2008年7月11日金曜日

エコな大学を学生の手で 岩手大農学部チーム

(岩手日報 6月30日)

岩手大(藤井克己学長)農学部は、構内環境整備に向け
「ECOキャンパスプロジェクト」を本年度からスタート。
大学生の「グリーンサポーター」が、ハンギングバスケットの製作や
水やり、除草に取り組んでいる。

学生たちは、「自然豊かなキャンパスを自分たちで守っていこう」と、
身近な実践を通し環境意識を高めている。

「ECOキャンパスプロジェクト」チームは、
農学部の学生や教職員で構成。
登録制の「グリーンサポーター」には、学生17人が参加、
講義の空き時間に、交代でハンギングバスケットの水やりを行っている。

ハンギングバスケットは、6月に大学正門前などに9個設置。
卒業生で、ハンギングバスケット協会県支部長の吉川三枝子さんの
指導を受け、学生が作った。

除草は、これまで外部に発注していたが、経費面で回数も限られ、
雑草が「伸び放題」。
4月からは3週間に1度、学生が機械を操作し除草。

農学部棟玄関前の小道にも、クリスマスローズやギボウシを植えて整備。
学部棟南側の壁には、ヘチマやアサガオで「緑のカーテン」を設置。
冷暖房への木質バイオマス燃料や太陽光発電の導入なども検討。

大学院農業生命科学専攻の佐々木真由紀さんと山影陽子さんは、
「学校の役に立つことができてうれしい。
もともと興味があった『エコ』が身近になった」。

プロジェクトの代表を務める吉川信幸農学部教授は、
岩手大のキャンパスは、市民も散策に訪れる憩いの場。
身近な実践を通し、大学全体に環境意識を広げていきたい」。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080630_6

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