(毎日新聞社 2007年10月25日)
体内の“掃除屋”細胞と言われる「マクロファージ」が
不要になった細胞を取り除く際、アレルギーなど免疫にかかわる
たんぱく質がセンサーのように要不要を見分けていることを、
京都大医学研究科の長田重一教授らが突き止めた。
ぜんそくやアレルギー、アトピーなど自己免疫疾患の解明や
治療法の開発に役立つ成果という。
細胞が死ぬと、有害な物質が放たれて周囲に炎症が起きないように、
マクロファージが細胞を丸ごと取り込んで分解する。
死んだ細胞の表面にリン脂質の物質が現れるが、
マクロファージがどのように目印を見分けるかは未解明の部分が多かった。
マクロファージの表面にあり、この目印と結合するたんぱく質を探したところ、
免疫にかかわる「Tim1」と「Tim4」が当てはまると判明。
これらを働けなくすると、マクロファージは細胞を取り込めなくなり、
Timたんぱく質が死細胞を取り除くために必要と分かった。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=59115
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