(東京オリンピック招致 2008,07,01)
筑波大学で「五輪講座」が開かれ、東京オリンピック・パラリンピック
招致委員会副会長の竹田恆和日本オリンピック委員会会長が、
2016年オリンピック・パラリンピック招致について講義。
2003年を皮切りに、今年8回目を迎えた五輪講座は、
国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長から初回に、
“世界の大学でも、前例のない先駆的なオリンピック教育”
として称賛され、国内外から高く評価。
今回の主要テーマは、「オリンピックに対するアジアの貢献」。
オリンピズム、オリンピックムーブメントの発展に、アジアの国や地域、
大会開催地などが、どのように貢献してきたか。
竹田副会長は、日本の戦後復興と1964年の東京オリンピックに触れ、
「焼け野原になった東京が20年も経たないうちに、
世界最高かつ最大のスポーツの祭典オリンピックを開催し、成功を収めた。
私は当時高校2年生だったが、そのことを誇りに思い、自信を持った。
時代を担う子どもたちにも、同じ体験をしてほしい」、
2016年開催を目指す東京オリンピック・パラリンピック招致プランについて、
次のように説明。
「日本人は世界の中でも、特にオリンピックが好き。
アテネオリンピックで、国民一人あたりのテレビ平均視聴時間は、
日本が飛び抜けて高かった。
北京オリンピックの8年後のため、
2016年の東京オリンピック招致に対する支持率は伸び悩んだが、
立候補都市選定でトップの評価を受けた今、支持率は70%超。
オリンピック招致の意義を、より多くの方に理解していただき、
さらに支持率を上げていかなければいけない」
オリンピック招致には国の財政保証が不可欠なこと、
2009年10月2日のIOC総会で開催都市が決まること、
大怪我をおしてミュンヘンオリンピックの馬術に出場したエピソードなどを披露、
「出場を断念しなくてはならないような状況だったが、
人々の温かい愛情に支えられて、なんとかオリンピックに出られた。
そのことは一生忘れられない」。
竹田副会長の五輪講座を熱心に聞き入っていた学生から。
・日本の環境技術や交通施設の整備は、世界に誇るもの。
長所を、もっとアピールしていくべき
・オリンピック招致に成功すれば、日本は誇りを取り戻せる
・東京の招致活動について冷めていたが、
今日の講義で開催してほしいと強く思った
・日本だからできるオリンピックについてもっと世間に広めてほしい
1894年の近代オリンピック復興決議を記念した
オリンピックデーに行われた今回の講義では、
オリンピックムーブメントの改革と発展に対する功績が評価。
2006年10月に筑波大学の名誉博士号が授与された
ロゲ会長の記念講演と同じ、「大学会館国際会議室」を使用。
http://www.tokyo2016.or.jp/jp/news/2008/07/2016_7.html
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