(WebMD 1月29日)
身体をよく動かすことで、生物学的年齢を10歳若くできるかもしれない。
定期的な運動のアンチエイジング効果の「強力なメッセージである」と、
次のCDCガイドラインを支持:
「週5日以上の1回30分以上の中強度の運動(早歩き等)または
週3回以上の1回20分以上の激しい運動(ジョギング等)を行う」
Kings College LondonのLynn Cherkasらは、
『Archives of Internal Medicine』に報告。
Cherkasらは、英国の成人の双生児2,400例を対象とした試験を実施。
血液、身体活動、喫煙、病歴に関する調査票への記入。
血液検体を用いて、全血球におけるテロメアの長さを測定。
テロメアは、細胞分裂のたびに少しずつ短くなることから、
加齢のマーカーとなる可能性がある。
年齢、性別、喫煙、BMI(肥満度指数)または社会経済的地位にかかわりなく、
よく身体を動かす人はあまり身体を動かさない人よりも
テロメアが長いことが明らかに。
テロメアの長さの差から、「活動的でない被験者は、
活動的な被験者と比べて生物学的に10年老けていることが示唆」。
しかし、本試験はこのことを証明しているわけではない。
被験者の長期追跡調査は行われず、最も長生きした人が
どのような人であったのかは明らかになっていない。
「運動をする人は、活動的でない人と様々な点で異なる」と、
National Institute on Aging のJack Guralnikは記述。
テロメアの長さの重要性については意見が分かれるが、
「人の最終的な寿命を1つの数字で正しく計測するような、
奇跡のツールではない」。
テロメアは、多くの研究で身体活動と良好な健康状態との関連が示される。
身体活動は、14年長く生きるための4つの方法のうちの1つ。
もっと身体を動かす準備が整ったら、まずは医師の診察を受けるべき。
Cherkas, L. Archives of Internal Medicine, Jan. 28, 2008; vol 168: pp 154-158.
CDC: "Physical Activity: Recommendations."
CDC: "Physical Activity for Everyone: Physical Activity Terms."
Guralnik, J. Archives of Internal Medicine, Jan. 28, 2008; vol 168: pp 131-132.
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=67186
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