(共同通信社 2008年2月7日)
病原体の遺伝子断片を使う次世代ワクチンの「DNAワクチン」に、
従来考えられていたのと異なる仕組みで免疫を強化する働きがあることを、
大阪大の審良静男教授らのチームがマウス実験で突き止め、
英科学誌ネイチャーに発表。
塩基配列にかかわらずDNAの2本鎖そのものが、
病原体を攻撃する白血球を活性化。
「安全で効果の高いワクチン開発に役立ちそうだ」。
DNAワクチンは、病原体の遺伝子断片を体内で働かせて、
攻撃の目印となる抗原を事前につくっておく手法。
エイズやインフルエンザ予防などに広く研究。
これまでは、特定の配列を持つ1本鎖DNAが受容体にくっつき、
免疫が高まると考えられていた。
今回、2本鎖DNAが細胞内に入るとTBK1という物質が働き、
白血球を活性化するのを新たに確認。
この免疫作用は、1本鎖DNAの場合より強かった。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=67341
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