(共同通信社 2007年10月12日)
わずかな量の血液や唾液で、複数の食物に対するアレルギー反応の
起きやすさを一度に調べることができる検査用チップを、
徳島大の木戸博教授(応用分子酵素学)らが開発。
食物ごとに反応を一つ一つ調べていく従来の検査法に比べ、
はるかに簡便で、患者負担が少なくて済むのが特徴。
医薬品メーカーと共同で、来年度の実用化を目指す。
遺伝子検査に広く使われるDNAチップを応用。
卵やソバなどアレルギー反応の原因となるタンパク質の小断片を、
3ミリ四方のチップに64個並べた。
患者の血液や唾液を垂らすと蛍光発色し、
体に合わない食物が一目で分かる仕組み。
血液の場合、従来の検査法よりはるかに少ない1000分の1ミリリットル程度で十分。
量産化により費用も安くなると期待される。
「個人ごとに微妙に異なる原因タンパクを追加することで、
きめ細かく精度が高い検査が可能になる」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=57521
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