(朝日 2008年01月16日)
歩いているサルの脳活動を読み取り、
その動きをロボットで再現する実験が成功。
米国にいるサルと日本のヒト型ロボットを、インターネットで結んで行った。
脳情報によって、ヒト型ロボットがリアルタイムで動いたのは世界初。
脳梗塞や脊髄損傷で歩けなくなった人々の機能回復などにつながる技術。
米デューク大学(研究リーダー:ゴードン・チェン氏)と
国際電気通信基礎技術研究所(ATR=京都府精華町)が実験。
動くベルトの上を歩くように訓練したサルから、
脳の電気信号を読み取り、つま先の位置を計算。
デューク大学からATRにあるヒト型ロボット「CBi」に情報を送り、
リアルタイムで動かした。
CBiは、脳情報で動くように開発した新型ロボット。
身長155センチ、重さ85キロで51個の関節を持ち、油圧で動く。
研究総括の川人光男ATR脳情報研究所長は、
「人間の脳の情報によって、ヒト型ロボットを制御する実験を5年以内に行いたい」。
http://www.asahi.com/science/update/0115/OSK200801150077.html
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