(毎日 5月19日)
米プロゴルフツアー、AT&Tクラシックで、
今田竜二がツアー初優勝を飾った。
日本人男子選手の同ツアーでの優勝は、
青木功(1勝)、丸山茂樹(3勝)に次ぐ快挙。
39歳の先輩プロ、深堀圭一郎がかつて、
8歳年下の今田の米ツアー制覇を予言。
「竜二みたいに若い頃からこっち(米国)で対応力をつけていれば、戦える」。
14歳で渡米した今田には、米国で長年、闘ってきた者のみが持つ強さがある。
例えば芝一つをとっても、
「日本は素直な芝だが、アメリカの芝はくせがあり、ボールが曲がりやすい」。
ラフは深く、グリーンの傾斜はきつく、ピンの位置は難易度が高い。
パワーや技術に加え、タフなコースを攻略するには慣れが不可欠。
日本ツアーでの成功を礎に、世界へ挑戦する
従来の日本人プロゴルファーとは違い、今田は弱冠14歳にして
故郷の広島県三原市からバッグ一つで単身渡米。
米国のアマチュアゴルフ界でもまれてきた。
ジョージア大を経て99年にプロ転向し、04年の下部ツアーで好成績を挙げ、
05年から米ツアー出場資格を得た。
「米国育ちのたたき上げ」とも言うべき異色のキャリアによって、
今田は一朝一夕ではいかない米ツアーへの対応力を養った。
今回の優勝で、来年のマスターズ・トーナメント出場資格を獲得。
生涯の目標というマスターズ優勝への第一歩を、
今田が31歳にして力強く踏み出した。
http://mainichi.jp/enta/sports/golf/news/20080520k0000m050002000c.html
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