(毎日 1月5日)
愛媛大大学院医学系研究科視機能外科学(眼科)の大橋裕一教授(57)、
山口昌彦助教(43)らのグループが、目が乾いて不快感を生じる
「ドライアイ」の自動診断装置(TSAS)を国内で初めて開発。
診断が出るまで5分以上かかった従来の方法に比べ、
時間も10秒以内に短縮。
現在は約8割の精度で診断でき、
山口助教は「精度を上げて時間も短縮したい」。
従来の診断法は、ろ紙を目に挟むなど患者の苦痛を伴ったり、
目に触れない場合でも医師の主観が入るなどの課題。
グループは、角膜の形を測定する既存の装置に新開発のソフトウエアを導入。
角膜上に広がる涙の層が薄くなって拡散する様子を測定することで、
ドライアイかどうかを判定できるようにした。
自動式のため、医師以外の検査員でも扱える。
装置は、名古屋市の医療機器メーカー「トーメーコーポレーション」と
共同開発し、同社が昨年11月から販売。
京都府立医科大大学院の横井則彦准教授=視覚機能再生外科学=は、
「ドライアイの患者は、全国で推定800万~1000万人。
実際に使ってみたが、改良が進めば確固たる診断法になりそう」。
http://mainichi.jp/select/science/news/20080105k0000m040115000c.html
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