(朝日 2008年02月17日)
青と白ではどちらが有利か――
柔道の国際大会で選手が着る柔道着について、
青色の方が勝率が高いとの説を覆し、色の違いの差はないとする結果を、
英グラスゴー大の研究チームが英王立協会の紀要に発表。
格闘技の着衣や防具の色をめぐっては、複数の別の研究チームが、
アテネ五輪(04年)などの結果から、色による勝率の差を指摘。
例えば、柔道では白色より青色の方が勝率が高いとされ、
青色と赤色に分かれて対戦するアマチュアレスリングやボクシングでは
赤色が有利とする説。
理由は不明だが、青や赤は相手に威嚇的な印象を与えるという見方や、
白はよく目立つために動きが読まれやすいといった理由。
グラスゴー大のチームは、96~05年に行われた柔道の世界選手権や
オリンピックのうち、シード選手が青色の柔道着を着る慣例があり、
勝率に偏りが生じかねない試合を除外。
決勝戦のみ、501試合を選んで分析した結果、
青の勝率は50.7%で白とほぼ同じ。
http://www.asahi.com/science/update/0217/TKY200802170164.html
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