(朝日 2008年8月25日)
米ペンシルベニア州にあるモネル化学感覚センターのチームが、
カルシウムを味わうための遺伝子をマウスで確かめ、米化学会で発表。
「カルシウム味」が、第6の基本味である可能性も。
遺伝的に系統が異なる40種類のマウスに、
カルシウムを含む溶液を飲ませたところ、多くが飲むのを嫌うなか、
がぶ飲みする系統が見つかった。
遺伝子を比較した結果、カルシウムを味わうのに使う
二つの遺伝子が特定。
人間の舌は、甘み、塩味、酸味、苦み、うまみという五つの基本味を感知。
マウスの遺伝子に似たものは、人間にもあることから、
研究チームは「カルシウム味」が基本味の一つである可能性もある。
研究チームのマイケル・トルドフ博士は、
「カルシウム味は、苦みに酸味が少し加わったようなもの。
適切に表現する言葉はなく、『カルシウムっぽい』としかいいようがない」。
http://www.asahi.com/science/update/0825/TKY200808250043.html
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