2008年2月5日火曜日

女性は閉経時のストレスを歩いて減らせる可能性あり

(WebMD 1月3日)

身体を動かして、もう一度元気になろう。
女性が閉経に移行する時のストレスを減らせるのである。
閉経前、閉経期、および閉経後の女性のストレスと身体活動に関する
新規研究の最も重要な知見は次のとおり。

1)身体活動度の高い女性は、活動度の低い女性よりもストレスが少ない。
2)閉経後、身体活動度の高い女性は活動度の低い女性よりもストレス、
不安および抑うつが少ない。
3)研究者らの助言:活動的な人はその調子で続けよう。

活動的でない人はこれから始めよう。

テンプル大学のDeborah Nelsonらは、
「閉経移行期および閉経後の身体活動を維持または増やすことが、
不安、ストレス、抑うつを含む多様な精神的症状の軽減に役立つ可能性を示唆」

Nelson博士のチームは、380例の女性について8年間研究を行った。
研究開始時の女性の平均年齢は、42歳。
研究開始時には、被験者の女性は閉経前。
研究期間中に、被験者は血液検体を提供し、ストレス、不安、抑うつ、
更年期症状(のぼせ、膣の乾燥、または性欲減退など)を10回報告し、
2年おきに身体活動度を記録。
激しい運動から、ほんの少しの活動(本人が運動とみなさないような、
階段を上ることや数街区歩くこと)も、すべて計算に入れた。
研究終了時までに、20%の女性が閉経に達し(1年以上月経なし)、
18%が閉経に近かった。
一部の女性は、他の女性よりも活動度が高かった。

燃焼カロリーを、1時間に4マイル(6.4km)のペースのウォーキングに換算。
1)活動度が最も高い女性は、1.5時間のウォーキングを週5回
2)活動度が中程度の女性は、38分間のウォーキングを週5回
3)活動度が最も低い女性は、16分間のウォーキングを週5回
身体活動は、ストレス管理の点で良い結果を生んだ。

活動度が最も高い群および中程度の群の女性は、
活動度が最も低い女性よりも、ストレスが少なかった。
閉経後、身体活動によって不安、抑うつも減少。
身体活動は、女性ののぼせ、他の閉経期の身体症状には影響しない。

Nelson, D. Medicine & Science in Sports & Exercise, Dec. 4, 2007; advance online edition.

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=66169

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