2008年2月6日水曜日

脂っこい食事でも平気? 神戸大、肥満遺伝子特定

(共同通信社 2008年1月21日)

脂肪分が多い食事をした時に働いて、細胞内に脂肪をため込むのを
促す作用がある遺伝子を、神戸大の春日雅人教授らが
マウス実験で特定し、ネイチャーメディシン電子版に発表。

この遺伝子の働きを抑えると、
マウスに脂っこい餌を与えてもあまり太らなかった。
春日教授は、「人に応用できれば、新たな肥満治療薬につながるかもしれない」。

春日教授らは、内臓肥満の主な原因となる白色脂肪細胞で、
インスリン伝達にかかわるDok1と呼ばれる遺伝子が
肥満時に強く働いているのに着目。

Dok1が別の肥満関連遺伝子に働き掛け、
脂肪細胞内に脂肪をため込むのを促進する作用があることを確かめた。

Dok1が働かないようにしたマウスと正常なマウスで比較すると、
通常の食事では太り方に差がないが、
脂肪分が多い食事を与えた場合、
Dok1が働かないマウスの体重が20%以上軽くなった。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=66148

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