(読売 9月13日)
胃から分泌されるグレリンという食欲増進ホルモンが、
急性心筋梗塞の症状を改善することを、
国立循環器病センターの研究チームがラットの実験で確認。
国内では、年間約4~5万人が急性心筋梗塞で死亡、
治療薬開発への応用が期待される。
研究チームは、ラット26匹に心筋梗塞を起こさせ、
グレリンを注射した群と、しない群とに分けて比較。
その結果、注射したラットは、6時間後に10匹が生存し、
不整脈もほぼゼロだったが、注射しないラットは不整脈が頻繁に起き、
3匹しか生き残らなかった。
グレリンには、不整脈を引き起こす心臓の交感神経を
鎮静化させる働きがあるらしい。
岸本一郎医長は、「グレリンはもともと体内にある物質で、
心筋梗塞の有効な治療薬になる可能性がある」。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080913-OYT1T00366.htm
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