(東海新報 8月5日)
陸前高田市各種女性団体連絡会(村上末子会長)主催の
合併間題を考える市民の集い。
大船渡市との先行合併間題について、
陸前高田市議会(西條廣議長、議員20人)の議員一人ひとりから
考えを聴取。出席した議員16人のうち、推進派と慎重派がほぼ同数、
市民からは「議員には、もっと市民の声を聞く機会を設けてほしい。
あまりにも動きが遅い」
会場には、市民と市議ら約150人が出席。
村上会長は、「合併問題をめぐり、市は市政懇談会を開催したばかり、
有権者の3・7%ほどの出席率で、男性が多い。
その中で出された意見が市民の総意かというと疑問であり、
男女共同参画の時代を迎え、より多くの人の生の声を
市議会議員に聞いてほしいと企画。有意義な集いに」
西條議長は、「議員は全体の奉仕者であり、市民の代弁者として
声なき声に耳を傾け、今後の議員活動にいかしていきたい」
市内有志が大船渡市との合併協議会設置に向け、
中里長門市長に直接請求、
中里市長が甘竹勝郎大船渡市長を訪ねて、
合併協設置を市議会に付議するかどうか意見照会。
今後、甘竹市長が「付議する」と回答すれば、
気仙両市議会で設置案件が審議されることに。
出席した議員16人から、大船渡市との先行合併の意見を聞いた。
推進の議員から、「市町村合併はまちづくりの手段であり、
今後のまちづくりを考える機会にすべき」、
「少子高齢化による税収減など、今後も単独市でやっていけるか」、
「合併協設置イコール合併ではなく、協議しながら地域づくりの検討を」、
「地域活性化のためにも合併協での協議が必要」といった意見。
慎重の議員から、「広域連携を進める上で、現在の広域連合で十分では」、
「住田町を除いた先行合併は疑問」、
「気仙三市町に溝をつくってはいけない」、
「すでに合併した地域の検証を行うことが先決、拙速な合併は避けるべき」
いずれの議員も「気仙は一つ」を強調、合併の是非については、
「市民の合意が必要」との考えで一致。
共通して市民の意見に耳を傾けていく姿勢。
市民からは、「大船渡市民の中には、『気仙の中心地は大船渡市』
といった考えが。平等な立場で合併問題を話し合っていけるのか」。
議員は、「大船渡市の高飛車な態度が、これまでの合併協議を
阻害してきた一因]。
「子どもは希望そのもの。どのようなまちづくりをしていけばいいか。
合併問題よりも、子どもを安全安心に育てるまちづくりを考えてほしい」、
「合併して、『三陸市』の名称で名産品販売を」、
「合併によって市民生活の負担が増すようであれば損、
そのようなことにならないよう検討を」、
「合併問題に、市民はメリットやデメリットを十分理解していない。
何か詳しい資料などの公表を」
市民から、「議員は今後も市民から話を聞いていくというが、
どのように聞いていくのか。動きが遅すぎる」
西條議長は、「これから市民との話し合いのために足を運び、
メリットやデメリットを説明していきたい」
村上会長は、「合併問題や市政課題に、
女性や市民がもっと参画できるような機会がほしい」。
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