(2011年5月10日 読売新聞)
様々な組織の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)と、
高分子化合物製のチューブとを組み合わせた
「ハイブリッド(複合)型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を
再生させることに、大阪市立大の中村博亮教授と
奈良県立医科大の筏義人教授らが成功。
けがや病気で傷ついた手足の神経の新たな治療法として期待。
手術用縫合糸の材料になる高分子化合物を加工、
表面は頑丈で内側はスポンジ状の2層構造のチューブ(直径2mm)を作製。
スポンジ層に、マウスのiPS細胞から作った神経系細胞を染み込ませた。
後ろ脚の神経が5mm欠損したマウスに、この人工神経を移植したところ、
3か月後には生活にほとんど影響がないまでに、
歩行能力が改善した。
スポンジ層に神経系細胞を染み込ませなかった場合、
回復しにくく、何も移植しないと脚がまひしたまま。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/5/10/136330/
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