2008年2月19日火曜日

健康ナビ:マラソンの後、足のつめが黒くなります。どうすればよい?

(毎日 2月15日)

高田整形外科病院の小嵐正治医師は、
「足先が靴にあたって圧迫されるのが原因」。
つめが黒くなるのは、つめの裏の「爪床」という組織の毛細血管が壊れ、
つめとの間に血がたまるため。

対策としてまず、つめが靴で圧迫を受けないよう、
足先に1センチぐらい余裕のある靴を選ぶ。
走行中にひもがゆるんだら、早めに締め直す。
特に、下り坂の場合、足が前に滑り出て足先が靴に当たるので要注意。
結ぶ部分だけ締めるのではなく、下の方から引っ張り上げることが大切。

つめが黒くなった場合、たまった血の圧力で、つめがはがれることがある。
走っている最中にはがれているのに、レース後に気付く場合が多い。
少しでもくっついていれば無理にとらず、
ばんそうこうでとめておいた方が回復が早い。
はがれなくても、強い痛みを感じることもある。
その場合、外科か整形外科で血を抜くと楽になる。
注射針などで穴を開けるだけの安全な処置。
つめが黒くなっても、痛みがなければ翌日からでも走って構わない。

ランニングなどの専門店「アスリートクラブ」の三宅秀敏さんは、
「靴の中で足が横ぶれすることが原因の場合もある」。

着地のときにかかとから入り、外側を通って親指に抜ける
「足圧中心軌跡」を描くのが理想的な走り方。
しかし、骨格や筋肉の付き方などで、親指に抜ける前に外側にぶれる
走り方になっていると、無意識のうちにつめを立て、つめが黒くなる。
自分に合った中敷きを作ると(同店では8925円~)、
足にかかる圧力が分散されて正常な走り方になり、
横ぶれを防げるという。

http://mainichi.jp/life/health/news/20080215ddm013100174000c.html

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