(読売 4月28日)
「周囲のバックアップには、本当に感謝しているわ」。
スラリと伸びた長い手足。シンクロナイズド・スイミングの
ソロの女王として世界に君臨するナタリア・イーシェンコは静かに話す。
国際大会で優勝したロシアのスポーツ選手への報酬はすさまじい。
五輪の金メダル、世界選手権優勝クラスだと、
30万ドル(約3090万円)が手渡され、
さらに時価5000万円はするというモスクワの高級マンションが与えられる。
イーシェンコ本人は語りたがらないが、2006年のワールドカップで
優勝した彼女が、それに匹敵する報酬を得たのは、間違いない。
報酬は、どこから支払われるのか?
ロシア・シンクロ協会のイーゴリ・カルタショフ副会長が事情を説明。
「プーチン大統領が知り合いの企業家たちに頼んで、金を出させる。
企業家たちも大統領に言われると、嫌とは言えない。
仕事がしにくくなるから」。
豊富なエネルギー資源を背景に、空前の好景気に沸くロシア。
専用のジェット機を持ち、高級車を乗り回す
新興の企業家たちが選手をサポート。
ロシアは、シンクロで圧倒的な強さを誇っていた。
五輪では2000年以降、金メダルを独占。
高い芸術性が強さの秘密。
84年のロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得し、
現在国際審判員を務める本間三和子(旧姓元好)・筑波大准教授は、
「私が今まで見てきた演技の中で、背中がゾクッとしたのはロシアだけ」。
切れ目のない優雅な所作と音楽にあった動き。
歴史的に数多くの作曲家、演奏家を生みだし、
バレエやダンスの伝統を持つ国。
「あの芸術性は、他国には絶対にマネできない」。
ロシアには、もう一つの“伝統”がある。
全国から5~7歳の優秀な選手を集め、徹底的な英才教育を施す。
年代ごとにふるいにかけ、生き残ったエリートだけが代表チームに入れる。
「まさに共産主義的な選手育成法と言える。
ソ連邦崩壊後、この育成法はいったん中断したんだけど……」。
復活させた張本人のイーゴリ副会長はニヤリと笑った。
政治体制が変わっても、脈々と受け継がれた芸術家気質。
共産主義時代に生まれたスパルタ教育法。
現在の成長経済を背景にした強力なバックアップ態勢。
シンクロの強さは、激動の国ロシアを象徴。
輝く金髪に青い瞳。
「ええ、もちろん私は現政権を支持するわ」。
まだ22歳のシンクロの女王は、ためらいなく言い切った。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080428.htm
2008年6月14日土曜日
落語:笑って健康に オリンパスが「げんき化計画」で病院向けに配信
(毎日 6月5日)
病室で落語を楽しめるサービスを、
オリンパスと関連会社のラジオカフェが、インターネットで提供。
落語を聞いて笑うことで、健康に良い影響があるとして、
病院向け情報配信プロジェクト「げんき化計画」の一環として導入。
「落語の日」、噺家の桂平治さんと、桂さんの弟弟子で
中央群馬脳神経外科病院理事長の中島英雄さんを招き、
落語の効能についての説明会。
桂平治さんは、知ったかぶりの和尚が恥をかく「転失気」(てんしき)を披露。
中島さんは、落語を聞いて笑っている時の脳の変化について、
病院での取り組みを交えて紹介。
「笑うと健康に良い」と言われるが、中島さんによると個人差があり、
これまで科学的な研究の対象にならなかった。
中島さんが患者の協力を得て、落語を聞いて笑った後の
脳や身体の変化を調べた結果、「血糖値が下がる」、
「中性脂肪が減る」などのデータを得た。
「血糖値が正常範囲の人が(笑うことで)低血糖になることはない。
(血糖が)少ないと増え、多いと減ることが『笑い』による変化の特徴」。
笑った後には脳血流が増え、特に左脳で増加率が高い。
調べた人数がまだ少ないため、今後も調査を続ける。
中島さんは、病院内で寄席を開いている。
客は患者や退院した人たちのほか、近所の住民も。
同門の噺家らを招くほか、自らも高座に上がる中島さんは
「大脳が正常に動いていないと笑えないので、
(寄席で)笑わないと退院させない」と、噺家らしい冗談を交えて話した。
客を患者に限定しないのは、近所の住民らの笑いにつられて
患者も笑いやすくなるから。
「げんき化計画」は、病院にテレビやインターネットを見るための機器を
設置するヴァイタスの端末専用で、06年10月にスタート。
落語のほか、クラシック音楽やバーチャル美術館など、
入院患者向けのコンテンツを提供。
オリンパスは、2011年の地上アナログ放送終了を視野に、
これまでテレビが主だった病室の機器として
インターネット接続機能の需要が高まるとみており、
情報配信サービスを充実させたい考え。
http://mainichi.jp/life/health/news/20080605mog00m100028000c.html
病室で落語を楽しめるサービスを、
オリンパスと関連会社のラジオカフェが、インターネットで提供。
落語を聞いて笑うことで、健康に良い影響があるとして、
病院向け情報配信プロジェクト「げんき化計画」の一環として導入。
「落語の日」、噺家の桂平治さんと、桂さんの弟弟子で
中央群馬脳神経外科病院理事長の中島英雄さんを招き、
落語の効能についての説明会。
桂平治さんは、知ったかぶりの和尚が恥をかく「転失気」(てんしき)を披露。
中島さんは、落語を聞いて笑っている時の脳の変化について、
病院での取り組みを交えて紹介。
「笑うと健康に良い」と言われるが、中島さんによると個人差があり、
これまで科学的な研究の対象にならなかった。
中島さんが患者の協力を得て、落語を聞いて笑った後の
脳や身体の変化を調べた結果、「血糖値が下がる」、
「中性脂肪が減る」などのデータを得た。
「血糖値が正常範囲の人が(笑うことで)低血糖になることはない。
(血糖が)少ないと増え、多いと減ることが『笑い』による変化の特徴」。
笑った後には脳血流が増え、特に左脳で増加率が高い。
調べた人数がまだ少ないため、今後も調査を続ける。
中島さんは、病院内で寄席を開いている。
客は患者や退院した人たちのほか、近所の住民も。
同門の噺家らを招くほか、自らも高座に上がる中島さんは
「大脳が正常に動いていないと笑えないので、
(寄席で)笑わないと退院させない」と、噺家らしい冗談を交えて話した。
客を患者に限定しないのは、近所の住民らの笑いにつられて
患者も笑いやすくなるから。
「げんき化計画」は、病院にテレビやインターネットを見るための機器を
設置するヴァイタスの端末専用で、06年10月にスタート。
落語のほか、クラシック音楽やバーチャル美術館など、
入院患者向けのコンテンツを提供。
オリンパスは、2011年の地上アナログ放送終了を視野に、
これまでテレビが主だった病室の機器として
インターネット接続機能の需要が高まるとみており、
情報配信サービスを充実させたい考え。
http://mainichi.jp/life/health/news/20080605mog00m100028000c.html
肥満と過体重の十代は慢性疾患のリスクが高い
(Medscape 6月2日)
肥満または過体重の十代は、2型糖尿病、心血管疾患、
脂肪肝疾患など慢性疾患のリスクが高いという
オーストラリアの横断研究の結果が、
『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine』6月号に発表。
Elizabeth Denney-Wilson(シドニー大学)らは、
「肥満の小児と思春期小児は、心血管疾患、2型糖尿病、
脂肪肝疾患の代謝性リスク因子の保有率が高いことが、
複数の研究で示されている」。
「肥満保有率に並行して、有病率も増大すると予測されるが、
十代の一般集団における慢性疾患リスク因子については
ほとんど分かっていなかった。
同時罹患疾患に関する最近の研究のほとんどは、
重度の肥満を有する十代の、臨床現場で構成された集団を対象にした
ものばかりであり、代謝性合併症の全体については研究されていない。」
今回の研究の目的は、肥満症の指数(肥満指数[BMI]と腹囲)と、
心疾患、2型糖尿病、脂肪肝疾患のリスク因子との関連性、
思春期中期におけるリスク因子の集積を評価すること。
シドニーの中等学校の第10学年の小児496例を、
国際肥満専門部会(International Obesity Task Force)の
カットオフ値と英国腹囲カットオフ値に基づいて、
過体重または肥満に分類。
平均年齢は15.4 ± 0.4歳、男児が58.4%。
高比重(HDL)・低比重リポ蛋白(LDL)コレステロール、トリグリセリド、
インスリン、血糖、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、
γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)、
高感度C反応性蛋白(CRP)値を調べた。
これらの結果は、ガイドラインに従って正常と異常に分類。
ロジスティック回帰分析を使って、
過体重・肥満とリスク因子との関連性、個人内のリスク因子の集積を判定。
思春期男児において、過体重・肥満の有意に連関していた因子は、
インスリン、ALT、GGT、HDLコレステロール、高感度CRP、血圧であった。
思春期女児において、過体重・肥満と有意に連関していた因子は、
インスリン、HDLコレステロール、高感度CRPであった。
十代の肥満の男児・女児は、過体重でない十代男児・小児に比べ、
2つ以上のリスク因子を有している傾向が有意に強かった
(男児:73.5%対7.6%、女児:44.4%対5.4%)。
「過体重と肥満は、特に男児において、慢性疾患になるリスクが大きい。
腹囲は、代謝性リスク因子の予測因子として、BMIほど優れていない。」
この研究の限界として、心血管疾患の家族歴のデータがないことと
飲酒やその他の薬物使用の報告がないこと。
「脂肪症の傾向、生活習慣、リスク因子を思春期から成人まで追跡すれば、
現在の若年者が成人に達した時には、肥満関連の病態による疾患で
医療システムにかかってくる負担がさらに大きくなると予測ができる」
Arch Pediatr Adolesc Med. 2008;162:566-573.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=74532
肥満または過体重の十代は、2型糖尿病、心血管疾患、
脂肪肝疾患など慢性疾患のリスクが高いという
オーストラリアの横断研究の結果が、
『Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine』6月号に発表。
Elizabeth Denney-Wilson(シドニー大学)らは、
「肥満の小児と思春期小児は、心血管疾患、2型糖尿病、
脂肪肝疾患の代謝性リスク因子の保有率が高いことが、
複数の研究で示されている」。
「肥満保有率に並行して、有病率も増大すると予測されるが、
十代の一般集団における慢性疾患リスク因子については
ほとんど分かっていなかった。
同時罹患疾患に関する最近の研究のほとんどは、
重度の肥満を有する十代の、臨床現場で構成された集団を対象にした
ものばかりであり、代謝性合併症の全体については研究されていない。」
今回の研究の目的は、肥満症の指数(肥満指数[BMI]と腹囲)と、
心疾患、2型糖尿病、脂肪肝疾患のリスク因子との関連性、
思春期中期におけるリスク因子の集積を評価すること。
シドニーの中等学校の第10学年の小児496例を、
国際肥満専門部会(International Obesity Task Force)の
カットオフ値と英国腹囲カットオフ値に基づいて、
過体重または肥満に分類。
平均年齢は15.4 ± 0.4歳、男児が58.4%。
高比重(HDL)・低比重リポ蛋白(LDL)コレステロール、トリグリセリド、
インスリン、血糖、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、
γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)、
高感度C反応性蛋白(CRP)値を調べた。
これらの結果は、ガイドラインに従って正常と異常に分類。
ロジスティック回帰分析を使って、
過体重・肥満とリスク因子との関連性、個人内のリスク因子の集積を判定。
思春期男児において、過体重・肥満の有意に連関していた因子は、
インスリン、ALT、GGT、HDLコレステロール、高感度CRP、血圧であった。
思春期女児において、過体重・肥満と有意に連関していた因子は、
インスリン、HDLコレステロール、高感度CRPであった。
十代の肥満の男児・女児は、過体重でない十代男児・小児に比べ、
2つ以上のリスク因子を有している傾向が有意に強かった
(男児:73.5%対7.6%、女児:44.4%対5.4%)。
「過体重と肥満は、特に男児において、慢性疾患になるリスクが大きい。
腹囲は、代謝性リスク因子の予測因子として、BMIほど優れていない。」
この研究の限界として、心血管疾患の家族歴のデータがないことと
飲酒やその他の薬物使用の報告がないこと。
「脂肪症の傾向、生活習慣、リスク因子を思春期から成人まで追跡すれば、
現在の若年者が成人に達した時には、肥満関連の病態による疾患で
医療システムにかかってくる負担がさらに大きくなると予測ができる」
Arch Pediatr Adolesc Med. 2008;162:566-573.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=74532
まめな動き、長生きの鍵 厚労省研究班が中高年調査
(共同通信社 2008年6月4日)
8万人以上の中高年男女を約9年間追跡した
厚生労働省研究班の疫学調査の結果、
体をまめに動かしている人は、そうでない人に比べ、
死亡リスクが30-40%低い。
仕事か余暇かの別にかかわらず、全体的な身体活動量が多いと
死亡リスクが低くなるとの結果。
国立がんセンターの井上真奈美がん予防・検診研究センター室長は
「自分ができる方法で、よく動く時間を増やすのが
早死にの予防につながる」。
調査は、岩手から沖縄まで10都府県の45-74歳の
男女計約8万3000人が対象。
1995年以降の追跡期間中に、約4500人が死亡。
研究班は、筋肉労働やスポーツ、歩いたり立ったりしている時間などを
アンケートし、対象者の1日当たりの平均身体活動量を算出。
その量に応じて4グループに分け、活動量と死亡との関連を調べた。
活動量が最多のグループは、最少グループに比べて
男性で約30%、女性では約40%、死亡リスクが低かった。
疾患別にみると、男性では、最多グループが、
がんで死亡するリスクが約20%、心疾患による死亡リスクが約30%低下。
女性は、がん死亡のリスクが約30%低下。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74349
8万人以上の中高年男女を約9年間追跡した
厚生労働省研究班の疫学調査の結果、
体をまめに動かしている人は、そうでない人に比べ、
死亡リスクが30-40%低い。
仕事か余暇かの別にかかわらず、全体的な身体活動量が多いと
死亡リスクが低くなるとの結果。
国立がんセンターの井上真奈美がん予防・検診研究センター室長は
「自分ができる方法で、よく動く時間を増やすのが
早死にの予防につながる」。
調査は、岩手から沖縄まで10都府県の45-74歳の
男女計約8万3000人が対象。
1995年以降の追跡期間中に、約4500人が死亡。
研究班は、筋肉労働やスポーツ、歩いたり立ったりしている時間などを
アンケートし、対象者の1日当たりの平均身体活動量を算出。
その量に応じて4グループに分け、活動量と死亡との関連を調べた。
活動量が最多のグループは、最少グループに比べて
男性で約30%、女性では約40%、死亡リスクが低かった。
疾患別にみると、男性では、最多グループが、
がんで死亡するリスクが約20%、心疾患による死亡リスクが約30%低下。
女性は、がん死亡のリスクが約30%低下。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74349
心筋へ成長促す物質特定 千葉大がマウス実験で
(共同通信社 2008年6月5日)
受精卵のように未成熟な細胞から、心臓を形作る心筋へと
成長を促すタンパク質を、小室一成・千葉大教授(循環器内科)チームが
マウスの実験で新たに特定し、英科学誌ネイチャー電子版に発表。
マウスの万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)に、
このタンパク質を加えて培養したところ、
心筋細胞に成長する効率が、従来の約20倍程度まで向上。
目的の細胞を効率よくつくる技術が鍵とされる、再生医療に役立つ成果。
マウスのES細胞を骨髄と一緒に培養すると、
心筋細胞ができやすいことに注目。
骨髄細胞を詳しく調べた結果、「IGFBP4」というタンパク質が、
心筋への成長を誘導していることを突き止めた。
小室教授は、「心筋梗塞などの患者に、万能細胞から成長させた
心筋を移植する治療の実現につながる」、
今後はES細胞に加え、新型万能細胞の「iPS細胞」でも研究する方針。
「将来はタンパク質を患者に注射するだけで、
心臓にわずかに存在する幹細胞を心筋に成長させることも
可能になるかもしれない」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74416
受精卵のように未成熟な細胞から、心臓を形作る心筋へと
成長を促すタンパク質を、小室一成・千葉大教授(循環器内科)チームが
マウスの実験で新たに特定し、英科学誌ネイチャー電子版に発表。
マウスの万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)に、
このタンパク質を加えて培養したところ、
心筋細胞に成長する効率が、従来の約20倍程度まで向上。
目的の細胞を効率よくつくる技術が鍵とされる、再生医療に役立つ成果。
マウスのES細胞を骨髄と一緒に培養すると、
心筋細胞ができやすいことに注目。
骨髄細胞を詳しく調べた結果、「IGFBP4」というタンパク質が、
心筋への成長を誘導していることを突き止めた。
小室教授は、「心筋梗塞などの患者に、万能細胞から成長させた
心筋を移植する治療の実現につながる」、
今後はES細胞に加え、新型万能細胞の「iPS細胞」でも研究する方針。
「将来はタンパク質を患者に注射するだけで、
心臓にわずかに存在する幹細胞を心筋に成長させることも
可能になるかもしれない」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74416
2008年6月13日金曜日
環境・循環型社会白書:環境ビジネス、45兆円市場 「低炭素社会に転換」
(毎日 6月3日)
政府は、08年版の環境・循環型社会白書を了承。
国内の環境ビジネス市場が、00年の30兆円から06年には45兆円に
拡大したとの調査結果を報告、環境対策と経済発展の好循環が生まれ、
「低炭素社会への転換期を迎えた」ことを強調。
水処理や廃棄物管理を含む環境ビジネスは今後、
アジア・アフリカ諸国で、年率10%前後の高い成長率が見込めると予測。
環境問題などに配慮した「社会的責任投資」が、
米国で07年に2・7兆ドル(約280兆円)に及ぶなど、
資金の流れの変化が世界を変えつつあることに触れ、
各国の排出量取引制度や環境関連税制を重点的に解説。
太陽光発電の導入伸び率(06年)について、
スペインの198%増に対し、日本は1%減、
風力発電能力は日本13位など、自然エネルギー分野での立ち遅れを指摘。
家庭1世帯当たりの給湯や料理に使うエネルギー消費量は、
米や英、独より多いなど、「省エネ大国」のイメージと異なる側面に注意、
取り組みを求めている。
英訳し、北海道洞爺湖サミットで各国代表団などに配布。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/06/03/20080603dde001010021000c.html
政府は、08年版の環境・循環型社会白書を了承。
国内の環境ビジネス市場が、00年の30兆円から06年には45兆円に
拡大したとの調査結果を報告、環境対策と経済発展の好循環が生まれ、
「低炭素社会への転換期を迎えた」ことを強調。
水処理や廃棄物管理を含む環境ビジネスは今後、
アジア・アフリカ諸国で、年率10%前後の高い成長率が見込めると予測。
環境問題などに配慮した「社会的責任投資」が、
米国で07年に2・7兆ドル(約280兆円)に及ぶなど、
資金の流れの変化が世界を変えつつあることに触れ、
各国の排出量取引制度や環境関連税制を重点的に解説。
太陽光発電の導入伸び率(06年)について、
スペインの198%増に対し、日本は1%減、
風力発電能力は日本13位など、自然エネルギー分野での立ち遅れを指摘。
家庭1世帯当たりの給湯や料理に使うエネルギー消費量は、
米や英、独より多いなど、「省エネ大国」のイメージと異なる側面に注意、
取り組みを求めている。
英訳し、北海道洞爺湖サミットで各国代表団などに配布。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/06/03/20080603dde001010021000c.html
住民主体の「地域会議」を設置へ 釜石市
(岩手日報 6月10日)釜石市は、新しい協働の仕組みとして、
住民が地域課題や解決策を話し合う「地域会議」を設置。
話し合った結果は、市の政策案に反映。
政策形成における住民のかかわりを強め、
住民主体の地域づくりを進める。
市は、各地で市政懇談会を開き、協力を呼び掛ける。
地域会議は、市内7カ所にある市生活応援センター内に設置。
構成メンバーは、町内会長や市民団体の代表、民生委員らを想定し、
各30人ほど。同センターが事務局を務める。
地域課題は、これまで各団体が個別に「道路を整備してほしい」などの
要望を市に申し入れ、市が対応を検討。
地域会議では、話し合った課題や解決策を
「地域の意見」として集約。
市と協議して最終決定し、市の政策に反映。
住民が政策決定の一翼を担えるようになるのが特徴。
市は、各センターごとに市政懇談会を開催し、制度を説明。
栗橋地区と唐丹地区をモデル地区として先行設置し、
本年度内に全7カ所に設置したい考え。
活動資金として当面は、1地域会議に年間25万円の交付金を措置。
地域会議設置は、野田武則市長の公約の1つ。
野田市長は、「市民に政策形成のプロセスに入ってもらおうということ。
地域会議を通して、思いや考えを反映させてほしい」。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080610_6
[第1部・クロアチア](下)「多様性」が生み出した力
(毎日 4月25日)
アテネ五輪男子ハンドボールでクロアチアに金メダルを
もたらした、リノ・チェルバール監督の教え子たちは、
第1次黄金期の選手とは、競技への動機付けの面で大きく違っている。
チェルバールは、強さの秘密について、
「どんな環境でも生き抜こうとする前向きさと意思疎通能力。
それは、クロアチア人の遺伝子に刻まれたもの」。
1991年に旧ユーゴスラビアから独立したクロアチアは、
南はアドリア海に面し、西にスロベニア、東にボスニア・ヘルツェゴビナと
セルビア、北にハンガリーと国境を接する。
多くの国に囲まれ、軍事的にも、貿易の上でも重要で、
歴史的に何度も他国に支配された。
チェルバール監督は、「それでも、悲惨さを感じさせないのは
国民に前向きさがあるからだ」。
体格に恵まれなかったこともあり、選手としては大成しなかった。
23歳の若さで指導者になったが、
最初は、選手より若いために信頼されなかった。
「そんな中で前向きにやっていたら、
必死になってチームをまとめようとする私を、
多くの人が認めてくれるようになった。
クロアチア人というのは、そういう人たちなんだ」
昨年9月まで男子日本代表の監督を務めていた
イビツァ・リマニッチ氏は、9か国語を話す。
クロアチア人の強みを体現する一人かもしれない。
様々な国から来た選手が、一つのユニホームで戦う
クラブチームで生きてきた。
伝統や文化、宗教が違う複雑な事情をのみ込んで、
勝利という一つの方向に向かわなければならない。
その上、選手には、言語の壁もあり、誤解が生まれやすい環境。
リマニッチ氏は、「そうしなければ生きられなかったから、
全員がその環境の中で生き抜こうとした。
最後は、どこから来たかなんて考えなかった。
コートに立ったら、プレーがすべてだとわかったよ」。
試合中にも笑顔を絶やさないミルザ・ジョンバは、
チェルバール時代の申し子。
取材に応じた日は誕生日で、朝からひっきりなしに電話が鳴った。
表示される国番号は毎回違い、そのたびに、違う国の言葉で話した。
様々な背景を抱えたファンを持つ彼のファーストネームが、
イスラム圏特有のものだということは、地元の人なら誰でも知っている。
「国のために戦うと言う人もいるけど、
僕はすべての観衆のために戦いたい。
プレーによって、国の隔てなく人を幸せにしたい」。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080425.htm
アテネ五輪男子ハンドボールでクロアチアに金メダルを
もたらした、リノ・チェルバール監督の教え子たちは、
第1次黄金期の選手とは、競技への動機付けの面で大きく違っている。
チェルバールは、強さの秘密について、
「どんな環境でも生き抜こうとする前向きさと意思疎通能力。
それは、クロアチア人の遺伝子に刻まれたもの」。
1991年に旧ユーゴスラビアから独立したクロアチアは、
南はアドリア海に面し、西にスロベニア、東にボスニア・ヘルツェゴビナと
セルビア、北にハンガリーと国境を接する。
多くの国に囲まれ、軍事的にも、貿易の上でも重要で、
歴史的に何度も他国に支配された。
チェルバール監督は、「それでも、悲惨さを感じさせないのは
国民に前向きさがあるからだ」。
体格に恵まれなかったこともあり、選手としては大成しなかった。
23歳の若さで指導者になったが、
最初は、選手より若いために信頼されなかった。
「そんな中で前向きにやっていたら、
必死になってチームをまとめようとする私を、
多くの人が認めてくれるようになった。
クロアチア人というのは、そういう人たちなんだ」
昨年9月まで男子日本代表の監督を務めていた
イビツァ・リマニッチ氏は、9か国語を話す。
クロアチア人の強みを体現する一人かもしれない。
様々な国から来た選手が、一つのユニホームで戦う
クラブチームで生きてきた。
伝統や文化、宗教が違う複雑な事情をのみ込んで、
勝利という一つの方向に向かわなければならない。
その上、選手には、言語の壁もあり、誤解が生まれやすい環境。
リマニッチ氏は、「そうしなければ生きられなかったから、
全員がその環境の中で生き抜こうとした。
最後は、どこから来たかなんて考えなかった。
コートに立ったら、プレーがすべてだとわかったよ」。
試合中にも笑顔を絶やさないミルザ・ジョンバは、
チェルバール時代の申し子。
取材に応じた日は誕生日で、朝からひっきりなしに電話が鳴った。
表示される国番号は毎回違い、そのたびに、違う国の言葉で話した。
様々な背景を抱えたファンを持つ彼のファーストネームが、
イスラム圏特有のものだということは、地元の人なら誰でも知っている。
「国のために戦うと言う人もいるけど、
僕はすべての観衆のために戦いたい。
プレーによって、国の隔てなく人を幸せにしたい」。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080425.htm
「世界に誇る平泉文化」 中尊寺貫首が講演
(岩手日報 6月8日)岩手大(藤井克己学長)の開学記念講演会。
中尊寺の山田俊和貫首が「平泉文化が育んだ浄土思想」と題して講演。市民や大学関係者ら約170人が聴講。
「平泉」の世界遺産登録の可否が決まる本審査を7月に控え、
山田貫首は浄土の意味や平泉文化の根源などについて説いた。
初代藤原清衡の「中尊寺建立供養願文」について、
「清衡公は味方だけでなく敵も含め、この地で亡くなった人たちの霊魂を
みんな浄土に導きたいと言った。これはすごい考え方だ」とし、
「これを私たちは世界に誇らなければならない。
岩手の心だと言わなければならない」。
世界遺産登録で発信すべきこととして、
▽自然と共生する
▽人中の尊に生きる(互いの尊いものを認め合う)
▽誓願を持つ
の3点を挙げた。
園遊会では、学生によるジャズ演奏や伝統芸能などが披露。
木を使ったスポーツ「クッブ」普及目指して
(東海新報 6月7日)
「森林・林業日本一のまちづくり」を掲げる住田町は、
木を使ったニュースポーツ「クッブ」の普及を目指している。
環境に配慮した森林認証材を用いるなどしながら、
小学校などで普及活動を進めており、
今秋の第62回「全国レクリエーション大会inいわて」の
特別協賛行事として大会を開催する予定。
スポーツを通じ、特色あるまちづくりを広く発信していく。
クッブは、スウェーデンが発祥の地。
同国語で「薪」を意味し、相手の陣地に置かれた角材などを
丸棒を投げて倒し合うゲーム。
バイキングたちが生み出したとされ、600年以上の伝統を持つ。
屋内外問わず、子どもからお年寄りまで誰もが楽しむことができ、
さらに木を使う環境に優しい遊びとして、
近年は日本国内でも広がりを見せつつある。
http://www.tohkaishimpo.com/
「森林・林業日本一のまちづくり」を掲げる住田町は、
木を使ったニュースポーツ「クッブ」の普及を目指している。
環境に配慮した森林認証材を用いるなどしながら、
小学校などで普及活動を進めており、
今秋の第62回「全国レクリエーション大会inいわて」の
特別協賛行事として大会を開催する予定。
スポーツを通じ、特色あるまちづくりを広く発信していく。
クッブは、スウェーデンが発祥の地。
同国語で「薪」を意味し、相手の陣地に置かれた角材などを
丸棒を投げて倒し合うゲーム。
バイキングたちが生み出したとされ、600年以上の伝統を持つ。
屋内外問わず、子どもからお年寄りまで誰もが楽しむことができ、
さらに木を使う環境に優しい遊びとして、
近年は日本国内でも広がりを見せつつある。
http://www.tohkaishimpo.com/
2008年6月12日木曜日
地球と暮らす:/49 海をつくる会 アマモ再生の活動実る
(毎日 6月2日)
海底にたまるヘドロ、ビンや缶などのごみの層--
80年代の初め、横浜市・山下公園の海は、こんなありさま。
海の清掃に取り組んだダイバー仲間が結成したのが、「海をつくる会」。
海に潜りごみを取り除く作業を続けると、体にヘドロのにおいがついた。
10年間、地道な作業を続け、東京湾の浄化も進み、
海は次第に活気を取り戻してきた。
90年、横浜市金沢区の「野島海岸」を新たな活動の場所に選んだ。
海岸の生き物を調査してきた研究者がメンバーに加わったのがきっかけ。
野島海岸は同市で唯一、自然の海岸線や干潟が残る。
潜ってみると、スズキやカレイなど東京湾に生息する魚の多くを確認。
生物観察を続けていた時、地元の漁師からこんな話を聞いた。
「この辺りには昔、『アマモ』がいっぱい生えていて、
手を突っ込んだらカレイやアオリイカが捕れた」。
「昔の海に戻してほしい」。
「アマモ」は、帯のような長い葉を持ち浅い海に群生する海草で、
魚が産卵したり、稚魚の隠れ場所になることから「海のゆりかご」。
漁師の言葉をヒントに、野島海岸に
アマモを復活させるプロジェクトが始まった。
自然のアマモが群生する神奈川県横須賀市の走水海岸から
アマモの種を採取し、県水産技術センターの協力で苗に育てた。
00年の冬、野島海岸にアマモを初めて移植。
03年には大規模な赤潮が発生し、植えたアマモが全滅したが、
移植を続けた結果、海底の全面にアマモが生い茂るまでに。
アマモが復活した海には、さまざまな「新顔」の生物が姿をみせる。
ホウボウの稚魚やカスベというエイの仲間、タツノオトシゴ--
最近はアオリイカの産卵も確認。
事務局長の坂本昭夫さん(51)は、「漁師の人たちから
『魚が増えたよ』と声をかけられると喜びを感じる」。
野島海岸で一定の成果が得られた今、
横浜市の河川の河口部にも、アマモを植える取り組みを始めた。
坂本さんは、「今やれることから、海の再生を目指していきたい」。
==============
◇海をつくる会
約90人の会員のうち、9割がダイバー。
海ばかりでなく、芦ノ湖などの水底の清掃を行ったり、
イベント会場で海の生き物を展示、紹介する活動。
http://umikai.sakura.ne.jp/
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/06/02/20080602ddm016040024000c.html
海底にたまるヘドロ、ビンや缶などのごみの層--
80年代の初め、横浜市・山下公園の海は、こんなありさま。
海の清掃に取り組んだダイバー仲間が結成したのが、「海をつくる会」。
海に潜りごみを取り除く作業を続けると、体にヘドロのにおいがついた。
10年間、地道な作業を続け、東京湾の浄化も進み、
海は次第に活気を取り戻してきた。
90年、横浜市金沢区の「野島海岸」を新たな活動の場所に選んだ。
海岸の生き物を調査してきた研究者がメンバーに加わったのがきっかけ。
野島海岸は同市で唯一、自然の海岸線や干潟が残る。
潜ってみると、スズキやカレイなど東京湾に生息する魚の多くを確認。
生物観察を続けていた時、地元の漁師からこんな話を聞いた。
「この辺りには昔、『アマモ』がいっぱい生えていて、
手を突っ込んだらカレイやアオリイカが捕れた」。
「昔の海に戻してほしい」。
「アマモ」は、帯のような長い葉を持ち浅い海に群生する海草で、
魚が産卵したり、稚魚の隠れ場所になることから「海のゆりかご」。
漁師の言葉をヒントに、野島海岸に
アマモを復活させるプロジェクトが始まった。
自然のアマモが群生する神奈川県横須賀市の走水海岸から
アマモの種を採取し、県水産技術センターの協力で苗に育てた。
00年の冬、野島海岸にアマモを初めて移植。
03年には大規模な赤潮が発生し、植えたアマモが全滅したが、
移植を続けた結果、海底の全面にアマモが生い茂るまでに。
アマモが復活した海には、さまざまな「新顔」の生物が姿をみせる。
ホウボウの稚魚やカスベというエイの仲間、タツノオトシゴ--
最近はアオリイカの産卵も確認。
事務局長の坂本昭夫さん(51)は、「漁師の人たちから
『魚が増えたよ』と声をかけられると喜びを感じる」。
野島海岸で一定の成果が得られた今、
横浜市の河川の河口部にも、アマモを植える取り組みを始めた。
坂本さんは、「今やれることから、海の再生を目指していきたい」。
==============
◇海をつくる会
約90人の会員のうち、9割がダイバー。
海ばかりでなく、芦ノ湖などの水底の清掃を行ったり、
イベント会場で海の生き物を展示、紹介する活動。
http://umikai.sakura.ne.jp/
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/06/02/20080602ddm016040024000c.html
温暖化防止へ市民投資 ファンド設立 太陽光発電や省エネ事業
(東京新聞 2008年5月27日)
市民のお金が地球温暖化を止める、
と市民出資でファンドをつくり太陽光発電や省エネ事業に
投資する取り組みが進んでいる。
「金融商品」のためリスクはあるが、環境に貢献しながら
利益も得られる新しい仕組みが関心を集めている。
ファンド事業を行っているのは、「おひさまエネルギーファンド株式会社」。
太陽光利用推進で知られる長野県飯田市で、2004年に
「おひさま進歩エネルギー有限会社」として発足、
太陽光発電と省エネ事業への出資を呼び掛ける
「南信州おひさまファンド」を募集。
全国の市民約450人から、計約2億円の出資を受け、
飯田市内の幼稚園・公民館を中心に38カ所、計208キロワットの
太陽光発電パネルを取り付けた。
昨年、出資者に合計2333万円を分配。
実績が認められ、環境省のモデル事業にも選ばれ、2億円の補助。
社名変更し、新たに「温暖化防止おひさまファンド」の出資者を募集。
主な投資先は、大規模太陽光発電事業と省エネ事業(長野県南信州地域)、
自然エネルギー・省エネまちづくり事業(岡山県備前岡山地域)、
市民風力発電事業(北海道石狩市)。
6月まで総額約9億円を募集。
ファンド全体で、年間約3千トンのCO2削減につながる。
3月には飯田市、東京都内、大阪市で
自然エネルギーセミナーと出資説明会を開催。
273人から、1億5540万円の出資。
東京での説明会には、約50人が参加。
夫婦で訪れた男性(35)は、「寄付だと一回で終わるけど、
ファンドだと環境問題への関心が維持できる」。
NPO法人環境エネルギー政策研究所所長で、
おひさまエネルギーファンド取締役の飯田哲也さんは
「気候変動の危機回避は待ったなし。
日本は自然エネルギーへの取り組みが遅れている。
市民と地域の力で成功事例を作り、広げていくことが大切」。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/technology/science/CK2008052702000178.html
市民のお金が地球温暖化を止める、
と市民出資でファンドをつくり太陽光発電や省エネ事業に
投資する取り組みが進んでいる。
「金融商品」のためリスクはあるが、環境に貢献しながら
利益も得られる新しい仕組みが関心を集めている。
ファンド事業を行っているのは、「おひさまエネルギーファンド株式会社」。
太陽光利用推進で知られる長野県飯田市で、2004年に
「おひさま進歩エネルギー有限会社」として発足、
太陽光発電と省エネ事業への出資を呼び掛ける
「南信州おひさまファンド」を募集。
全国の市民約450人から、計約2億円の出資を受け、
飯田市内の幼稚園・公民館を中心に38カ所、計208キロワットの
太陽光発電パネルを取り付けた。
昨年、出資者に合計2333万円を分配。
実績が認められ、環境省のモデル事業にも選ばれ、2億円の補助。
社名変更し、新たに「温暖化防止おひさまファンド」の出資者を募集。
主な投資先は、大規模太陽光発電事業と省エネ事業(長野県南信州地域)、
自然エネルギー・省エネまちづくり事業(岡山県備前岡山地域)、
市民風力発電事業(北海道石狩市)。
6月まで総額約9億円を募集。
ファンド全体で、年間約3千トンのCO2削減につながる。
3月には飯田市、東京都内、大阪市で
自然エネルギーセミナーと出資説明会を開催。
273人から、1億5540万円の出資。
東京での説明会には、約50人が参加。
夫婦で訪れた男性(35)は、「寄付だと一回で終わるけど、
ファンドだと環境問題への関心が維持できる」。
NPO法人環境エネルギー政策研究所所長で、
おひさまエネルギーファンド取締役の飯田哲也さんは
「気候変動の危機回避は待ったなし。
日本は自然エネルギーへの取り組みが遅れている。
市民と地域の力で成功事例を作り、広げていくことが大切」。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/technology/science/CK2008052702000178.html
神経成長を加速する物質 奈良先端大、ラットで
(共同通信社 2008年6月3日)
神経の先端に集まる「シューティン」と呼ばれる物質に、
神経成長のスピードを速める働きがあることを、
奈良先端科学技術大学院大の稲垣直之准教授(神経科学)のチームが
解明し、米科学誌ジャーナル・オブ・セルバイオロジーに発表。
人では胎児期に盛んにつくられ、
高度な脳ができるのに一役かっているらしい。
成長すると分泌されなくなるが、稲垣准教授は
「脊髄損傷や脳卒中を起こした患者の脳に投与できれば、
神経再生につながる可能性がある」。
シューティンは2006年、成長する神経先端の軸索で同チームが発見。
今回はラット実験で、別の2つのタンパク質と一緒に働いて
神経が伸びる速さを調節しているのを確かめた。
シューティンの量を増やすと、成長スピードが速まり、
減らすと成長が鈍った。
「がん細胞や白血球でも働いており、
細胞が移動する仕組みの解明にも役立ちそう」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74185
神経の先端に集まる「シューティン」と呼ばれる物質に、
神経成長のスピードを速める働きがあることを、
奈良先端科学技術大学院大の稲垣直之准教授(神経科学)のチームが
解明し、米科学誌ジャーナル・オブ・セルバイオロジーに発表。
人では胎児期に盛んにつくられ、
高度な脳ができるのに一役かっているらしい。
成長すると分泌されなくなるが、稲垣准教授は
「脊髄損傷や脳卒中を起こした患者の脳に投与できれば、
神経再生につながる可能性がある」。
シューティンは2006年、成長する神経先端の軸索で同チームが発見。
今回はラット実験で、別の2つのタンパク質と一緒に働いて
神経が伸びる速さを調節しているのを確かめた。
シューティンの量を増やすと、成長スピードが速まり、
減らすと成長が鈍った。
「がん細胞や白血球でも働いており、
細胞が移動する仕組みの解明にも役立ちそう」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=74185
[第1部・クロアチア](中)練習のさなか 空襲警報
(読売 4月24日)
現在、男子ハンドボールのクロアチア代表の中心選手として
活躍するニクサ・カレブの自宅は、ボスニアとの国境にあり、
1990年代に内戦が起きた地域に近かった。
19歳の時、防空壕から抜け出して家の窓から、
母国戦車が敵陣を砲撃するのが見えた。
「心臓がドクドクと音をたてるのが聞こえた」。
当時、1996年のアトランタ五輪金メダリストのボジダー・ヨビッチ氏は、
首都ザグレブ市内のクラブチームでプレー。
練習をしていると、空襲警報が鳴った。
敵機が2分で飛んで来ることができる位置だったから、
急いで防空壕の中に隠れた。
ある日、大きな爆発音を聞いた。
爆弾が中心部の中学校の校庭に落ちた。
いつも子どもたちがサッカーで遊んでいた場所に、
クレーターのような大きな穴ができた。怒りと恐怖で、心臓が震えた。
50~60回の空襲警報があり、ザグレブ市内に爆弾が落とされたのは、
学校に落ちたものを含めて2度。
暗い防空壕の中で、警報がやむのを待った。
「爆弾を落としていった飛行機が飛び立ったのは、
多分、自分が生まれ育った場所。複雑な思いだったよ」と当時を回想。
当時使われていた防空壕は、今も市内の各所に残されていた。
そのうちのひとつに案内された。
幼稚園の遊具のひとつとしてある小高い山に、ドアが付いていた。
そのドアを開けると、奥にコンクリートで作った階段があり、
そこから人が下りられるようになっている。
地下へ5メートルほど階段を下りると、音楽スタジオの防音設備のような
分厚いドアが二重になっていた。
入ると、暗い15畳ほどの部屋が二つ。
金網のような3段ベッドが並んでいた。
足下には、1トンほどの飲料水が入るプラスチックタンクが一つ。
非常食の大きな袋も積まれていた。
カギを開けて案内してくれた幼稚園の関係者は、
「30年ほど前につくられ、90年代の内戦時にも使われた。
核攻撃にも耐えられるものだ。
写真は撮ってもいいが、場所は書かないでほしい。
これから使うことがあるかもしれないから」。
クロアチアの人々にとって戦争は過去の歴史ではなく、
今後も直面するかもしれない現実。
心の底には、いつも、防空壕の中での不安と戦いに備える
気持ちが張り付いている。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080424.htm
現在、男子ハンドボールのクロアチア代表の中心選手として
活躍するニクサ・カレブの自宅は、ボスニアとの国境にあり、
1990年代に内戦が起きた地域に近かった。
19歳の時、防空壕から抜け出して家の窓から、
母国戦車が敵陣を砲撃するのが見えた。
「心臓がドクドクと音をたてるのが聞こえた」。
当時、1996年のアトランタ五輪金メダリストのボジダー・ヨビッチ氏は、
首都ザグレブ市内のクラブチームでプレー。
練習をしていると、空襲警報が鳴った。
敵機が2分で飛んで来ることができる位置だったから、
急いで防空壕の中に隠れた。
ある日、大きな爆発音を聞いた。
爆弾が中心部の中学校の校庭に落ちた。
いつも子どもたちがサッカーで遊んでいた場所に、
クレーターのような大きな穴ができた。怒りと恐怖で、心臓が震えた。
50~60回の空襲警報があり、ザグレブ市内に爆弾が落とされたのは、
学校に落ちたものを含めて2度。
暗い防空壕の中で、警報がやむのを待った。
「爆弾を落としていった飛行機が飛び立ったのは、
多分、自分が生まれ育った場所。複雑な思いだったよ」と当時を回想。
当時使われていた防空壕は、今も市内の各所に残されていた。
そのうちのひとつに案内された。
幼稚園の遊具のひとつとしてある小高い山に、ドアが付いていた。
そのドアを開けると、奥にコンクリートで作った階段があり、
そこから人が下りられるようになっている。
地下へ5メートルほど階段を下りると、音楽スタジオの防音設備のような
分厚いドアが二重になっていた。
入ると、暗い15畳ほどの部屋が二つ。
金網のような3段ベッドが並んでいた。
足下には、1トンほどの飲料水が入るプラスチックタンクが一つ。
非常食の大きな袋も積まれていた。
カギを開けて案内してくれた幼稚園の関係者は、
「30年ほど前につくられ、90年代の内戦時にも使われた。
核攻撃にも耐えられるものだ。
写真は撮ってもいいが、場所は書かないでほしい。
これから使うことがあるかもしれないから」。
クロアチアの人々にとって戦争は過去の歴史ではなく、
今後も直面するかもしれない現実。
心の底には、いつも、防空壕の中での不安と戦いに備える
気持ちが張り付いている。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080424.htm
三鉄、物販てこ入れ 開発進め全国発信
(岩手日報 6月6日)
第三セクター三陸鉄道(山口和彦社長)は本年度、
旅客事業などに加え、物販事業にも力を入れる。
既に商品化されている「三鉄赤字せんべい」、「また乗レール」(マドレーヌ)
などのオリジナル商品に加え、新たな商品開発を進める考え。
物販事業へのてこ入れで鉄道収入の不足を補い、
「三陸」の知名度アップと地元商品の全国発信を狙う。
三陸鉄道は現在、携帯ストラップや車両型警報ブザー、
キーホルダーなどグッズ類10種類とせんべい、マドレーヌ、
「赤字カットわかめ」、昆布巻きなど食品9種類を販売。
2006年12月から販売を始めた「三鉄赤字せんべい」は、
山田町の菓子工房三石が開発。
苦しい台所事情を表すストレートな商品名、ゴマと青のりの風味が効いた
甘いクッキーのような仕上がりが好評で、
昨年度は1カ月平均約30万円の売り上げ。
女性運転士をキャラクター化した「久慈ありす」も人気。
今年4月には「久慈ありすの好物はホヤだった」との設定で、
ホヤの薫製を新発売。
25グラム入り400円を1カ月で400個売るなど好調。
三陸鉄道は昨年度、営業企画課内に物販セクションを設置。
本年度から物産企画課を新設し、3人の職員体制を敷いた。
物販事業の売り上げは昨年度5300万円で、本年度は1億円を目指す。
全国では千葉県の三セク・銚子電鉄が、
「電車運行維持のために『ぬれ煎餅』を買ってください」
と呼び掛け、注目を集めた。
三陸鉄道の07年度決算は、経常赤字が1億715万円。
旅客収入は、前年度比3・8%増の3億9741万円だが、
14年連続の赤字。
県と沿線12市町村は、赤字分を損失補助金として充当。
山口社長は、「今後も旅客収入の増収に力を入れるとともに、
物販を増やし、経営のプラスにしていきたい」。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080606_15
第三セクター三陸鉄道(山口和彦社長)は本年度、
旅客事業などに加え、物販事業にも力を入れる。
既に商品化されている「三鉄赤字せんべい」、「また乗レール」(マドレーヌ)
などのオリジナル商品に加え、新たな商品開発を進める考え。
物販事業へのてこ入れで鉄道収入の不足を補い、
「三陸」の知名度アップと地元商品の全国発信を狙う。
三陸鉄道は現在、携帯ストラップや車両型警報ブザー、
キーホルダーなどグッズ類10種類とせんべい、マドレーヌ、
「赤字カットわかめ」、昆布巻きなど食品9種類を販売。
2006年12月から販売を始めた「三鉄赤字せんべい」は、
山田町の菓子工房三石が開発。
苦しい台所事情を表すストレートな商品名、ゴマと青のりの風味が効いた
甘いクッキーのような仕上がりが好評で、
昨年度は1カ月平均約30万円の売り上げ。
女性運転士をキャラクター化した「久慈ありす」も人気。
今年4月には「久慈ありすの好物はホヤだった」との設定で、
ホヤの薫製を新発売。
25グラム入り400円を1カ月で400個売るなど好調。
三陸鉄道は昨年度、営業企画課内に物販セクションを設置。
本年度から物産企画課を新設し、3人の職員体制を敷いた。
物販事業の売り上げは昨年度5300万円で、本年度は1億円を目指す。
全国では千葉県の三セク・銚子電鉄が、
「電車運行維持のために『ぬれ煎餅』を買ってください」
と呼び掛け、注目を集めた。
三陸鉄道の07年度決算は、経常赤字が1億715万円。
旅客収入は、前年度比3・8%増の3億9741万円だが、
14年連続の赤字。
県と沿線12市町村は、赤字分を損失補助金として充当。
山口社長は、「今後も旅客収入の増収に力を入れるとともに、
物販を増やし、経営のプラスにしていきたい」。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080606_15
2008年6月11日水曜日
[第1部・クロアチア](上)内戦…母国のため戦う
(読売 4月23日)
男子ハンドボール界でのクロアチアの強さは、抜きんでている。
人口440万人程度の小国が、サッカーやテニスなど
数々の競技で世界的な名選手を生んでいることは知られているが、
なかでもハンドボールは、王座に君臨する強さ。
クロアチアには、2つの黄金期があった。
最初は、1991年の内戦直後。アトランタ五輪で金を獲得。
もう一つは、アテネ五輪で優勝したリノ・チェルバール監督の時代。
アトランタ五輪で活躍したボジダール・ヨビッチ氏は、内戦時、
生まれ育った土地、バナルーカがセルビア人に占領され、ザグレブに移った。
20歳の時、故郷に残っていた親類から父に電話がかかってきた。
「叔父が誘拐された」。
「丸一日たって、叔父の遺体が川に捨てられているのが発見。
この時期、約50人のクロアチア人が誘拐されて帰ってこなかった」
内戦が続いていた92、93年は、欧州クラブ選手権に出場したが、
本拠地で試合をさせてもらえなかった。
ホームの試合は、ドイツの会場で行われた。
当時のクロアチアは、多くの人が他国に避難し、労働者として働いていた。
ドイツでの試合は、地元で働く同胞が観客席を埋め尽くした。
「母国というのは、一番美しいもの。
故郷というのは、自分を大切に思い、応援してくれる人々のこと。
金や名誉のためじゃない。あのころは、その人々のために戦っていた」
アトランタ五輪で、母国・クロアチアの代表だったネナ・クリヤイッチ氏は、
それ以前、ユーゴスラビアの代表として戦っていた。
代表監督だった父の影響で始めた。
88年にザグレブで欧州優勝。その後、ユーゴの代表に。
内戦が激しくなり、選手たちは「おれたちも前線に行きたい」と言い出した。
それを議会が反対。
それでも収まらない選手が多く、
「スポーツ選手として、特権を受けるのはいやだ」と。
そんな時、代表選手らに極秘の指令が下った。
「本当に戦わなければならなくなったら、
最前線に出すためのスポーツ選手の特別部隊を組む。
だから、今は踏みとどまってくれ。
君たちが死んだら、子供たちが悲しみ、国民の士気が下がる」。
「私たち選手が、どんな気持ちでコートにいたか。分かるだろう」。
クリヤイッチ氏の目が悲しく光った。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080423.htm
男子ハンドボール界でのクロアチアの強さは、抜きんでている。
人口440万人程度の小国が、サッカーやテニスなど
数々の競技で世界的な名選手を生んでいることは知られているが、
なかでもハンドボールは、王座に君臨する強さ。
クロアチアには、2つの黄金期があった。
最初は、1991年の内戦直後。アトランタ五輪で金を獲得。
もう一つは、アテネ五輪で優勝したリノ・チェルバール監督の時代。
アトランタ五輪で活躍したボジダール・ヨビッチ氏は、内戦時、
生まれ育った土地、バナルーカがセルビア人に占領され、ザグレブに移った。
20歳の時、故郷に残っていた親類から父に電話がかかってきた。
「叔父が誘拐された」。
「丸一日たって、叔父の遺体が川に捨てられているのが発見。
この時期、約50人のクロアチア人が誘拐されて帰ってこなかった」
内戦が続いていた92、93年は、欧州クラブ選手権に出場したが、
本拠地で試合をさせてもらえなかった。
ホームの試合は、ドイツの会場で行われた。
当時のクロアチアは、多くの人が他国に避難し、労働者として働いていた。
ドイツでの試合は、地元で働く同胞が観客席を埋め尽くした。
「母国というのは、一番美しいもの。
故郷というのは、自分を大切に思い、応援してくれる人々のこと。
金や名誉のためじゃない。あのころは、その人々のために戦っていた」
アトランタ五輪で、母国・クロアチアの代表だったネナ・クリヤイッチ氏は、
それ以前、ユーゴスラビアの代表として戦っていた。
代表監督だった父の影響で始めた。
88年にザグレブで欧州優勝。その後、ユーゴの代表に。
内戦が激しくなり、選手たちは「おれたちも前線に行きたい」と言い出した。
それを議会が反対。
それでも収まらない選手が多く、
「スポーツ選手として、特権を受けるのはいやだ」と。
そんな時、代表選手らに極秘の指令が下った。
「本当に戦わなければならなくなったら、
最前線に出すためのスポーツ選手の特別部隊を組む。
だから、今は踏みとどまってくれ。
君たちが死んだら、子供たちが悲しみ、国民の士気が下がる」。
「私たち選手が、どんな気持ちでコートにいたか。分かるだろう」。
クリヤイッチ氏の目が悲しく光った。
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/feature/continent/fe_co_20080423.htm
全盲・全ろうの福島氏に博士号、11日に東大で授与式
(読売 6月7日)
目と耳がともに不自由な東京大学先端科学技術研究センターの
福島智・准教授(45)に、博士号が授与。
全盲ろう者の博士号取得は日本で初めてといい、
11日に東大駒場キャンパスで授与式が行われる。
福島准教授は9歳で失明、18歳の時に聴力も失ったが、
母親の令子さん(74)が点六つを組み合わせる点字を応用して、
両手の指6本で福島さんの手をとんとんとたたく「指点字」を考案。
盲ろう者として、国内で初めて大学(東京都立大)に進学。
障害者と社会のあり方を研究している福島准教授は、
6年ほど前から博士論文の準備を始めた。
言葉のない世界に陥った状況から、指点字で他人との意思疎通が
再び可能になる過程を、日記や作文、録音テープなどの資料や、
親や友人といった関係者の証言を基に分析。
コミュニケーションでは、口調や声の強弱といった話しぶりや
間の取り方など、言葉の内容以外の感覚的な情報が
いかに重要かを考察。
福島准教授は、「人生をかけて、自分しかできない実験を
続けているようなもの。コミュニケーションは、
空気や水や食べ物と同じぐらい重要」として、
盲ろう者などへの支援の重要性を強調。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080607-OYT1T00402.htm
目と耳がともに不自由な東京大学先端科学技術研究センターの
福島智・准教授(45)に、博士号が授与。
全盲ろう者の博士号取得は日本で初めてといい、
11日に東大駒場キャンパスで授与式が行われる。
福島准教授は9歳で失明、18歳の時に聴力も失ったが、
母親の令子さん(74)が点六つを組み合わせる点字を応用して、
両手の指6本で福島さんの手をとんとんとたたく「指点字」を考案。
盲ろう者として、国内で初めて大学(東京都立大)に進学。
障害者と社会のあり方を研究している福島准教授は、
6年ほど前から博士論文の準備を始めた。
言葉のない世界に陥った状況から、指点字で他人との意思疎通が
再び可能になる過程を、日記や作文、録音テープなどの資料や、
親や友人といった関係者の証言を基に分析。
コミュニケーションでは、口調や声の強弱といった話しぶりや
間の取り方など、言葉の内容以外の感覚的な情報が
いかに重要かを考察。
福島准教授は、「人生をかけて、自分しかできない実験を
続けているようなもの。コミュニケーションは、
空気や水や食べ物と同じぐらい重要」として、
盲ろう者などへの支援の重要性を強調。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080607-OYT1T00402.htm
理科学習:「大切」と考える中3、国際比較で最低水準
(毎日 6月6日)
「理科の勉強は大切で、将来に役立てたい」
と考える中学3年生の割合を07年、経済協力開発機構(OECD)が
実施した15歳対象の国際学習到達度(PISA)調査に
当てはめたところ、57カ国・地域中54位の水準であることが
国立教育政策研究所の調査で分かった。
「科学は身近で有用」と思う中3の割合も、
52位と国際水準に達していなかった。
「科学を学ぶのが楽しい」と答えた割合は、36位と国際水準並みで、
中学の授業で理科の大切さや有用性を伝えきれていない実情。
07年の国際調査で、日本の高1の理科学習の意欲や関心度が
国際的に最低レベルと判明したことから、
中3の状況を探るため調査。
08年1~2月、全国の中3約3000人に、高1と同じ質問。
同研究所は、「科学を学ぶ意義を実感できる授業に変え、
科学関連の職業への関心を高める情報をもっと与える必要がある」。
http://mainichi.jp/select/science/news/20080606k0000m040123000c.html
「理科の勉強は大切で、将来に役立てたい」
と考える中学3年生の割合を07年、経済協力開発機構(OECD)が
実施した15歳対象の国際学習到達度(PISA)調査に
当てはめたところ、57カ国・地域中54位の水準であることが
国立教育政策研究所の調査で分かった。
「科学は身近で有用」と思う中3の割合も、
52位と国際水準に達していなかった。
「科学を学ぶのが楽しい」と答えた割合は、36位と国際水準並みで、
中学の授業で理科の大切さや有用性を伝えきれていない実情。
07年の国際調査で、日本の高1の理科学習の意欲や関心度が
国際的に最低レベルと判明したことから、
中3の状況を探るため調査。
08年1~2月、全国の中3約3000人に、高1と同じ質問。
同研究所は、「科学を学ぶ意義を実感できる授業に変え、
科学関連の職業への関心を高める情報をもっと与える必要がある」。
http://mainichi.jp/select/science/news/20080606k0000m040123000c.html
07年の出生率1・34 本県は前年と同率
(岩手日報 6月5日)
女性1人が、生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率が、
2007年は1・34。
厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。
06年を0・02上回り、過去最低だった05年(1・26)から2年連続の上昇。
07年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは、
前年より2929人減の108万9745人で、
死亡者数はこれを上回る110万8280人(2万3830人増)。
初めて自然減となった05年以来、人口が再びマイナスに転じた。
死者のうち、自殺は3万777人で、2年ぶりに3万人を超えた。
わずかながら出生率がアップしたことについて同省は、
前年に引き続き、団塊ジュニア世代を中心とした30代後半の
“駆け込み出産”が要因の1つ。
少子高齢化により、出産可能な女性人口が大きく減る中、
こうした現象が出生数を微減にとどめ、出生率全体を押し上げた。
年齢別の出生率は、10代と20代が前年より下降したが、
30代以上はいずれも上昇。
この結果、全体で0・02の上昇。
35-39歳の上昇分が、0・0139と最も大きかった。
都道府県別では、沖縄がトップで1・75、宮崎1・59、
熊本と鹿児島の1・54。
最低は東京1・05、京都1・18、北海道1・19など、
大都市を含む地域が低かった。
本県の2007年の合計特殊出生率は、
過去最低だった06年と同率の1・39。
生まれた赤ちゃんの数は、06年を212人下回る1万344人。
自殺者は、06年より29人減少し438人。
10万人当たりの死亡率は、32・2で全国で4番目に高い。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080605_1
女性1人が、生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率が、
2007年は1・34。
厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。
06年を0・02上回り、過去最低だった05年(1・26)から2年連続の上昇。
07年に国内で生まれた日本人の赤ちゃんは、
前年より2929人減の108万9745人で、
死亡者数はこれを上回る110万8280人(2万3830人増)。
初めて自然減となった05年以来、人口が再びマイナスに転じた。
死者のうち、自殺は3万777人で、2年ぶりに3万人を超えた。
わずかながら出生率がアップしたことについて同省は、
前年に引き続き、団塊ジュニア世代を中心とした30代後半の
“駆け込み出産”が要因の1つ。
少子高齢化により、出産可能な女性人口が大きく減る中、
こうした現象が出生数を微減にとどめ、出生率全体を押し上げた。
年齢別の出生率は、10代と20代が前年より下降したが、
30代以上はいずれも上昇。
この結果、全体で0・02の上昇。
35-39歳の上昇分が、0・0139と最も大きかった。
都道府県別では、沖縄がトップで1・75、宮崎1・59、
熊本と鹿児島の1・54。
最低は東京1・05、京都1・18、北海道1・19など、
大都市を含む地域が低かった。
本県の2007年の合計特殊出生率は、
過去最低だった06年と同率の1・39。
生まれた赤ちゃんの数は、06年を212人下回る1万344人。
自殺者は、06年より29人減少し438人。
10万人当たりの死亡率は、32・2で全国で4番目に高い。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080605_1
「平成の名水百選」に 本県から3カ所
(岩手日報 6月5日)
環境省が選定した「平成の名水百選」に、
本県から盛岡市の「大慈清水・青龍水」、「中津川綱取ダム下流」と
一関市の「須川岳秘水ぶなの恵み」が選ばれた。
名水の選定は、1985年以来23年ぶり。
水質・水量のほか、親しみやすさや住民らによる保全活動が高く評価。
【大慈清水・青龍水】
古い街並みが残る盛岡市鉈屋町にある。
周辺住民で構成する用水組合が管理し、井戸の清掃や周辺環境の整備。
一番井戸は飲み水、二番井戸は米とぎ水、三番井戸は洗い物などと
用途が決まっており、豊かな水資源を有効利用。
【中津川綱取ダム下流】
秋にはサケが遡上し、冬には白鳥が飛来する盛岡市中心部を流れる
自然豊かな川。
河川敷には自然散策路が整備され、市民の憩いの場。
市民団体による清掃活動や保全活動も盛んだ。
市は、大慈清水・青龍水と併せ、盛岡ブランドとして発信。
谷藤裕明市長は、「盛岡の誇りであり大きな喜び。名水を後世に伝えたい」。
【須川岳秘水ぶなの恵み】
一関市厳美町祭畤山国有林内にあり、
須川岳(栗駒山)の湯治客の荷物や客自身を背負って
登山道を行く案内人の、のどを潤していたわき水。
道路整備とともに所在が不明に。
1980年代後半に、ブナ原生林伐採計画が持ち上がったとき、
地元住民が自然保護を訴えて水源を探索、2000年に発見。
現在は水飲み場が整備され、市民に親しまれる。
地ビールの仕込み水にも使われている。
1985年選定の「名水百選」では、
本県から岩泉町の「龍泉洞地底湖の水」、
八幡平市の「金沢清水」が選ばれている。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080605_10
環境省が選定した「平成の名水百選」に、
本県から盛岡市の「大慈清水・青龍水」、「中津川綱取ダム下流」と
一関市の「須川岳秘水ぶなの恵み」が選ばれた。
名水の選定は、1985年以来23年ぶり。
水質・水量のほか、親しみやすさや住民らによる保全活動が高く評価。
【大慈清水・青龍水】
古い街並みが残る盛岡市鉈屋町にある。
周辺住民で構成する用水組合が管理し、井戸の清掃や周辺環境の整備。
一番井戸は飲み水、二番井戸は米とぎ水、三番井戸は洗い物などと
用途が決まっており、豊かな水資源を有効利用。
【中津川綱取ダム下流】
秋にはサケが遡上し、冬には白鳥が飛来する盛岡市中心部を流れる
自然豊かな川。
河川敷には自然散策路が整備され、市民の憩いの場。
市民団体による清掃活動や保全活動も盛んだ。
市は、大慈清水・青龍水と併せ、盛岡ブランドとして発信。
谷藤裕明市長は、「盛岡の誇りであり大きな喜び。名水を後世に伝えたい」。
【須川岳秘水ぶなの恵み】
一関市厳美町祭畤山国有林内にあり、
須川岳(栗駒山)の湯治客の荷物や客自身を背負って
登山道を行く案内人の、のどを潤していたわき水。
道路整備とともに所在が不明に。
1980年代後半に、ブナ原生林伐採計画が持ち上がったとき、
地元住民が自然保護を訴えて水源を探索、2000年に発見。
現在は水飲み場が整備され、市民に親しまれる。
地ビールの仕込み水にも使われている。
1985年選定の「名水百選」では、
本県から岩泉町の「龍泉洞地底湖の水」、
八幡平市の「金沢清水」が選ばれている。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080605_10
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