(共同通信社 2008年1月9日)
就学や就業の機会が少ない東南アジアの目の不自由な人たちの
自立を支援しようと、視覚障害者のための国立大学「筑波技術大」は、
現地に医療マッサージ師を派遣、講習会を開いている。
東南アジア諸国では、目の不自由な人たちへの支援が立ち遅れている。
カンボジアでは、視覚障害者約14万人のほとんどが
正規の学校教育を受けられず、定職に就けるのは1%未満。
日本では、約3万人の視覚障害者が医療マッサージ師として働いている。
定職を持つ目の不自由な人の3割を占め、職域を確立。
大学側は、医療マッサージ師を2007年からアジアの国々に短期で派遣。
同年12月にも、カンボジアで3日間の講習会を開いたばかり。
講師自身が受講者のマッサージを受けながら技術を指導、
座学で医学的知識を伝えた。
今後、ラオスやベトナム、バングラデシュに活動を広げ、
講習会がなくてもマッサージの技術や知識を習得できるように
英語や現地語の点字教材も用意。
現地で指導者を育てていく考え。
筑波技術大の形井秀一教授(鍼灸学)は、
「指の感覚でできるマッサージは能力を発揮しやすい。
アジアの目の不自由な人たちの助けになりたい」。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=65550
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