(サイエンスポータル 2011年2月3日)
昨年の世界の平均気温は、1971~2000年の30年間の
平均値(平年値)より0.34℃高く、日本に限るとは0.86℃高かった。
世界の平均気温は1891年以降、2番目に高く、
日本は1898年以降、4番目に高い値。
世界の年平均気温は、100年あたりで見ると0.68℃の割合で上昇、
特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっている。
全体的に気温が高いのは、インド洋や大西洋で、
陸上では中央アジアなどを除く多くの地域で、平年より高くなっている。
日本は、100年あたり1.15℃の割合で上昇、
特に1990年代以降、高温となる年が増えている。
近年、高温になる年が頻発している理由として、
温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響と、
数年~数十年で繰り返される自然変動によると考えられ、
2010年に関しては、2009年夏から2010年春まで持続した
エルニーニョ現象の影響がさらに加わった可能性がある。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/1102/1102031.html
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