(2010年9月16日 共同通信社)
トのへその緒にある臍帯血をもとに作製した免疫細胞が、
がん細胞の中に入り込んで内部から細胞を死滅させたと、
林原生物化学研究所(岡山市)が発表。
こうした現象が確認されたのは、世界で初めて。
新たながん治療法の開発が期待。
この免疫細胞は2006年、同研究所が発見し、
「HOZOT(ホゾティ)」と名付けた。
研究で、ヒトのがん細胞とHOZOTをまぜたところ、
HOZOTががん細胞に近づき、侵入。
その後、約2~4時間で徐々にHOZOTが死滅し始め、
同時にがん細胞の生存率も低下。
死滅したHOZOTから、細胞を死に至らせる物質が漏れ、
がん細胞の構造を壊すのが原因とみられる。
正常な細胞には侵入しなかった。
同研究所の竹内誠人主任研究員は、
「がん患者の血液で、HOZOTと同様の働きを持つ細胞を作りだし、
治療につなげたい」
5~6年後をめどに、臨床研究を始めたい。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/9/16/125669/
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