(共同通信社 2007年12月19日)
緑茶を1日平均5杯以上飲む男性は、1杯未満の人に比べ、
進行性の前立腺がんになるリスクが約半分になるとの疫学調査結果を、
厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)
が発表。1杯は、約150cc。
がんが前立腺内にとどまる「限局がん」については、
緑茶飲用との関連はみられなかった。
進行がんだけに影響した理由は不明だが、緑茶に含まれるカテキンに、
がんが広がるのに関係する物質を抑える効果があることも関係。
調査は、岩手、大阪など全国9府県の40-69歳の男性約5万人が対象。
平均12年の追跡期間中に404人が前立腺がんになり、
うち114人が前立腺を超えて広がる進行性がん。
進行性前立腺がんになるリスクは、緑茶を飲む量が多い人ほど小さく、
1日平均1杯未満の人のリスクを1とすると、5杯以上の人は0.52。
このほか、男女約13万人を対象に実施した、
胆石と胆道がんに関する疫学調査結果も発表。
胆石を患ったことがある人はない人と比べ、
胆道がんになる危険度が2.5倍高く、特に女性では3.2倍に。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=64759
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