(共同通信社 2008年8月11日)
選手の競技寿命が延び、
北京五輪の日本選手は30代以上が約5分の1。
バレーボール男子を、4大会ぶりの五輪に導いた
38歳の荻野正二主将(サントリー)は、
「体力で負けたとしても、引き出しの多さ、精神面で負けない。
自分は、まだ20代のつもり」とプライドをにじませた。
36歳で、4度目の五輪となる陸上男子短距離の朝原宣治(大阪ガス)は、
「おっさんにはきつい」とレース後に軽口をたたくが、存在感は衰えない。
5度目の五輪で、3連覇と「ママでも金」に挑む
柔道女子の谷亮子(トヨタ自動車)は32歳で優勝すれば、
日本柔道で初の30代金メダリスト。
ベテランが競技力を維持できる背景には、練習環境の充実がある。
国立スポーツ科学センターには、医科学や心理学、栄養学の
専門スタッフが常駐。
スポーツ界悲願の強化拠点、ナショナルトレーニングセンターも完成。
ホッケー女子で、37歳の加藤明美主将(HANNO)は、
「けがの治療やリハビリ技術が、10年前と比べものにならない」。
一流選手には協賛企業が付き、最新の練習方法や体の手入れに
投資できる環境もある。
1992年バルセロナ五輪で14歳の岩崎恭子が金メダルを獲得した
日本の競泳は、かつて10代でピークを迎える選手が多かったが、
最近は社会人で活躍する選手も増えた。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=78506
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