2008年8月4日月曜日

エイズによる死者は減少、アフリカ以外で感染者が増加 国連合同エイズ計画

(共同通信社 2008年7月30日)

国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、2007年の年次報告を発表、
世界全体のエイズによる死者は約200万人と推定、
2005年の約220万人から減少。

2007年には、世界全体で約3300万人がHIVウイルスに感染、
特にエイズ流行の中心であるサハラ以南諸国が全感染者の約67%、
死者の72%を占めた。

サハラ以南諸国以外では、麻薬使用者や同性愛者、セックス産業の
従事者などが主な犠牲者。
エイズ治療を受けている人数は、2003年の約30万人から
2007年には約300万人と10倍も増えた。

しかし、数百万人の患者が高価な治療薬を入手できないでいるほか、
新たな感染者が中国、ドイツ、インドネシア、ロシア、英国など
アフリカ以外の諸国で増加。

2007年に、新たに感染した人数は約270万人、
数年前の約500万人から比べると減減しているが、
エイズについて心配する必要がなくなったと言うのは時期尚早。
国際援助組織「国境なき医師団」の当局者は、
エイズ関連の死者数の減少が鈍いことが特に懸念される。

米政府は、今後5年間に世界全体でのエイズ撲滅計画に、
これまでの3倍の480億米ドルを投入することに合意。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=77851

0 件のコメント: