2008年7月16日水曜日

青色ランプ防犯に一役 大船渡・南町一番丁商店会

(岩手日報 7月11日)

大船渡市大船渡町の南町1番丁商店会(鈴木啓二理事長)は、
商店街の街路灯18基に青色のランプを設置。
心理的効果で犯罪抑止につなげる「青色防犯灯」の取り組み。
19日に開幕する「海フェスタいわて」を盛り上げる狙いもあり、
ブルーライトが全国の観光客を出迎える。

青色防犯灯の設置は、青色が人の気持ちを落ち着かせるという効果を
利用して、犯罪抑止を目指す取り組み。
県内では、同町の大船渡駅前に、試験的に3基が設置。
設置した通りでは凶悪事件の発生はなく、住民からも
「港町の雰囲気が出ている」などと好評。
同商店会でも、「海フェスタに合わせて青色防犯灯を導入したい」。

青色の水銀ランプの購入、設置費約80万円のうち、
市と同町防犯協会が一部補助。
スーパーやホテル、一般商店などが軒を並べる中心部の街路灯18基に設置。

9日夜には、地元防犯関係者や住民約100人が出席して、点灯式を実施。
鈴木理事長は、「犯罪防止とともに、イメージアップにつなげたい。
これを機に、防犯意識が高まればうれしい」。
代表者のテープカットを合図に防犯灯が点灯すると、参加者を青い光が包んだ。
大船渡署では、今後も各地で青色防犯灯の設置を呼び掛ける方針。
来賓として出席した川村裕司署長は、
「このような地域の皆さんの活動は非常に心強い。
ブルーライトの港町として、景観向上にもつながれば」と期待。

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