2008年10月1日水曜日

県人トレーナー活躍 藤沢出身の菅原さん

(岩手日報 9月26日)

藤沢町出身の菅原賢さん(32)=東京都板橋区在住=は、
ゴルフのパーソナルトレーナーとして活躍。
2007年は、上田桃子選手を担当し、最年少賞金女王に導いた。
10月には、一般のゴルファーにも取り組める効果的なトレーニングを
紹介する著書を出版、「現代の健康志向に応える生涯スポーツとして広めたい」
とプレー人口拡大にも積極的だ。

菅原さんは藤沢高を卒業後、東京法科学院スポーツビジネス学科で学んだ。
昨年7月から、東京・四谷のゴルフ専門の会員制フィットネスクラブ
「トータルゴルフフィットネス」代表を務めている。

ゴルファーを担当するのは02年1月、故障に悩む今野康晴選手と
トレーナー契約したのが始まり。
今野選手は、01年に賞金ランキング93位だったが、05年には2位に浮上。
「無名選手をトップに育てる、夢がある分野」とやりがいを知った。

06年末には、上田選手から「年間3勝したい」として依頼。
最初は、「大物になる」と直感した半面、
「体の硬さ、筋力不足が目に付いた」。

徹底した下半身強化に取り組み、ツアーにも帯同してサポートした結果、
07年に当時21歳で最年少賞金女王に輝いた。

中でも「思い出深い」と振り返るのは、7月の静岡県での大会。
開幕前日、体の締まりが甘い-と判断、急きょハードな走り込みを課した。
疲労を嫌う上田プロは、疑心暗鬼で取り組み、
実際に筋肉痛を抱えて臨んだ本番だったが、接戦を制して優勝を果たした。

多くの選手と接した経験から、「飛距離が伸びない」、「腰が痛む」など
さまざまな悩みが体づくりに起因することを発見。

10月1日には、筋力や柔軟性、バランスを養うトレーニング法を収めた
著書「ゴルフボディの作り方」(税別1400円)を出版。

現在は、慶応大ゴルフ部のフィジカルコーチを務めるなど、
一般ゴルファーの指導にも力を注ぐ菅原さん。
「ゴルフは、高齢になっても楽しめ、研究を重ねるほど奥深さが分かる
魅力的なスポーツ。多くの人の健康づくりに取り入れられればいい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080926_15

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