(岩手日報 2月26日)
北東北3県の医療機器関連企業、医療機関などが一堂に会する
北東北ものづくり医療機器産業交流会が、初めて開かれた。
医療機器関連産業は、景気に左右されにくく、
自動車、半導体に続く本県産業振興の第3の柱。
自社の固有技術を応用展開して、業界参入を目指す企業が集まり、
企業間連携、医療と工業の「医工連携」を図った。
3県から、関係者約100人が参加。
30の企業、研究機関が技術パネルを展示して、
自社の強みをプレゼンテーション。
本県からは10企業、機関が参加。
産業用機械のレンズの研磨加工を得意とする品川光学(奥州市)は、
2009年から生体に優しいCCM合金の人工股関節分野に参入。
骨頭部とカップ部の研磨技術で、高い評価を得ている。
白井光一社長は、「12年度までに試作品を完成させ、
13年度から大手メーカーに供給できるようにしたい」、
高度な研磨技術の多分野への応用展開をPR。
会場では、岩手医大、秋田大医学部付属病院、
弘前大大学院医学研究科の教授らが、
医療機器開発、医工連携などをテーマに講演。
企業関係者は、医療側のニーズを今後の研究開発の参考。
交流会は、北東北3県の関係機関の主催。
いわて医療機器事業化研究会の共同代表の一人で、
共立医科器械(盛岡市)の餘目正敏社長は、
「北東北で埋もれている技術の発掘、有効活用に一体で取り組み、
医療機器関連産業の振興、地域活性化につなげたい」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110226_11
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