2008年8月24日日曜日

脳細胞がロボット制御 英チーム、ラットで成功

(共同通信社 2008年8月14日)

培養したラットの脳細胞が出す電気信号で、
小型ロボットを障害物にぶつからないように動かす実験に成功したと、
英レディング大の研究チームが発表。

人間やコンピューターからの指示は一切なかった。
脳の発達や記憶の仕組みの解明に役立つほか、
生体の脳で機械を直接制御する技術として注目。

チームによると、ラットの胎児から脳細胞を採取して、
酵素でばらばらにし、約60の電極が付いた小さな容器に入れて培養。
脳細胞が成長して出すようになった電気信号を、
円筒形の二輪走行ロボットに無線で送り、ロボットを動かした。

ロボットには、超音波センサーを搭載。
障害物に近づくと、特別な刺激が脳細胞側に送られるようにした。
ロボットは、最初は障害物に衝突を繰り返したが、
そのうち"学習"して衝突を回避。

「培養した脳で、ロボットを動かした最初の例」。
さまざまな刺激を与えて、特定の動きをさせるよう訓練する。

http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=78597

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