2009年8月10日月曜日

地球と暮らす:/83 日本スポーツGOMI拾い連盟 楽しみながら環境美化

(毎日 7月27日)

国立競技場で、「第4回スポーツGOMI拾い大会」が開催。

「ごみ拾いをスポーツに」という掛け声の後、
大学や企業などの10チームがごみ袋を手に散っていった。
競技時間は60分。
「たばこの吸い殻が多過ぎる」との声。

決められた区域内のごみを集めて、得点を競う。
社会奉仕の色彩が強いごみ拾いに、楽しんで取り組むのが狙い。
1チーム5~10人、道具は軍手とトングのみ。
配点は、ごみの種類で決まる。
燃えるごみや空き缶・瓶は100グラムで10ポイント、
たばこの吸い殻100グラムで100ポイント、
ペットボトルのキャップは一つ7ポイント--など。

集めたごみの分別まで行うのがルール。
走ったり、ごみ箱からあさると減点。

優勝は、世田谷区の阿部元博さんらで構成する家族チーム
(2025ポイント)、2位が慶応大(1489ポイント)。
10チームで、計約60キロのごみが集まった。
男子学生は、「勝敗がかかると真剣になる。
どの辺にごみが多いのか考えながら行動し、楽しめた」

発起人は、環境関連イベントを手がける馬見塚健一さん(42)。
早朝のジョギング中、公園のごみが気になり、
ストレッチをしながら拾い始めた。
「これはスポーツになるかもしれない」と直感、
環境学専攻の学生らに呼びかけた。

大会を主催する連盟の武蔵野大環境学部3年、杉本仁さん(21)は
「スポーツなので、環境にあまり関心がない人も参加しやすい。
環境への意識を高めるきっかけになってほしい」

豊川市の「豊川手筒まつり」翌日の8月23日、ごみ拾い大会。
馬見塚さんは、「イベント後の開催が理想的。全国に広げたい」
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08年4月発足。同6月、渋谷区役所周辺で初の大会を開催。
昨年、社団法人日本イベント産業振興協会の
「日本イベント大賞社会貢献部門賞」を受賞。
問い合わせは、馬見塚さんの勤務先(03・5791・5750)。

http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2009/07/20090727ddm016040034000c.html

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