(岩手日報 10月10日)
滝沢村とNPO法人学生ビジニティいわて(佐々木正人理事長)は、
近年注目を集める参加・体験型の観光メニュー導入へ、
村内農家2軒を訪問するモニター調査を行った。
リンゴや野菜収穫の農業体験を提供しながら、
観光客のニーズを把握。
今月末に予定する、農村体験ツアーの魅力アップを探った。
農業観光活性化事業の一環。
県立大生ら9人に、モニターを依頼。
午前は、リンゴ栽培やもち菓子製造に取り組む同村大釜の
農業日向清一さん(60)宅を訪問。
昼食は、地産地消メニューを味わい、午後も野菜収穫に汗を流した。
日向さん宅では、色づき具合を判断してわせ「ふじ」を収穫したり、
サツマイモとリンゴの重ね煮を試食。
妻の陽子さん(58)は、「主催者が提案した、もみ殻で調理する
焼きリンゴなど、参考になった部分も多かった」
農業を軸にした観光メニューの導入は、農業体験を受け入れる
24軒を紹介している「たきざわNOSON(のーそん)マップ」の
発行がきっかけ。
農家の意識改革や新たな観光客開拓が狙い。
同村は、盛岡市のベッドタウンとして人口増加が続いてきた一方、
果樹栽培や酪農も盛ん。
村商工観光課の鳴海志帆主任は、
「滝沢は、観光地としては未開拓の部分が多い。
新しい住民に愛着を持ってもらい、さらには他県からの
誘客にもつなげたい」と、展望を描く。
今回の調査結果を基にした農村体験ツアーは30、31の両日に実施。
問い合わせは、学生ビジニティいわて(019・643・0235)へ。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20101010_9
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