(毎日新聞社 2007年12月12日)
夫が喫煙者だと、非喫煙者の妻が肺腺がんになる危険が2倍になることが、
厚生労働省研究班(津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の
大規模疫学調査で分かった。
夫の喫煙本数が多いほど妻が肺腺がんになりやすく、
「家庭や職場で分煙を工夫すべきだ」。
肺腺がんは、主に肺の奥にできるがんで、女性の肺がんでは最も多い。
妻(40-69歳)がたばこを吸わない夫婦約2万8000組を対象に、
平均13年間追跡調査。
追跡調査期間中に肺がんと診断された妻は109人で、
うち82人が肺腺がん。
夫が喫煙者の場合に妻が肺腺がんになる危険は、
夫が非喫煙者の場合の2倍、夫がかつて喫煙者だった場合も同1・5倍。
夫の喫煙本数別でみると、
1日に20本未満の場合は吸わない場合に比べ1・7倍、
20本以上は同2・2倍と、本数が多いほど妻が肺腺がんになる危険が高い。
82人の約4割は、夫からの受動喫煙が原因と推定。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=64219
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