は原発性NAFLDに罹患。
NAFLD患者が報告した有酸素運動量、レジスタンス運動量、
その他の種類の運動量は、残りの参加者と比較して少なかった。
何らかの運動またはレジスタンス運動を週1回以上行っている参加者では、
SteatoTest値が有意に低かった。
何らかの運動を週1回以上行っている参加者では、
腹部肥満のリスクが相対的に低い。
性別を補正した条件では、何らかのスポーツおよびレジスタンス運動への参加は、
それぞれNAFLDと負の相関性を示した。
ホメオスタシスモデルに関して補正した条件では、
ほとんどの栄養因子、アディポネクチン、レジスチンは相関性を変化させない。
BMIを、さらに補正した条件でも有意性が保たれたのは、
レジスタンス運動とNAFLDの相関性のみで、
レプチンまたはウエスト周囲径をモデルに追加すると、統計的有意性が消失。
「運動習慣、特に無酸素運動は、NAFLDに予防的役割を果たしている可能性。
この相関性は、腹部肥満率の低下を介するもの」
この研究の限界は、横断的デザインを用いたため、因果関係を推定できなかったこと。
「NAFLD患者のライフスタイル改善に、運動量の全般的増加を含めるべき。
NAFLDに対し、レジスタンス運動が有酸素運動より有用であるか否かは、
さらなる研究が必要である」
Hepatology. 2008;48:1791-1798.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85617
iPS細胞研究「日本は1勝10敗」…山中・京大教授
(読売 12月25日)
様々な細胞に変化できる「新型万能細胞(iPS細胞)」を作製した
京都大の山中伸弥教授は、2008年の国内と海外のiPS細胞研究の
進み具合を振り返り、「1勝10敗くらいで負けた」。
その上で、「日本の研究者ネットワークの推進が急務」と強調。
科学技術振興機構によると、主な科学誌に08年に掲載された
国別のiPS細胞関連の論文数は、日本の1本、米国が8本、ドイツが1本。
米科学誌サイエンスは、今年の科学研究成果の1位にiPS細胞関係を
選んだが、山中教授は「評価されたのは、米国のハーバード大が
病気の患者の皮膚などからiPS細胞を作製した成果。
政府の素早い研究費の支援を受けたのに、日本の研究者はふがいない」
今年iPS細胞関連に、同省から45億円の研究費が投じられた。
これに対し、「5年後、10年後に革新的な研究が出ればいいのでは。
焦燥感にかられ、競争意識で研究をするのはどうか」と
疑問を投げかける研究者もいた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081225-OYT1T00621.htm?from=nwla
様々な細胞に変化できる「新型万能細胞(iPS細胞)」を作製した
京都大の山中伸弥教授は、2008年の国内と海外のiPS細胞研究の
進み具合を振り返り、「1勝10敗くらいで負けた」。
その上で、「日本の研究者ネットワークの推進が急務」と強調。
科学技術振興機構によると、主な科学誌に08年に掲載された
国別のiPS細胞関連の論文数は、日本の1本、米国が8本、ドイツが1本。
米科学誌サイエンスは、今年の科学研究成果の1位にiPS細胞関係を
選んだが、山中教授は「評価されたのは、米国のハーバード大が
病気の患者の皮膚などからiPS細胞を作製した成果。
政府の素早い研究費の支援を受けたのに、日本の研究者はふがいない」
今年iPS細胞関連に、同省から45億円の研究費が投じられた。
これに対し、「5年後、10年後に革新的な研究が出ればいいのでは。
焦燥感にかられ、競争意識で研究をするのはどうか」と
疑問を投げかける研究者もいた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081225-OYT1T00621.htm?from=nwla
2008年12月28日日曜日
黄砂・すす…大陸からの越境汚染、共同観測へ 日韓
(朝日 2008年12月23日)
中国などアジア大陸からの黄砂や黒いすすなどの越境汚染に
関心が高まるなか、日韓が共同で来春、飛行機を使った大気観測をする。
アジア大陸と日韓の間の海上を広域に飛んで、上空の大気とともに
流される物質を測り、温暖化への影響も探る国際的な取り組みが実現。
日本は、東京大、国立環境研究所、茨城大、北海道大、
韓国は光州科学技術院、国立環境研究所が参加。
アジア大陸からの西風が強くなる3月下旬から4月半ば、
長崎県から西に向かったあと、ソウルまで北上する空路約1500キロを
高度2千メートルで3往復するほか、いくつかの地点では海上付近から
上空7千メートルまでの鉛直方向も調べる。
搭載する日本の観測機器は、米航空宇宙局(NASA)と共同で、
北極観測にも使った世界最新鋭の機器で、大気中の浮遊粒子の
分布や量、大きさをとらえる。
韓国の観測機器では化学組成を調べて、
どのような物質がどのように運ばれるかを探る。
中国の砂漠で巻き上げられた砂ぼこりが、偏西風に乗って飛来する
黄砂は春先、韓国や日本で問題に。
工場や車の排煙を起源とする硫黄化合物は酸性雨の原因となり、
炭素粒子である黒いすすは太陽の光を吸収するため、
温暖化へ拍車をかける要因とも考えられている。
http://www.asahi.com/science/update/1223/TKY200812230239.html
中国などアジア大陸からの黄砂や黒いすすなどの越境汚染に
関心が高まるなか、日韓が共同で来春、飛行機を使った大気観測をする。
アジア大陸と日韓の間の海上を広域に飛んで、上空の大気とともに
流される物質を測り、温暖化への影響も探る国際的な取り組みが実現。
日本は、東京大、国立環境研究所、茨城大、北海道大、
韓国は光州科学技術院、国立環境研究所が参加。
アジア大陸からの西風が強くなる3月下旬から4月半ば、
長崎県から西に向かったあと、ソウルまで北上する空路約1500キロを
高度2千メートルで3往復するほか、いくつかの地点では海上付近から
上空7千メートルまでの鉛直方向も調べる。
搭載する日本の観測機器は、米航空宇宙局(NASA)と共同で、
北極観測にも使った世界最新鋭の機器で、大気中の浮遊粒子の
分布や量、大きさをとらえる。
韓国の観測機器では化学組成を調べて、
どのような物質がどのように運ばれるかを探る。
中国の砂漠で巻き上げられた砂ぼこりが、偏西風に乗って飛来する
黄砂は春先、韓国や日本で問題に。
工場や車の排煙を起源とする硫黄化合物は酸性雨の原因となり、
炭素粒子である黒いすすは太陽の光を吸収するため、
温暖化へ拍車をかける要因とも考えられている。
http://www.asahi.com/science/update/1223/TKY200812230239.html
盛岡農高が最優秀賞 日本の環境守る育成塾
(岩手日報 12月22日)
八幡平市の旧松尾鉱山跡地の緑と水の再生研究を重ねてきた、
盛岡農高森林科学科3年の林業研究班は、
日本の環境を守る若武者育成塾(アサヒビール主催)の最終発表会で、
最優秀賞に輝いた。
発表会は、同校をはじめとする北海道、東北、関東甲信越地区の高校から
選抜された7チーム27人の生徒が参加、
環境問題をテーマにした研究成果を披露した。
同校からは、畑山拓也君、因幡雄太君、佐藤朋也君、佐藤信生君が出場。
旧松尾鉱山跡地に自生するダケカンバ(落葉広葉樹)の酸性中和能力を立証、
量産し、植生活動を行ったことを披露し、市民らの意識調査結果などを発表。
同研究班は、6月に論文形式で同発表会に応募。
書類通過した7チームが、8月に北海道で行われた合宿で、
森林の環境問題に触れ、課題解決能力を高める大切さを学んだ。
佐藤信生君は、「高校生活の集大成を発表し、最高賞をもらうことができうれしい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/kako_kiji.cgi
八幡平市の旧松尾鉱山跡地の緑と水の再生研究を重ねてきた、
盛岡農高森林科学科3年の林業研究班は、
日本の環境を守る若武者育成塾(アサヒビール主催)の最終発表会で、
最優秀賞に輝いた。
発表会は、同校をはじめとする北海道、東北、関東甲信越地区の高校から
選抜された7チーム27人の生徒が参加、
環境問題をテーマにした研究成果を披露した。
同校からは、畑山拓也君、因幡雄太君、佐藤朋也君、佐藤信生君が出場。
旧松尾鉱山跡地に自生するダケカンバ(落葉広葉樹)の酸性中和能力を立証、
量産し、植生活動を行ったことを披露し、市民らの意識調査結果などを発表。
同研究班は、6月に論文形式で同発表会に応募。
書類通過した7チームが、8月に北海道で行われた合宿で、
森林の環境問題に触れ、課題解決能力を高める大切さを学んだ。
佐藤信生君は、「高校生活の集大成を発表し、最高賞をもらうことができうれしい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/kako_kiji.cgi
大学選び(2)退学率公開 刺激に
(読売 12月24日)
教師と生徒は、大学の退学率から何を学び取るのか。
「なんで退学するのかな」
私立武南高校の3年H組の39人が、黒板に張り出された模造紙に
首をかしげていた。「行きたい大学ベスト10」。
青山学院や明治、立教など生徒たちの人気投票で選んだ大学名の下に、
読売新聞の「大学の実力」調査に掲載された退学率が書かれている。
願書提出を控えた12月3日。
「総合的な学習の時間」は、大学進学の意味を見つめ直すことを目的に、
大学中退の問題を取り上げていた。
「大学の名前だけで選んだから?」、「学費がなくなったのかも」、
「勉強が難しい」、「学ぶ意味が見つけられなかった」……。
次々に意見を口にする生徒の姿に、
同校の葛西紘一ガイダンスセンター長(64)は手応えを感じていた。
葛西さんの提案を受け、同校が進路相談を一括する窓口として
同センターを設けたのは20年前。
難関の県立や私立高の“滑り止め”で入学し、負け犬意識を抱えた生徒が
大半を占める現実に、葛西さんは、単なる進学指導ではなく、
入学時からの一貫した支援が必要だと実感。
葛西さん自身、長年夢見ていた新聞記者の職を病気のため1年で失い、
1967年に同校に着任。
「道はどこからでも開ける」と生徒に伝えたかったのだ。
同センターは、さまざまな悩みを抱えた生徒の居場所として定着。
6年前に始まった「総合的な学習の時間」を使って、3年間で計72時間、
進路を考える授業も担当。
生徒に、自分の長所や夢を何度も書かせ、自信を持たせることが軸に。
葛西さんは、進学希望者に、志望校のオープンキャンパス(大学見学会)と
学園祭、普段の大学の様子をのぞくよう指導。
保護者に対しては、入学が決まったら、100万円前後となる
初年度納付金を、現金で子供に見せてほしいと求めている。
進学への覚悟を固め、責任を感じてもらいたいから。
この数年、生徒が変わってきたと感じる。
「なんでこの大学なの」と尋ねると、何度も大学に足を運んで調べた
教育の内容や雰囲気を説明できる生徒が増えている。
進学の重みを学ぶ生徒に、門外不出だった退学率の数字は刺激に。
授業の終盤には、「目的意識を持って進学することが大切」、
「イメージで選んではいけない」と、大半の生徒がまとめていたが、
「退学は必ずしも悪ではない。新たな人生のチャンス」と、
前向きに受けとめる声も。
志望校が退学率を無回答だったことに対し、
「何か隠しているのかも」と不安を訴える生徒も。
葛西さんは、退学率の公開を待っていた。
「高校も大学も、入れることだけを考えすぎていないか。
退学者の背景を知りたい。大学と話し合う場がほしい」と訴える。
生徒一人ひとりの人生を見つめた進路指導への模索が続く。
◆欧米では珍しくない退学率公表
読売新聞社の「大学の実力」調査では、
入学から1年間と4年間(医学部などは6年間)の退学率を質問、
499校のうち約9割が数値を答えた。
昨年4月入学者の1年間の退学率は0~13%。
日本では、これまで大学ごとの退学率がまとめて公表されたことは
なかったが、欧米では珍しくない。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081224-OYT8T00195.htm
教師と生徒は、大学の退学率から何を学び取るのか。
「なんで退学するのかな」
私立武南高校の3年H組の39人が、黒板に張り出された模造紙に
首をかしげていた。「行きたい大学ベスト10」。
青山学院や明治、立教など生徒たちの人気投票で選んだ大学名の下に、
読売新聞の「大学の実力」調査に掲載された退学率が書かれている。
願書提出を控えた12月3日。
「総合的な学習の時間」は、大学進学の意味を見つめ直すことを目的に、
大学中退の問題を取り上げていた。
「大学の名前だけで選んだから?」、「学費がなくなったのかも」、
「勉強が難しい」、「学ぶ意味が見つけられなかった」……。
次々に意見を口にする生徒の姿に、
同校の葛西紘一ガイダンスセンター長(64)は手応えを感じていた。
葛西さんの提案を受け、同校が進路相談を一括する窓口として
同センターを設けたのは20年前。
難関の県立や私立高の“滑り止め”で入学し、負け犬意識を抱えた生徒が
大半を占める現実に、葛西さんは、単なる進学指導ではなく、
入学時からの一貫した支援が必要だと実感。
葛西さん自身、長年夢見ていた新聞記者の職を病気のため1年で失い、
1967年に同校に着任。
「道はどこからでも開ける」と生徒に伝えたかったのだ。
同センターは、さまざまな悩みを抱えた生徒の居場所として定着。
6年前に始まった「総合的な学習の時間」を使って、3年間で計72時間、
進路を考える授業も担当。
生徒に、自分の長所や夢を何度も書かせ、自信を持たせることが軸に。
葛西さんは、進学希望者に、志望校のオープンキャンパス(大学見学会)と
学園祭、普段の大学の様子をのぞくよう指導。
保護者に対しては、入学が決まったら、100万円前後となる
初年度納付金を、現金で子供に見せてほしいと求めている。
進学への覚悟を固め、責任を感じてもらいたいから。
この数年、生徒が変わってきたと感じる。
「なんでこの大学なの」と尋ねると、何度も大学に足を運んで調べた
教育の内容や雰囲気を説明できる生徒が増えている。
進学の重みを学ぶ生徒に、門外不出だった退学率の数字は刺激に。
授業の終盤には、「目的意識を持って進学することが大切」、
「イメージで選んではいけない」と、大半の生徒がまとめていたが、
「退学は必ずしも悪ではない。新たな人生のチャンス」と、
前向きに受けとめる声も。
志望校が退学率を無回答だったことに対し、
「何か隠しているのかも」と不安を訴える生徒も。
葛西さんは、退学率の公開を待っていた。
「高校も大学も、入れることだけを考えすぎていないか。
退学者の背景を知りたい。大学と話し合う場がほしい」と訴える。
生徒一人ひとりの人生を見つめた進路指導への模索が続く。
◆欧米では珍しくない退学率公表
読売新聞社の「大学の実力」調査では、
入学から1年間と4年間(医学部などは6年間)の退学率を質問、
499校のうち約9割が数値を答えた。
昨年4月入学者の1年間の退学率は0~13%。
日本では、これまで大学ごとの退学率がまとめて公表されたことは
なかったが、欧米では珍しくない。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081224-OYT8T00195.htm
ツムラ ライフサイエンスが入浴法を検証ストレス・疲労の回復には、ぬるめで長めの入浴が効果的
(日経ヘルス 12月25日)
ツムラ ライフサイエンスは、第45回日本臨床生理学会総会において、
入浴で発現する熱ショックタンパク(以下HSP 70)の増加に関する検証と、
健康的な入浴法についての研究結果を発表。
これまでの研究で、マイルドな加温により、人の体内には様々なストレスに
対する生体防御効果、免疫増強効果、疲労の回復効果が得られる物質、
HSP 70が発現することがわかっていた。
今回、入浴とHSP 70の発現との関係性を調べるため、
平均年齢43.8歳の男性11人に対し試験を実施。
42℃ 5分の「熱めで短時間」、40℃ 20分の「ぬるめで長め」の2パターンに分けて
入浴してもらい、HSP 70値や体温の測定、生化学検査を行った。
その結果、「熱めで短時間」の入浴より、「ぬるめで長め」の入浴のほうに、
HSP 70の優位な増加、及び免疫力の指標であるNK活性の有意な増加が確認、
筋肉疲労時に発生する物質クレアチンの低下が見られた。
体温の上昇や入浴後の保温に優れていることがわかった。
「ぬるめで長め」の入浴のほうが、ストレス、疲労回復、免疫増強に
効果的であると報告。
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20081225/102989/
ツムラ ライフサイエンスは、第45回日本臨床生理学会総会において、
入浴で発現する熱ショックタンパク(以下HSP 70)の増加に関する検証と、
健康的な入浴法についての研究結果を発表。
これまでの研究で、マイルドな加温により、人の体内には様々なストレスに
対する生体防御効果、免疫増強効果、疲労の回復効果が得られる物質、
HSP 70が発現することがわかっていた。
今回、入浴とHSP 70の発現との関係性を調べるため、
平均年齢43.8歳の男性11人に対し試験を実施。
42℃ 5分の「熱めで短時間」、40℃ 20分の「ぬるめで長め」の2パターンに分けて
入浴してもらい、HSP 70値や体温の測定、生化学検査を行った。
その結果、「熱めで短時間」の入浴より、「ぬるめで長め」の入浴のほうに、
HSP 70の優位な増加、及び免疫力の指標であるNK活性の有意な増加が確認、
筋肉疲労時に発生する物質クレアチンの低下が見られた。
体温の上昇や入浴後の保温に優れていることがわかった。
「ぬるめで長め」の入浴のほうが、ストレス、疲労回復、免疫増強に
効果的であると報告。
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20081225/102989/
2008年12月27日土曜日
漆器加え3商品 平泉ブランド発表
(岩手日報 12月23日)
平泉商工会(千葉庄悦会長)が、全国展開の新商品を売り出すため
取り組んでいる「五感浄土・商品開発ブランド事業」の商品発表会は、
平泉町平泉の平泉レストハウスで開かれた。
平泉文化にちなんだ日本酒、菓子、漆器が披露され、
現代の感覚と地域性あふれる商品が関係者約50人の目を集めた。
新商品は、特別純米酒「骨寺八百年荘園田 延年」、「かわらけせんべい」、
漆の髪留めと小物入れ「JODO Japan 溜ゆい・玉小箱」の3種類。
それぞれ「香る浄土」、「味わう浄土」、「触れる浄土」と題し、
同町と一関市の業者が製造した。
開発を手掛けたブレイントラストアンドカンパニー(仙台市)の
大志田典明社長は、「五感でとらえる浄土を考えた。
『見る』と『聞く』は、景観と舞などの音楽がある。
残りの感覚を商品にした」と狙いを語った。
3商品は、今冬から町内の土産物店などで順次発売。
問い合わせは、同商工会(0191・46・3560)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081223_9
平泉商工会(千葉庄悦会長)が、全国展開の新商品を売り出すため
取り組んでいる「五感浄土・商品開発ブランド事業」の商品発表会は、
平泉町平泉の平泉レストハウスで開かれた。
平泉文化にちなんだ日本酒、菓子、漆器が披露され、
現代の感覚と地域性あふれる商品が関係者約50人の目を集めた。
新商品は、特別純米酒「骨寺八百年荘園田 延年」、「かわらけせんべい」、
漆の髪留めと小物入れ「JODO Japan 溜ゆい・玉小箱」の3種類。
それぞれ「香る浄土」、「味わう浄土」、「触れる浄土」と題し、
同町と一関市の業者が製造した。
開発を手掛けたブレイントラストアンドカンパニー(仙台市)の
大志田典明社長は、「五感でとらえる浄土を考えた。
『見る』と『聞く』は、景観と舞などの音楽がある。
残りの感覚を商品にした」と狙いを語った。
3商品は、今冬から町内の土産物店などで順次発売。
問い合わせは、同商工会(0191・46・3560)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081223_9
大学選び(1)あふれる情報、読み解く授業
(読売 12月23日)
大学選びのための情報を分析する授業が始まった。
首都圏の大学が送ってきた案内パンフレットを教壇に山積みし、
杉森共和教諭(45)が呼びかけた。「今日は、大学を読み解きましょう」
東京都立葛飾総合高校。
2年生約40人が選択する「現代語表現」の10月下旬のテーマは
「情報の読み解き」。
あふれる情報の中から、自分に必要なものを正確につかむ力をつけるとともに、
大学選びにも役立てる一石二鳥を狙った授業。
パンフレットと一緒に配られたのは、読売新聞の「大学の実力」調査のコピー。
授業は、両方の資料で大学のデータを調べることから始まった。
生徒の目はまず、イラストや写真で彩られたパンフレットに吸い寄せられる。
だが、杉森さんからの課題を見て表情が変わった。
「どんな大学で、どんな学生生活になるかをイメージする上で大切なことだよ」
課題は、パンフレットから在籍学生数、4年(医学部などは6年)で
卒業できる割合を示す卒業率や退学率などを調べ出すことだった。
「ないよ?」「そっちも?」
生徒は、パンフレットを手にして不満を口にし始めた。
志望大学のパンフレットを見て、「何も出てない。これじゃ写真集」と言う生徒や、
「大学の実力」のデータに目を通しながら、
「回答してない大学があるのはなぜだろう」と首をかしげる生徒も。
意見が出尽くしたころ、杉森さんは「白いうそ」と黒板に大書した。
「事実と異なる『真っ赤なうそ』に対して、こちらは大切な事実を隠すこと。
『白いうそ』を見極め、発信者の狙いを読み取らないと、
情報に踊らされるだけだよ」
それは、進路選択の岐路に立つ2年生への強烈なメッセージだった。
高校教員となって20年余りたつ今も、進路指導のあり方に違和感がある。
福岡県の進学校で、自分自身が受けた指導と基本は変わらない。
偏差値が高い難関大学に入ることが、安定した人生へのパスポートと、
いまだに唱えているように映る。
昨年4月に開校した葛飾総合高校への転任を希望したのは、
そうした指導を新しい学校で見直したかった。
「大学の実力」を見た時、「読みにくいが、これは使えるな」と直感。
大学は、どのように学生を育てる所かを見極め、
進学するかどうかもじっくりと考えたい。
「一人ひとりの生徒を支え、伸ばす、それが進路指導だ」
翌週の「現代語表現」で、生徒たちはリポートをまとめた。
多くが大学のパンフレットを、「自校の良さを伝えるもの」と受けとめ、
「白いうそを見極めなければ」と結んでいた。
二つの資料を読み比べ、「パンフレットではどんな学校かわからない。
もちろん『大学の実力』だけでも」と、厳しく評定するものも。
大半の生徒は、情報を読み取り、最後は自分の目や耳や足で
確かめることの重要性を自覚。
2年生は、葛飾総合にとって初めての卒業生となる。
それだけに、国分達夫校長(54)は授業を、「まだ不十分」としながらも、
「こうした取り組みをきちんと育て、個に対応した指導を実現したい」と意欲。
生徒の多様化に対応して設けられた総合学科の高校から、
新しい大学選びが始まろうとしている。
◆「大学の実力」調査
偏差値やブランドによらない大学選びのための情報提供をしようと、
読売新聞社が全国の4年制大学を対象に今春行った初の調査。
725校中499校が回答。
卒業率や退学率、補講率、学生による授業評価の実施状況など、
教育力向上への取り組みをテーマに約50項目を質問。
◆入試の多様化 悩む教員
高校の進路指導が難しくなっている。
最大の要因は、大学の多様化。
入試形態だけでなく、4年制だけで400種以上の学部、
1700種以上の学科があり、「グローバルスタディーズ学部」、
「感性デザイン学科」など、教育内容や職業選択にどう結びつくのか
イメージしにくい名前も多い。
生徒の夢や希望も多様化していることも、高校教員を悩ませている。
リクルートが、全国の高校の進路指導主事に行った調査(2006年)によると、
回答した813人のうち91%が、「進路指導は難しい」と答えた。
進路が多様な総合学科高校では、97%に達していた。
困難にしている要因は、「生徒の進路選択・決定能力の不足」が65%で最多。
「入試の多様化」、「生徒の学力低下」など、
生徒や入試環境の変化を挙げる声が目立った。
進路指導の現状についても、
「指導に十分な時間を割けない教員が多い」(56%)といった、
校内体制の不備のほか、能力不足を感じている教員も少なくない。
大学が大きく変化する中、今も「偏差値で輪切りにするしかない」
(首都圏の高校教員)と考える教員が目立つのが実情。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081223-OYT8T00206.htm
大学選びのための情報を分析する授業が始まった。
首都圏の大学が送ってきた案内パンフレットを教壇に山積みし、
杉森共和教諭(45)が呼びかけた。「今日は、大学を読み解きましょう」
東京都立葛飾総合高校。
2年生約40人が選択する「現代語表現」の10月下旬のテーマは
「情報の読み解き」。
あふれる情報の中から、自分に必要なものを正確につかむ力をつけるとともに、
大学選びにも役立てる一石二鳥を狙った授業。
パンフレットと一緒に配られたのは、読売新聞の「大学の実力」調査のコピー。
授業は、両方の資料で大学のデータを調べることから始まった。
生徒の目はまず、イラストや写真で彩られたパンフレットに吸い寄せられる。
だが、杉森さんからの課題を見て表情が変わった。
「どんな大学で、どんな学生生活になるかをイメージする上で大切なことだよ」
課題は、パンフレットから在籍学生数、4年(医学部などは6年)で
卒業できる割合を示す卒業率や退学率などを調べ出すことだった。
「ないよ?」「そっちも?」
生徒は、パンフレットを手にして不満を口にし始めた。
志望大学のパンフレットを見て、「何も出てない。これじゃ写真集」と言う生徒や、
「大学の実力」のデータに目を通しながら、
「回答してない大学があるのはなぜだろう」と首をかしげる生徒も。
意見が出尽くしたころ、杉森さんは「白いうそ」と黒板に大書した。
「事実と異なる『真っ赤なうそ』に対して、こちらは大切な事実を隠すこと。
『白いうそ』を見極め、発信者の狙いを読み取らないと、
情報に踊らされるだけだよ」
それは、進路選択の岐路に立つ2年生への強烈なメッセージだった。
高校教員となって20年余りたつ今も、進路指導のあり方に違和感がある。
福岡県の進学校で、自分自身が受けた指導と基本は変わらない。
偏差値が高い難関大学に入ることが、安定した人生へのパスポートと、
いまだに唱えているように映る。
昨年4月に開校した葛飾総合高校への転任を希望したのは、
そうした指導を新しい学校で見直したかった。
「大学の実力」を見た時、「読みにくいが、これは使えるな」と直感。
大学は、どのように学生を育てる所かを見極め、
進学するかどうかもじっくりと考えたい。
「一人ひとりの生徒を支え、伸ばす、それが進路指導だ」
翌週の「現代語表現」で、生徒たちはリポートをまとめた。
多くが大学のパンフレットを、「自校の良さを伝えるもの」と受けとめ、
「白いうそを見極めなければ」と結んでいた。
二つの資料を読み比べ、「パンフレットではどんな学校かわからない。
もちろん『大学の実力』だけでも」と、厳しく評定するものも。
大半の生徒は、情報を読み取り、最後は自分の目や耳や足で
確かめることの重要性を自覚。
2年生は、葛飾総合にとって初めての卒業生となる。
それだけに、国分達夫校長(54)は授業を、「まだ不十分」としながらも、
「こうした取り組みをきちんと育て、個に対応した指導を実現したい」と意欲。
生徒の多様化に対応して設けられた総合学科の高校から、
新しい大学選びが始まろうとしている。
◆「大学の実力」調査
偏差値やブランドによらない大学選びのための情報提供をしようと、
読売新聞社が全国の4年制大学を対象に今春行った初の調査。
725校中499校が回答。
卒業率や退学率、補講率、学生による授業評価の実施状況など、
教育力向上への取り組みをテーマに約50項目を質問。
◆入試の多様化 悩む教員
高校の進路指導が難しくなっている。
最大の要因は、大学の多様化。
入試形態だけでなく、4年制だけで400種以上の学部、
1700種以上の学科があり、「グローバルスタディーズ学部」、
「感性デザイン学科」など、教育内容や職業選択にどう結びつくのか
イメージしにくい名前も多い。
生徒の夢や希望も多様化していることも、高校教員を悩ませている。
リクルートが、全国の高校の進路指導主事に行った調査(2006年)によると、
回答した813人のうち91%が、「進路指導は難しい」と答えた。
進路が多様な総合学科高校では、97%に達していた。
困難にしている要因は、「生徒の進路選択・決定能力の不足」が65%で最多。
「入試の多様化」、「生徒の学力低下」など、
生徒や入試環境の変化を挙げる声が目立った。
進路指導の現状についても、
「指導に十分な時間を割けない教員が多い」(56%)といった、
校内体制の不備のほか、能力不足を感じている教員も少なくない。
大学が大きく変化する中、今も「偏差値で輪切りにするしかない」
(首都圏の高校教員)と考える教員が目立つのが実情。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081223-OYT8T00206.htm
酸性雨、目にしみます…各地の銅像に涙のような筋跡
(読売 12月25日)
酸性雨の影響で、屋外の銅像に筋のような跡が残る
「アシッドライン現象」が各地で起きている。
修復作業が作品を破損しかねないとの心配もあり、
管理する側は対応に苦慮している。
九州最大の歓楽街、福岡市・中洲の「福博であい橋」に立つ「三人舞妓」像。
愛らしい表情をした舞妓たちの顔には、
いずれも涙を流したような筋模様が痛々しく残る。
後藤恵之輔・長崎大名誉教授(環境科学)は今年4月以降、
福岡、北九州市や大分県別府市などで、屋外に置かれた銅像の状況を調査。
舞妓像のほか、福岡県の有形文化財に指定されている
「銅造亀山上皇立像」(福岡市博多区)、長崎大文教キャンパスにある
「若人の像」(長崎市)などに、アシッドライン現象が起きたり、
広く変色したりしているのを確認。
商店街のアーケードなど雨にうたれない場所の銅像には、跡はなかった。
後藤名誉教授によると、同現象は、酸性雨によって銅が酸化して
流れ落ちる結果、起きる。
環境省によると、酸性度を示すpHの数値が5・6以下の場合が酸性雨。
2002年までの20年間の国内平均値は4・77で、ほぼ横ばい。
後藤名誉教授は、「酸性雨による環境破壊が、市民一人ひとりにとって
身近な問題であることを認識するきっかけにしてほしい」
銅像を管理する側は、簡単には修復などに手を付けられない状態。
舞妓像がある福岡市の公園管理課は、
「芸術作品には、作者の意向が込められている。
塗装などを施せば、作品の印象が大きく変わってしまう恐れもある」
亀山上皇の立像は、2001年に文化財指定。
福岡県教委文化財保護課は、「酸化した表面部分を削り取れば、
逆に銅像がもっと傷んでしまうかも知れず、
単純に修復すればいいというものではない」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081225-OYT1T00429.htm
酸性雨の影響で、屋外の銅像に筋のような跡が残る
「アシッドライン現象」が各地で起きている。
修復作業が作品を破損しかねないとの心配もあり、
管理する側は対応に苦慮している。
九州最大の歓楽街、福岡市・中洲の「福博であい橋」に立つ「三人舞妓」像。
愛らしい表情をした舞妓たちの顔には、
いずれも涙を流したような筋模様が痛々しく残る。
後藤恵之輔・長崎大名誉教授(環境科学)は今年4月以降、
福岡、北九州市や大分県別府市などで、屋外に置かれた銅像の状況を調査。
舞妓像のほか、福岡県の有形文化財に指定されている
「銅造亀山上皇立像」(福岡市博多区)、長崎大文教キャンパスにある
「若人の像」(長崎市)などに、アシッドライン現象が起きたり、
広く変色したりしているのを確認。
商店街のアーケードなど雨にうたれない場所の銅像には、跡はなかった。
後藤名誉教授によると、同現象は、酸性雨によって銅が酸化して
流れ落ちる結果、起きる。
環境省によると、酸性度を示すpHの数値が5・6以下の場合が酸性雨。
2002年までの20年間の国内平均値は4・77で、ほぼ横ばい。
後藤名誉教授は、「酸性雨による環境破壊が、市民一人ひとりにとって
身近な問題であることを認識するきっかけにしてほしい」
銅像を管理する側は、簡単には修復などに手を付けられない状態。
舞妓像がある福岡市の公園管理課は、
「芸術作品には、作者の意向が込められている。
塗装などを施せば、作品の印象が大きく変わってしまう恐れもある」
亀山上皇の立像は、2001年に文化財指定。
福岡県教委文化財保護課は、「酸化した表面部分を削り取れば、
逆に銅像がもっと傷んでしまうかも知れず、
単純に修復すればいいというものではない」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081225-OYT1T00429.htm
2008年12月26日金曜日
Scienceが選ぶ2008年科学的進歩ベストテン―第1位は「細胞の再プログラミング」
(Science 12月19日)
2008年科学的進歩ベストテンの第1位に、
疾患に罹患した患者の細胞を再プログラミングすることにより
細胞株をオーダーメイドで作製するという研究を選出。
細胞株の作製技術は、パーキンソン病やⅠ型糖尿病といった
研究が困難であった疾患機序を解明し、
将来的には治療につなげることを目指し、長きにわたって追求されてきた技術。
副編集長(deputy news editor)Robert Coontzは、
「Scienceの記者および編集者は、2008年の最大の科学的躍進を
選出するにあたり、宇宙の仕組みに関する重大な疑問への解答となる研究や、
今後の発見への道を拓く研究を探索。
第1位に選出された細胞の再プログラミングは、
生物学の新分野を一夜にして切り開き、
生命を救う医学的進歩という希望の光をもたらした」
2008年の科学的進歩に選出された他9件を以下に紹介。
第2位の「太陽系以外の惑星の直接検出」以外、順不同。
太陽系外惑星―百聞は一見にしかず:
主星のまぶしい光から、惑星のほの暗い光を識別する特殊な望遠鏡技術を用いて、
太陽以外の恒星を周回する複数の惑星を直接観測することに初めて成功。
がん遺伝子のリストが拡大:
最も致死率の高い2つのがんである膵臓がんや膠芽腫を含む
種々のがん細胞の遺伝子配列が決定されたことにより、
細胞分裂の抑制を取り除いて、細胞をがん発症へと導く突然変異が多数検出。
不思議な新素材:
高温超伝導体は、超高温かつ電気抵抗がゼロの状態で電気を伝導する素材。
2008年、銅酸化物ではなく鉄化合物から成る第2の高温超伝導体が発見。
活動中の蛋白質を観察する:
蛋白質がターゲットに結合して細胞の代謝状態を変え、
組織の特性にも関与するという驚くべき観察結果が得られた。
必要に応じた再生可能エネルギー:
風力や太陽エネルギーといった常時利用可能ではないエネルギー源から
生産した余剰電力を、産業規模で備蓄する有望な新しいツールが発見。
比較的容易に入手可能なコバルト・リン触媒は、電気を利用して水を分解し、
水素を発生させる。
その後、水素が燃料電池に貯蔵され電力生産が再び可能に。
胚の映像:
2008年、胚が発生する際の細胞の動きを先例がないほど詳細にわたって
観察することに成功。ゼブラフィッシュの胚を構成する約16,000個の
細胞の様子を、発生開始から24時間追跡する映像が記録・分析。
「良い」脂肪が解明される:
「良い」褐色脂肪を変化させ、「悪い」白色脂肪を燃焼して、
身体の熱を産出して筋肉に送り込むこと、また、その逆も可能であることが発見。
本研究は、肥満治療への新しいアプローチを提示。
世界の重量を計算する:
可視宇宙のほとんどすべての粒子とその相互作用を明らかにする
(正確には、どれほどの陽子質量および中性子質量をもっているかを予測する)
標準モデルを証明する演算に成功。
より速く、より低コストでゲノムの塩基配列を決定する:
ヒトのゲノム配列決定に用いた最初の方法に比べ、かなり高速で低コストの
さまざまな配列決定技術により、体毛の長いマンモスからヒトのがん患者まで
多種のゲノム配列が相次いで報告。
"Breakthough of the Year" by Science News staff in Washington, D.C.
http://www.sciencemag.jp/highlights.cgi?_issue=139#582
2008年科学的進歩ベストテンの第1位に、
疾患に罹患した患者の細胞を再プログラミングすることにより
細胞株をオーダーメイドで作製するという研究を選出。
細胞株の作製技術は、パーキンソン病やⅠ型糖尿病といった
研究が困難であった疾患機序を解明し、
将来的には治療につなげることを目指し、長きにわたって追求されてきた技術。
副編集長(deputy news editor)Robert Coontzは、
「Scienceの記者および編集者は、2008年の最大の科学的躍進を
選出するにあたり、宇宙の仕組みに関する重大な疑問への解答となる研究や、
今後の発見への道を拓く研究を探索。
第1位に選出された細胞の再プログラミングは、
生物学の新分野を一夜にして切り開き、
生命を救う医学的進歩という希望の光をもたらした」
2008年の科学的進歩に選出された他9件を以下に紹介。
第2位の「太陽系以外の惑星の直接検出」以外、順不同。
太陽系外惑星―百聞は一見にしかず:
主星のまぶしい光から、惑星のほの暗い光を識別する特殊な望遠鏡技術を用いて、
太陽以外の恒星を周回する複数の惑星を直接観測することに初めて成功。
がん遺伝子のリストが拡大:
最も致死率の高い2つのがんである膵臓がんや膠芽腫を含む
種々のがん細胞の遺伝子配列が決定されたことにより、
細胞分裂の抑制を取り除いて、細胞をがん発症へと導く突然変異が多数検出。
不思議な新素材:
高温超伝導体は、超高温かつ電気抵抗がゼロの状態で電気を伝導する素材。
2008年、銅酸化物ではなく鉄化合物から成る第2の高温超伝導体が発見。
活動中の蛋白質を観察する:
蛋白質がターゲットに結合して細胞の代謝状態を変え、
組織の特性にも関与するという驚くべき観察結果が得られた。
必要に応じた再生可能エネルギー:
風力や太陽エネルギーといった常時利用可能ではないエネルギー源から
生産した余剰電力を、産業規模で備蓄する有望な新しいツールが発見。
比較的容易に入手可能なコバルト・リン触媒は、電気を利用して水を分解し、
水素を発生させる。
その後、水素が燃料電池に貯蔵され電力生産が再び可能に。
胚の映像:
2008年、胚が発生する際の細胞の動きを先例がないほど詳細にわたって
観察することに成功。ゼブラフィッシュの胚を構成する約16,000個の
細胞の様子を、発生開始から24時間追跡する映像が記録・分析。
「良い」脂肪が解明される:
「良い」褐色脂肪を変化させ、「悪い」白色脂肪を燃焼して、
身体の熱を産出して筋肉に送り込むこと、また、その逆も可能であることが発見。
本研究は、肥満治療への新しいアプローチを提示。
世界の重量を計算する:
可視宇宙のほとんどすべての粒子とその相互作用を明らかにする
(正確には、どれほどの陽子質量および中性子質量をもっているかを予測する)
標準モデルを証明する演算に成功。
より速く、より低コストでゲノムの塩基配列を決定する:
ヒトのゲノム配列決定に用いた最初の方法に比べ、かなり高速で低コストの
さまざまな配列決定技術により、体毛の長いマンモスからヒトのがん患者まで
多種のゲノム配列が相次いで報告。
"Breakthough of the Year" by Science News staff in Washington, D.C.
http://www.sciencemag.jp/highlights.cgi?_issue=139#582
さんさ縁に学生交流 シンガポールの李さん
(岩手日報 12月23日)
シンガポールの南洋理工大2年・日本愛好会の
李国豪(リーコーハオ)さん(22)は、盛岡市に滞在し、
同市の大学生らと交流を深めた。
11月上旬の日本・シンガポール青少年観光交流促進事業で、
シンガポールを訪れた盛岡さんさ踊りと北上鬼剣舞の訪問団の受け入れ窓口を
担当したことがきっかけ。
李さんは、観光課の志賀達哉課長と懇談。
「大学間の国際交流をしてみたい」、
「今度盛岡さんさ踊りがシンガポールにきたら、みんなで習いたい」などと伝えた。
志賀課長は、「岩手を広く紹介していただければ、いろいろ交流できる。
さんさ踊りをシンガポールでも広めてほしい」と答えた。
2人はプレゼントを交換し、握手を交わした。
李さんは、大学のプログラムで日本の工場などの視察研修を終えた後、
1人で盛岡市を訪れ、盛岡さんさ踊りのメンバーと再会を喜んだ。
安比高原では、生まれて初めてスキーを楽しんだ。
盛岡さんさ踊りのメンバーは、李さんの歓迎会を開いた。
盛岡観光コンベンション協会の高橋賢一事務局長は、
「帰国したら、盛岡の良さをPRしてほしい」と観光パンフレットやはしを贈った。
李さんは、シンガポール人の生活風景を映像で紹介。
「岩手山や空がとてもきれいで印象的だ。
今後、両国の学生がホームステイし合うような交流につなげたい」と望んでいた。
歓迎会に参加した県立大短期大学部国際文化学科2年の浅沼さや香さんは、
「話を聞いて、多様な文化を知ることができた」。
岩手大教育学部1年の畠山歩さんは、
「さんさ踊りが受け入れてもらえたように感じた。また行きたい」
盛岡さんさ踊りと北上鬼剣舞の訪問団は、
11月5日から4日間シンガポールに滞在し、
踊りや意見交換などで地元学生と交流した。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081223_7
シンガポールの南洋理工大2年・日本愛好会の
李国豪(リーコーハオ)さん(22)は、盛岡市に滞在し、
同市の大学生らと交流を深めた。
11月上旬の日本・シンガポール青少年観光交流促進事業で、
シンガポールを訪れた盛岡さんさ踊りと北上鬼剣舞の訪問団の受け入れ窓口を
担当したことがきっかけ。
李さんは、観光課の志賀達哉課長と懇談。
「大学間の国際交流をしてみたい」、
「今度盛岡さんさ踊りがシンガポールにきたら、みんなで習いたい」などと伝えた。
志賀課長は、「岩手を広く紹介していただければ、いろいろ交流できる。
さんさ踊りをシンガポールでも広めてほしい」と答えた。
2人はプレゼントを交換し、握手を交わした。
李さんは、大学のプログラムで日本の工場などの視察研修を終えた後、
1人で盛岡市を訪れ、盛岡さんさ踊りのメンバーと再会を喜んだ。
安比高原では、生まれて初めてスキーを楽しんだ。
盛岡さんさ踊りのメンバーは、李さんの歓迎会を開いた。
盛岡観光コンベンション協会の高橋賢一事務局長は、
「帰国したら、盛岡の良さをPRしてほしい」と観光パンフレットやはしを贈った。
李さんは、シンガポール人の生活風景を映像で紹介。
「岩手山や空がとてもきれいで印象的だ。
今後、両国の学生がホームステイし合うような交流につなげたい」と望んでいた。
歓迎会に参加した県立大短期大学部国際文化学科2年の浅沼さや香さんは、
「話を聞いて、多様な文化を知ることができた」。
岩手大教育学部1年の畠山歩さんは、
「さんさ踊りが受け入れてもらえたように感じた。また行きたい」
盛岡さんさ踊りと北上鬼剣舞の訪問団は、
11月5日から4日間シンガポールに滞在し、
踊りや意見交換などで地元学生と交流した。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081223_7
運動処方は中年女性の運動量を増やす
(Medscape 12月12日)
運動処方は、40-74歳の女性の運動量を増やし生活の質を向上させる、
というランダム化対照試験の結果が『BMJ』オンライン速報版で報告。
オタゴ大学(ニュージーランド、ウェリントン)のBeverley Lawton氏らは、
「医療専門家が、患者に運動のアドバイスを書いた処方箋を渡す
『運動処方』療法は以前から行われており、様々な面で成功を収めている。
野外運動処方(green prescription)プログラムは、
ニュージーランドのプライマリケアで広く実施され、
プライマリケアにおいて12カ月間の運動量が比較的少ない
(週5日以上、30分間の推奨された運動を行っていない)40-79歳の成人の
運動量と生活の質を有意に改善。
野外運動処方療法は、費用効率が高く、運動処方群の運動量は
対照群に比べて10%も増加した」。
目的は、中等度の運動を週5日以上、30分間行っていない40-74歳の
比較的運動量の少ない女性を対象に、
2年間プライマリケアで運動処方プログラムを実施し、その有効性を評価すること。
対象女性1089例は、ニュージーランドのウェリントンにある
17のプライマリケア施設で、ランダムに運動処方群か対照群に割り付けられた。
運動処方群は、看護師が指導する簡単な運動を行った。
6カ月間は追跡のため来院し、毎月の電話サポートは9カ月間受ける。
対照群は、通常のケアを受けた。
主要評価項目は、試験開始前、12カ月後、24カ月後に評価した運動量、
副次評価項目は生活の質(Medical Outcomes Study 36-Item
Short-Form Health Survey)、体重、胴囲、血圧、空腹時血清脂質濃度、
糖化ヘモグロビン(ヘモグロビンA1c)、血糖、インスリン、身体的健康。
参加者の平均年齢は58.9 ± 7歳。
試験開始の時点で、中等度以上の運動を週150分行っている参加者は
運動処方群で10%、対照群で11%。
12カ月、24カ月後の在籍率はそれぞれ93%、89%。
12カ月後、週150分の中等度以上の運動を達成した参加者の割合は
それぞれ43%、30%に増加、24カ月後では39.3%、32.8%になった。
対照群と比べて、運動処方群は36-Item Short-Form Health Surveyの
身体機能スコア、精神健康スコアが大きく改善、
日常役割機能スコアは低かった。両群間の臨床アウトカムに有意差はない。
運動処方群は、転倒、負傷の記録回数が多かった。
「運動処方プログラムは、運動量と生活の質を2年間向上させたが、
転倒と負傷も増加した。
この結果は、大規模な運動不足対策の一環として
運動処方プログラムを行うことの裏付けとなる」
同試験の限界として、参加者が盲検化されていなかったこと、
対照群の運動量も改善したこと、
臨床的アウトカムの有意差を検出するには症例数が少なすぎたこと。
主要評価項目、有害事象の評価方法として自己報告形式をとったため、
思い出しバイアスの可能性もある。
「プライマリケアで、運動量の少ない成人集団の運動不足を10%改善すれば、
健康にかなりの影響がある。
運動不足と肥満は、修正可能な危険因子であり、
これらを集団レベルで改善するには法律の制定、公衆衛生メディアの宣伝、
環境の変化、食事および運動プログラムなどの多角的な対策が必要」
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)のSteve Iliffe氏らは、
「運動の健康増進効果はとても大きいので、自分でできる最も重要な療法」。
しかし、転倒のリスクを減らす必要性があると注意。
「特に動かそうとしている筋肉の強さとバランスが不十分なままで運動を増やすと、
一般に転倒しやすくなり、リスクを減らすことはできない。
早足のウォーキングなど一般的な運動の奨励は、
転倒リスクの上昇につながることがある(転倒したことがある人で特に)。
次期の研究開発では、このリスクへの対処方法を検討する必要」。
BMJ. Published online December 12, 2008.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85294
運動処方は、40-74歳の女性の運動量を増やし生活の質を向上させる、
というランダム化対照試験の結果が『BMJ』オンライン速報版で報告。
オタゴ大学(ニュージーランド、ウェリントン)のBeverley Lawton氏らは、
「医療専門家が、患者に運動のアドバイスを書いた処方箋を渡す
『運動処方』療法は以前から行われており、様々な面で成功を収めている。
野外運動処方(green prescription)プログラムは、
ニュージーランドのプライマリケアで広く実施され、
プライマリケアにおいて12カ月間の運動量が比較的少ない
(週5日以上、30分間の推奨された運動を行っていない)40-79歳の成人の
運動量と生活の質を有意に改善。
野外運動処方療法は、費用効率が高く、運動処方群の運動量は
対照群に比べて10%も増加した」。
目的は、中等度の運動を週5日以上、30分間行っていない40-74歳の
比較的運動量の少ない女性を対象に、
2年間プライマリケアで運動処方プログラムを実施し、その有効性を評価すること。
対象女性1089例は、ニュージーランドのウェリントンにある
17のプライマリケア施設で、ランダムに運動処方群か対照群に割り付けられた。
運動処方群は、看護師が指導する簡単な運動を行った。
6カ月間は追跡のため来院し、毎月の電話サポートは9カ月間受ける。
対照群は、通常のケアを受けた。
主要評価項目は、試験開始前、12カ月後、24カ月後に評価した運動量、
副次評価項目は生活の質(Medical Outcomes Study 36-Item
Short-Form Health Survey)、体重、胴囲、血圧、空腹時血清脂質濃度、
糖化ヘモグロビン(ヘモグロビンA1c)、血糖、インスリン、身体的健康。
参加者の平均年齢は58.9 ± 7歳。
試験開始の時点で、中等度以上の運動を週150分行っている参加者は
運動処方群で10%、対照群で11%。
12カ月、24カ月後の在籍率はそれぞれ93%、89%。
12カ月後、週150分の中等度以上の運動を達成した参加者の割合は
それぞれ43%、30%に増加、24カ月後では39.3%、32.8%になった。
対照群と比べて、運動処方群は36-Item Short-Form Health Surveyの
身体機能スコア、精神健康スコアが大きく改善、
日常役割機能スコアは低かった。両群間の臨床アウトカムに有意差はない。
運動処方群は、転倒、負傷の記録回数が多かった。
「運動処方プログラムは、運動量と生活の質を2年間向上させたが、
転倒と負傷も増加した。
この結果は、大規模な運動不足対策の一環として
運動処方プログラムを行うことの裏付けとなる」
同試験の限界として、参加者が盲検化されていなかったこと、
対照群の運動量も改善したこと、
臨床的アウトカムの有意差を検出するには症例数が少なすぎたこと。
主要評価項目、有害事象の評価方法として自己報告形式をとったため、
思い出しバイアスの可能性もある。
「プライマリケアで、運動量の少ない成人集団の運動不足を10%改善すれば、
健康にかなりの影響がある。
運動不足と肥満は、修正可能な危険因子であり、
これらを集団レベルで改善するには法律の制定、公衆衛生メディアの宣伝、
環境の変化、食事および運動プログラムなどの多角的な対策が必要」
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)のSteve Iliffe氏らは、
「運動の健康増進効果はとても大きいので、自分でできる最も重要な療法」。
しかし、転倒のリスクを減らす必要性があると注意。
「特に動かそうとしている筋肉の強さとバランスが不十分なままで運動を増やすと、
一般に転倒しやすくなり、リスクを減らすことはできない。
早足のウォーキングなど一般的な運動の奨励は、
転倒リスクの上昇につながることがある(転倒したことがある人で特に)。
次期の研究開発では、このリスクへの対処方法を検討する必要」。
BMJ. Published online December 12, 2008.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85294
2008年12月25日木曜日
地域が支える学校(15)教科・部活人事に意見
(読売 12月20日)
人事について意見が言える規定は、どう運用されているのか。
事例1:校長はその年で定年だったが、副校長はまだ1年目。
校長の学校運営協議会での評価は高い。
要望を出して、定年を延長してもらった。
地域住民が学校運営に参画するコミュニティスクールの大きな特徴は、
人事について意見が言えること。
協議会は、新年度の校長の人事構想について説明を受ける。
事例2:クラスが学級崩壊状態になっている教員がいた。
校長がどう指導し、他の教師がどうサポートしてきたか、
協議会は校長から説明を受けた。
結果的に、教員は自ら異動希望を出して転任した。
こうした場合、学校側の詳しい説明によって、うわさの独り歩きが避けられた。
東京都杉並区の場合、協議会からはこれまで、
「部活指導のできる先生を」、
「読解力向上のため、国語の指導力のある先生がほしい」、
「今後も生活指導に力を入れたい。あの先生に残ってほしい」といった要望。
今のところ、実現率は高い。
「用務員の評判がいい。続けて雇って」と求めた例も。
事例3:地域との連携をより進めるため、校長の提案を受け、協議会長名で、
社会教育主事の経験者か長期社会体験研修を積んだ人を要望。
実際に配置された社会教育主事経験者は、経験を前向きに生かそうとしている。
山口県の小学校の例。
一方で、「協議会から要望は色々出たが、いずれも実現はしていない」
と答える教育委員会もある。
指定校が増えれば、実現率は低くなる。
要望に沿えない場合、人事権を持つ都道府県教委が理由を説明する責任も。
教育委員会や学校単位で定める規則で、
人事に意見が言える点をあいまいにする教委もある。
当初、教員を異動させられる制度という点ばかりに学校関係者の注目が及び、
制度の根幹があいまいになっているのは不幸なことだ。
国際シンポジウム「地域住民や保護者が参画する学校運営の在り方」で、
日本のコミュニティスクールのモデルの一つとなった英国や、
米国、韓国の教育関係者と、日本のコミュニティスクール関係者が意見交換。
基調講演で、玉川大学教職大学院の小松郁夫教授は、
日本の制度は、教委主導型、校長支援型、ボランティア型が多いとした上で、
今後、学校運営協議会が<辛口の友人>としての役割を果たしていくべき。
「コミュニティスクール」の原型は、世界恐慌後の米国での
地域復興と人づくりにあった。
英国の教育関係者は、「学校理事会の理事(日本なら学校運営協議会の委員)
と校長の信頼関係が大切」と強調。
韓国の教育関係者は、「校長のリーダーシップは最も重要だ」
地域が学校にかかわる流れは、世界の潮流だ。
他国の事情も参考にしたい。
◆「人事の意見反映」70%
日本大学の佐藤晴雄教授らによる昨秋の調査では、
コミュニティスクール185校のうち、人事に関する意見を出した学校は33校。
うち、約70%は意見が反映された人事。
要望の中身は、教員を特定しない一般的要望が73%、
他校の特定教員がほしい36%、自校の特定教員を転出させないでほしい27%。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081220-OYT8T00190.htm
人事について意見が言える規定は、どう運用されているのか。
事例1:校長はその年で定年だったが、副校長はまだ1年目。
校長の学校運営協議会での評価は高い。
要望を出して、定年を延長してもらった。
地域住民が学校運営に参画するコミュニティスクールの大きな特徴は、
人事について意見が言えること。
協議会は、新年度の校長の人事構想について説明を受ける。
事例2:クラスが学級崩壊状態になっている教員がいた。
校長がどう指導し、他の教師がどうサポートしてきたか、
協議会は校長から説明を受けた。
結果的に、教員は自ら異動希望を出して転任した。
こうした場合、学校側の詳しい説明によって、うわさの独り歩きが避けられた。
東京都杉並区の場合、協議会からはこれまで、
「部活指導のできる先生を」、
「読解力向上のため、国語の指導力のある先生がほしい」、
「今後も生活指導に力を入れたい。あの先生に残ってほしい」といった要望。
今のところ、実現率は高い。
「用務員の評判がいい。続けて雇って」と求めた例も。
事例3:地域との連携をより進めるため、校長の提案を受け、協議会長名で、
社会教育主事の経験者か長期社会体験研修を積んだ人を要望。
実際に配置された社会教育主事経験者は、経験を前向きに生かそうとしている。
山口県の小学校の例。
一方で、「協議会から要望は色々出たが、いずれも実現はしていない」
と答える教育委員会もある。
指定校が増えれば、実現率は低くなる。
要望に沿えない場合、人事権を持つ都道府県教委が理由を説明する責任も。
教育委員会や学校単位で定める規則で、
人事に意見が言える点をあいまいにする教委もある。
当初、教員を異動させられる制度という点ばかりに学校関係者の注目が及び、
制度の根幹があいまいになっているのは不幸なことだ。
国際シンポジウム「地域住民や保護者が参画する学校運営の在り方」で、
日本のコミュニティスクールのモデルの一つとなった英国や、
米国、韓国の教育関係者と、日本のコミュニティスクール関係者が意見交換。
基調講演で、玉川大学教職大学院の小松郁夫教授は、
日本の制度は、教委主導型、校長支援型、ボランティア型が多いとした上で、
今後、学校運営協議会が<辛口の友人>としての役割を果たしていくべき。
「コミュニティスクール」の原型は、世界恐慌後の米国での
地域復興と人づくりにあった。
英国の教育関係者は、「学校理事会の理事(日本なら学校運営協議会の委員)
と校長の信頼関係が大切」と強調。
韓国の教育関係者は、「校長のリーダーシップは最も重要だ」
地域が学校にかかわる流れは、世界の潮流だ。
他国の事情も参考にしたい。
◆「人事の意見反映」70%
日本大学の佐藤晴雄教授らによる昨秋の調査では、
コミュニティスクール185校のうち、人事に関する意見を出した学校は33校。
うち、約70%は意見が反映された人事。
要望の中身は、教員を特定しない一般的要望が73%、
他校の特定教員がほしい36%、自校の特定教員を転出させないでほしい27%。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081220-OYT8T00190.htm
天皇陛下、ハゼ研究で成果…国際遺伝学雑誌に論文掲載へ
(読売 12月23日)
ハゼの一種、キヌバリについて、太平洋側と日本海側に生息するものが
別種であることが、天皇陛下を中心とした研究で裏付けられ、
31日付オランダの国際遺伝学雑誌「GENE」に論文が掲載。
これまで同一種とされてきたが、研究では陛下も標本採取に加わり、
12ページにわたる英語の論文を一部執筆。
論文によると、キヌバリは全国の磯場に広く分布しているが、
日本海側の個体は体の黒い線が細く、7本あるのに対し、
太平洋側の個体は太くて線が6本という形態的相違がある。
このため陛下は、1980年代から「別種なのでは」と疑問を持たれていた。
2001年から、秋篠宮さまらも加わって、DNA解析を用いた共同研究に着手。
この結果、明確な遺伝的差異が確認され、やはりハゼの一種である
チャガラも、太平洋側と日本海側では別種の可能性が高い。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081222-OYT1T00807.htm
ハゼの一種、キヌバリについて、太平洋側と日本海側に生息するものが
別種であることが、天皇陛下を中心とした研究で裏付けられ、
31日付オランダの国際遺伝学雑誌「GENE」に論文が掲載。
これまで同一種とされてきたが、研究では陛下も標本採取に加わり、
12ページにわたる英語の論文を一部執筆。
論文によると、キヌバリは全国の磯場に広く分布しているが、
日本海側の個体は体の黒い線が細く、7本あるのに対し、
太平洋側の個体は太くて線が6本という形態的相違がある。
このため陛下は、1980年代から「別種なのでは」と疑問を持たれていた。
2001年から、秋篠宮さまらも加わって、DNA解析を用いた共同研究に着手。
この結果、明確な遺伝的差異が確認され、やはりハゼの一種である
チャガラも、太平洋側と日本海側では別種の可能性が高い。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081222-OYT1T00807.htm
病床の子にサンタ楽団
(読売新聞 2008年12月24日)
病室から出られない患者たちに音楽のプレゼントをと、
クリスマスを前にした23日、東大病院で、医師らによるコンサートが開かれた。
白衣からサンタクロース姿に着替えた楽団員が、院内を移動しながらの演奏。
室内に鳴り響いた思わぬ贈り物に、
病床の子供たちは目を輝かせて聞き入った。
演奏したのは、麻酔科医の斎藤勇一郎さん(42)ら。
医大生時代、学生室内合奏団長を務めていた斎藤さんは、
仲間との病院内でのバイオリン演奏に、
患者が涙を流して喜んでくれたのをきっかけに、活動を開始。
医師となってからも、毎年のように、患者らに演奏を披露。
1992年、東大病院に入ってからは、次第に他の医師らも加わり、
毎年10人以上による楽団に成長した。
手術などで多忙なことから、全体練習はわずかな時間だけ。
それでも斎藤さんらは、「人工呼吸器をつけていたり、白血病やがんの
治療による免疫力の低下で部屋を出ることすらできない子供たちに、
クリスマスを楽しんでもらいたい」と、各自で練習を積んできた。
コンサートはこの日、午後5時半にスタート。
午後9時の消灯時間まで、汗だくになりながら病室をまわり、
「きよしこの夜」などを披露。
子供たちは食事のはしを止めて聞き入り、拍手を送っていた。
斎藤さんは、「病気と闘う子供たちをみて、自分たちが元気づけられている。
これからも続けていきたい」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85507
病室から出られない患者たちに音楽のプレゼントをと、
クリスマスを前にした23日、東大病院で、医師らによるコンサートが開かれた。
白衣からサンタクロース姿に着替えた楽団員が、院内を移動しながらの演奏。
室内に鳴り響いた思わぬ贈り物に、
病床の子供たちは目を輝かせて聞き入った。
演奏したのは、麻酔科医の斎藤勇一郎さん(42)ら。
医大生時代、学生室内合奏団長を務めていた斎藤さんは、
仲間との病院内でのバイオリン演奏に、
患者が涙を流して喜んでくれたのをきっかけに、活動を開始。
医師となってからも、毎年のように、患者らに演奏を披露。
1992年、東大病院に入ってからは、次第に他の医師らも加わり、
毎年10人以上による楽団に成長した。
手術などで多忙なことから、全体練習はわずかな時間だけ。
それでも斎藤さんらは、「人工呼吸器をつけていたり、白血病やがんの
治療による免疫力の低下で部屋を出ることすらできない子供たちに、
クリスマスを楽しんでもらいたい」と、各自で練習を積んできた。
コンサートはこの日、午後5時半にスタート。
午後9時の消灯時間まで、汗だくになりながら病室をまわり、
「きよしこの夜」などを披露。
子供たちは食事のはしを止めて聞き入り、拍手を送っていた。
斎藤さんは、「病気と闘う子供たちをみて、自分たちが元気づけられている。
これからも続けていきたい」
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85507
健康医療福祉都市構想 「人間回復」を目指した街づくりへ
(じほう 2008年12月17日)
回復期リハビリテーション施設を軸とした「健康医療福祉都市構想」が、
全国の地方都市から関心を集めている。
回復期リハを受ける患者が生活しやすい都市環境とは、
超高齢化社会に適した都市構想でもある。
近い将来、モデル都市が実現すれば、全国化やアジア進出への期待も。
「健康医療福祉都市構想」は、
脳神経外科医で回復期リハ施設の機能強化を提唱する
酒向正春医師(初台リハビリテーション病院脳卒中診療科長)が、
2003年から発信してきた都市構想。
脳卒中後の回復期リハや維持期の患者が、治療を受けながらも人間らしく、
健やかに生活できる環境をつくることがテーマ。
全国の地方都市からの関心を集め、一部では具体化に向けた検討が進んでいる。
構想は、酒向氏のヨーロッパでの留学経験から生まれた。
ヨーロッパでは、障害を持つ人や脳卒中などの後遺症を持つ人も、
都市の中心街に出てきて当たり前に生活を送り、元気に活躍している。
都市計画そのものが、「人間」を中心に構築されているため、
「人間らしく生きる」ことを可能とした。
近代以降の日本の都市では、生産性や効率性が優先されたため、
健常者の視点からしか都市計画が検討されてこなかった。
回復期リハ施設から元気に退院しても、後遺症や障害も持った人が
安心・安全に外出し社会活動を行えるような環境がない。
外出は、デイサービス・デイケアなどの施設や病院までの
往復に制限されてしまうのが現状。
「健康医療福祉都市構想」は、全国のどこにでもある30万-70万人の
住民を抱える地方都市を想定。
地方都市の中心市街には、老舗のデパートやショッピングエリアが点在し、
それらを結ぶ通り道が活気のあるショッピング街を形成。
回復期リハ施設から老舗デパートやショッピングエリアまで
バリアフリー化した「ヘルシーロード」があれば、
安心・安全な日常生活に必要な活動ができるというのが構想の根幹。
「ヘルシーロードを歩いてデパートで買い物することは良いリハビリになり、
自宅退院の目安になる。
ヘルシーロードは、人間回復のシンボルとなるだろう」
回復期リハの需要やさらなる人口高齢化によって、
健康医療福祉都市は全国の50-100都市に広がり、
日本に続いて超高齢化時代に突入するアジアにも
受け入れられるのではないか、と酒向氏は期待。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85127
回復期リハビリテーション施設を軸とした「健康医療福祉都市構想」が、
全国の地方都市から関心を集めている。
回復期リハを受ける患者が生活しやすい都市環境とは、
超高齢化社会に適した都市構想でもある。
近い将来、モデル都市が実現すれば、全国化やアジア進出への期待も。
「健康医療福祉都市構想」は、
脳神経外科医で回復期リハ施設の機能強化を提唱する
酒向正春医師(初台リハビリテーション病院脳卒中診療科長)が、
2003年から発信してきた都市構想。
脳卒中後の回復期リハや維持期の患者が、治療を受けながらも人間らしく、
健やかに生活できる環境をつくることがテーマ。
全国の地方都市からの関心を集め、一部では具体化に向けた検討が進んでいる。
構想は、酒向氏のヨーロッパでの留学経験から生まれた。
ヨーロッパでは、障害を持つ人や脳卒中などの後遺症を持つ人も、
都市の中心街に出てきて当たり前に生活を送り、元気に活躍している。
都市計画そのものが、「人間」を中心に構築されているため、
「人間らしく生きる」ことを可能とした。
近代以降の日本の都市では、生産性や効率性が優先されたため、
健常者の視点からしか都市計画が検討されてこなかった。
回復期リハ施設から元気に退院しても、後遺症や障害も持った人が
安心・安全に外出し社会活動を行えるような環境がない。
外出は、デイサービス・デイケアなどの施設や病院までの
往復に制限されてしまうのが現状。
「健康医療福祉都市構想」は、全国のどこにでもある30万-70万人の
住民を抱える地方都市を想定。
地方都市の中心市街には、老舗のデパートやショッピングエリアが点在し、
それらを結ぶ通り道が活気のあるショッピング街を形成。
回復期リハ施設から老舗デパートやショッピングエリアまで
バリアフリー化した「ヘルシーロード」があれば、
安心・安全な日常生活に必要な活動ができるというのが構想の根幹。
「ヘルシーロードを歩いてデパートで買い物することは良いリハビリになり、
自宅退院の目安になる。
ヘルシーロードは、人間回復のシンボルとなるだろう」
回復期リハの需要やさらなる人口高齢化によって、
健康医療福祉都市は全国の50-100都市に広がり、
日本に続いて超高齢化時代に突入するアジアにも
受け入れられるのではないか、と酒向氏は期待。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85127
歯学教育の改善・充実に向け、これまでの論点を整理 文科省
(WIC REPORT 厚生政策情報センター 2008年12月17日)
歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議(第6回12/15)
歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議で、配布された資料。
これまでの論点整理が行われた。
この会議における主な意見には、
「志望倍率の低迷は、入学時の基本的資質の低下につながっているかの問題」
「臨床実習のカリキュラムではなく、臨床能力の質の担保について議論が必要」など。
歯学教育についてはこれまで、
「臨床実習の時間数の減少と卒業時の臨床能力の格差が生じているのではないか」
「18歳人口の減少等から、入学者の資質の低下や格差が生じていないか」
などといった視点から検討を行ってきた。
論点の整理では、
(1)歯科医師となる者の臨床能力の向上
(2)臨床能力を育成する歯学教育の充実
(3)未来の歯科医療を拓く研究者の養成
(4)質の高い教育体制の確立-が取りまとめられている。
今後は、モデル・コア・カリキュラム、共用試験、国家試験、
臨床研修の間の整合性の確保のために、
文科省と厚生労働省が連携し検討を行う必要があるのではないか。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85169
歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議(第6回12/15)
歯学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議で、配布された資料。
これまでの論点整理が行われた。
この会議における主な意見には、
「志望倍率の低迷は、入学時の基本的資質の低下につながっているかの問題」
「臨床実習のカリキュラムではなく、臨床能力の質の担保について議論が必要」など。
歯学教育についてはこれまで、
「臨床実習の時間数の減少と卒業時の臨床能力の格差が生じているのではないか」
「18歳人口の減少等から、入学者の資質の低下や格差が生じていないか」
などといった視点から検討を行ってきた。
論点の整理では、
(1)歯科医師となる者の臨床能力の向上
(2)臨床能力を育成する歯学教育の充実
(3)未来の歯科医療を拓く研究者の養成
(4)質の高い教育体制の確立-が取りまとめられている。
今後は、モデル・コア・カリキュラム、共用試験、国家試験、
臨床研修の間の整合性の確保のために、
文科省と厚生労働省が連携し検討を行う必要があるのではないか。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=85169
2008年12月24日水曜日
特集:期待高まる太陽光発電 温暖化対策に不可欠--福田ビジョンで注目
(毎日 12月17日)
地球環境問題が大きな議題となった「北海道洞爺湖サミット」の
議長を務めた福田康夫前首相が打ち出した「福田ビジョン」。
2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を最大で80%削減するという
意欲的な温暖化対策だが、目を引いたのが太陽光発電の普及・促進。
05年度に打ち切った国の個人向け補助金を復活させ、
3~5年後には発電システムの価格を半額にし、
30年には現在の40倍の導入量にする目標を設定。
次世代エネルギーとして、低炭素社会への移行に欠かせない
太陽光発電の現状について、特集する。
◇膨大な光エネルギー 有害物質出ず、どこでも可能
巨大な風車で発電する風力や、発電時に水しか出さない燃料電池の
原料となる水素など、さまざまな種類がある次世代エネルギー。
その中で、太陽光発電が優位に立つのは電気の得やすさ。
変換するエネルギーは、太陽から地球に降り注いでいる光エネルギー。
その量は、人類が必要としているそれの数十倍という膨大。
発電時に、CO2などの温室効果ガスや有害物質を出さないばかりでなく、
光が届くところならどこでも発電可能で、都市部から山間部や海上など
場所を選ばないメリットがある。
太陽光発電に使う太陽電池は動力などを使わず、光エネルギーを直接、
電気エネルギーに変えることから理論上のエネルギーロスは少なく、
設備もコンパクトで寿命も長い。
発電量も太陽電池を増減するだけで、比較的自由に設定できる。
現在、普及が進んでいるのは、05年に日本を抜いて世界一の発電量と
なったドイツなど先進国が多いが、
今後は社会資本の整備が進んでいない新興国の普及も期待。
国内でも、関西電力(大阪市)などが堺市に建設を計画している
2万8000キロワットもの巨大な発電施設から、
卓上用の電子計算機までさまざまな用途に用いられている。
一般的な太陽電池の仕組みは、電気的な性質の異なる半導体を
合わせたもので、光エネルギーを受けると、マイナスの電気が
一方のシリコンに、プラスの電気がもう一方のシリコンに集まり、
そこで起きた電流を電気エネルギーとして取り出す。
太陽光発電の弱点であるエネルギーの変換効率も、
発明当初の数%から20%以上に向上。
◇広がる公的助成 国の実施時期は未定、都道府県は独自に
普及の障害となっているものに、システム全体の価格がある。
一般的な住宅に設置される3キロワットの太陽光発電システムの総額は
250万円ほどで、耐用年数は20年以上。
地域や設置場所によって差はあるが、おおむね年間3500キロワットの
発電量が見込める。
平均的な世帯の消費電力は賄え、余った電力は契約する電力会社に
売ることができるなどの金銭的なメリットもあるが、
償却するには耐用年数と同程度かかるとされ、安価とは言い切れない。
そのため、公的な助成制度を活用するのが賢い購入方法。
経済産業省が公表している住宅用太陽光発電システムへの
補助金の総額は90億円。
一定の要件を満たすと、1キロワットあたり7万円の補助金が得られ、
約3万5000戸が対象になる見通し。
国の制度の実施時期は未定だが、都道府県では独自に
補助金を実施しているところもある。
100万キロワット相当の太陽エネルギーの利用拡大を掲げている
東京都では住宅用について、09年度から2年間、3キロワットで
30万円程度と、国よりも多い補助金を支給。
太陽光発電を含む太陽エネルギー利用機器を、4万世帯に導入する方針。
福島県(1キロワットあたり最大3万円)や和歌山県(同2万5000円)、
佐賀県(同1万5000円)なども、住宅向けの補助金制度を設けている。
市町村では、広島県呉市が97年度、長野市が99年度、北海道帯広市が
00年度から補助金を支給するなど、全国309の自治体に広がっている。
現在、太陽光発電で余った電気を電力会社に売る契約をしている件数は、
42万8000件あまりで、助成制度の充実などでさらに増えることが予想。
◇幼稚園・保育園、教材に
◇環境負荷軽い、太陽電池使用 「そらべあ基金」が贈る
現在、太陽電池で主力となっているのは、シリコンを使った商品。
最初に実用化されたのも、シリコンの単結晶で作ったもので、
性能や信頼性に優れている。
原料であるケイ素は、自然界に大量にあるところも
他の次世代エネルギーと比べても優位な点。
一方で、製造段階で珪砂などの原料からケイ素を取り出すには、
大量のエネルギーが必要で、価格が高くなるのが課題。
独自の太陽電池を開発しているホンダソルテック(熊本県大津町)は、
シリコンを使わず、製造時にも環境にやさしい太陽電池を商品化。
「CIGS薄膜太陽電池」と呼ばれ、CIGSは銅(copper)、
インジウム(indium)、ガリウム(gallium)、セレン(Selenium)の略で、
四つの化合物を原料に発電層を薄い膜状の半導体にした。
07年10月に一般住宅向けの販売を始め、今年10月からは
大容量発電が可能な公共・産業用向けにも販売を開始。
発電層の厚さは従来型の80分の1程度で、
製造時のエネルギーは1年弱で相殺される計算。
製造時のエネルギーの回収に必要な時間を、
「エネルギーペイバックタイム」と呼ばれ、太陽電池は従来型でも2年程度。
それがさらに短縮され、製造時も環境への負荷が軽減。
次代を担う子供たちへの環境教育の一環として、
この最も進んだ太陽電池を使った太陽光発電システムを
「そらべあ発電所」として、幼稚園や保育園に贈ろうというプロジェクトがある。
地球温暖化防止のため、グリーン電力の普及啓発などを行っている
NPO法人「そらべあ基金」が手掛ける「そらべあスマイルプロジェクト」。
ホッキョクグマ兄弟のキャラクター「そらべあ」をシンボルに、
活動している同基金。
今年は、ソニーが乾電池の売り上げの一部などを充てて、
全国3カ所の幼稚園・保育園に3キロワットの「CIGS薄膜太陽電池」を使った
「そらべあ発電所」が設置。
設置園の一つである東江幼稚園の浅井正信園長は、
「設置した棟の電気はほぼ賄っている。
発電量がひと目で分かる画面を、園児に見せるなど環境教育にも活用」。
==============
☆住宅用太陽光発電システムの助成制度(抜粋)☆
福島県 1キロワットあたり最大3万円(上限4キロワット)
東京都 3キロワットで30万円程度(09年度から)
和歌山県 1キロワットあたり2万5000円(上限5キロワット)
佐賀県 同1万5000円(同4キロワット)
帯広市 設置費用の2分の1(同15万円)
長野市 1キロワットあたり3万円(同20万円)
松山市 同8万円(同5キロワット)など
呉市 同2万円(同4キロワット)
鹿児島市 同4万5000円(同3キロワット)
http://mainichi.jp/select/science/news/20081217ddm010040113000c.html
地球環境問題が大きな議題となった「北海道洞爺湖サミット」の
議長を務めた福田康夫前首相が打ち出した「福田ビジョン」。
2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を最大で80%削減するという
意欲的な温暖化対策だが、目を引いたのが太陽光発電の普及・促進。
05年度に打ち切った国の個人向け補助金を復活させ、
3~5年後には発電システムの価格を半額にし、
30年には現在の40倍の導入量にする目標を設定。
次世代エネルギーとして、低炭素社会への移行に欠かせない
太陽光発電の現状について、特集する。
◇膨大な光エネルギー 有害物質出ず、どこでも可能
巨大な風車で発電する風力や、発電時に水しか出さない燃料電池の
原料となる水素など、さまざまな種類がある次世代エネルギー。
その中で、太陽光発電が優位に立つのは電気の得やすさ。
変換するエネルギーは、太陽から地球に降り注いでいる光エネルギー。
その量は、人類が必要としているそれの数十倍という膨大。
発電時に、CO2などの温室効果ガスや有害物質を出さないばかりでなく、
光が届くところならどこでも発電可能で、都市部から山間部や海上など
場所を選ばないメリットがある。
太陽光発電に使う太陽電池は動力などを使わず、光エネルギーを直接、
電気エネルギーに変えることから理論上のエネルギーロスは少なく、
設備もコンパクトで寿命も長い。
発電量も太陽電池を増減するだけで、比較的自由に設定できる。
現在、普及が進んでいるのは、05年に日本を抜いて世界一の発電量と
なったドイツなど先進国が多いが、
今後は社会資本の整備が進んでいない新興国の普及も期待。
国内でも、関西電力(大阪市)などが堺市に建設を計画している
2万8000キロワットもの巨大な発電施設から、
卓上用の電子計算機までさまざまな用途に用いられている。
一般的な太陽電池の仕組みは、電気的な性質の異なる半導体を
合わせたもので、光エネルギーを受けると、マイナスの電気が
一方のシリコンに、プラスの電気がもう一方のシリコンに集まり、
そこで起きた電流を電気エネルギーとして取り出す。
太陽光発電の弱点であるエネルギーの変換効率も、
発明当初の数%から20%以上に向上。
◇広がる公的助成 国の実施時期は未定、都道府県は独自に
普及の障害となっているものに、システム全体の価格がある。
一般的な住宅に設置される3キロワットの太陽光発電システムの総額は
250万円ほどで、耐用年数は20年以上。
地域や設置場所によって差はあるが、おおむね年間3500キロワットの
発電量が見込める。
平均的な世帯の消費電力は賄え、余った電力は契約する電力会社に
売ることができるなどの金銭的なメリットもあるが、
償却するには耐用年数と同程度かかるとされ、安価とは言い切れない。
そのため、公的な助成制度を活用するのが賢い購入方法。
経済産業省が公表している住宅用太陽光発電システムへの
補助金の総額は90億円。
一定の要件を満たすと、1キロワットあたり7万円の補助金が得られ、
約3万5000戸が対象になる見通し。
国の制度の実施時期は未定だが、都道府県では独自に
補助金を実施しているところもある。
100万キロワット相当の太陽エネルギーの利用拡大を掲げている
東京都では住宅用について、09年度から2年間、3キロワットで
30万円程度と、国よりも多い補助金を支給。
太陽光発電を含む太陽エネルギー利用機器を、4万世帯に導入する方針。
福島県(1キロワットあたり最大3万円)や和歌山県(同2万5000円)、
佐賀県(同1万5000円)なども、住宅向けの補助金制度を設けている。
市町村では、広島県呉市が97年度、長野市が99年度、北海道帯広市が
00年度から補助金を支給するなど、全国309の自治体に広がっている。
現在、太陽光発電で余った電気を電力会社に売る契約をしている件数は、
42万8000件あまりで、助成制度の充実などでさらに増えることが予想。
◇幼稚園・保育園、教材に
◇環境負荷軽い、太陽電池使用 「そらべあ基金」が贈る
現在、太陽電池で主力となっているのは、シリコンを使った商品。
最初に実用化されたのも、シリコンの単結晶で作ったもので、
性能や信頼性に優れている。
原料であるケイ素は、自然界に大量にあるところも
他の次世代エネルギーと比べても優位な点。
一方で、製造段階で珪砂などの原料からケイ素を取り出すには、
大量のエネルギーが必要で、価格が高くなるのが課題。
独自の太陽電池を開発しているホンダソルテック(熊本県大津町)は、
シリコンを使わず、製造時にも環境にやさしい太陽電池を商品化。
「CIGS薄膜太陽電池」と呼ばれ、CIGSは銅(copper)、
インジウム(indium)、ガリウム(gallium)、セレン(Selenium)の略で、
四つの化合物を原料に発電層を薄い膜状の半導体にした。
07年10月に一般住宅向けの販売を始め、今年10月からは
大容量発電が可能な公共・産業用向けにも販売を開始。
発電層の厚さは従来型の80分の1程度で、
製造時のエネルギーは1年弱で相殺される計算。
製造時のエネルギーの回収に必要な時間を、
「エネルギーペイバックタイム」と呼ばれ、太陽電池は従来型でも2年程度。
それがさらに短縮され、製造時も環境への負荷が軽減。
次代を担う子供たちへの環境教育の一環として、
この最も進んだ太陽電池を使った太陽光発電システムを
「そらべあ発電所」として、幼稚園や保育園に贈ろうというプロジェクトがある。
地球温暖化防止のため、グリーン電力の普及啓発などを行っている
NPO法人「そらべあ基金」が手掛ける「そらべあスマイルプロジェクト」。
ホッキョクグマ兄弟のキャラクター「そらべあ」をシンボルに、
活動している同基金。
今年は、ソニーが乾電池の売り上げの一部などを充てて、
全国3カ所の幼稚園・保育園に3キロワットの「CIGS薄膜太陽電池」を使った
「そらべあ発電所」が設置。
設置園の一つである東江幼稚園の浅井正信園長は、
「設置した棟の電気はほぼ賄っている。
発電量がひと目で分かる画面を、園児に見せるなど環境教育にも活用」。
==============
☆住宅用太陽光発電システムの助成制度(抜粋)☆
福島県 1キロワットあたり最大3万円(上限4キロワット)
東京都 3キロワットで30万円程度(09年度から)
和歌山県 1キロワットあたり2万5000円(上限5キロワット)
佐賀県 同1万5000円(同4キロワット)
帯広市 設置費用の2分の1(同15万円)
長野市 1キロワットあたり3万円(同20万円)
松山市 同8万円(同5キロワット)など
呉市 同2万円(同4キロワット)
鹿児島市 同4万5000円(同3キロワット)
http://mainichi.jp/select/science/news/20081217ddm010040113000c.html
乗客の「頭の中」を調べテロ防止 空港警備の最前線
(CNN 12月7日)
空港の金属探知機ゲートの前に順番待ちの長い列が続く光景は、
やがて過去のものとなるかもしれない。
乗客が機内に持ち込む手荷物などをチェックする代わりに、
最新技術で心理状態を把握し、テロを防止しようとする技術の開発が進んでいる。
金属探知を重視する現行のシステムには限界があり、
非金属の武器や化学薬品を使ったテロ、力づくのハイジャックなどを
防止することはできない。
こうした認識に基づく保安検査の技術開発で、最先端を行っているのは、
テロなどの脅威を常に感じてきた中東の小国、イスラエル。
「金属探知機より速くて効率が良く、乗客の負担も小さい」とされる新技術を、
数社の企業が提案している。
WeCUテクノロジーが取り組んでいるのは、潜在意識に働き掛ける
サブリミナル画像と、生体センサーの技術を組み合わせた手法。
たとえば、空港で乗客が目にする自動発券機の画面や出発便の電光掲示板に、
国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者の姿や、
「イスラム聖戦」を意味するアラブ語などの画像を瞬間的に表示させ、
サブリミナル効果によって起きる反応をセンサーでチェックする、といった仕組み。
テロなどをたくらむ人物は、画像の刺激で体温や脈拍、呼吸などに
無意識の変化を示すと考えられる。
さらに、上を歩くだけで生体測定ができる「スマートカーペット」、
椅子に座った人の詳細なデータを採取する「スマートシート」などの開発も。
米国土安全保障省からの助成金も受け、2010年の実用化を目指している。
同国のもうひとつのハイテク企業ネメシスコが注目しているのは、音声の分析。
ストレスがあると、声の周波数に変化が起きるとの説に基づき、
「正常な声」と「危険な声」を識別するシステムを開発。
すでに、モスクワのドモデドボ国際空港などでの試験運用に成功。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200812070016.html
空港の金属探知機ゲートの前に順番待ちの長い列が続く光景は、
やがて過去のものとなるかもしれない。
乗客が機内に持ち込む手荷物などをチェックする代わりに、
最新技術で心理状態を把握し、テロを防止しようとする技術の開発が進んでいる。
金属探知を重視する現行のシステムには限界があり、
非金属の武器や化学薬品を使ったテロ、力づくのハイジャックなどを
防止することはできない。
こうした認識に基づく保安検査の技術開発で、最先端を行っているのは、
テロなどの脅威を常に感じてきた中東の小国、イスラエル。
「金属探知機より速くて効率が良く、乗客の負担も小さい」とされる新技術を、
数社の企業が提案している。
WeCUテクノロジーが取り組んでいるのは、潜在意識に働き掛ける
サブリミナル画像と、生体センサーの技術を組み合わせた手法。
たとえば、空港で乗客が目にする自動発券機の画面や出発便の電光掲示板に、
国際テロ組織アルカイダの最高指導者オサマ・ビンラディン容疑者の姿や、
「イスラム聖戦」を意味するアラブ語などの画像を瞬間的に表示させ、
サブリミナル効果によって起きる反応をセンサーでチェックする、といった仕組み。
テロなどをたくらむ人物は、画像の刺激で体温や脈拍、呼吸などに
無意識の変化を示すと考えられる。
さらに、上を歩くだけで生体測定ができる「スマートカーペット」、
椅子に座った人の詳細なデータを採取する「スマートシート」などの開発も。
米国土安全保障省からの助成金も受け、2010年の実用化を目指している。
同国のもうひとつのハイテク企業ネメシスコが注目しているのは、音声の分析。
ストレスがあると、声の周波数に変化が起きるとの説に基づき、
「正常な声」と「危険な声」を識別するシステムを開発。
すでに、モスクワのドモデドボ国際空港などでの試験運用に成功。
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200812070016.html
地域が支える学校(14)読者の声…かかわる大人も成長
(読売 12月19日)
地域が学校にかかわる制度に、読者も期待を寄せる。
「地域にしろ、家族にしろ、人とのつながりが薄くなったという点で、深刻な状況。
学校を核にして、人とのつながりが、少しでも広がればいい」
地域住民らが学校運営に参画するコミュニティスクールに、
こんな期待をするのは、東京都内に住む佐々木菜穂子さん(46)。
中野区立沼袋小学校で、春から産休代替教員を務めている。
「地域がとてもアットホーム」という、学校の学芸会の様子をメールで詳しく紹介。
公立学校の教師には異動がある。
地域との関係を築いても、異動になれば一からのスタート。
沼袋小の地域では、「メンバー交代も、新しい風として受け止め、活動が継続」。
秋の学芸会も、担任の半数が初めての経験だったが、
事前の衣装あわせに、多数の保護者が来校するなど、
学校を支える地域の力で120%の力が出せた。
10年以上、都内で教員を務めた後、歌を歌いながら体を動かす
プログラムの普及活動を続けてきた。
幼稚園児からお年寄りまで、世代を超えて交流することが多いだけに、
学校と地域の関係が客観的に見える。
「学校にかかわる活動は、かかわった大人にも成長のチャンスを与える。
学校は子供だけでなく、地域の学びの場となる」、
「学校を支える活動を、子育て中の元気な30代の人たちにがんばってほしい」
佐々木さんは、そんなメッセージも寄せた。
東京都日野市立東光寺小学校の地域関係者からは、
「来年、コミュニティスクールに名乗りをあげます」と連絡。
この秋、校庭の芝生化が完成し、その管理も地域がかかわっている。
校長も、地域の支える制度への大きな期待を口にした。
学校を支える組織である「地域支援本部」ができたという、
大阪府内の学校のPTA会長からは、「地域をつなげることが難しい。
そんな地域でも、学校と手を結ぶことができた例を知りたい」という声。
近隣の小中学校の「ミニ集会」に毎年参加しているという千葉県の男性から、
「地域との連携をテーマに掲げる学校が多いが、
学校が地域に何を求めているのかわからない」と苦言。
「学校側から、どんな困ったことがあるのか、具体的な説明や協力要請がない。
教育関係の仕事の経験はないが、案件次第では意見が出せるのに」
学校の情報発信の重要性がわかるファクス。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081219-OYT8T00250.htm
地域が学校にかかわる制度に、読者も期待を寄せる。
「地域にしろ、家族にしろ、人とのつながりが薄くなったという点で、深刻な状況。
学校を核にして、人とのつながりが、少しでも広がればいい」
地域住民らが学校運営に参画するコミュニティスクールに、
こんな期待をするのは、東京都内に住む佐々木菜穂子さん(46)。
中野区立沼袋小学校で、春から産休代替教員を務めている。
「地域がとてもアットホーム」という、学校の学芸会の様子をメールで詳しく紹介。
公立学校の教師には異動がある。
地域との関係を築いても、異動になれば一からのスタート。
沼袋小の地域では、「メンバー交代も、新しい風として受け止め、活動が継続」。
秋の学芸会も、担任の半数が初めての経験だったが、
事前の衣装あわせに、多数の保護者が来校するなど、
学校を支える地域の力で120%の力が出せた。
10年以上、都内で教員を務めた後、歌を歌いながら体を動かす
プログラムの普及活動を続けてきた。
幼稚園児からお年寄りまで、世代を超えて交流することが多いだけに、
学校と地域の関係が客観的に見える。
「学校にかかわる活動は、かかわった大人にも成長のチャンスを与える。
学校は子供だけでなく、地域の学びの場となる」、
「学校を支える活動を、子育て中の元気な30代の人たちにがんばってほしい」
佐々木さんは、そんなメッセージも寄せた。
東京都日野市立東光寺小学校の地域関係者からは、
「来年、コミュニティスクールに名乗りをあげます」と連絡。
この秋、校庭の芝生化が完成し、その管理も地域がかかわっている。
校長も、地域の支える制度への大きな期待を口にした。
学校を支える組織である「地域支援本部」ができたという、
大阪府内の学校のPTA会長からは、「地域をつなげることが難しい。
そんな地域でも、学校と手を結ぶことができた例を知りたい」という声。
近隣の小中学校の「ミニ集会」に毎年参加しているという千葉県の男性から、
「地域との連携をテーマに掲げる学校が多いが、
学校が地域に何を求めているのかわからない」と苦言。
「学校側から、どんな困ったことがあるのか、具体的な説明や協力要請がない。
教育関係の仕事の経験はないが、案件次第では意見が出せるのに」
学校の情報発信の重要性がわかるファクス。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20081219-OYT8T00250.htm
肥満関連遺伝子変異が食物選択に影響を与える可能性
(Medscape 12月10日)
肥満関連(fat mass and obesity-associated)遺伝子FTOの変異は、
エネルギー消費量ではなく、エネルギー摂取量および高エネルギー食嗜好に
関連しているという、スコットランドの小児を対象とした研究が発表。
FTOの変異体rs9939609のA対立遺伝子を有する小児は、
有しない小児と比較して、体重に関係なく、試験食時のカロリー摂取量が多かった。
『New England Journal of Medicine』12月11日号に掲載。
摂食量は、このA対立遺伝子を有する小児と有しない小児でほぼ同等。
ダンディー大学(スコットランド)Ninewells病院・医学部
(Ninewells Hospital and Medical School)生物医学研究所薬理ゲノミクス教授の
Colin Palmerは、2型糖尿病リスク関連遺伝子のゲノムレベル解析に貢献。
体格指数(BMI)に影響を及ぼすことで、糖尿病のリスクを増加させる
共通のFTO変異体を同定。
今回、rs9939609のA対立遺伝子がエネルギー収支に
どのように影響を及ぼすかを検討。
4-10歳のスコットランドの小児(2726例)を対象、
rs9939609の遺伝子型を特定した:A対立遺伝子がホモ接合体(AA)14%、
ヘテロ接合体(AT)49%、T対立遺伝子がホモ接合体(TT)37% 。
平均体重は、TT群26.99kg、AT群27.16kg、AA群28.07kgと、
遺伝子型群間で有意差。
BMIも、TT群17.09、AT群17.17、AA群17.58と、群間で有意差。
A対立遺伝子を有する小児は、この対立遺伝子を有しない小児と比較し、
安静時エネルギー消費量、総エネルギー消費量が多い。
「肥満者のほうが、安静時代謝が高いというのは道理に合わない。
一般に、肥満者の継続的な高カロリー摂取が原因である」
肥満者はあまり活動的ではなく、新陳代謝が遅いという固定観念について、
Palmer博士は、「「新陳代謝の遅い人」という表現型を見出すため、
体重と比較してエネルギー消費量が少ない人を探した。
これまでに見つけた遺伝子は、「新陳代謝の遅い人」という表現型に関連しない」
A対立遺伝子とカロリー摂取量の関連が判明。
試験食の約1.5時間前に、小児は、水250mL(対照群、0kJ)、
オレンジドリンク+マフィン(低エネルギー群、783kJ)、
オレンジドリンク+マフィン(高エネルギー群、1628kJ)を摂取。
その後の試験食時、各小児が摂取した食事の量および内容を評価。
小児76例が、このプロトコル×3回を終了。
解析の結果、rs9939609のA対立遺伝子は、
試験食時のエネルギー摂取量高値に関連。
データを年齢で補正し、0kJおよび783kJ摂取後の試験食時に、
A対立遺伝子(AAまたはAT)を有する小児は、T対立遺伝子が
ホモ接合体(TT)である小児よりも、カロリー摂取量が多かった。
1628kJ摂取後にも同じ傾向が認められたが、有意差は認められなかった。
3つの食前条件すべてについて、A対立遺伝子の有無にかかわらず、
小児が摂取した試験食の総重量に有意差は認められなかった。
「FTO遺伝子は、摂食行動を改善することで肥満を調節し、
カロリー制限の重要性を強調し、一部の人が、他の人と比較して、
高エネルギー食を好む理由を説明している。
これは、栄養バランスのとれた正しい食事を選択するための指針を
与えうる、特にリスクの高い集団を定義している」。
コロンビア大学小児科・内科教授、Naomi Berrie 糖尿病センター
(Naomi Berrie Diabetes Center)共同ディレクターであるRudolph Leibelは、
「体重調節の分子生理学に関する研究の結果を考えると、
(基礎エネルギー消費量の減少ではなく)過剰摂取が肥満の主なメカニズムである」
「肥満成人のエネルギー消費量は、非肥満者のエネルギー消費量から
予測される値と同等である。
肥満者は、痩せた人と比較し、代謝体重が多く、絶対エネルギー消費量が多い。
遺伝学を理解していれば、肥満のリスクをかなり正確に予測できる
(親に助言を与える以外に、解決手段があるわけではない)。
これらの遺伝子および他の遺伝子が、体重に影響を及ぼすメカニズムが
分かっていれば、分子が薬剤や他の方法による介入の標的となる」
Palmer博士は、「FTO遺伝子の蛋白産物が酵素であるという事実は、
その活性を増強または阻害する薬剤を開発することができる。
減量を助けるための新規治療法となる可能性がある」
出典 N Engl J Med. 2008;359(24):2558–2566, 2603–2604.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85180
肥満関連(fat mass and obesity-associated)遺伝子FTOの変異は、
エネルギー消費量ではなく、エネルギー摂取量および高エネルギー食嗜好に
関連しているという、スコットランドの小児を対象とした研究が発表。
FTOの変異体rs9939609のA対立遺伝子を有する小児は、
有しない小児と比較して、体重に関係なく、試験食時のカロリー摂取量が多かった。
『New England Journal of Medicine』12月11日号に掲載。
摂食量は、このA対立遺伝子を有する小児と有しない小児でほぼ同等。
ダンディー大学(スコットランド)Ninewells病院・医学部
(Ninewells Hospital and Medical School)生物医学研究所薬理ゲノミクス教授の
Colin Palmerは、2型糖尿病リスク関連遺伝子のゲノムレベル解析に貢献。
体格指数(BMI)に影響を及ぼすことで、糖尿病のリスクを増加させる
共通のFTO変異体を同定。
今回、rs9939609のA対立遺伝子がエネルギー収支に
どのように影響を及ぼすかを検討。
4-10歳のスコットランドの小児(2726例)を対象、
rs9939609の遺伝子型を特定した:A対立遺伝子がホモ接合体(AA)14%、
ヘテロ接合体(AT)49%、T対立遺伝子がホモ接合体(TT)37% 。
平均体重は、TT群26.99kg、AT群27.16kg、AA群28.07kgと、
遺伝子型群間で有意差。
BMIも、TT群17.09、AT群17.17、AA群17.58と、群間で有意差。
A対立遺伝子を有する小児は、この対立遺伝子を有しない小児と比較し、
安静時エネルギー消費量、総エネルギー消費量が多い。
「肥満者のほうが、安静時代謝が高いというのは道理に合わない。
一般に、肥満者の継続的な高カロリー摂取が原因である」
肥満者はあまり活動的ではなく、新陳代謝が遅いという固定観念について、
Palmer博士は、「「新陳代謝の遅い人」という表現型を見出すため、
体重と比較してエネルギー消費量が少ない人を探した。
これまでに見つけた遺伝子は、「新陳代謝の遅い人」という表現型に関連しない」
A対立遺伝子とカロリー摂取量の関連が判明。
試験食の約1.5時間前に、小児は、水250mL(対照群、0kJ)、
オレンジドリンク+マフィン(低エネルギー群、783kJ)、
オレンジドリンク+マフィン(高エネルギー群、1628kJ)を摂取。
その後の試験食時、各小児が摂取した食事の量および内容を評価。
小児76例が、このプロトコル×3回を終了。
解析の結果、rs9939609のA対立遺伝子は、
試験食時のエネルギー摂取量高値に関連。
データを年齢で補正し、0kJおよび783kJ摂取後の試験食時に、
A対立遺伝子(AAまたはAT)を有する小児は、T対立遺伝子が
ホモ接合体(TT)である小児よりも、カロリー摂取量が多かった。
1628kJ摂取後にも同じ傾向が認められたが、有意差は認められなかった。
3つの食前条件すべてについて、A対立遺伝子の有無にかかわらず、
小児が摂取した試験食の総重量に有意差は認められなかった。
「FTO遺伝子は、摂食行動を改善することで肥満を調節し、
カロリー制限の重要性を強調し、一部の人が、他の人と比較して、
高エネルギー食を好む理由を説明している。
これは、栄養バランスのとれた正しい食事を選択するための指針を
与えうる、特にリスクの高い集団を定義している」。
コロンビア大学小児科・内科教授、Naomi Berrie 糖尿病センター
(Naomi Berrie Diabetes Center)共同ディレクターであるRudolph Leibelは、
「体重調節の分子生理学に関する研究の結果を考えると、
(基礎エネルギー消費量の減少ではなく)過剰摂取が肥満の主なメカニズムである」
「肥満成人のエネルギー消費量は、非肥満者のエネルギー消費量から
予測される値と同等である。
肥満者は、痩せた人と比較し、代謝体重が多く、絶対エネルギー消費量が多い。
遺伝学を理解していれば、肥満のリスクをかなり正確に予測できる
(親に助言を与える以外に、解決手段があるわけではない)。
これらの遺伝子および他の遺伝子が、体重に影響を及ぼすメカニズムが
分かっていれば、分子が薬剤や他の方法による介入の標的となる」
Palmer博士は、「FTO遺伝子の蛋白産物が酵素であるという事実は、
その活性を増強または阻害する薬剤を開発することができる。
減量を助けるための新規治療法となる可能性がある」
出典 N Engl J Med. 2008;359(24):2558–2566, 2603–2604.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=85180
2008年12月23日火曜日
がん:発がん抑制分子「有効」 予防新薬に道 筑波大、マウスで実証
(毎日 12月18日)
がんが発症するのを未然に防ぐ仕組みを、
渋谷彰筑波大教授らの研究チームが解明。
がんにかかりにくい体質にする薬の開発につながる。
22日付の米科学誌に掲載。
健康な人でも、毎日約3000個のがん細胞が発生しているが、
がんにならないのは免疫の効果との学説がある。
研究チームは、「キラーT細胞」などの免疫細胞の表面にできる分子
「DNAM1」が、がん細胞上の別の分子と結合する性質に注目。
DNAM1のないマウスを作り、線維肉腫などを起こす発がん物質を接種した。
DNAM1なしのマウス十数匹は、約5カ月後にすべて線維肉腫を発症したが、
同じように発がん物質を接種した通常マウスで、
約5カ月後に発症していたのは、ほぼ半分。
DNAM1が、がん細胞を殺す上で重要な役割を担うことは
実験で推測されていたが、生物でその作用があるのかは不明。
渋谷教授は、「DNAM1の働きを高めることで、
がん治療だけでなく予防にもつながるのでは」
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/18/20081218ddm002040133000c.html
がんが発症するのを未然に防ぐ仕組みを、
渋谷彰筑波大教授らの研究チームが解明。
がんにかかりにくい体質にする薬の開発につながる。
22日付の米科学誌に掲載。
健康な人でも、毎日約3000個のがん細胞が発生しているが、
がんにならないのは免疫の効果との学説がある。
研究チームは、「キラーT細胞」などの免疫細胞の表面にできる分子
「DNAM1」が、がん細胞上の別の分子と結合する性質に注目。
DNAM1のないマウスを作り、線維肉腫などを起こす発がん物質を接種した。
DNAM1なしのマウス十数匹は、約5カ月後にすべて線維肉腫を発症したが、
同じように発がん物質を接種した通常マウスで、
約5カ月後に発症していたのは、ほぼ半分。
DNAM1が、がん細胞を殺す上で重要な役割を担うことは
実験で推測されていたが、生物でその作用があるのかは不明。
渋谷教授は、「DNAM1の働きを高めることで、
がん治療だけでなく予防にもつながるのでは」
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/12/18/20081218ddm002040133000c.html
第4期介護保険計画策定へ 予想上回る高齢化率
(東海新報 12月21日)
大船渡市は、来年度から3カ年を期間とする第四期介護保険事業計画、
高齢者福祉計画の策定を進めている。
これまでの予想を上回るぺースで高齢化が進行し、
26年度の同市高齢化率は33・7%と推計、保険料負担の増加も予想。
住民説明会で、介護全般に関する不安や悩みが寄せられた。
両計画は、明るく活力のある高齢社会の実現に向け、
高齢者福祉と介護を一体化させた形での策定を目指す。
介護保険計画は3年ごとに策定、21~23年度までは第四期となる。
26年度までの総人口、高齢者人口、介護保険認定率、被保険者数などを推計。
21~23年度までの介護サービス利用者や給付費などの推計、
保険料割合を検討。
全国的にも全人口における高齢者の割合や、介護される高齢者が急増。
60歳以上の家族が介護する割合も50%超、「老老介護」が進んでいる。
大船渡市の65歳以上高齢者は、1万242人、
全人口に占める高齢化率は29・8%(今年9月)。
第三期の計画値よりも上回り、急速な高齢化進行を裏付け。
26年度における市内高齢者は約1万1100人、高齢化率33・7%と推計。
65歳以上の介護保険「一号被保険者」と、40~64歳「二号被保険者」が、
同年ごろにはほぼ同じ割合になることも予想。
介護保険認定者数は、19年度1838人、認定率15・1%。
26年度には2280人、全高齢者のうち約17%が認定。
来年度以降の介護保険料は現在積算中だが、
第一号保険料、介護給付費の総額ともに3年間で10%超の伸びが予想。
第三期計画での大船渡市の一号保険料は、月額3570円が基準、
市民税の課税状況などで六段階に区分。
県平均では、3686円。
大船渡地区公民館では、「高齢者が高齢者の面倒をみている状態。
すぐにサービスを利用したいが、書類記入が多くて大変」、
「地域住民や民生委員であっても、介護認定を受けるよう勧めるのは難しい」など、
介護に関する幅広い悩みが話題。
市では、今後の策定に向け、市議会議員らから意見、要望を聞いたあと、
「ささえあい長寿推進協議会」を開催。
今後3年間で整備する施設や保険料などを総合的に協議。
http://www.tohkaishimpo.com/
大船渡市は、来年度から3カ年を期間とする第四期介護保険事業計画、
高齢者福祉計画の策定を進めている。
これまでの予想を上回るぺースで高齢化が進行し、
26年度の同市高齢化率は33・7%と推計、保険料負担の増加も予想。
住民説明会で、介護全般に関する不安や悩みが寄せられた。
両計画は、明るく活力のある高齢社会の実現に向け、
高齢者福祉と介護を一体化させた形での策定を目指す。
介護保険計画は3年ごとに策定、21~23年度までは第四期となる。
26年度までの総人口、高齢者人口、介護保険認定率、被保険者数などを推計。
21~23年度までの介護サービス利用者や給付費などの推計、
保険料割合を検討。
全国的にも全人口における高齢者の割合や、介護される高齢者が急増。
60歳以上の家族が介護する割合も50%超、「老老介護」が進んでいる。
大船渡市の65歳以上高齢者は、1万242人、
全人口に占める高齢化率は29・8%(今年9月)。
第三期の計画値よりも上回り、急速な高齢化進行を裏付け。
26年度における市内高齢者は約1万1100人、高齢化率33・7%と推計。
65歳以上の介護保険「一号被保険者」と、40~64歳「二号被保険者」が、
同年ごろにはほぼ同じ割合になることも予想。
介護保険認定者数は、19年度1838人、認定率15・1%。
26年度には2280人、全高齢者のうち約17%が認定。
来年度以降の介護保険料は現在積算中だが、
第一号保険料、介護給付費の総額ともに3年間で10%超の伸びが予想。
第三期計画での大船渡市の一号保険料は、月額3570円が基準、
市民税の課税状況などで六段階に区分。
県平均では、3686円。
大船渡地区公民館では、「高齢者が高齢者の面倒をみている状態。
すぐにサービスを利用したいが、書類記入が多くて大変」、
「地域住民や民生委員であっても、介護認定を受けるよう勧めるのは難しい」など、
介護に関する幅広い悩みが話題。
市では、今後の策定に向け、市議会議員らから意見、要望を聞いたあと、
「ささえあい長寿推進協議会」を開催。
今後3年間で整備する施設や保険料などを総合的に協議。
http://www.tohkaishimpo.com/
IOC:東京招致の熱意なし?HPへの投書、日本は1件
(毎日 12月11日)
五輪の将来像を討議する来年10月の五輪コングレス(コペンハーゲン)
へ向けて、国際オリンピック委員会(IOC)がネット上で
一般から意見を募ったホームページ(HP)に、
日本からの投書が1件しかないことが分かった。
猪谷千春IOC副会長は、「16年夏季五輪の東京への招致を目指す国として、
あまりにも寂しい数字」と危機感を募らせている。
このHPには、これまでに世界中から約700件の意見が寄せられている。
16年五輪で東京と招致を争うシカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの
各都市を抱える国別では、米国が119件、ブラジルが18件、
スペインが14件を投書。
使用言語が、英語とフランス語という壁はあるが、
猪谷副会長は「日本人の五輪への熱意が足りない表れとも受け取られかねない。
日本からも積極的に参加してほしい」と訴えた。
HPは、最初に簡単な登録をすれば、
来年2月末まで誰でも意見を書き込める。
http://www.2009congress.olympic.org
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081211k0000e050009000c.html
五輪の将来像を討議する来年10月の五輪コングレス(コペンハーゲン)
へ向けて、国際オリンピック委員会(IOC)がネット上で
一般から意見を募ったホームページ(HP)に、
日本からの投書が1件しかないことが分かった。
猪谷千春IOC副会長は、「16年夏季五輪の東京への招致を目指す国として、
あまりにも寂しい数字」と危機感を募らせている。
このHPには、これまでに世界中から約700件の意見が寄せられている。
16年五輪で東京と招致を争うシカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの
各都市を抱える国別では、米国が119件、ブラジルが18件、
スペインが14件を投書。
使用言語が、英語とフランス語という壁はあるが、
猪谷副会長は「日本人の五輪への熱意が足りない表れとも受け取られかねない。
日本からも積極的に参加してほしい」と訴えた。
HPは、最初に簡単な登録をすれば、
来年2月末まで誰でも意見を書き込める。
http://www.2009congress.olympic.org
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081211k0000e050009000c.html
2008年12月22日月曜日
みんなのニュース:ユニクロのネット戦略 広がるブログパーツ「UNIQLOCK」
(毎日 12月16日)
衣料品販売のユニクロが、ネットで展開しているブログパーツ広告
「UNIQLOCK」が、今年のカンヌ国際広告祭グランプリなど
世界三大広告賞をすべて受賞するなど話題。
ユニクロの服を着た女性が、軽快な音楽に合わせて踊る動画とデジタル時計が
5秒ごとに交互に表示されるもので、ユニクロの社名はどこにもない。
一般ユーザーが、自由にダウンロードして自分のブログに張れるため、
世界89カ国で約5万7000のブログが利用し、
ユニクロの情報を無償で発信する新しいスタイルの広告。
プロジェクトリーダーの勝部健太郎さんによると、
人気の秘密は「機能性」、「コンテンツ化」にある。
ブログパーツは、ブログやSNSのページ内に埋め込む部品で、
カレンダーや時計、企業広告などがある。
ブログの機能や見た目を向上させるため、開設者自身が設置し、
通常は企業と契約したり、設置を依頼されることはない。
ユニクロは、フェイスブック、マイスペースなど、世界の主なSNS4つと、
グーグルの検索画面を自分用に編集する「iGoogle」に対応。
「UNIQLOCK」は、07年6月から配信を始め、現在4種類ある。
動画は、4人の女性が「あやとり」や手を使った「影絵遊び」のような
動きを使った風変わりなダンスを踊っているもの。
世界各国で使ってもらうため、音楽とダンスと時計という
言葉を使わないコミュニケーションをコンセプトに。
動画200カットと10種類以上の音楽がランダムに組み合わされ、
いつも違う映像が流れていると感じるように演出。
狙い通り、「次は何か気になって、1時間も見続けてしまった」との声が
利用者から寄せられている。
勝部さんは、「ブログパーツは、コンテンツとしてのおもしろさと機能性がないと
利用者は飽きる。年末に企業が配るカレンダーをほしいと思うように、
ユーティリティー(機能、操作性を向上させるソフト)として
張り付けたくなるものを考えて時計にした」。
目標は、海外での認知度を高めること。
同社は、世界6カ国に店舗があり、09年には仏・パリに旗艦店を
開店する予定だが、ブランド名の浸透は「まだまだ」(勝部さん)。
「UNIQLOCK」を使うブロガーが増えれば、
ユニクロが自社のPRに使えるサイトがその分だけ増える。
出演者のオーディション風景を、動画共有サイト「YouTube」で
公開するなど、話題作りもした。
「ブロガーが使いたくなるようなアクセサリーを開発して、
世界中のブログサイトを、ユニクロの情報発信メディアにしたい」。
しかし、「UNIQLOCK」には社名の記載はない。
勝部さんは「映像をみた人が、『そういえば、Tシャツが欲しかったんだっけ』と
思い出すような、生活の中で自然に目に入ってくるような情報提供をしたい」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081216mog00m040031000c.html
衣料品販売のユニクロが、ネットで展開しているブログパーツ広告
「UNIQLOCK」が、今年のカンヌ国際広告祭グランプリなど
世界三大広告賞をすべて受賞するなど話題。
ユニクロの服を着た女性が、軽快な音楽に合わせて踊る動画とデジタル時計が
5秒ごとに交互に表示されるもので、ユニクロの社名はどこにもない。
一般ユーザーが、自由にダウンロードして自分のブログに張れるため、
世界89カ国で約5万7000のブログが利用し、
ユニクロの情報を無償で発信する新しいスタイルの広告。
プロジェクトリーダーの勝部健太郎さんによると、
人気の秘密は「機能性」、「コンテンツ化」にある。
ブログパーツは、ブログやSNSのページ内に埋め込む部品で、
カレンダーや時計、企業広告などがある。
ブログの機能や見た目を向上させるため、開設者自身が設置し、
通常は企業と契約したり、設置を依頼されることはない。
ユニクロは、フェイスブック、マイスペースなど、世界の主なSNS4つと、
グーグルの検索画面を自分用に編集する「iGoogle」に対応。
「UNIQLOCK」は、07年6月から配信を始め、現在4種類ある。
動画は、4人の女性が「あやとり」や手を使った「影絵遊び」のような
動きを使った風変わりなダンスを踊っているもの。
世界各国で使ってもらうため、音楽とダンスと時計という
言葉を使わないコミュニケーションをコンセプトに。
動画200カットと10種類以上の音楽がランダムに組み合わされ、
いつも違う映像が流れていると感じるように演出。
狙い通り、「次は何か気になって、1時間も見続けてしまった」との声が
利用者から寄せられている。
勝部さんは、「ブログパーツは、コンテンツとしてのおもしろさと機能性がないと
利用者は飽きる。年末に企業が配るカレンダーをほしいと思うように、
ユーティリティー(機能、操作性を向上させるソフト)として
張り付けたくなるものを考えて時計にした」。
目標は、海外での認知度を高めること。
同社は、世界6カ国に店舗があり、09年には仏・パリに旗艦店を
開店する予定だが、ブランド名の浸透は「まだまだ」(勝部さん)。
「UNIQLOCK」を使うブロガーが増えれば、
ユニクロが自社のPRに使えるサイトがその分だけ増える。
出演者のオーディション風景を、動画共有サイト「YouTube」で
公開するなど、話題作りもした。
「ブロガーが使いたくなるようなアクセサリーを開発して、
世界中のブログサイトを、ユニクロの情報発信メディアにしたい」。
しかし、「UNIQLOCK」には社名の記載はない。
勝部さんは「映像をみた人が、『そういえば、Tシャツが欲しかったんだっけ』と
思い出すような、生活の中で自然に目に入ってくるような情報提供をしたい」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081216mog00m040031000c.html
末崎町麟祥寺「おかげさま献金」 ズッシリ、善意の重み
(東海新報 12月21日)
大船渡市の麟祥寺(金哲道住職)花園会(佐々木聖勇会長)は、
檀家の家々が一年間貯めた「おかげさま献金」を一堂に集め、
硬貨や寄贈されたタオルを仕分ける作業を行った。
おかげさま献金は、三十年近く続いている檀家の募金活動。
瓶などに貯められた硬貨を金種ごとに選別する作業が行われ、
十人ほどが集まった。作業を終えるまでに、三時間ほどを要する。
花園会の佐々木会長は、たくさんの寄付金を前にし、
「不況のさなかですが、今年は例年より千円札が多く入っているようです」と
善男善女への感謝を示した。
集まった献金は、例年通り日本赤十字社、市社会福祉協議会に寄付する。
花園会は今年の九月、赤十字社から長年の功績をたたえられ、
感謝状である金色有功賞が贈られている。
http://www.tohkaishimpo.com/
大船渡市の麟祥寺(金哲道住職)花園会(佐々木聖勇会長)は、
檀家の家々が一年間貯めた「おかげさま献金」を一堂に集め、
硬貨や寄贈されたタオルを仕分ける作業を行った。
おかげさま献金は、三十年近く続いている檀家の募金活動。
瓶などに貯められた硬貨を金種ごとに選別する作業が行われ、
十人ほどが集まった。作業を終えるまでに、三時間ほどを要する。
花園会の佐々木会長は、たくさんの寄付金を前にし、
「不況のさなかですが、今年は例年より千円札が多く入っているようです」と
善男善女への感謝を示した。
集まった献金は、例年通り日本赤十字社、市社会福祉協議会に寄付する。
花園会は今年の九月、赤十字社から長年の功績をたたえられ、
感謝状である金色有功賞が贈られている。
http://www.tohkaishimpo.com/
東京五輪招致:国民世論の盛り上げが必要…招致委など説明
(毎日 12月16日)
2016年五輪開催地に立候補している東京都の招致委員会と
契約している外国人コンサルタントが、
招致を成功させるためのポイントなどを説明。
アドバイザーとして契約しているのは、14年ソチ冬季五輪の招致を
成功させたジョン・ティブス氏(英国)とザルツブルグで招致活動に携わった
ゲノルト・ライトナー氏(オーストリア)。
ティブス氏は、「北京五輪の日本での視聴率は40%を超え、
五輪に対する情熱がある」と、国民世論の盛り上げが必要との認識を強調。
金融危機による世界同時不況について、ライトナー氏は
「東京の計画はコンパクトであり、経済不況の中で財政的な強みを
見せていかなければならない」
開催地を決める来年10月の国際オリンピック委員会総会で、
招致演説に立つ候補として、ティブス氏は個人的な見解とことわったうえで
「石原(慎太郎)都知事にはカリスマ性があり、英語もフランス語も話せるので、
ステージに上がって頂ければ」
http://mainichi.jp/enta/sports/general/general/news/20081217k0000m050052000c.html
2016年五輪開催地に立候補している東京都の招致委員会と
契約している外国人コンサルタントが、
招致を成功させるためのポイントなどを説明。
アドバイザーとして契約しているのは、14年ソチ冬季五輪の招致を
成功させたジョン・ティブス氏(英国)とザルツブルグで招致活動に携わった
ゲノルト・ライトナー氏(オーストリア)。
ティブス氏は、「北京五輪の日本での視聴率は40%を超え、
五輪に対する情熱がある」と、国民世論の盛り上げが必要との認識を強調。
金融危機による世界同時不況について、ライトナー氏は
「東京の計画はコンパクトであり、経済不況の中で財政的な強みを
見せていかなければならない」
開催地を決める来年10月の国際オリンピック委員会総会で、
招致演説に立つ候補として、ティブス氏は個人的な見解とことわったうえで
「石原(慎太郎)都知事にはカリスマ性があり、英語もフランス語も話せるので、
ステージに上がって頂ければ」
http://mainichi.jp/enta/sports/general/general/news/20081217k0000m050052000c.html
2008年12月21日日曜日
世界遺産暫定リスト決定 御所野含む縄文遺跡群
(岩手日報 12月16日)
政府は、本県の御所野遺跡(一戸町)を含む縄文遺跡群を
「北海道・北東北の縄文遺跡群」から、
「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」に名称変更し、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する世界遺産の
登録候補一覧表「暫定リスト」に追加登載することを正式に決めた。
今後、文化庁と関係自治体は、構成資産の範囲拡大に向けた検討に入る。
外務省で開かれた世界遺産条約関係省庁連絡会議で決まった。
文化審議会世界文化遺産特別委員会は9月、
「縄文遺跡群」について「暫定リスト登載が適当」と判断した際、
主題を北海道・北東北に絞らず、
「落葉広葉樹林帯が広く展開する地域・年代に拡大」するよう注文。
名称も、それにふさわしく改めるよう求めていた。
今後は、推薦書作成に向けて
▽北海道・北東北以外への対象拡大
▽代表的な遺跡の厳選
▽復元的整備手法の国際的合意形成
▽保存管理計画策定―などが課題。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081216_2
政府は、本県の御所野遺跡(一戸町)を含む縄文遺跡群を
「北海道・北東北の縄文遺跡群」から、
「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」に名称変更し、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する世界遺産の
登録候補一覧表「暫定リスト」に追加登載することを正式に決めた。
今後、文化庁と関係自治体は、構成資産の範囲拡大に向けた検討に入る。
外務省で開かれた世界遺産条約関係省庁連絡会議で決まった。
文化審議会世界文化遺産特別委員会は9月、
「縄文遺跡群」について「暫定リスト登載が適当」と判断した際、
主題を北海道・北東北に絞らず、
「落葉広葉樹林帯が広く展開する地域・年代に拡大」するよう注文。
名称も、それにふさわしく改めるよう求めていた。
今後は、推薦書作成に向けて
▽北海道・北東北以外への対象拡大
▽代表的な遺跡の厳選
▽復元的整備手法の国際的合意形成
▽保存管理計画策定―などが課題。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081216_2
玄沢生誕250年、功績永遠に 式典などの記録集発刊
(岩手日報 12月17日)
大槻玄沢生誕250周年没後180周年記念事業実行委(遠藤輝夫会長)は、
9月24日に実施した記念式典の内容や関係者の寄稿文などを掲載した
記録集「学問の花ひらく-大槻玄沢と門人たち」を発刊。
A4判、44ページ。
一関市大手町の一関文化センターを会場に、市民や研究者ら約150人が
出席して開催された式典や行事の写真、国立豊田高専の幸田正孝元教授の
「作州津山・宇田川家からみた大槻玄沢」と題した記念講演要旨などを載せた。
大会では、玄沢の門人の子孫らがそれぞれの思いをステージで発表。
記録集では、7人が「わが祖先を語る」というテーマで寄稿。
玄沢は1757(宝暦7)年、一関生まれ。
一関藩医建部家で医学を学び、江戸に出て杉田玄白、前野良沢に師事。
蘭学の入門書や西洋医学の本を翻訳するなどした。
50部ほど残部があり、1冊500円(送料200円)で配布。
問い合わせは、鈴木幸彦事務局長(019・647・0606)、
事務局の小野寺仁さん(0191・21・3631)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081217_7
大槻玄沢生誕250周年没後180周年記念事業実行委(遠藤輝夫会長)は、
9月24日に実施した記念式典の内容や関係者の寄稿文などを掲載した
記録集「学問の花ひらく-大槻玄沢と門人たち」を発刊。
A4判、44ページ。
一関市大手町の一関文化センターを会場に、市民や研究者ら約150人が
出席して開催された式典や行事の写真、国立豊田高専の幸田正孝元教授の
「作州津山・宇田川家からみた大槻玄沢」と題した記念講演要旨などを載せた。
大会では、玄沢の門人の子孫らがそれぞれの思いをステージで発表。
記録集では、7人が「わが祖先を語る」というテーマで寄稿。
玄沢は1757(宝暦7)年、一関生まれ。
一関藩医建部家で医学を学び、江戸に出て杉田玄白、前野良沢に師事。
蘭学の入門書や西洋医学の本を翻訳するなどした。
50部ほど残部があり、1冊500円(送料200円)で配布。
問い合わせは、鈴木幸彦事務局長(019・647・0606)、
事務局の小野寺仁さん(0191・21・3631)。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20081217_7
16年五輪招致:東京が全体計画…マラソンに周回コース
(毎日 12月18日)
2016年五輪開催地に立候補している東京の招致委員会は、
来年2月に国際オリンピック委員会に提出する
競技会場などの全体計画を決めた。
男女マラソンのコースで、途中に10キロの周回コースを3周するなど、
新たな計画が盛り込まれた。
マラソンは国立競技場をスタートし、晴海に新設の五輪スタジアムを
ゴールとする42.195キロのコースで実施し、
どの地区に周回コースを設けるか検討中。
国際陸連の提案に沿うもので、係員の配置などで運営が効率化され、
沿道の観客が選手を何度も見られる利点。
来年の世界選手権(ベルリン)でも、周回コースが採用。
自転車競技のトラックレースを東京ドームで開催する予定にしていたが、
民間商業施設と五輪スポンサーとの関係が懸念され、
大井ふ頭中央海浜公園に仮設の競技場を建設。
辰巳の森海浜公園に仮設予定だった水泳場は、一部が常設。
当初予定での施設整備費は3249億円だったが、
招致委では計画変更後も同程度にとどめたいとしている。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20081219k0000m050081000c.html
2016年五輪開催地に立候補している東京の招致委員会は、
来年2月に国際オリンピック委員会に提出する
競技会場などの全体計画を決めた。
男女マラソンのコースで、途中に10キロの周回コースを3周するなど、
新たな計画が盛り込まれた。
マラソンは国立競技場をスタートし、晴海に新設の五輪スタジアムを
ゴールとする42.195キロのコースで実施し、
どの地区に周回コースを設けるか検討中。
国際陸連の提案に沿うもので、係員の配置などで運営が効率化され、
沿道の観客が選手を何度も見られる利点。
来年の世界選手権(ベルリン)でも、周回コースが採用。
自転車競技のトラックレースを東京ドームで開催する予定にしていたが、
民間商業施設と五輪スポンサーとの関係が懸念され、
大井ふ頭中央海浜公園に仮設の競技場を建設。
辰巳の森海浜公園に仮設予定だった水泳場は、一部が常設。
当初予定での施設整備費は3249億円だったが、
招致委では計画変更後も同程度にとどめたいとしている。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20081219k0000m050081000c.html
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