2008年7月23日水曜日

心筋梗塞:15年で2倍 都市部の中高年男性、ご注意 外食、ストレス増え

(毎日 7月6日)

都市部の働き盛りの男性で、心筋梗塞の発生率が80年代末からの
約15年間で、2倍以上に増えたことが、
大阪府立健康科学センターの疫学調査で分かった。
都市部の女性や農村部の男女に増加傾向はなかった。

心筋梗塞は、ストレスのかかる管理職に多い病気とされるが、
都市部で広く中高年男性に増えている実態が浮き彫りに。
性別や居住地に応じた健康対策が求められそう。

人口や産業形態などから、都市部の代表に大阪府八尾市の一地区、
農村部の代表に秋田県井川町を選び、64~03年の40年間の住民
延べ約16万人の健診データを解析。

その結果、都市部の中高年(40~69歳)の男性で
心筋梗塞を発症したのは、88~95年の8年間で人口10万人当たり56人、
96~03年の8年間では2・3倍の同127人。

心筋梗塞の危険因子の喫煙率は、地域や性別などに関係なく
横ばいまたは減少。
都市部の中高年男性では、別の危険因子である総コレステロール値や
肥満度の目安の体格指数(BMI)が5~7%悪化、発症の危険性が高い。

センターの北村明彦医師(循環器疫学)は、
「外食を取る機会の多い都市部の中高年男性は、食環境の欧米化に伴い、
脂肪分や高カロリーの食材を取りやすい。
労働環境が厳しくなり、ストレスも高まっている」

http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2008/07/06/20080706ddm041040081000c.html

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