(2011年1月5日 毎日新聞社)
任天堂が、裸眼で3D(三次元)映像を楽しめる、
新たな携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」について、
6歳以下の子供は、3Dで長時間の使用を控え、
2D(平面)表示にするよう注意喚起。
発達段階にある子供の視覚に悪影響を与えないため。
保護者が暗証番号を入力しない限り、
3D映像が表示されない制限機能を搭載。
3D映像について、長時間見続けると、大人も眼精疲労などの
症状が出ることが報告。
電子情報技術産業協会(JEITA)などは10年、
3D映像機器を家庭で安全に楽しむためのガイドラインをまとめた。
視覚機能が発達段階にある子供に不適切な映像を与えると、
悪影響を及ぼす可能性を指摘。
物を立体的に見る機能は5歳前後に完成するとされ、
この時期に強烈な3D映像を見ないよう、
「大人が視聴の可否を判断し、時間制限するのが望ましい」と指導。
任天堂は今年2月26日、3DSを発売予定。
体験会で、6歳以下の参加者は2D使用に限定することを
ホームページで告知。
6歳超の子供についても、映像の立体感を最大から最小の平面表示まで、
段階的に調整できる機能を使い、自分に合った画像で遊ぶよう勧めている。
任天堂は、主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSシリーズ」や
据え置き型の「Wii」などの販売が伸び悩んだほか、
3DSが年末商戦に間に合わず、2月に発売延期、
11年3月期連結最終利益見通しは大幅減。
業績回復の切り札として、3DSは注目。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/1/5/130582/
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