(2011年5月20日 毎日新聞社)
京都府立医大の松原弘明教授、池田宏二講師(循環器内科学)らの
研究グループはこのほど、血管が枝分かれして、
がん細胞の増大などに大きな役割を果たす「血管新生」を抑制する
遺伝子「ARIA」のメカニズムを解明。
グループは、血管の内側にある血管内皮前駆細胞などに多く存在する
ARIAが、がん抑制遺伝子の一種「PTEN」と細胞膜付近で結合することで、
血管新生に必要な細胞内部のリン酸化が抑制される作用を、
マウスを使った実験で実証。
松原教授は、「ARIAの働きで血管新生を制御すれば、
動脈硬化による血流低下を改善したり、がんの増大を食い止めたりする
新しい治療法が可能になるのではないか」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/5/20/136820/
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