(2011年2月24日 読売新聞)
難しい英単語を聞くと、右脳の活動が高まり、
易しい単語の時には左脳が活発に働くことが、
首都大学東京の萩原裕子教授らが、
小学生約500人の脳活動を計測した研究でわかった。
右脳は、音のリズムや強弱の分析にかかわっているとされ、
研究結果は、英語を覚えるにつれ、右脳から左脳に
活動の中心が移る可能性を示している。
外国語の習い始めには、音を聞かせる方法が良いのかなど、
効果的な学習法の開発につながるかもしれない。
米専門誌電子版に25日掲載。
萩原教授らは、国内の小学1~5年生が、
難度の異なる英単語を復唱している時の脳活動を測定。
abash、nadirなど難しい英単語を復唱する時、
右脳の「縁上回」と呼ばれる場所の活動が活発になり、
brother、pictureなど易しい英単語では、
左脳にある「角回」の活動が高まった。
萩原教授によれば、新しい外国語を学ぶ時、
まず右脳で「音」の一種として聞くが、慣れるにつれ、
日本語を聞く時のように意味を持つ「言語」として
処理するようになる。
単語の意味を理解するなど、言語を処理する能力は
主に左脳がつかさどると考えられている。
子どもが外国語を覚える時の脳活動については、
よくわかっていなかった。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/2/24/132821/
0 件のコメント:
コメントを投稿