(共同通信社 2008年7月10日)
仕事か余暇かにかかわらず、体をよく動かす人は、
そうでない人より、がんになりにくいことが
厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)
の疫学調査で明らかに。
男性は大腸、肝臓、膵臓のがんで、女性では胃がんでそうした傾向。
詳しい原因は解明されていないが、研究班は、運動で肥満が改善されたり、
免疫機能が高まったりすることなどが関係しているのではないか、と推測。
調査は、岩手から沖縄まで9府県の45~74歳の男女約8万人を、
約8年にわたり追跡。期間中に、約4300人が何らかのがんにかかった。
激しいスポーツをした時間や、歩いたり立ったりした時間、
睡眠時間などをアンケートし、対象者の平均身体活動量を算出。
その量の多さによって、4グループに分け、がんとの関連を分析。
その結果、身体活動量が最多のグループは最少グループに比べ、
がんになるリスクが男性で13%、女性で16%低かった。
研究班は同様の疫学調査で、体をよく動かす人は死亡リスクが低いとの
研究も6月に発表。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=77160
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