(毎日 7月4日)
カルシウム不足の女性は、腰椎骨折を起こす危険性が最大で2倍に
高まることが、厚生労働省研究班の疫学調査で分かった。
カルシウム不足は、骨粗しょう症のリスクを上げることは知られているが、
実際に骨折の危険性も高めていることが裏付け。
研究班は、90年から4年間、全国の男女約7万6000人(40~69歳)の
カルシウム摂取量を調査。
その後の10年間の追跡から、交通事故などを除き364人が
腰椎骨折していたことが判明。
摂取量を4群に分けると、女性では最も少ない群(1日350mg未満)の
骨折率は、最も多い群(同700mg以上)に比べ、2・1倍も高い。
男性では関連性が見られなかった。
男性の方が、骨密度が高いためとみられる。
30~60代の日本人女性の摂取目安量は、1日600~700mg。
中村和利・新潟大准教授(予防医学・疫学)は、
「日本人は、乳製品を多くとる欧米人に比べ、カルシウム摂取量が少ない。
骨折防止のために、若いうちから意識してとってほしい」。
http://mainichi.jp/life/health/archive/news/2008/07/20080704ddm013100193000c.html
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