(読売 9月13日)
教師の在り方について、読者も様々な立場で考える。
「長年、同じ指導をしていると、気づかなくなることが多いが、
何歳になっても変わることはできる。
今回の一連の記事を教育現場に送ってほしい。
同じ職業で輝いている方がたくさんいる、ということが励みになる」
こんな感想を寄せたのは、東京都内の自宅でピアノなどを教える女性(38)。
小学生の母親で、「輝いている教師が、我が子の先生でないことが悲しい。
自らを顧みることで、生徒の目線に立って授業をしている教師は
一体どのくらいいるのでしょうか」
学校の教師と立場は違うものの、教育をするという点では共通する職業。
「子供が能動的に受けられる授業をすることで、
やる気の出る子はたくさんいる。
人を教える職業に就いたのなら、教えた事が出来るようになることより、
やる気を起こさせることを先にするのが大事」
大阪府内の元養護教諭の女性(73)は、
「『子供の心をじっくり聞く』、『一緒に考え心を育てる』。
これこそが、学校教育の中で軽視されてきた」。
学び直すことで、教え方を劇的に変えた教師たちの記事に対し、
保健室で子供たちを見続けてきた人の感想。
地域住民とともに授業を作る教師の記事(8月27日付)には、
世代を超えた共感の声が上がった。
京都市内の高校3年生の女子生徒は、
「学校と地域が身近なものだと教えられた。自分の学校でも、
地域の方が来て授業をしてくださったのを思い出し、
学校には地域や保護者の力が必要だと気づいた」。
教育関連の仕事に就くことを希望。
大阪市内の女性(84)は、「いいなあ」と自分の母校の小学校に
思いをはせ、「地域とのきずなが深ければ、良い卒業生が多くなる」。
この記事では、登場した教師にも、知人からメールで反響が相次いだ。
東京都内の高校教師から、「学校が地域の宝物になるようにという発想は、
学校の中だけで働いてる教員、特に高校の教員にはわからないかも。
自分もこの夏休みから、週1回、野球部の生徒を連れて、
通学路のゴミ拾いを始めた。
地域に愛される野球部になれるよう、地道に頑張る」。
小学校教員出身の教育委員会職員は、
「改めて、教師が地域とつながることの大切さを感じた。
学校と地域の連携とは、教師と地域の人が具体的場面を通じてつながること。
仕組みづくりが先行して、中身が薄い連携にならないよう、
管理職は運営に工夫を施す必要がある」
部活動の活性化について、研究しようとしている宮城県の教師の記事
(8月29日付)には、「読んでうれしくなった。生徒たちも、
地震の被災に負けずに頑張ってほしい」という激励のメールが届いた。
教師からは、改めて多忙さを訴えるファクスやメールが複数送られてきた。
研究が身を結ぶことを祈りたい。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080913-OYT8T00191.htm
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