2008年8月24日日曜日

地球温暖化でアレルギーと喘息が増加

(WebMD 2008年8月14日)

地球温暖化が喘息患者とアレルギー患者の脅威となる。
『Journal of Allergy and Clinical Immunology』9月号に掲載された
レビューでは、次のような予測。

1)アレルギーの流行期の状況が悪化。
気候が温暖になるということは、春の開花が早まり、
ブタクサやヨモギといった秋のアレルゲンの飛散期が長くなる。
温暖化とは、植物や花粉が増えること。

2)喘息の主要条件。
大気汚染が進み、オゾンが増え、山火事が多くなると、
大気質が低下して喘息が悪化する。
アレルギーや喘息のある患者では、「病気が悪化するリスクが高まり、
症状を訴える日が増え、QOL(生活の質)が低下する」、
温暖化によりアレルギーや喘息の発症が増える可能性があると、
ノースカロライナ大学公衆衛生学部のKatherine Sheaらは述べている。

米環境保護庁の報告では、地球温暖化により生じる可能性のある
健康リスクの一覧に喘息が掲載。
Shea博士らは、日々の大気質報告と花粉数の調べ方や解釈の仕方を、
医師が患者に教えることを提言。
「気候変動課題を検討する中枢施設で、ヒトの健康を守るために活動する
支持者(champion)を、世界中から集める必要がある」

自転車の使用、徒歩での移動、公共輸送機関の使用、
地元で取れた青果物の摂取や肉食の制限が、
ヒトの健康だけでなく気候にも良いことを指摘。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY&categoryId=580&articleLang=ja&articleId=78606

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