(毎日 1月7日)
今年も年末年始に、駅伝、サッカー、ラグビー、アメフットなど、
各地でスポーツの熱戦が繰り広げられた。
アスリートのパフォーマンスの素晴らしさは、
たくさんの人々に感動と驚きを与えたことだろう。
その一方で、つかの間の正月休みに身を委ねたアスリートも多い。
家庭の中で家族と、故郷に戻り旧友たちと、戦いのことはしばし忘れて
おいしいものを存分に楽しんだことだろう。
しかし、夜更かしや朝食抜きなどでハメをはずした期間は、
体のリズムを静かに狂わせる。
ビルドアップしてきたアスリートの体というのは、それほど敏感。
また、食べ方のリズムが狂うと取る栄養素にも偏りがでてくる。
この時、自分の癖がでやすいのだ。
まず、塩分・糖分の過剰になりやすい。
そして、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの必要なものが不足。
さあ。どうするか?
反省はしなくてもいい。
すでに新しい年を迎えているのだ。
一度リセットしたつもりで、前を向いて新しい行動を起こしてほしい。
失ったリズムは、朝からこまめに体を動かし、
確かな空腹感を取り戻すことからはじめよう。
そして、水を飲もう。
濃い味に慣れすぎた舌に健全な感覚を取り戻すためには、
お茶やコーヒーよりも水を補給し、舌の感覚を研ぎ澄まそう。
食べない時間をしっかり作り、味付けを薄味にし、
甘いものを食べることを一時やめてみる。
リセットしてみれば、アスリートの体はきっと再起動できる。
アスリートの体は、年末年始のハメはずしくらいで
崩れ去ってしまうほどヤワじゃない。
http://mainichi.jp/life/health/chie/news/20080107ddf035050025000c.html
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